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枡久野恭(ますくのきょー)
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SS かぐや様 伊井野ミコ かき氷の日



SS かぐや様 伊井野ミコ かき氷の日


「優~っ! 暑い、暑すぎるよぉ~~っ! あぁあああああああぁっ♡♡」

「朝起きてからエアコンも付けずにセックスしてるんだから暑いのは当たり前でしょ」

「だってぇ~優のおちんちんが、お腹の中にないと安心できないんだもん。ふあぁああああああああぁっ♡♡」




 夏休みに入って、僕は汗だくになりながら恋人であるミコの柔肌を味わっていた。


 僕にとって高1の夏休みは何度目になるのかよく分からない。認識としては5度目だが、僕が覚えていないだけで他にも繰り返している周があることは分かっている。

 そして、高1を繰り返していることは間違いないが、その世界は毎回ちょっとずつ異なる。ミコとの関係や生徒会メンバーとの関係もだ。

 今の世界線で僕とミコは一年の初めから恋人同士の関係にある。僕の部屋で同棲している。ミコも家庭仲はそれなりに順調。僕とミコがラブラブな恋人同士として迎えた2周目よりも憂いのない状況。

 3周目はミコに完全に忘れられているというか。忌避されている状況で始まって、彼女の家庭問題に介入したりしながら少しずつ距離を詰めていった。僕としては勇気を出してミコに何度も告白してやっとオーケーをもらい、キスできる仲になったところでタイムアップになった。




 4周目は友達以上恋人未満で、ミコは僕からの告白を待っている状況から始まった。その前の周の苦境を何とか乗り切った僕にとっては彼女への告白は難しくなかった。恋人同士となり、夏休みはエロ三昧で過ごした。けれど、ミコが僕と同棲することはなく、彼女は家のことについてほとんど喋らなかった。家庭仲は良くなかったんだと思う。僕はまた臆病になって彼女の家の事情にはあまり踏み込まないでいる間に終了となった。




 で、僕が覚えている5周目がこの時間軸だ。初日にミコの処女をもらって、以降セックス三昧な同棲生活を送っている。ミコは自分の家族のことを普通に喋ってくれる。今までの世界線ではなかったこと。生徒会メンバーとも関係は最初から良好。本当に僕にとっては最高の環境。逆に言えば、これでループから抜け出せないのならどうしたら良いのか分からないぐらいだ。

 まあ、そんな難しい話はともかく。僕たちはまだ始まったばかりの夏休みを恋人であるミコと共に満喫していた。


「えへへへ♪ 優の赤ちゃんの素、子宮にいっぱい注いでもらってお腹いっぱいだよ~♪」

「そっ、それは、ハァハァ……どうも……」


 起き抜けに2連続でセックスして肩で息をしながら会話する。

 セックスすればするほど体力が回復していく彼女とは違い、僕はピストン運動でも射精でも消耗する。エアコンを点けておらず窓も締め切った環境で蒸し暑く朝から疲れ切ってしまった。


「えっちも終えてお腹が空いたから朝ごはん食べよ♪」

「今、お腹いっぱいって言わなかった?」


 食欲魔神であるミコに対して意味のないツッコミだった。

 彼女の食欲は足ることを知らない。


「じゃあ、私がご飯を準備してくるから優は部屋の整理とエアコンスイッチをお願いね♡」

「あっ、うん。分かった」


 ミコは素っ裸で股には僕の精液が付いた状態で部屋を出て行った。


「家族がいる可能性も0じゃないんだから、裸でうろつくのは……いや、今更か」


 ミコの痴態について考えるのを途中で止める。

 僕とミコがエロ三昧ライフを送っているのは両親も兄さんもよく知っている。ミコが裸で廊下をうろついたことも一度や二度じゃない。取り繕うのも今更か。

 無駄な考えは止めて、ミコに言われた通りに部屋の整理整頓を始める。昨夜と今朝のセックスでこの部屋は汚れていた。脱いだ服もそうだし、布団類は僕たちの体液で凄いことになっている。掃除して洗い物は出さないと人の住める環境ではなくなってしまう。


「夏場の体液……やっぱり強烈だな」


 ミコが戻ってくるまでの間、僕は掃除に励んだのだった。



 ミコが戻って来たのは15分後のことだった。

 彼女はトレイを持っていた。けれど、運んできたものは僕の思っていたものと違っていた。


「お義母さまが私たちの為に準備してくれていた朝食は私がつい全部食べちゃったので。代わりにかき氷を作って来たよ♪」


 僅かな時間に2人分食べてしまうのは如何にもミコらしかった。そして代わりに作って来たのが食事には不向きなかき氷であることもミコらしかった。


「一緒に食べよ♡」




 ミコはトレイをこちらに向けながら微笑んでみせた。

 かき氷ではお腹は満たせない。でも、僕は元々小食なので、甘くて冷たいもので疲労回復できるならそれで良かった。


「ああ。ありがたく頂くよ」


 大きく頷いてみせる。


「食べ終わったら……また、いっぱいえっちしようね♡」


 僕たちの暑すぎる夏休みはまだ始まったばかりだった。



 





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