こんにちは!南鮪です!
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今月は予告通り、本業の忙しさや体調の問題で漫画の制作が遅れに遅れています💦
しかし、漫画ができてないからと言って全く更新しないのも不誠実だと思い、今回はメイキングブログを書きます。
遥か前に1作目のメイキング話を書き、増えカノはまだ未完なので
今回は「ときときこ」の話をちょっとしたいと思います。
とはいえ、まだ「ときときこ」も構想上は未完状態で、いつか後編を描くかもしれないので、前半部分のお話をします。
増えカノ(仮)のスピンオフとしてときときこを描く前、
ときときこは本編の回想シーンの数ページで済ますつもりでした。
しかし、長く続く本編がハードでときこが不幸な目に遭ってしまうという展開の中
ときこにも望みがあることを、匂わせておく必要があると感じました。
でないと、多くの人が辛くなって最後まで読んでくれないかも、と感じたためです。
ということで「実は時子は自分とHしていたため、東京に2人残って、別の人間として生活していた」という設定を、スピンオフとして膨らませることにしました。
そしてプロット練り練りタイムが始まりました。創作で一番好きな時間です✨
毎回話のつくりかたは違うんですが、ときときこに関しては
まず物語の最後を考えました。
本編では省かれましたが、普通の女の子が自分自身とエッチしたり、仲良く彼氏をシェアしたり、お互いテレコに生活をするのを受け入れるのは異常です。
きっと、ときこは東京でなにか特別な経験をして帰ってきたんだろう。
という本編に繋げるため、ときときことしての話の決着は
「ときこが2人に増えたことを受け入れ、もう一人の自分を好きになる」です。
最後をこの形にするため、最初のときこはこの真逆
「2人に増えたことをうとましく、この自分が嫌い」
から話を始めることにします。
「セックスして4人に増えていた」というのはあくまでエピソードに過ぎません。
物語の決着は、主人公の成長にあります。
物語のオチと、始まりは真逆にすることで、必然的に間のエピソードを埋めやすくなり、キャラのアークも産まれます。
頭と終わりが決まれば、次は物語のど真ん中が決まります。
折り返し地点です、ここで大きめのエピソードを挟んで、主人公の考え方を決定的に別ベクトルに、ゴールに向かうように曲げるエピソードです。
「一方のときこが、もう片方を好きになる」エピソードの用意ですね。
そして、それは、クライマックスに向かう破滅の予感を孕ませなければいけません。
ただ好きになる、だけではダメです。
え? それでいいの…? どんな決断をするの?
も同時に匂わせる必要があります。
つまり、
「ときこがときこを好きになる、が、それは悲劇的な最後(元に戻るためにはどっちかが消えなければいけない)を避けられないのでは」
ということです。
この葛藤は物語に絶対必要だと思いました。
そこから次に、好かれた方のときこが
おかしくなっていく自分に違和感と危機感を感じ、ついに襲われてしまう。
しかし、その結果、4人になったことで、自分を好きなときこが2人になり、一時の解決に向かいます。
これでおおまかなお話ができました。
序盤 ときことときこの不仲エピソード(終盤の逆)
中盤 ときこが自分を見直していくエピ
真ん中 決定的な事件
中盤2 片方のときこがおかしくなっていく
終盤 2人のときこ帰還と、ときときこのこれから
(本当はこの前に「後編」も含めた大まかな話も作ったが、エピソードが膨れ上がったために「前編」だけで物語が完結・成立するようのちに再編成したものです)
ここからさらに細分化してエピソードを作っていきます。
かなり初期のプロットの残骸が残ってました。
漫画として描き終えた話のところは消したので、スカスカでボロボロです💦
いまとなっては消さないで残しておいた方が後々こういうふうにネタにできたのに〜とか思いました。
後編部分に繋がるので一部消してます。
東京に残った2人がクロエに「ときです」「きこです」
クロエ「ときときこ、ね」
と自己紹介するのを最後にすると決め、タイトルを「ときときこ」に決めました。
連載当初、「ときときこ」のタイトルの意味を予測できた人っていたんでしょうか…?
