SS 俺いも 五更瑠璃 姫はじめ
1月1日、高坂京介、瑠璃の高校生夫婦は松戸に引っ越した五更の実家を訪れ、幼い姉妹を連れて近所の小さくてあまり人のいない神社を訪れていた。
「どう、京介くん? 美人三姉妹の着物姿は?」
「ふむ、壮観だな」
京介はサムズアップして白い歯を光らせた。
「あたしと珠ちゃんもお嫁に貰いたくなったらいつでももらって良いからね~♪」
「いいですよ~♪」
「日向はどさくさに紛れて変なことを言わないの。珠希に悪影響を与えるでしょ」
瑠璃は妹にジト目を向けた。
「はっはっはっは。本来なら美少女三姉妹を全員纏めて嫁に貰いたいところだがな。俺の愛は瑠璃との独占契約を結んでしまっているからな。日向ちゃんと珠希ちゃんを妻に迎えるわけにはいかないんだ。あっはっはっは」
「京介も得意げに返答しないで頂戴。恥ずかしい」
瑠璃は今度は夫へとジト目を向けたのだった。
「新年になったのだから京介も日向も少し落ち着きなさい」
「こんなおめでたい瞬間に落ち着いているなんて人生の損だよ」
「日向ちゃんの言う通りだ。楽しむべき時には全力で楽しむ。それが人生をエンジョイする上で大切なオンオフってヤツだぞ♪」
「貴方たちは本当にブレないわね……」
元々大いにはしゃぐのが性ではないない瑠璃は、騒いでナンボの京介や日向に新年早々疲れを感じずにはいられなかった。
「姉さま、珠希は騒がしいのは苦手です」
「珠希はいつまでもその純粋な心を忘れないでね」
長女は三女の頭を愛おしそうに撫でてみせた。
「あたしは珠ちゃんはいずれルリ姉と同じく中二病になるんじゃないかって心配してるんだ。幼い時のルリ姉って、凄い大人しくて聞き分けのある地味な子だったし」
「そうか。珠希ちゃんが溜め込まない様に俺たちがガス抜きしてあげないとな」
京介は義妹の頭を優しく撫でてみせた。
「ほらっ、いつまでもそんなところでお喋りしていないでお参りをするわよ」
「そんな慌てなくて良いじゃん。ルリ姉は何をお願いするの?」
「みんなの無病息災よ」
「ルリ姉って、元は重度の中二病だったのに。何かやたらと地味、だよね」
「俺にも覚えがあるが……派手過ぎる生き方をすると、その反動でやたらと地味になったりするもんだ」
日向は呆れた表情を見せていたが、京介は遠い瞳で空を眺めていた。
京介は中二病ではなかったが、中学の時は張り切って何でも介入することに生き甲斐を感じる積極的過ぎる男だった。そのせいで痛い目に遭ってそれからしばらく冷めた男になっていた。
「神社への参拝はサンタクロースにお願いするのとは違うのよ。堅実な目標を立てて、それを実行するために日々精進する。だから年中無事に過ごせるように願うことは理に適っているのよ」
「ルリ姉はJKなのに、高い物をねだらない。京介くんは良いお嫁さんをもらったねえ」
「俺の見る目は確かだったということだ。あっはっはっはっは」
「神社で大声出すものではないわよ」
せっかく着物を着ても厳かな気分でいられない。瑠璃は特大のため息を吐いて肩を落としたのだった。
***
**
神社では着物を十分に活かせなかった瑠璃だったが、実家に戻れば違っていた。
「あたしは珠ちゃんと2人で遊びに出掛けてくるから。2時間ほど。ふふふ♡」
日向は姉夫婦を見ながらニヤついていた。
「ナイス判断だ、日向ちゃん♪」
京介は義妹に対して親指を立てて賛辞を送っていた。
「じゃあ、ルリ姉はお正月を楽しんでね~っ! 行ってきますっ!」
日向は珠希と共に五更家を出て行った。
「まったく、まだ小学生の分際で変な気を使っちゃって……」
瑠璃は日向が去った玄関の方角を見ながら愚痴っていた。
「それで、妹たちがせっかく気を使ってくれたわけだが……どうする?」
京介は瑠璃の着物姿を眺め回した。
「貴方は着物を着た私と姫はじめをしたい訳なのでしょ?」
「ああっ、その通りだっ!」
京介は勢いよく全肯定してみせた。
「…………妹が気を使ってくれたのだし。夫の望みを叶えてあげるのも良い妻の条件よね」
瑠璃は顔を赤く染めながら着物を脱ぎ始めた。何だかんだ言っても瑠璃もまた京介との姫はじめを望んでいた。それを妹に見透かされたのだった。
「そう言えば、和室で愛し合うことってほとんどないわよね」
「まあ、高坂の家には畳敷きの部屋がないからなあ」
2人は畳敷きの居間でセックスを始めていた。瑠璃は半脱ぎとなった着物を布団代わりにしながら寝ていた。
「こうやって、着物を着崩して貴方に見られていると……普段よりもいやらしい気持ちになってしまうわね」
瑠璃は着物ということで元々下着を着けていなかった。その為に帯を解き、着物と襦袢をめくると乳房も秘所も丸見えだった。秘所は晒した瞬間には既に濡れ始めていた。姫はじめという流れになって、下着を着けていなかったことで密かに興奮が高まっていた。
「ルリルリがその気になってくれて俺も嬉しいぞ」
「貴方の妻だもの。貴方好みにカスタマイズ、魔改造されてしまったのね♡」
瑠璃がほほ笑むと京介は覆いかぶさって2人は激しいキスを交わした。
キスをしたまま京介は瑠璃の胸を揉みしだき更に興奮を高めた。
「瑠璃、姫はじめ本番、始めるぞ」
「ええっ♡ 妹たちに感謝だわね」
2人は愛情を確かめるべくもう一度熱いキスを交わした。そしてキスしたまま京介は瑠璃の膣内へと入り込んでいったのだった。
「美人で優しくて気立ての良い嫁さんと元日から愛し合えて俺は世界一の幸せ者だな」
「私こそ、元日から貴方を体の一番深いところで感じることができて本当に幸せ者だわ」
京介は瑠璃の蜜壺を慈しむ様にゆっくりとピストンを始めた。激しい刺激はなかったが、瑠璃は普段のセックス以上の満足感を覚えていた。
愛し合う2人のセックスは妹たちが帰ってくるまで続いたのだった。