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MAINTENURSE 1周年

本日でMAINTENURSEを投稿し始めて1年が経過しました。めでたい。なのでこのブログではこれまでの話をざっくりと振り返ろうと思います。


・#0

プロトタイプの0話。

どういう漫画を考えるかに当り、様々な立場、事情を持ったアンドロイドたちがやってきて、その会話を中心とした漫画…分かる人に言うならば「VA11-Hall-A」や「Coffee Talk」のような漫画にしようと考えてました。基本は一話完結なオムニバス形式。キャラが再登場した際に会話がより踏み込んだ内容になっていったり、常連通しの意外な繋がりがあったり、逆に初めて出会う事で新たな物語が展開したり…。

「十三機兵防衛圏」のように時間軸も各話ごとにバラバラにしてやろうという案もあったんですが、さすがに構成難しすぎて没にしました。


内容の軸が決まったところで次は簡単な設定。その結果「整備店」が舞台になったのは、上記の内容が自然になり、ビジュアル的な魅力としてメカバレも用意しやすいから…と逆算した結果です。


主人公である整備士さんは基本聞き手の立場でいつつ、話が進むごとに過去話等で段階的に人物像を浮き彫りにしていこうと考えてました。当時の設定から変更になったものは多いんですが、路線そのものは変わってません。

店名であり、またタイトルでもある『MAINTENURSE』という名前は制作終盤になっても何も思いつかず、投稿前日にえーいって無理矢理付けた憶えがあります。それまでは仮名で「ロボットメンテナンス」と読んでました。名前とは不思議なもので、付ける前には違和感があっても、呼び続けていれば自然とその子に馴染むものなのです。


・#01

軍事アンドロイド、52ちゃんの話。

別の記事でも触れた記憶がありますが、『1話』という掴みに出す子はなるべく分かりやすくアンドロイドしてるべき!という考えから逆算して話を考えました。

そういえば現状だと唯一のバッドエンド気味に終わっている話です。個人的にメリーバッドエンドが結構好きなのでどっかでまたやろうと考えているんですけど、今のところ全く目途が立っていません。バッドエンドにするならそれ相応の納得する理由が無ければならないので、ハッピーエンドの何倍も難しいんですよね…。


#01に限った話ではありませんがこの漫画は「NieR」シリーズの影響めちゃくちゃ受けてます。というかオートマタやってなかったらそもそもアンドロイドものを描こうとすらしなかったかも。です。


・#02

配達アンドロイドさん、ヤマトのお話。

ヤマトやティンミンといったロボット色の強い、『トヨタマ製造』のアンドロイドを出したくて作った回でした。初めてこの漫画を読んだ人の性癖を歪められないか、という一心でヤマトのデザインを考えましたが…歪んだ方がいるかはともかく、私は凄くカワイイ子が出来て満足です。

ちなみに初期段階ではヤマトの仮名は「クロネコ」でした。


ヤマトのデザインは「ポケモン」や「ワールドフリッパー」、話の内容は「DEATH STRANDING」等を元にしています。そういえばワーフリ今度2.5周年なんですよ。あらゆる性癖を許容するサイゲームスの限界集落、これを機に始めてみるのはいかがでしょう。私は初めて完成させたパーティがハナビパだったのでハナビが好きです。


・#03

メスガキなアンドロイドさん、メロのお話。

今振り返ると「MAINTENURSE」の方向性を決定付けたのは、「機械が生きるつっても説得力ないか」というメロの台詞だと思います。プロットの段階ではこの台詞は無く、制作途中にアドリブで入れたもの。そんな言葉が漫画全体のテーマになってるの面白くないですか。だから漫画って描くの面白いんだ。


・#04

AIdolを目指すアンドロイドさん、スカイのお話。ここまでのが全部整備士さんとアンドロイドの一対一だったので別の立場の人物を出そう、がコンセプトでした。

理由は忘れたんですが、初期の設定で舞台の母国語をなぜか英語にしてしまったせいで細かい部分がめちゃくちゃ面倒くさかった記憶があります。今からでも日本語にするか...?誰も気にしないだろうし。

