SS 俺ガイル 折本かおり バレンタインと誕生日
「バレンタインデーに気まぐれにチョコをあげたら。雰囲気に流されて処女奪われるなんて思わなかったっての」
2月21日夕方の千葉市内の某児童公園内。デートの約束時間に5分遅れてやって来た折本かおりはつい最近恋人となった比企谷八幡に軽く愚痴ってみせた。
「まあ、あん時は2人とも何かテンションがいつもとだいぶ違う感じだったしな」
「すぐ側にラブホテルがあったことも、ああなった原因の一つだわね」
「半分冗談のつもりで手を引いたら……お前、全然拒まなくて正直焦ったぞ」
「あの雰囲気で連れ込まれたら断れないっての」
2人は誰に聞かれてしまうとも限らない場所でかなり際どい話題をしていた。
「まあ、今はこうしてちゃんと付き合っているんだから処女のあげ損にならなくて良かったって思ってるわよ」
「それは、俺の方だ。もし、あんな関係になって折本と付き合えないってなっていたら。色んな自責の念に駆られてED確定だったに違いないぞ」
「じゃあ、バレンタインデーにえっちして、その後無事に付き合えて今に至るから良しってことにしましょ」
「そうだな」
八幡とかおりは恋人繋ぎに指と指を絡め合ってみせた。
「それで今日はこれからどうするの? 記念すべき私の17歳の誕生日なわけだけど」
「お互いに授業があってもう4時を過ぎているからなあ……」
「要するにえっちしたいってことでしょ」
かおりは八幡の発言を端折って結論だけ述べてみせた。
「今日は両親が帰って来ないって前から言ってあるしね」
かおりはニヤッと笑ってみせた。
「折本だって今日のデートプラン決定済みだったってことだろ」
「私だって今日学校がなかったら普通の恋人同士みたいにデートスポット巡りしながらイチャイチャデートしたかったわよ。でも、それができないなら……その、比企谷に教えられちゃった新しい喜びをもう一度体験したいというか……」
かおりの顔が今度は赤く染まった。
「俺は……かおりが欲しいぞ」
かおりの表情を読んだ八幡が珍しく男気を発してみせた。彼女を得たこと、童貞ではなくなったことで少年にも変化が芽生えていた。
「…………まあ、八幡がそうハッキリ求めてくれるのなら。彼女として応えないわけにはいかないっていうか……」
かおりは八幡を握っている指により一層の力を込めた。
「わたしの家、早く行こっか」
かおりは返事を待たずに歩き始めたのだった。
***
**
八幡がかおりの部屋に通されてしばらくが経った。
その間にかおりはシャワーを浴びてバスタオル1枚の姿で部屋に戻ってきた。
「お待たせ」
バスタオル1枚で他には何も身に纏っていないかおりの頬は赤く染まっていた。
「初めての時は、何もかもが初めてで夢中だったからよく分からなかったけど。改めて男子の前で裸になるんだなって思ったらかなり恥ずいね……」
「かおりが裸を見せる男は生涯俺だけで良い」
「何気なくプロポーズしないでよ……でも、何だかホッとした」
かおりはクスッとほほ笑むと自らバスタオルを外して裸を晒してみせた。
「…………綺麗だ」
八幡は息を飲んで恋人の裸身に魅入っていた。
「あんまりジロジロ見られると恥ずかしい。胸、大きくないしさ……」
「かおりの胸は綺麗だぞ」
「そうハッキリ褒められると……ううううっ」
かおりは恥ずかしさに耐えながら胸を隠すことはなかった。
しばらくの時間が経って八幡が動いた。
「誕生日おめでとうな、かおり」
祝福の言葉を述べながらかおりにキスをしてみせた。
「うん♪ 生まれてから最高の誕生日を今、過ごしてるよ」
かおりからもキスをし返す。しばらくキスに没頭した後に2人はベッドへと雪崩れ込んでいった。
「…………私、まだ2回目なのに八幡のおちん……んを受け入れることに喜びを感じている。私ってえっち、なのかな?」
かおりは八幡のペニスを子宮に届くまで受け入れながらうっとりと快楽に浸っていた。
「えっちかどうかは俺には判断できないが……痛がってばかりでいるよりは良いと思うぞ。実際、俺みたいな先週まで童貞だった男は、かおりがセックスに感じてくれていることに安堵しているからな」
八幡はピストンを続けながらかおりと会話していた。初めてのセックスの時にはなかった余裕が2度目の今は少しだけあった。2人とも幸せの最中にいることを強く自覚しながらのセックスになっていた。
「この調子で八幡とえっちしていったらさ……私もいつか、えっちな動画女優みたいにアンアンアンアンえっちな喘ぎ声を上げながら全身で感じまくりになっちゃうのかな?」
「そうなってくれれば、俺は男としてのプライドを満足できるから鼻が高いが……別にそうなってくれなくて大丈夫だそ。俺とかおりはこうして気持ちが通じ合ってセックスできてるんだからな」
「そうだね。私と八幡が愛し合ってえっちしてる。それが一番大切なことだよね」
2人はピストンを続けながら長いキスをしてみせた。
八幡はこの日、かおりの家に泊まった。2人は何度も何度も愛し合った。
翌朝、かおりは登校するに当たってキスマークを隠すのに多くの苦労を重ねた程だった。
「じゃあ、途中まで一緒に学校行こっか♪」
かおりの表情は、苦労の痕を全く感じさせないほどに充実して幸福感に満ちたものとなっていたのだった。