https://www.pixiv.net/artworks/128807878 美人で幸薄の、神様に愛されていた女です。 ちょめすけが17歳の頃に、20歳の若さで病死した故人。 まだ外を歩くことが出来た幼少期は父親のDVで生傷が絶えず、ようやく父親が消えた頃(14歳頃)にはどんどん身体が衰弱して、病院暮らしに。 病死の原因は、ただでさえ弱い身体が、神様の寵愛に耐えられなかったゆえ。 その境遇から性格は屈折しており、一見温厚で気品を感じさせるものの死ぬほど底意地が悪いです。 夫の暴力に晒され続け、娘も死に一直線、そしてその入院費を1人で賄う母親のことは哀れんでいましたが、 同じくらい可哀想な境遇ではあるものの極めて健康で、自身とは対極的に性格の良い弟のちょめすけのことは心底怨んでいました。 特に、見舞いに来る度にどんどん大きくなり、いつもくじけず慰めてきて、日常であった事を話し、皮肉も嫌味も受け入れて、「姉の境遇だと嫌味ばかりになってしまうのはしょうがない」と、悟ったように流して笑われるのが本当に嫌に感じていました。 大人になったちょめすけはそんな自分の誤ちに気付きましたが、子供の頃では気付けなかったみたいです。 欠片ほどの家族としての愛情はあったもののそれが見えなくなるほどに、本当の本当にちょめすけを怨み、静かに呪い続ける毎日でした。 時が経てば経つほどただ生きることもままならなくなっていき、医師から死が避けられないものだと宣告を受けるよりもずっと前に、自暴自棄になってベッドに横たわり続ける人生。 生まれてから幸福なんてほとんどなく、生み出したものなど何もなく、唯一幸福だった記憶を辿れば、母と弟との食事の風景。 心底怨んでいる弟が、唯一の幸福の記憶にも居座る矛盾。 気が付けば彼女の願いは2つだけになりました。 ただただ生きたい。 あるいは、死ぬなら早く死にたい。 最期の瞬間は、自身の身体すら動かせず、呼吸器の中で小さく唇を動かすのみで、今際の際に言葉を遺すことすら出来ないまま、生まれて来なければよかったと世界を呪いながら、最期に見たかった母の顔すら涙で視認できないまま、ぼんやりと響く弟の声を疎ましく呪いながら、ただただこの世界に生まれた呪いとして死んでいきました。 ぎゃーぎゃーわめくなら私のこの涙を拭って、最期に母の顔を見せてくれと、最後の最後まで弟を怨み、憎しみ、呪いぬきました。 彼女を愛した神様はオートマチックに彼女の呪いを拾い上げ、それを願いとして消化し、やはりそれをオートマチックに、ちょめすけにぶつけました。 彼女のもっと生きたいと言う願いと、弟も同じくらい不幸になって欲しいと言う呪いがごちゃ混ぜになって、結果としてちょめすけは、何でか女になりました。 それは、ちょめすけが20代も半分のいっぱしの大人として暮らし、何年も前に亡くなった姉の事を、全く思い出さなくなっていたタイミングでした。 もちろん姉は神様に愛されていたと言う自覚などなく、ちょめすけもまた、姉の呪いでTSしたと言う事実を知りませんし、一生知ることもありません。かわいそうに。 ちなみに姉はAカップ。 TS後ちょめすけはCカップ。 名前は涼(りょう)です。
こづら
2025-09-28 15:33:29 +0000 UTC