個人的には起承転結の結が全話のラストの中で一番好きです。


トワイとスカイの名前はデレマスの楽曲「Twilight Sky」が元。二人合わせてひとつにしたく、且つスカイのコンセプト「星」にも合致したのでこの名前になりました。多分名前で一番考えたのがこの二人。色んなアイマス楽曲を分割しては「なんか違う…」的な事を延々とやってた憶えがあります。ごまえ、ジブリ、マスピ…等々。


・#05

5話はここまでの話の区切りと新展開をコンセプトに製作しておりました。この漫画の方向性の再定義、再登場したキャラの次の展開、男性キャラも出すぞー、等々。また、上に書いた「整備士さんを徐々に掘り下げる」展開も。

マルセイユさんは事情が事情だけに初対面の人間に話す展開があまりに不自然だったのでチャットさんにだけ伝わるようにし、且つ読み手側もそれとなく察せるように、と描いていたんですけど...何かフワッとしちゃったのは反省点です。


名前の由来はDSの「ピクトチャット」です。それ以外思いつかなかった。


・#06

整備士さんの助手になったティンミンの登場回。

新展開という事もあり、初めて見た方をとにかく捕まえてやろう!と最初4ページに命を賭けました。数字を見る限り、ある程度その思惑は成功したのだと安堵しております。

ヤマトのデザインに苦労した分トヨタマ製造機の下地が出来ていたので、ティンミンのデザインはそれほど時間を要しませんでした。


6話7話は前後編という事で大きな一話を二つに分割して考えていたのですが、当初の予定では王こと「オーバード」が横たわってるシーンで区切る予定でした。漫画に置きなおすと40ページを超えてしまい、区切る場所を無理やり前倒しに…その他細かい調整を結構したり、描き慣れないティンミンの作画カロリーが思ったより重い等苦労が多かった記憶があります。


・#07

王と集落の話。

この話は本題とは別に、何故か「物量で攻めてやろう」という気持ちがあって、背景のゴミだったり大量のモブアンドロイドだったり、とにかく大量に用意した結果後半で力尽きた回でした。個人的には反省点の多い話です…。

集落は元々「モルグ」という名前で出す予定だったんですが、希望を謳う王様が付けるネーミングとして「死体安置場」は不自然という理由で没。王様に「塵の王」という厨二肩書を用意する案もあったんですが、「メタルギアサヴァイブ」にまんま同じ肩書の敵が出る事を知り没にしました。


オーバードという名前は「ゼノブレイドクロス」から。理由は色々ありますが、王とオーで覚えやすいから、が一番大きいです。内容的には「Detroit Become Human」。#07に限らず漫画そのものがデトロイトの影響大きいですが…。


・#08

今の最新話。#06、#07と制作に結構苦労したんですが、#08は逆にめちゃくちゃスムーズに制作が進み、私としてはとても楽しく描けた話でした。今までの整備士さんの描写に対するアンサーがある程度出せたというか。


水道代の下りは私の友人の実話です。私がたまたま泊まりに行ったタイミングで水道が止まり、お陰でおしっこを数時間ガマンする羽目になりました(逆にお金振り込んだらすぐ動くようになるのにも驚きましたが)。ヤベー色の封筒出てきてめちゃくちゃ笑った。



いかがでしたでしょうか。振り返ると色々あったものですねー。2年目も様々なアンドロイドさんを出しつつ今までの子も再登場させ、「MAINTENURSE」の世界を広げていこうと考えております。

現在は#09の制作中。ここのところ堅い話が続いた分少し明るく、そしてちょっとえっちな子が新しく登場します。今月末~来月頭辺りの公開を目指してますので、楽しみにして頂ければ幸いです。


長くなりましたが、今後も「MAINTENURSE」をよろしくお願いします。


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