SS 俺ガイル 由比ヶ浜結衣 雑旅2 沖縄
俺とJK愛妻結衣は妻の誕生月である6月に、全国各地を適当に旅をする雑旅を行っている。今日はその第2弾で沖縄へとやって来ていた。
『雑旅の2回目は同じ声仲間の玉那覇りくちゃんのゆかりの地に行こうよ~♪』
『しかし「阿波連さん」は舞台がどこなのだか定かではない作品だと聞いているぞ』
『その阿波連さんにしてもりくちゃんの玉那覇にしても沖縄由来の苗字でしょ。だから、沖縄に行こうよっ♪』
結衣の同じ声友達の苗字が沖縄由来なので沖縄に来た。友人に会いに来たわけでも、具体的に訪れたい場所があったからでもない。その辺のアバウトさが今回の雑旅にはぴったりだった。
そして沖縄という場所は、6月で既に気温が高くなっている季節ならば遊びには困らない場所だった。
「ハッチ~♪ 海の水がとっても気持ち良いね~♪」
「6月で海水浴を楽しめるのが千葉との違いだな」
俺たちはホテルに荷物を置くと早速水着に着替えてビーチへとやって来た。海で遊ぶ。生活圏内に海があってもインドアヒッキーで海遊びとは無縁だった俺も、嫁と一緒に沖縄に来たとなれば話は別。新婚旅行感覚で沖縄の海を愉しむことにした。
「あっ、あっちに肌が小麦色でおっぱいの大きな可愛い子がいるよ。地元の子かなあ?」
嫁からトラップとも取れる質問が飛んできた。
夫として興味津々に反応するのは嫁に対して節度がない。だが、全く無視するのも嫁とのコミュニケーションを断ち切る行為なのでそれも駄目。
つまり、ガツガツした態度は見せずに嫁の話に合わせるバランスを取るのが正解となる。
「どれどれ……確かに綺麗な子だな。肌の焼き方が自然な感じだし、多分地元の子、なんじゃないか?」
無難を意識しながら意見を述べる。結衣に負けず劣らずスタイルの良い俺たちと同世代の水着少女だった。
「でも、俺にとっては……結衣の方が綺麗で可愛いぞ」
「えへへへ♡」
結衣は褒められてにんまりと笑ってみせた。
嫁の機嫌は卒なく取る。既婚者になった俺はかつての『青春は悪だ』と言っていたぼっちとは違うのだ。フッ。
「ホテルに戻ったら搾り尽くすぐらいにいっぱいえっちするから。今は沖縄の海を愉しもうね♡」
「…………へとへとになるまで海で遊ぼうな」
沖縄のホテルで客死(搾り尽くされ死)するのは切ない。結衣にはこの海でいっぱい遊んで体力を減らしてもらおう。搾り尽くされ死に対する恐怖を知らなかったぼっちだったころが本当に懐かしいぜ。
そして俺は生き残りを賭けて結衣と全力で沖縄の海を堪能したのだった。
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海遊びを堪能した結衣たちは宿泊するホテルとは別のホテルのスパにやって来ていた。
2人が宿泊するホテルには室内の小さい風呂しかないところで、結衣がどうせなら広いお風呂を堪能したいと提案した結果だった。
当然男女別になってしまうわけだが、ホテルに戻ればイチャラブタイムが待っているので結衣は特に気にしていなかった。
「広いお風呂はテンション上がる~♪ シャワーもなんか普段より気持ち良い~♪」
シャワーを浴びながら結衣はご機嫌だった。
そんな結衣の視界に、先ほどビーチで見掛けた小麦色の肌をしたスタイルの良い少女が映った。
「あっ、あの子もここのお風呂を使ってるんだ♪」
名前も知らない少女に結衣は親近感を覚えていた。
少女は結衣の存在を特に意識しないまま嬉しそうな表情を浮かべていた。
「……今日は海で遊んでて~る~といっぱいお話しすることができた。また海で遊べたら良いな……」
少女の表情を見て結衣は直感した。
「あの子……恋、してるんだね」
少女が恋する乙女であることに気付いていた。
「青春だよね~」
既婚者の余裕を持ちながら首を縦に何度も振ってみせる。フレッシュな気持ちを抱いていたかつての自分を思い出す。けれど、今の結衣は八幡の一挙手一投足に一喜一憂していた純情だったころの彼女とはもう違う存在だった。
「お風呂を上がったら……愛する旦那さまといっぱいえっちしちゃお~っと♡」
お手て握ればそれだけで満足。人妻となった結衣はもうその段階にはいない。
セックスの悦びを知っている。
海遊びで使い果たした筈の体力と気力がみるみる回復していく。
夫である八幡の搾り尽くされ死を避ける為の気合入れての海遊び作戦は、結衣が恋する少女を見てしまったことで水泡に帰したのだった。
「ハッチ~♪ まだまだえっちを続けるよ~♪ 朝まで頑張っちゃお~♪」
「……マジで、勘弁してください」
八幡は沖縄でしっかり死に掛けたという。