イラストを描くときは【きほん】を守ることが重要です。
なぜなら、間違えたときにすぐ修正できるからです。
ルールが何もない、チェックするものが何もない状態で描くと
イラストを描き終えるまでミスに気がつきません。
もう描き終わった作品を修正するのはめちゃくちゃ面倒ですよね?
でも【きほん】を知っていれば、正しいかチェックしながら描けます。
何が正しいか知っているから、間違えた瞬間に
「あ、これが違う」「ココがおかしい」と気がつけるわけです。
もちろん、気がつけるのですぐ修正できます。
だから、【きほん】を守ることでイラストのクオリティを安定します。
間違えて描いてもすぐに気がつけるようになるし、
慣れてくると描く前に気がついて間違えないようになりますよ。
では、伝わるイラストでいちばん大切な【きほん】を紹介します。
伝わるイラストの【きほん】はシルエットに注目して描くことです!
ぜひ、描きながら常にチェックしてください。
例えば、第1章で紹介した【3大スキル】を使うときでも
シルエットを優先的にサーチして、
シルエットを崩さないようにデフォルメしつつ、
シルエットを維持してメイキングする。
こうすることで完成度の高いイラストを描くことができます。
シルエットに注目する最大の魅力は「見てわかる」ところです。
人体解剖学、骨格、筋肉、重心など、どれも大切な要素ですが、すべて見えないモノです。
見えないモノを意識するのは難しいですよね?いくら資料を観察してもわからないので。
だからわかっているのに描けない、ミスをすることが増えてしまいます。
でもシルエットなら「見ればわかる」ので、資料さえ用意すれば大丈夫です。
だから、シルエットを【きほん】にすることでイラストが安定します!
それでは【きほん】の描き方を具体的に紹介します。
覚えてほしいのは以下の3つのステップです。
① シルエット(全体を描く)
② アタリ(目印を描く)
③ ディテール(細部を描く)
どんなイラストでもこの順番で描くことができます。
キャラクターはもちろん、コップや武器などの物質、家やビルなどの建物、
山や川などの風景など・・・何でも同じ方法で描くことができます。
とはいえ、しっかり描き方を覚えないと混乱してしまうので
これから各ステップを詳しく解説していきます。
しっかりと【きほん】をマスターしていきましょう!
まずは「シルエット」を描くステップです。
具体的には、自分が描きたい資料をよく観察して
その「シルエット」をできるだけシンプルに描きます。
つまり、「サーチ」と「デフォルメ」のスキルが必要です!
ちゃんと覚えていましたか?
慣れないうちは、ぼんやりとした記憶に頼らず
しっかりと資料を観察しながら「シルエット」を探しましょう。
アナログなら「写し絵」をするのも
「シルエット」を探す練習としては効果的ですよ!
「シルエット」を描くときは直線を意識してください。
すべて直線というよりは、直線が多いほど便利になります。
なぜなら、パーツの位置関係をチェックしやすいからです。
丸いシルエットは簡単に描けますが、
長さ、幅、位置関係がわからいにくいのであまりオススメしません。
直線で描くことで点Aに頭頂部を描く、点Bに右足の先を描く、
直線BCが床のライン・・・など、位置関係がわかりやすくなります。
これに慣れると、この後のステップがめちゃくちゃ楽になります!
最初は難しいですが、チャレンジする価値はありますよ!
次は「アタリ」を描くステップです。
シンプル過ぎるシルエットを完成イラストに近づけるため、
目印を描いて整えていきます。
ここでも「サーチ」と「デフォルメ」のスキルを使います!
資料をよく観察して、シルエット内のどこに何を描くのか?
頭や腕のパーツを描くための目印を描きましょう。
シルエットを分割していくイメージで描くのがオススメです。
頭、上半身、下半身などザックリと分けるだけでも
かなり描きやすさが変わってきますよ!
「アタリ」は3分割を目安にして少しずつ細かくすると便利ですよ。
※2分割でも4分割でも特に問題はありません。
なぜなら、全体のバランスを確認しながら描けるからです。
例えば、全身のシルエットを「頭」「上半身」「下半身」で分割したら
次は、頭のシルエットを「描く部分」「描かない部分」で分割します。
さらに、「描く部分」の中を「髪」「おでこ」「顔」で分割します。
こうやって3分割を目安にしてアタリを描くと
自然と全体➡細部へとバランスを確認しながら描くクセがつきます。
「全体のバランスを見て・・・」だとイメージしにくい人は
「だいたい3分割していけば大丈夫」くらいで覚えてください。
最後は「ディテール」を描くステップです。
具体的には、カタチは資料を確認しながら、
場所はアタリを目印にしながら描き込んでいきます。
ここで「メイキング」のスキルを発揮しましょう!
まっすぐな線を描くのか?
ゆるやかなカーブを描くのか?
線の長さは?角度は?
資料と自分のイラストを何度も見比べてチェックしながら
どんどん描き込んでいきます。
自分が納得できるまで、思いっきり描きましょう!
イラストは「60点でも大丈夫」と覚えておいてください。
なぜなら、目指しているのは「伝わる」イラストだからです。
資料を見ながら描くと、ついつい本物みたいな
100点満点のイラストを描きたくなります。
でも大切なのは「伝わる」イラストを描くことでしたよね?
※忘れちゃった人は【第0章】をもう一度読んでください。
60点くらいのイラストでもちゃんと伝わります。
【きほん】がしっかり守れているから!
つまり、【きほん】が守れたらズボラでも大丈夫です!
もっと気軽に、肩の力を抜いて描いて良いですよ。
いかがでしたか?
今回は【きほん】であるシルエットについて詳しく解説しました。
この「シン・イラスト術」はイラストの攻略本です。
わたしの10年分の経験値を詰め込んであります。
この10年分の経験値をどう使うかはあなた次第。
初心者の人なら描き方のコツを調べる「チュートリアル本」として、
中級者の人なら基礎力向上の「ベースアップ本」として、
上級者の人は弱点克服の「スキルアップ本」として使うのもアリだと思います。
「シン・イラスト術」をどう使うかはあなたの自由です!
どんな使い方をしても、あなたのレベルアップに役立つはずですよ。
ぜひ他の記事もチェックしてみてください!お疲れさまでした!