SS ONE 里村茜 不安と安堵
「浩平のを……奥に、身体の一番奥に感じますぅっ♡♡」
4月下旬平日の午後3時過ぎ。20歳の女子大生里村茜は恋人である折原浩平のペニスを膣の一番深くまで受け入れながら快楽と安ど感に耽っていた。
「茜は俺がまた永遠の世界に旅立ってしまうんじゃないかって不安になったんだな」
浩平はゆっくりとして大きなピストンを繰り返しながら茜の行動の意味を紐解いていた。
急な呼び出しだった。というか、突然の訪問予告だった。
浩平の認識では茜は大学の授業がまだ続いている筈だった。
永遠の世界に一年旅立っていた為に高校の卒業が1年遅れた。元々勉強はできない方だったので、やっとの思いで卒業はできても、茜と同じ大学には受からずに浪人。
来年こそ恋人と同じ大学に行こうと一応は机に向かって勉強していたところで『今から部屋に行きます』だった。
5分後には茜は浩平の部屋に着いていた。大学の授業を途中で抜け出して浩平の部屋に向かったのは疑いようがなかった。そして彼女は服を脱ぎながら言った。
『今すぐいっぱい抱いてください』
言い終える頃には下着も脱ぎ終えて裸になっていた。
そして現在に至る。
「…………浩平は私という恋人がいたにも拘わらず永遠の世界に旅立ってしまいました。しかも1年間もです。音沙汰も全くなしで、私がどれだけ辛い思いをしたと思っているのですか? あぁあああああああぁっ♡」
茜はセックスで感じながら浩平に不満を述べていた。
「だから、それは俺が全面的に悪かったって。でも、もう約束はない。俺が永遠の世界に行くことは二度とないよ」
「それは、そうなのだと私も思いたいのですが……あぁああああああああぁっ♡ だけど、最初に旅立った時だって浩平の本意ではなかった筈です。だから、心配で……あぁああああああああぁっ♡」
全身を揺らしながら喘ぐ茜は快楽と不安の両方を同時に深く味わっていた。
茜がこうして不安に陥ってしまうのは今回が初めてではなかった。
理屈では浩平が二度と永遠の世界に旅立たないことは理解している。けれど、永遠の世界自体が理屈で説明できる現象というか場所ではない。何がきっかけで再び浩平を連れて行ってしまうのか誰にも断言はできない。
だから、不意に時々不安に陥ってしまう。強い不安を感じた時は、浩平の元を訪れて肌を重ねる。それが茜にとっての一番の特効薬、安心感を得る為の方法になっていた。
「こんな可愛い恋人がエロいことさせてくれるんだ。何もないあの世界に今更戻れるかってんだ」
「…………えっちだったら、浩平が旅立つ前にさせてあげたじゃないですか。私の初めてを奪ってすぐにいなくなっちゃって……ふぁああああああああぁっ♡」
茜の膣は激しく収縮を繰り返して浩平のペニスを締め付けている。
彼女の身体は浩平とのセックスに慣れ親しんでよく感じる様になっていた。
最愛の人とセックスできること。そのセックスで快楽をいっぱいに覚えられること。人間関係に淡白な茜にとって、人との繋がりを、その喜びを最も強く感じる瞬間だった。
「だからもういなくなったりしない。一生茜の側にいる。だから、俺を信じて安心してくれ」
「言質……取りましたからね♡」
茜は浩平を見つめながらニコッと笑ってみせた。
その瞬間、浩平を締め付ける膣の圧力がこれまで以上のものになった。
「うぉっ!? うぉおおおおおおおおおおおぉっ!」
浩平は強い刺激に溜まらず、茜の子宮に向かって溜まった精液を吐き出した。
「…………浩平を、いっぱい、熱く、感じますぅうううううううううぅっ♡」
子宮で浩平の愛を受け止めながら茜は全身を激しく仰け反らせて幸福感で胸を満たしたのだった。
「浩平、幸せにしてもらいますからね♡」
「へいへい。その為に俺はこっちに帰って来たんだから任せておけって」
「じゃあ、まずは来年の春には同じ大学に通えるように勉強、頑張ってください」
「勉強していたらいきなり押し掛けてきたのは茜の方なんだが……」
「私との愛情を確かめ合う為の時間は別腹です。代わりにテレビをだらだら見るのを止めたり、朝寝坊は止めて頑張ってください」
「…………尻に敷かれる未来は確定だな」
浩平の隣に寝る茜は愛しい恋人を見ながら優しく微笑んでみせたのだった。