2020年11月…
大まかなコンセプトは漠然とできたところで…
いまだからわかる企画における致命的なミスがたくさんありました。
①どう考えても初心者が大人数のキャラを描くのは大変
過去の自分にアドバイス
・後に頭が混乱します、素直にキャラ数を絞りましょう
②まずは短いページ数・CG集などで様子を見る&実力の底上げ
過去の自分にアドバイス
・最初の数作は大作よりも早いサイクルで出して実力を底上げしよう
同じページを何度も描き直すハメになるぞ!
③DL同人の本質を見失ってはいけない、「物語」>「使えるか」
過去の自分にアドバイス
・基本人は映画や小説を楽しむ心持ちとDL同人を楽しむ心持ちは違う
・物語を見せても仕方ない、興奮ため以外のエッセンスは必要ない
こんな感じでしょうか
もしこれから私のように真っ白な素人状態からDL同人を始めようとしている人は短いサイクルで作品を出し続け、並行して絵を上達していくのが一番実践的だと思います。
誰もシコりたい時に、物語の奥行きや考察を楽しもうという人はいません。
ところで2022年2月21日、販売開始から一ヶ月初めて処女作の売り上げが口座に振り込まれました。
目標としていた倍以上、期待していた十倍以上の購入に、メッセージもいくつかいただいて、涙が出るほど本当に嬉しかったです。
苦しみながら描いてよかったと感じてます。
実は怖くて口座に振り込まれるまでびびってどれくらい売れたか確認していなかったんですよね…
購読していただいた方、ありがとうございます。次回作はどんなものになるかわかりませんが、仕事の合間にちまちま作っていきたいと思います。
閑話休題。
お話作りについて、前にも(作中にも匂わせていますが)私は映画オタクです。
登場キャラ全員の好きな映画を設定で入れてしまうぐらいにはオタクです。
年間300本は見て、食費よりも映画館での出費がでかいです。
そのため、脚本作りに関する本はDL同人活動以前から読み漁っていました。
特に感銘を受けた本は
リンダ・シガー著「ハリウッド・リライディング・バイブル」
ブレイク・スナイダー著「セイブ・ザ・キャット」
カール・イグレシアス著「「感情」から書く脚本術」
です、他にも多くの指南書・名著がありますが、影響をうけた3冊をあげるとすればこの3冊でした。
ハリウッド映画は基本的に「テーゼ」「アンチテーゼ」「ジンテーゼ」の三幕で構成されているとし、ブレイク・スナイダーがそれをさらに16個の項目に分解。
カール・イグレシアスが、物語を補う細かい技術を記しています。
というのは、映画の話。
じゃあこれをシコるために特化したDL同人にどう落とし込むのか?
読者の感情である「シコりたい」をどう高めていくのか?
そこがキモなのにかかわらず、私は小賢しい物語を構成し始めてしまいます。
結果、どうなったかというと
・ページ数80P
(初めてにしては多すぎ、何度挫けそうになったか)
・物語を見せようとしすぎてコマが小さくなる
(漫画力がないので、見ずらいだけ、ダイナミックな抜きゴマもすくなかった)
・セリフが多くて文字が読みにくくなった
(使うときに余計な手間がかかる)
これは販売直前に聞いた話なのですが、
DL同人は「牛丼」であるというたとえ話があるそうです。
つまり、やすい、はやい、うまい、が大事。
私がやってしまったのは、牛丼を求める人に牛丼を提供する際に
ナイフとフォークを出し、美味しい食べ方の冊子を渡し、調味料を使うタイミングを指定するなど…
いやいや牛丼食べるために余計な手間かけさせるな!状態にしてしまったわけですね。
次作以降、気をつけたいと思います。
そうして当時の私は、意気揚々と4コマ漫画のように
紙を4つに区切って、いわゆる「ビート」と呼ばれるシーンの動きを並べて
「ミッドポイントがここでぇ〜」
「初めと終わりは逆にしなきゃいけないから〜」
「キャラのアークが〜」
みたいな、読者のオナニーのために書くためのもののはずなのに
気がつけば自分の創作オナニーとなっていました。
恐ろしいですね。
とはいえ、話としては気に入ったものが出来たとおもっています
想像よりもたくさんの人に楽しんでいただけて本当に感謝の言葉が足りません。
ハーレムジャンルにすると決めてから2-3日で全体の話はまとまりました。
当時まとめた3幕構成はこんな感じでした。
第一幕「謎の少女の特異性の紹介」「主人公は謎の少女の正体を知りたい」「妹と仲良くできない」10ページ。
第二幕・前「少女の謎に迫る」「主人公やりたい放題」10ページ。
第二幕・後「妹の危機の解決」「妹との和解」10ページ。
第三幕「主人公の危機」「真相解明」10ページ。
この配分で40ページの漫画を描こうと決めました。
つづく