SSS デレマス 神谷奈緒 私の考えた奈緒
{なっ、奈緒ちゃんっ!? 一体、何をするんですかっ!? 私は、お部屋でゲームしようと誘われたから来ただけで。こんなえっちなことをするつもりなんて……}
{ああっ、ゲームさ。卯月があたしのいやらしい攻めに耐えられるか。そしてあたしの攻めを受けて妊娠せずにいられるかの賭けさ}
{にっ、妊娠なんて駄目ですっ! 私は、アイドルなんです。赤ちゃんなんてデキたら……アイドル、続けてられませんっ! だから……}
{だったら、妊娠しない様に神さまにでも祈るんだよ。運が良ければ孕まずに済むさ。なんせ、これは遊び、ゲームなんだから♪ いっただきま~す♪}
{たっ、助けてください……凛ちゃ~~~~んっ! 嫌ぁああああああああああああああぁっ!!}
「これが、私が考える鬼畜奈緒の正体よ」
9月15日朝。前日のドームライブを終えたトライアドプリムスの面々は温泉旅館で一泊してしばしの休息を得ていた。
神谷奈緒は部屋を出て不在にしており、残った北条加蓮と渋谷凛で話をしていた。話題は『私の考えた神谷奈緒』だった。
「こんな凶悪性犯罪者がユニット内にいるだなんて……信じられない……」
凛は加蓮の話を聞いて全身をわななかせていた。
怒りと恐怖と失望がないまぜになっていた。
「鬼畜奈緒は、私が考えた鬼畜プロデューサーと何も変わらないじゃない……」
「鬼畜プロデューサー? 武内Pが?」
「うん」
凛は大きく頷いてみせた。
「あの大男は、表では人畜無害のコミュ症を装っているけれど、裏の鬼畜ぶりはそれはもう酷いの……」
凛は私の考えた武内Pの鬼畜ぶりを披露してみせた。
{プロデューサーさんっ!? 私は、確かにもっといっぱいお仕事が欲しいと言いました。でも、枕営業したいなんて微塵も思っていません。私の初めては好きな人に……}
{枕営業ではありません。私がお気に入りの島村さん……卯月を業界の他の汚れた豚共に差し出すなんて勿体なくてできません。私はただ、貴女の為に骨を折る活力を得る為に卯月の身体を欲しているだけです}
{そんなの詭弁ですっ! 私、身体を売って仕事を欲しいとは思いませんっ! 仕事は要りませんから退いてくださいっ!}
{その気になってしまったのでもう無理ですよ。諦めて私を受け入れて良い声で喘いでください。大人には癒しが必要なのです。いただきます}
{たっ、助けてください……凛ちゃ~~~~んっ! 嫌ぁああああああああああああああぁっ!!}
「これが、私が考えるプロデューサーの正体」
「そんな凶悪性犯罪者がユニットのプロデューサーだなんて……信じられない……」
加蓮は凛の話を聞いて全身をわななかせていた。
怒りと恐怖と失望がないまぜになっていた。
「奈緒と武内Pをどうにかしないとアイドル業界は……美少女アイドルたちは2人の食い物にされてディストピアになってしまう」
「でも、生来の鬼畜性犯罪者を封じ込めるのは並大抵のことじゃできない」
非力を謡うJKアイドル2人に対して、彼女たちが考える鬼畜な敵はあまりにも強大過ぎた。犠牲なしで封印することは敵わない。そう、犠牲なしでは……
「やっぱり私が奈緒のお嫁さんになって、奈緒に首輪と鎖を付けて24時間行動を監視する。それしか、鬼畜奈緒がアイドルを弄ぶのを止める手段が思い付かない」
「私もプロデューサーの妻になって、アイツの行動を24時間制御しないといけない。アイツの子を孕んで1人で泣くアイドルを出さない為にも」
加蓮と凛は、自分自身を人身御供とすることで鬼畜性犯罪者の首根っこを押さえることを申し出たのだった。
「私たちが3人とも結婚したらトライアドプリムスは解散必至ね」
「仕方ないよ。奈緒やプロデューサーに似た顔の子どもたちが346プロ内で溢れてしまう未来を迎えるよりもよっぽどマシだよ」
「そうよね。私たちの寿解散は正義の御旗を掲げられるものとなるのよね」
「そう。私と加蓮は世界を明るく平和にするためにこの身を鬼畜共に捧げるんだから」
加蓮と凛は顔を合わせて笑い合った。
2人の人気絶頂アイドルはこうして寿解散に向けて全力を尽くすことを誓い合ったのだった。
その頃、露天温泉では──
「…………何だか知らないけど、しばらくの間、部屋には戻らない方が良い気がする。うん、温泉をいっぱい楽しもう」
神谷奈緒がニュータイプ的直観で温泉をじっくり楽しむことに決めたのだった。