2020年11月ごろ…
私は涎を垂らしながら意気揚々とDL同人を始める準備を進めていた。
ところで、DL同人ってどんな話にすればいいんだろう?
まずはヒロインとプレイ内容をざっくり決めなければ話ができないのではないか?
もちろん自分が描きたいヒロイン像があれば、モチベを保つためにもそれが一番いいのだとも思ったけど。
もしかして、より多くのひとが楽しめるようにするには『もうとりあえずめちゃくちゃヒロインを出せばいいのでは?』という安直なコンセプトのもと、自然とハーレムものに決定した。
私もハーレムもの好きだし、たくさん女の子いたら飽きずに楽しみながらかけそう♪天才♪
そんなようなことを考え、妄想を膨らませ始めた。
ヒロインを多くすることによって、ヒロインそれぞれに導入があると、おそらくとんでもなく長くなる。当時は最適なページ数など分からず、40ページぐらいに納めようと思っていたので、即ハメができる設定にしなければいけないことに気づいた。
となると催眠アプリなどのお手軽ツールで女の子とえっちする、という定番ものだがーー
コロナ禍に関わらずテレワークの普及の兆しもない仕事に向かう電車の中、うとうとしながらふと思った。
ああ〜催眠アプリそのものが女の子だったら、いいな。
ーーと。
ん?
あれ、こんな話、前にも考えた気がする…
私は昔からいろんな妄想や話を個人的に考えてまとめておくのが好きで
そのために創作に強烈な憧れを抱き続けてきた。
数年前に作ったSF妄想の中に、「意識間精神生命体」という話を考えたことがあった。
「意識間精神生命体」
あらすじ
人間というのはただの入れ物・乗り物で、地球外からやってきた「言葉」という生命体が人間の脳に寄生して身体を操縦している。
人間の本体は話したり描いたり、考え事をするときに発生する「意識」や「言葉」そのものだったのだ!
言葉は文字として記されたり会話…つまり人と人との「意識間」を通じて人間の脳を自由に行き来し、繁殖を繰り返して進化、代謝していく。
人間は精神生命体「言葉」に寄生されていなかったらいまだ猿と同じような生活をしていただろう。
もちろん人類はそんなことに気づいているわけもなく、言葉は自分たちが考えだしたものだと「言葉」に信じさせられている。
主人公とヒロインは恋人同士、普段パッとせずモテない主人公だが、
ヒロインと手を繋いでいる間だけ、やたらと異性にモテてしまう。
ずっと不思議に思っていたが、科学者でもある主人公は、あるとき「言葉」が生命体であり、ほとんど全ての人間に寄生していることを発見する。
主人公は言葉を「意識間精神生命体」として研究を進める。
そして、ヒロインと手を繋いでいる間、モテるだけでなく、
ヒロインが怒ったら周囲の人間も主人公に怒り、ヒロインが泣いたら周囲の人間も泣き出してしまうことから、主人公はヒロインの意識間精神生命体が
「他人の意識を上書きして、自分の感情を同期させてしまうほど強力な繁殖力をもつ変異体」であることに気づいてしまう。
主人公がその危険性に気づいた時にはもう遅く、会話やSNSを通じて意識同士の交配と繁殖は拡大、
地球上のほとんど全ての主人公以外の人間は、全員「ヒロインと同じ思考、意識、感情」
になってしまっていた。外見や年齢は違うものの、
この世界には1人の主人公と、ほか80億人は「脳の中身がヒロイン」という世界に
上書きされてしまった。
おわり
ざっくりこんなSFを妄想していたことがあった。
これをもとにちょーどいいところだけ抜き出して、
いつでもえっちできるヒロインが、そこらへんにいる女の子をいつでもえっちできる関係に変えてくれる。
っていう大まかな流れをぼんやりと決めました。
つづく