SS とある 御坂美琴 15歳の誕生日
「さっ、先に言っておくけれど……私、初めてなんだから。やっ、優しくしてよ。痛いの嫌なんだから……っ」
美琴は恥ずかしがりながら目を背けた。
目の前にいる少年を直視することができなかった。
「2つ目。その、わっ、私と、こういう関係になるってこと。だっ、誰にも喋っては、駄目、なんだからね。黒子にも、佐天さんたちにも内緒なんだからぁっ!」
美琴はタオルで胸を隠しながら真っ赤になって必死になって喋っていた。
少女が身体を覆っているのはタオルのみ。上条当麻の目には美琴の肌の大部分が丸見えになっていた。
「3つ目。わっ、私、軽い女じゃないんだから。こっ、これから、その……すること、したら……かっ、必ずお嫁に貰ってもらうんだからっ! やり逃げなんて許さないんだからっ! 子どもの面倒は2人で見るんだからねっ!」
「やっ、やり逃げってあのなあ……」
当麻は美琴のテンパりぶりに呆れていた。
けれど、少年とて余裕があるわけではない。当麻にとっても性交渉は初めての体験。年上男の矜持として何とか落ち着いている体裁を取っているが、内心は酷く動揺して叫び出したい。
目の前に恋仲になった少女の裸がある。胸を恥ずかしそうに隠している姿が余計に劣情を誘っていた。
「語彙なんてどうでも良いのっ! 私のこと、お嫁に貰ってくれるのっ? くれないのっ?」
顔中真っ赤な美琴の目は血走っていた。本気の質問だった。
「…………おっ、俺としては美琴が嫁に来てくれるなら万々歳だけど……俺たちまだ高校生と中学生だろ。いきなり結婚とか、良いのか?」
「良いのっ! 私、常盤台中退してアンタの高校に転入するんだからっ!」
「転入って……いや、美琴の学力なら高校転入なんて簡単なんだろうけど……」
「お嬢さま学校の常盤台は既婚者生徒なんて絶対認めないもの。だから、当麻の学校に上条美琴として一緒に通うのっ!」
「俺の底辺学校でも既婚者生徒は……まあ、認めるだろうなあ。小萌先生は荒れそうだが」
「なら、問題なし………………かっ、覚悟、決まったんだからっ!」
ベッドの前に立つ美琴は大きく深呼吸すると目を瞑って動きを止めた。
恋人である当麻に全てを任せる。その意思表示だった。
「美琴にここまでされたら……男、上条さんも、本気にならせてもらうぜっ!」
「あっ、あう……」
当麻の言葉に美琴の全身がビクッと震えた。だが、逃げなかった。構えなかった。
可能な限り力を抜いて恋人に全てを委ねることを再度決断した。美琴は15歳の誕生日を特別なものにすると心に決めていた。
美琴は胸を覆っていたタオルを自ら手放して、生の乳房を晒してみせたのだった。
***
「胸、小さくて自信がないから……あんまり、弄らないでぇ♡ あぁああああぁっ♡」
ベッドに寝かされた美琴は裸の胸を当麻の指先で弄られて恥ずかしさに耐えながら悶えていた。
「こんなに綺麗なものを前にして弄るなとか。その幻想をぶち壊してやるぜ」
少年は荒い呼吸を繰り返しながら初めて触る少女の肌に夢中になっていた。健全な少年である以上、美琴の乳房、その中心の桜色の突起物に強い興奮を抱いていた。
控えめな乳房を眺め、指で揉み、乳首を摘まみ上げることに没頭していた。
「ふぁあああああぁっ♡ 乳首を弄ばれてるのに……なんか、なんか……あぁああああああぁっ♡」
当麻の指遣いは拙いものだった。女性の肌に触れるのが初めてのことであり、しかも我を忘れて美琴の裸に夢中になっていた。前戯のやり方に気遣いする余裕がなかった。
けれど、美琴は感じていた。大好きな少年に愛撫されて胸の奥から熱さと共に愛しさが込み上げて止まなかった。
「私、普段はオナニーもできないのに……当麻の指で刺激されて、おかしくなりそうなぐらいに感じてるぅううううぅっ! ふわぁあああああああぁっ♡♡」
当麻の指遣いで美琴の身体が大きく反り返った。
今日15歳の誕生日を迎えた美琴の人生で性的に絶頂を迎える程に感じたのはこの時が初めてだった。
彼女の言葉通りに、美琴は普段ほとんど自慰をしたことがなかった。常盤台の寮は相部屋であり浴室ぐらいしかプライベート空間がない。しかも風呂場で長居するとルームメイトの白井黒子がうるさいので隠れて自慰もできない。
黒子が遅くなるのが確実な僅かな機会にしか自慰の機会はなかった。その時でさえも黒子や寮監の不意の来訪が気になってしまい、オナニーに没頭できたことはなかった。当麻の名を呟きながら悶々とした状態だった。
