「瑠璃っ! 今、時代は兎なんだっ!」
1月後半のある日曜日の午前9時過ぎ。高坂瑠璃は嫁ぎ先の高坂家の廊下を掃除していると夫である京介が興奮しながら駆け寄ってきた。
「兎? 今年は干支は蛇でしょ」
瑠璃には夫が何故興奮しているのか分からなかった。
だが、京介が騒いでいるのには理由があった。
「大福だよ、大福っ!」
「お饅頭がどうかしたの?」
「そうじゃなくてっ! 『わんだふるぷりきゅあ』の大福が、中村悠一さんボイスで遂に喋ったんだよっ!」
兎山悟が飼っている雄の兎大福。劇場版でしか喋ったことがない大福がわんだふるぷりきゅあ残り2話にして遂に口を開いた。それも劇場版と同じく中村悠一の声で。それが京介を大興奮させていた。
「俺は今、兎に夢中なんだっ! だから瑠璃……バニーガールになってくれぇっ!」
「貴方の要求はいつもながら突拍子もないわね」
瑠璃は夫に呆れた。けれど、彼女は夫を愛している。
「今はまだ朝でしょ。お互いやることは山積みなのだから愛の営みは日が暮れてからよ」
瑠璃は京介の頼みを断らず、時間だけをずらした。
「おうっ♪ 夜が今から楽しみだぜぇっ!」
京介は両手を挙げて悦んだ。
「まったく、本当にしょうがないオスね」
瑠璃は口では呆れながらもバニーの衣装をどこにしまったのか頭の中で思い出していた。
***
**
*
そして迎えた夜。
「貴方のリクエスト通りにバニースーツを着てあげたわ」
入浴を終えた瑠璃は夫の要望通りに兎さんになって寝室へと戻ってきた。義妹の部屋から引っ張り出してきたものだった。
「おおお~♪ 愛らしい兎さんだぁ~~~~っ♡」
京介は瑠璃に抱き着いて胸に顔を埋めてスリスリしてみせた。
「まったく、欲望に素直過ぎるオスね♪」
小言を述べる瑠璃は嬉しそうな表情を浮かべていた。
「ルリルリのちっぱい。むしゃぶりつきたいぞおぉおおおぉっ!」
「ちっぱい言わないで頂戴。後、この衣装は桐乃が貸してくれたものだから。汚すのは好ましくないわね」
「なら、脱がせるまでだっ!」
京介はやけに嬉しそうに宣言しながら瑠璃のバニースーツを脱がしていった。
バニーガールプレイは何度かしたことがあったので京介は脱がせ方を心得ていた。
白いスーツは脱がされて、うさ耳だけを付けた瑠璃が目の前に立っていた。
「こうなってしまうと兎という感じはあまりしないわね」
「否っ! 瑠璃が兎になろうとしてくれたことで、耳しかなくても立派な兎さんだぁああああああああぁっ!」
京介はアニメの熱血主人公の様な熱い叫び声を出すと瑠璃をベッドに押し倒した。マウントポジションを取って、京介だけが味わうことを許されている控えめな乳房にむしゃぶりつく。
「ああっ♪ 瑠璃っぱい美味いぃいいいいいいいぃっ♡」
「ああっ♡ 私の胸なら毎晩弄って慣れているでしょ。あぁああああああああぁっ♡」
乳首を何度も甘噛みされて瑠璃は嬌声が止められない。激しく感じてしまっていた。
「今の瑠璃は兎さんだからな。昨日までとは違っておっぱいがより美味いんだっ!」
「ああっ♡ 意味が分からないわ。でも……貴方が喜んでくれるのなら……あぁああああああああぁっ♡」
京介が興奮しているので、幸福感を得た瑠璃もまた激しく興奮していた。
「瑠璃……挿入するぞ」
「ええっ♡」
京介は我慢できないとばかりに慌てて衝動のままに瑠璃の膣内へと押し入っていった。
「あぁああああああああああああああああああああああああああああぁっ♡」
ペニスが最奥まで到達しただけで瑠璃は激しく絶頂に達してしまった。
「今夜の瑠璃はエロ過ぎだな♪」
「…………兎なのだから発情が凄くて当たり前じゃないの♡」
京介のペニスを体の一番深いところで受け止めながら微笑んでみせた。
性欲が強い兎に2人とも倣ったことで普段よりも激しく長い夫婦の愛の営みの刻となったのだった。