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枡久野恭(ますくのきょー)
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SS 俺ガイル 海老名姫菜 海老名の世界


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 7月14日、期末試験後の試験休みを利用して海老名姫菜は友人の結衣、優美子と共にスパを訪れていた。

 

「JK人妻2人にスパに誘ってもらえるとは。最上位カーストグループに所属してる甲斐があったってもんだねぇ。ありがとう」




 姫菜は湯に浸かりながら笑みを浮かべて友人2人に礼を述べていた。


「優美子の誕生日だもん。これぐらい当然だよ♪」

「既婚者だから友達と遊びに行っては駄目とかないんだしぃ」




 結衣も優美子も笑顔で応えていた。

 姫菜たちが言及した様に2人は高校生にして既に人妻だった。

 苗字も旧姓とは異なっている。結衣の苗字は比企谷で、優美子の苗字は葉山。2人ともクラスメイト男子と結婚を果たしていた。

 そしてそれこそが優美子にとっては何よりも大切な点だった。


「結衣と優美子はここにいる。つまり、ヒキタニくんと隼人くんはここにはいない」


 姫菜の顔が崩れる。デレデレしたものに変わっていく。


「妻2人が私と一緒に居ることで、今、この瞬間にもはやはちは爛れた関係を結んでいるかもしれない~♡」




 姫菜の脳裏にピンク色ならぬ薔薇に塗れた光景が広がっていく。

 八幡と葉山の距離はやたら近かった。近過ぎた。物理的な距離が近いだけではなく、見つめ合いながら互いに頬を染め合って親密な雰囲気を発していた。


「妻がいない間に男同士で濃密なマッスルドッキング~♪」


 姫菜は腐女子としての妄想をフル回転させて現実には見えていない光景を堪能していた。

 結衣と優美子が目の前に居て、入浴中でそれぞれの夫が今何をしているのか確認が取れない。そのシチュエーションこそが最高だった。

 加えて姫菜を興奮させる要素が他にもあった。


「ねえ、優美子は……隼人くんとえっちはもう済ませたの?」

「はぁあああああああああああぁっ!?」




 優美子の顔が真っ赤に染まった。次いでその顔がガクッと下がった。


「隼人はあーしのことを大事にしてくれてるから……高校を卒業するまでは夫婦であっても清い関係でいようって……」


 優美子は小声で、人妻であってもまだ処女であることを告白してみせた。

 正式な夫婦になっているのに、葉山と優美子の間にはまだ肉体関係がない。そのことが姫菜の興奮をより昂らせていた。


「……本当は女に全く興味がない隼人くんは優美子と結婚することでノン気であるという偽装を施した。でも、不能とかそういうのではなくて、隼人くんが性的に興奮する相手は男……それもヒキタニくん、なのよ♪」


 優美子処女=はやはちの爛れた関係へと直結させる。それが姫菜の考え方、彼女の生きる世界だった。


「結衣はどうなの? ヒキタニくんとは毎日お盛んなの?」

「お盛んと言えるかは分からないけど……1日最低10回はえっちしてるよ♪」




 結衣はごくごくいつもの調子で性欲底なしな生活を送っていることを語ってみせた。

 そして、そのことがまた姫菜を興奮させたのだった。


「結衣の子宮に毎日10発以上の精液を注ぎ込んでいる絶倫なヒキタニくんが、隼人くんを相手にするとお尻に注ぎ込まれて妊娠を待つだけの肉便器と化す。このギャップこそがはやはちの魅力なの~♪」


 葉山と八幡の爛れた関係を妄想して姫菜の昂りは最高潮に達していた。


「この瞬間に……最高のありがとうぉおおおおおおおおおおおおおおおおぉっ♡♡」




 姫菜は手を振り上げながら感謝の言葉を絶叫していた。


「お風呂に誘ってこんなに喜んでもらえるなんて。スパに招待して良かったよ♪」

「まあ、そうだし」


 大喜びする姫菜を見て結衣と優美子も安堵していた。

 姫菜が喜んでいる本当の理由について勘違いしている2人だったが、姫菜の誕生日を盛り上げることには成功したのだった。











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