ということで、構想の時に作った大まかな話から
一つ一つのエピソード(ビート)を考えていきます
序盤 ときことときこの不仲エピソード(終盤の逆)
・2人が同じ動きであることの弊害
そういや本編のこのシーン
ネームの段階だと「ジャンケンで決めておいたんだ」だったけど清書の時
「ん?行動一緒だとジャンケンで決着つかんか、クジにしよ」
ってなってセリフを変えたのを思いだし、あいこが続くエピに。
ギャグとして成立させるため、ジャンケンの手じゃない手であいこにさせよう
↓
きつねであいこ
・同じものを取り合って喧嘩
学校のイベントや、バイト、勉強での生じる不具合をだす
また、ときこが意外と荒っぽい(衝動で暴力など)の説得力が本編だと薄いため、その補強。
一方お互いに相手が消えると思ってる。その相手のために服やランチの場所など譲り合える優しさも強調。
でもギャグ漫画なのでオチが必要…絶対に譲れないものでやっぱりもめる。相打ち。
中盤 ときこが自分を見直していくエピ
・まずは見た目から安っぽく
改めて第三者から外見を褒められ、
「まあ、外見は悪くないよな」的な
構想中はゆなちゃんではなく、「佐藤砂糖」本人だった。
が、後半の話を作るにあたって、「ゆなちゃん」が必要だったので変更した。
子供に優しい方が好感度上がるし。
・子供に優しく、無邪気な笑顔
やっぱ人は笑顔で惚れるんや!!!! ってことで子供と楽しく遊ばせた。
ゲームなにさせようと考える中、ババぬきにたどりつく、
「そういやババ抜きって双子を捨てていくゲームだな」
ギャグとして成立させるため、ときこが隠し事をすると顔にでる設定になった。
あのペラペラ作画は左手で描いてます。
構想中は「ママも顔がペラペラ」がオチだったんですが、ネームを切っている段階で
「あれ、神経衰弱もふたごを探すけど、こっちはポイントになるな」と思い、ゆなちゃんに言わせた。結果、ときこたちが寄り添ういいエピソードになったと思う。
「4人にならないために東京にいくんだけどね」はクライマックスの壮大な前フリ。
・秘密、悩みの共有
秘密や悩みを共有している唯一の相手は自分だけである。
というところを双子とクローンの対比で表現したかった。
また、どこかでクロエとまれいを出しておく必要があったので、色々考えた結果ここに差し込めるなと思った。
伏線として違和感なく、そのエピソードだけで完結し、ただのカメオ出演だと思わせる必要があった。
ひさしぶりに描く前作キャラだったので、かなり気合い入れてキャラデして描きました。
そのせいで、この辺りから作画が本編並になってきました。
漠然と考えていた時は、クロエがナンパ双子から助けてくれるオチだけだったんですが、それだけだとただのナンパエピソードになってしまいます。
そこで「悩みをわかってあげられる」という双子に対し
ジャンケンですらアイコが延々に続いてしまうときこたちが、
一度もアイコにならずジャンケンが決着してしまう双子を鼻で笑う
というビートを入れたことで、第1話のあいこエピソードが補強されて、
なおかつ、終盤に入れる予定の「ときこたちがジャンケンでアイコじゃなくなる」エピソードに繋がると思いつき、挟みました。
これおもいついたとき、「あー天才でよかった」と思いました。
・半分でもいいこともある
二人で半分こしないといけない負の側面(バイト代など)はもう描いたので
その反対の考えもあるなと思い、ここに挟みました。
本来はこのエピソードはなく、いきなり「自分同士クロスあーん」の話にする予定でした。
そして、「2人でシェアすることの嬉しさ」をこのエピソードのオチにしたかったため、この話の最初を「誰かとシェアすることにトラウマ」にしました。
・クロスあーん
これは、全体の物語に必要なエピソードだから入れたのではなく
自分同士クロスあーんのイメージが先行してエピソードを入れました。
しかし、これまでのときこたちの気持ちの流れでクロスあーんをさせるのは
相当な無理があったので、かなり頭を悩ませたエピソードでもあります。
なので、関節キスからキスを連想させ、自分の唾液は無味無臭かもしれない、確かめよう! と、結構強引な連想ゲームになってます💦
こういう荒さに実力不足を感じますね。
ですが、ときこが赤面しながらクロスあーんするというパンチ力で誤魔化しました。
「無味無臭説」はのちのキスで回収するワードですが、
このときは考えてなく、キスする話のネーム中に、「ああそういえばときこって、自分とのキスは無味無臭説唱えてたな、ヨシ、拾ったれ」と思って再利用しました。
でも結果的に(後出しサルベージとはいえ)キスエピソードへの前フリになったし
端的に2人の変化を表せたお気に入りのエピソードでもあります。
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プロット編解説だけで思ったよりすごい文章量になったので
今回はここまでにします🙇♀️
いつかまた漫画の更新ができない時期になったら、こういう回想・解説系のブログ形式にさせてください。
では!!!