56は朦朧とした意識の中で…10年前のあの事件を思い出していた…
土曜日にE美と2人…ショッピングモールへ買い物というか…遊びにでかけたんだっけ?
ボーリングして…昼食にハンバーガー食べて…次は何処に行く?…なんて話をしながら歩いていたら…
止まっていた車から…男が話しかけてきて…
そう!確かE美が男に道を聞かれたんだ…
それでE美が私を呼んで…助手席からナビの画面を操作していて…それで?
その後が思い出せない…
気が付いたときは…鎖で拘束されて吊るされていたもの…
あの…思い出したくもない…おぞましい部屋で…
ガチャガチャ…と 鎖の擦れあう音が響く…
え?何?ここ?どこ?
鎖?なんで?繋がれてるの?見廻すとE美も繋がれていた…
E美!E美!!
呼んでも返事がない…
少し落ち着いてきた事もあって…56は部屋を観察してみた…
どこかの地下室?ワインセラー?灯り窓があるから地下室かな?左手に階段がある所をみると…やっぱり地下室っぽい…
誘拐?された…E美が狙われたの?
自分が誘拐される訳はない…お金持ちでも何でもない…普通の家庭だ…父親は会社を経営しているが…小さな部品メーカーだ…儲かっている訳でもないし…
やはり狙われたのはE美だろう…だって日本有数の財閥の一人娘だもの…
2人が仲良くなったのは…56が転校してきた時…机が隣り同士になったからだ…
無邪気で明るくて…裏表なくて…お金持ちのお嬢様なのに…そんな事は自分とは関係ないとばかりに…自由奔放で…
何が気に入ったのか…人見知りだった56の中に遠慮なくグイグイと入り込んできた…
でも転校初日から…とても楽しかったのを覚えている…
56の生活は...その日からとても充実した
ものになったのは確かだった…
それはそうと…何とかしないと…
昔の思い出に浸っている場合じゃないと…意識を切り替える…
あの道を聞いてきた男には拉致されたの?多分そうだ…
道を聞いている時の…E美を見る…あのネットリとした視線を思い出して鳥肌がたつ…
逃げなくちゃ!
E美!E美!!
呼んでもE美は意識を失ったままだ…
それに…この枷と鎖は56の力では外せない…
確かE美がiPhoneを持っていたはず…周りを見廻すが…それらしい物は見当たらない…男に取り上げられたのだろう…
56は頭をフル回転させて考える…ここから脱出するには何が最善かを…
とにかく2人で無事に脱出する事が目標だ…
身代金というか…お金が目的なら…すぐにどうこうされるとか…最悪の殺されるとか…無いだろう…
それ以外だった場合…ヤバいかもしれない…
あのE美を見ていた…あの目…あれは異常者の目だった…
チラッと56を見た目も…鳥肌が立つ程気持ち悪かった…
あの男に誘拐されたのだとすると…
56だってもう13だ…もちろん経験は無いが…男と女がナニするとかは知っている…
拘束した女の人を…道具を使ってイロイロと虐めたりする事も…
そして…若い女の子に執着する変態がいることも…ネットや何かで知ってはいる…
自分の腕を見る…
枷を嵌められ…鎖で繋がれている…
コレはただの誘拐事件じゃない…
自分たちにとっては最悪の事態だ…ここに居ちゃ不味い…何とかして逃げ出さないと…
男の油断している隙を狙うしか…
それには…情報収集しなくちゃ…
56は集中して周りを観察し始めた…
何だかんだで…過去編が始まりました。
小さい子はやった事が無いので…さてさてどうなりますか(´-﹏-`;)
煉瓦倉庫はどっちかと言うと…56がヒロイン役かな…
過去編はE美がヒロイン役になる予定です。
ヒロイン役 = 虐められる役ですけどネ( ̄▽ ̄;)
オマケはありませんm(*_ _)m
いってくだちぃ
2022-07-08 03:39:54 +0000 UTCいってくだちぃ
2022-07-08 02:51:13 +0000 UTCいってくだちぃ
2022-07-07 21:32:12 +0000 UTC