古来より、魔法書は知識と力の源として多くの人々に重宝されてきた。
しかし、ある種の魔法は非常に危険であり、誤った使い方をすれば甚大な被害をもたらす恐れがあった。
このため、そのような魔法の使用は厳しく禁じられ、記述された本は「禁書」として封印されることとなったのである。
禁書の封印と管理を担うのは、白い衣をまとった聖なる団体。
その中でも特に強い魔力を持ち、すべての禁書を管理する役目を担う者を「白い魔女」と呼ぶようになった。
時が流れ、多くの者がこの役目を継承してきたが、次第にその役目を果たす者は減少し、ついには最後の一人となってしまう。
その最後の「白い魔女」として選ばれたのが、彼女である。
彼女は幼い頃から特異な才能を持っていた。彼女が触れると本が光り、まるで本の魂と対話しているかのようであった。
その才能に目をつけた長老たちは、彼女を次代の「白い魔女」として育てることを決める。
禁書管理の役目を任された彼女は、禁書を守り、その知識を正しい目的のために使う者にだけ許す。
彼女の使命は重いが、しかしその責任感と純粋な心で、禁書の力を悪用しようとする者たちから本を守り続けたのであった。