だから、当麻の指遣いでこんなにも感じることができるのが美琴には意外だった。
「ハァハァハァ。可愛い。可愛いぞ」
息を荒げた当麻が美琴の乳首を口に含み、甘噛みしてみせた。
「あっ……あぁああああああああああああああああああああああぁっ♡♡」
美琴は自分の知らない刺激に目の前が真っ白になって激しく身体を震わせた。
膣口から愛液が大量に飛び散って当麻の身体にも掛かった。
「これが……美琴の……」
当麻はその愛液を指で掬って舐めてみせた。当麻にはその愛液がいやらしく甘酸っぱく思えた。味を認識した瞬間……当麻の中で何かが切れた。
「なぁっ!?」
美琴は悲鳴を上げた。
突然当麻に当麻に大きく股を広げられて身体を割り込まれたからだった。
「もう……我慢できない」
「ひっ、ひぃっ!?」
チャックを下ろして取り出したペニスは天井に向かって雄々しく反り返っていた。
美琴の乱れる様に興奮した当麻は今にも挿入しようと荒い呼吸を繰り返していた。
一方で勃起した状態のペニスを初めて見た美琴は生理的な怖さを感じずにはいられなかった。
けれど、少女はその恐怖を抑え込んだ。大好きな少年のモノだから耐えられた。
「みっ、美琴……」
当麻には愛しい少女の名前を呼ぶぐらいの理性しかもはや残されていなかった。少女の膣内に入りたくて堪らなかった。
少女もまたそんな少年の渇望をよく理解していた。
「あっ、改めて言うけど……私、初めてなんだからっ! やっ、優しくしてよねっ! 後……責任取ってお嫁に貰って幸せにしてくれなきゃ許さないんだからっ!!」
美琴は完璧にテンパっていた。初体験を迎えるに当たってもっと気の利いたことが言いたかった。でも、言えなかった。正直な想いを乱暴な口調で素直に吐き出すしかなかった。
「……分かった」
当麻がどういうつもりで了承したのかは分からない。けれど、その返事がきっかけになったことは間違いなかった。
少年は無我夢中になって己の腰を勢いよく真っ直ぐに突き立ててみせたのだった。
「いったぁあああああああああああああああああああぃっ!!!」
当麻のペニスをいきなり半ばまで突き入れられて美琴は大きな悲鳴を上げた。
「…………あっ、俺……」
美琴の悲鳴に当麻は我に返った。
見下ろせば、亀頭がきつく締め付けられている結合部から破瓜の血が流れ落ちていた。
無我夢中になっている間に、乱暴に純潔を散らしてしまっていた。当麻は己のしでかしたことにギョッとして目を見開いた。
だが、美琴は怒っていなかった。
「当麻は私の旦那さまなんだから……もっと、しっかりリードしてよね……♡」
必死に笑顔を浮かべて当麻を励ましていた。だが、その笑顔には涙が滲んでいた。
「…………ああ、そうだな。俺は……美琴の夫、なんだからな」
当麻は美琴の涙を指でぬぐい取ってみせた。
少女の優しさを見て少年の表情が精悍さを取り戻した。
美琴の大好きな当麻の凛々しい顔だった。その凛々しさに美琴は己の身体を貫いている異物の痛みを忘れて和らげることができた。
「もう遅いかもしれないけど……今からは優しくするからな」
「うん♪ 最高の初体験に、してね♡」
美琴は両腕を伸ばして当麻に抱き着いてみせた。
2人は軽いキスを交わして想いを交わし合った。
「大好き♡」
「俺も、だよ」
当麻はゆっくりとピストンを始めた。美琴をできるだけ痛がらせない様にゆっくりとした優しいリズムで。
「痛くないか?」
不安げに見つめる当麻に対して美琴は首を横に振ってみせた。
「痛い。でも、当麻に抱かれてるんだもの。喜びの方が痛みに勝ってるわよ♪」
美琴は再び笑ってみせた。今度は心から幸せを満喫している笑みを浮かべていた。
当麻への愛情のおかげで、初体験の痛みに耐えることができたのだった。
***
「…………当麻のが、お腹の中から溢れ出てくる♡ なんだかとっても不思議♡」
「精液が零れ出てくる様って……なんか、すっごくエロイな」
「私をえっちにしたのは……当麻、旦那さま、でしょ♡」
美琴と当麻の初体験は、膣内射精によって終わりを告げた。
当麻の愛を子宮の熱さで感じながら美琴は目を細めていた。
自分の体の中から当麻の精液が零れ出てくることが不思議であり誇らしいことでもあった。
「宣言した通りに、お嫁にもらって幸せにしてもらうんだからね♡」
「美琴がそれを望んでくれるのならな」
「望むに決まってるでしょ♡」
2人は軽いキスをして共に歩む幸せな未来の第一歩をあゆみ始めたのだった。