SS その着せ替え人形は恋をする 喜多川海夢 クリスマス
「…………クリスマスのこの時期、日本人形店はお客さんが来ないんだよなあ。うちも商品にクリスマスっぽさを入れてみるか? いや、そんな中途半端な迎合は却ってお客さんの反発を買ってしまうかもしれない……」
クリスマスを目前に控えた日曜日の昼過ぎ。五条新菜は閑古鳥が鳴く店の留守番をしながら悩んでいた。日本人形とクリスマスは相性が悪い。クリスマスセールと銘打つことはできても、人形自体にクリスマス要素を無理に追加すれば持ち味が失われかねない。新菜は歯痒い想いをしていた。だが、それも彼女の来訪と共に終わりを告げた。
「五条きゅ~~ん♡ 遊びに来たよ~♡」
「喜多川さんっ!?」
恋人である喜多川海夢が店へとアポなしで訪れたのだった。
正確に言えば、新菜は店番があるので今日はデートの予定を入れなかった。だが、日曜日を一人寂しく、そして暇を持て余した海夢は新菜の元へと知らさないまま訪れたのだった。
「来ちゃった♪」
海夢は明るく手を振ってみせた。
「店は見ての通りの状態なので来て頂くことは問題ないのですが……その、格好は……」
新菜は店内に入ってきた海夢のコーデを見て驚いていた。何故なら──
「う~ん。もうすぐクリスマスだしぃ……五条きゅんにサービス♡」
海夢の服装はサンタクロースの衣装だった。それも、前がピッタリと閉じた長袖長ズボンスタイルではない。胸元が大きく開いて桜色の乳首が見えてしまっている。下に至ってはミニスカートの丈が短すぎて本当に穿いているのか新菜にはよく分からなかった。
ちなみに海夢は店に入るまではコートを羽織っており、セクシーサンタ服は見えない様になっていた。
「…………まったく、喜多川さんにこんなサービスをされてしまったら……店番がどうとか言っていられないじゃないですかっ!」
新菜は荒々しく大股で歩いて行くと店のシャッターを下ろして『本日は閉店』の張り紙を付けてみせたのだった。
「さあ、喜多川さん。俺の部屋に行きますよっ! 下半身が滾って溜まりませんっ!」
新菜は海夢の手を引いて歩き始めた。
「えっと……勝手に押し掛けておいて何なんだけど……お店、勝手に閉めちゃって良いの?」
「今日はもうお客さんが来ないと俺が判断しました。来ないお客さんをただ座って待っているよりも喜多川さんを美味しく頂く方が俺にとっては大事だと優先順位を付けたまでです」
スイッチが入った新菜は海夢の手を強引に引っ張ったまま自室へと入っていった。
そして──
「今日の五条きゅ~~ん♡ とっても激し過ぎぃいいいいいいいいいいぃっ♡♡」
新菜は海夢を敷きっ放しだった布団に寝かせると着衣はそのままにすぐに挿入してみせた。海夢のスカートが短いとは思っていたが、実のところ穿いていなかった。それどころか下着も穿いていなかった。店内に新菜しかいないことを外から確かめた後に下半身丸出しで恋人の前に姿を現していたのだった。
その事実を知って新菜は普段よりも興奮していた。一方で、恋人に下半身を露出した状態で会いに行った海夢もまた興奮していた。前戯がほとんどなくても彼の大きなモノを簡単に咥え込んでしまった。そして一度咥えてしまえば後はもう感じまくるだけだった。
「喜多川さんっ! 喜多川さん……海夢っ! 海夢っ! 海夢~~っ!!」
新菜は激しいピストンを繰り返しながら海夢のことを名前で呼んでいた。彼が恋人を下の名前で呼ぶのはセックスで盛り上がった時だけだった。
「五条くぅ~~ん♡ 五条きゅ~~ん♡ 新菜きゅ~~~~んっ♡」
セックスで興奮すると下の名前で呼ぶようになるのは海夢もまた同じだった。
彼のペニスをお腹の一番奥深くまで受け入れながら少女は熱心に愛する者の名を呼んでいた。
「海夢の膣内、今日も最高ですっ!! 気持ち良過ぎて……」
「私の全ては新菜きゅん専用だもん♡ 好きなだけ使って幾らでも気持ち良くなって良いんだよぉおおおおぉてゃーと はぁああああああああああぁっ♡」
海夢はピストンに感じ過ぎて愛液で布団をビショビショに濡らしていた。
時間的に言えばまだ真昼間だったが、盛り上がってしまった若い2人には関係ない。
「まずは一発目、出しますよぉおおおおおおぉっ!」
「新菜きゅんの……旦那さまの熱っつい精液……キタぁあああああああああああぁっ♡」
海夢は新菜の精液を子宮に浴びながら喜びの表情と声を上げた。
射精してはすぐに回復してセックスを再開。新菜の勃起が途絶えることはなく海夢もまた小休止を要求したりはしなかった。
2人のセックスは夜になって祖父が家に戻ってくるまで続いたという。