SS かぐや様 白銀圭 GWの予定
「おにぃ、GWの予定はどうなってるの?」
4月末の土曜日の昼過ぎ。
生徒会の用事を終えて帰宅したJC妹妻である白銀圭は兄夫である白銀御行に連休の予定を尋ねた。望んだ答えは得られないであろうと思いながら。
「バイト」
御行の返答はごく短いものだった
「だよね」
予想した通りの返答に、圭は目を瞑りながら即答してみせた。
「俺たちは兄妹とはいえ、今は正式な夫婦。本来であれば連休を利用して行楽に出かけるのが筋だというのは分かっている。だが……金がない」
「よく知ってる」
兄妹夫婦は揃って首を項垂れてみせた。
「GWに遊びに行くと、普段よりも相場が高いので消費が激しい。一方で、臨時、単発バイトは時給が高い。このビッグウェーブには乗るしかないだろ」
「おにぃの場合には暇があれば働いてると思うけど……」
圭は御行がワーカーホリックであることをよく知っていた。兄夫は長生きできないのではないかと心配というかある種諦めモードの域に達している。
「だから、GWは行楽には出掛けない。代わりに……帰宅時にはお家デートだっ!」
「まあ、そうなるよね」
圭は再び軽くため息を吐いた。
最初に想定していた結論に落ち着いた。
家でのデートも出なかったら怒るところだったが、兄夫も既婚者となって多少はズボラが直っていた。
「というわけで圭ちゃん。バイトに出掛けるまでの2時間。早速デートするぞ」
「2時間って……えっちしようってことでしょ」
御行は白い歯を光らせて否定はしなかった。
「デートっぽさを出す為に、着替えてくれないか?」
「着替えるって言ってもコスプレでしょ? えっちする為の」
「否定はしないさ」
「コスプレと呼べる衣装だってほとんど持ってないよ。そんなお金もないし……」
圭は頭を捻らせた。
そして一つの結論に至った。
「じゃあ、ちょっと着替えてくる」
圭は兄夫に秘密にするために一旦浴室に入って服を着替えて再び出てきた。
「どう? 伊地知虹夏さんスタイル♪ 結束バンドTシャツだよ」
圭は黒Tシャツを着て戻ってきた。
「虹夏ちゃんに貰ったヤツだけど、コスプレには変わりないでしょ?」
御行は妹妻の黒Tシャツ姿を目を細めてジッと眺めた。
「その恰好、既視感ありまくりなんだが……」
御行の反応は微妙なものだった。可もなく不可もなく。少なくとも目新しさや非日常感は感じていなかった。
「虹夏さんに何枚も貰ったから。普段家の中で着てるからでしょ」
「コスプレに必要な非日常感がまるでないんだが……」
「妹妻にコスプレさせるだけでなく、その内容まで口を挟んで来るなんて……如何にもおにぃだねえ」
圭は面倒くさそうな表情を浮かべながらもTシャツをその場で脱いでみせた。
シャツの下からは水色のビキニ水着が現れた。
「結束バンドTシャツからのビキニ水着コンボ♪ 事前準備のできなかった私にできる精いっぱいのコスプレ、だよ♪」
圭は布面積の少ない水着姿を兄夫に見せ付けてみせた。
「前にも見たことがある水着ではあるが……部屋の中で着ているのをみると、なんかやたらと興奮するぞっ!」
御行は瞳を輝かせ鼻息を荒くしながら圭に近付くと手を握ってみせた。
「今すぐ圭ちゃんと子作りがしたい」
「おにぃは肌色多めな衣装なら何でも興奮するんでしょ」
「否定はしないさ」
御行は笑いながら圭の乳房を隠しているブラを外してみせた。
「はぁ~♪ 圭ちゃんの生のおっぱいを見るとホッとするんだよなあ。この為に生きてるって言うか」
「言ってることがオヤジ臭いよ。まあ、この世界でおにぃだけが好きに見て良い胸だけど……コスプレで水着着た意味ないじゃん」
圭が赤面していると、御行は妹妻の胸に顔を近付けて額を埋めてみせた。
それからすぐに乳首を音を立てて吸い始めた。
「あっ♡ まったく……おにぃは年上の癖に赤ちゃんみたいなんだから」
「良いじゃないか。生徒会や職場で日々激務に励む俺が、家に帰れば美人妻にバブみを覚えて癒される。いい話じゃないか♪」
「もう……おにぃったら♡」
圭はしばらく御行の好きに任せることにした。頭を優しく撫でてあげながら。
「あぁああああああああぁっ♡ これからバイトなのに……こんなに激しく腰を振って大丈夫なの? ふわぁああああああああああああぁっ♡」
幼な妻は夫とのセックスの快楽と興奮と愛情に酔い痴れていた。
既に何度も達して全身汗だくになりながら御行のモノを体の一番奥深くで受け入れていた。
圭には御行のピストンがいつもより動きが大きく速い様に感じられていた。子宮に受ける刺激がいつもより激しい。
普段よりも深く激しく感じられるので圭としては嬉しい。けれど、御行がこれからバイトに出掛けて肉体的にキツいバイトを行うことを考えれば喜んで良いのか分からなかった。
「セックスは別腹だから大丈夫だ」
「そんな甘い物は別腹みたいな……」
「バイト前の圭ちゃんとのセックスは想定済みだから。その分の体力はちゃんと蓄えてあるんだよ」
「私が尋ねる前からえっちを想定していたなんて……おにぃのえっち」
圭は安堵して目を瞑り快楽に身を委ねることにしたのだった。
「…………幾ら私とのえっちを想定していたとはいえ。バイト前に3度も膣内に出すなんて。おにぃはちょっと体力を過信し過ぎだよ」
圭は膣口から溢れ出て止まない精液を見つめながら呆れ声を出しつつ微笑んでみせた。
「2時間きっかりで3度出すって決めていたからな」
着替え直して制服に身を包んだ御行は威風堂々と返してみせた。セックスを終えてスッキリしていた。だが、10代の若い夫婦の性欲に限りなど存在しない。
「お家デートの続きはまた帰ってから、な♪」
「明日は学校がないからいっぱいお家デートできるね♡」
圭は裸のまま笑みを浮かべてバイトに出掛ける兄夫を見送ったのだった。