サマライジングとは要約するという意味です。長い文章の大切な部分、重要なポイントだけをピックアップしてまとめてわかりやすくすることですね。
「要するに〇〇が大切だということです!」
と一言にまとめたほうが伝わりやすいし、覚えやすいですよね。
要約は文章やスピーチの世界だけで使われてると思うかもしれませんが、実はイラストの世界でもみんな「要約」を使っています。
ほとんどの人が無意識に行っているため、あまり注目されてません。
でもこれができない人が「描いても伝わらない」「上手く描けない」「考えすぎてペンが動かない(完璧主義)」という状態になる傾向が高いと感じます。
いろんな人のイラストを添削してきましたが、困ってる人ほどサマライジング(要約)ができていませんでした。
今回はイラストに重要な「サマライジング(要約)」について解説しますね。
なぜサマライジングが必要なのか?
それは「やった方が良いこと」がめちゃくちゃ多いからです。
大切なポイントは山ほどあります。
重要なポイントは山ほどあります。
「やった方が良いこと」を書き出したら、きっと辞書くらいのボリュームになると思います。でも、そうなると結局「何が大切なの?」という迷いが生まれます。
「イラストを描くために一番大切なポイントは100個あります!」
こんなことを言われたら「は?何言ってるの?」って思いますよね?笑
でも知識がある、実力がある人ほどコレをやってしまいます。
「あれもやった方が良い」「コレも大切だ」とたくさんの選択肢を持っているせいで、どれか一つに絞れない、結局全部やろうとしてパンクしてしまう状態です。
選択肢を増やす事、選択肢が多いことは良いことですが、
もっと大切なのは選択肢の中から一つを選ぶことです。
その一つを選ぶためにサマライジングが必要になります。
サマライジングができると、大切なポイントを絞ることができます。
「やった方が良いことはたくさんあるけど・・・結局今回のイラストで大切なのはコレだな。だから他のことは”それなり”で良いな」
みたいな感じで、たくさんある大切なポイントに優先順位をつけることができます。
「意味のあるものでなくては」
→意味があった方が良いけど、今回はそれって求められてるかな?
「つまりこれって何が言いたいの?」
→メッセージ性はあった方が良いけど、今回はそれって求められているかな?
「説明できないと人に見せてはいけないのでは」
→自分の絵を解説できたほうが良いけど、今回はそれって求められているかな?
「やった方が良い」と「やらないとダメ」は違います。
この違いを理解して、一番大切なことを絞ってください。
サマライジングで大切なのは「求められているモノ」を見極めることです。
なぜなら、それが変わると優先順位が変わってしまうからです。
シチュエーションが変わると重要なポイントも変わります。
誰かが「これが重要だ!」と言っていたからといって、ありとあらゆるシチュエーションでそれが重要だとは限りません。
これが理解できないと「だって、これが重要だって先生が言っていたから!」なんて短絡的な思考になってしまいます。
「画塾で毎日描いていた」とあったので、たぶん美大に行っていたか、美大を目指して頑張っていた方だと思います。
当時は「美大に求められているモノ」をクリアするために知識と技術を詰め込み、努力していたと思います。
でも、その知識と技術が通用するのは”美大”というコミュニティの中だけです。
・学校側が作品を評価する。
・評価するポイントが決まっている。
・クリアできるほど評価が上がる
など、一定のルールの中で行うスポーツのようなものだと考えて下さい。
プロ野球選手が急にサッカーに転向して活躍はできませんよね?
ルールが変わると、今まで使っていた知識と技術は急に役に立たなくなります。
これが現状抱えている違和感や不安の原因ではないでしょうか?
美大の先生たちが作品に求めているモノと
Twitterでみんなが作品に求めているモノは違うはずです。
美大であなたの作品を評価していた人たちは絵のプロですが
Twitterであなたの作品を評価している人たちは絵の素人です。
素人にはハイレベルの知識や技術の差が理解できません。
100円と1億円の絵の違いは分かるかもしれませんが、1億円と10億円の絵の違いは恐らく分かりません。
これはイラストだけでなく、料理や服にも言えることだと思います。
全ての人が高級レストランの味を求めているわけではないし、
全ての人がハイブランドの服を求めているわけではありません。
求められているモノが変わると大切なポイントは変わります。
美大からTwitterへと活動の場を変えたことで、従うべきルールが変わりました。
同時にあなたがこれから大切にしないといけないポイントも変わります。
それを確認しつつ、冷静にサマライジングしてみて下さい。
今までとは違う答えが見つかると思います。
Twitterで求められているモノについては、リンク先のINDEXから「SNS戦略系TIPS」をチェックしてみて下さい。

読みたいTIPSの検索&閲覧を効率化できるINDEXです。 気になる単語をクリックすると記事の閲覧ができます。 ▶イラスト系TIPS きほん ペンの使い方 イメージ テンプレート シルエット ディテール 立体感 反復 ▶顔 正面の顔 正面の目 横顔 横顔の目 フカンの顔...
基本的にTwitterでは「共感」を優先してください。
共感するから「いいね」を押す。共感するからフォローする。
実際はもっと複雑ですが、とりあえずそんなイメージで良いと思います。
「このキャラは可愛いよね」「こんなシチュエーションはエロいよね」
大雑把に言えば、みんなが注目するのはこんな感じです。
これは知識がない素人でも理解できるからです。
人間は理解できないことを評価できません。
Twitterでは積極的に「みんなが共感できる作品」を投稿した方が良いと思います。
しばらくTwitterを眺めれば気付くと思いますが
「やっぱりこの技法は素晴らしいよね!」「このメッセージ性は重要だよね」
という話題では盛り上がっていないはずです。
美大の先生たちのようなプロ目線で見ている人はほぼ居ません。
だからプロの知識や技術はハイレベルすぎて理解されません。
だから共感もされないし、評価もされません。
そういう意味では、美大で培うよな「画力」は求められていません。
Twitterで求めらえる「画力」は全く違う技術を指しています。
サマライジングする際は参考にしてください。
ここまで読んで
「なんだ、美大の経験は無駄だったのか。Twitterでは役に立たないんだな」
と誤解しないでくださいね!
過去の経験が無駄になるなんて、そんなことは絶対にありません!
「やった方が良いこと」の優先順位が変わっただけで、知識があった方が良いし技術があった方が有利なのは変わりません。
サマライジングしていちばん大切なことが分かれば、そこに過去の経験で獲得した知識と技術を注ぎ込めば素晴らしい作品ができます。
個人的には「ワンポイント加筆」が良いと思います。
あなたが身に着けた知識や技術はハイレベルすぎて一般人には伝わりません。
だから「一つだけ」足してみて下さい。
あなたから見て「なんだこれ・・・意味なんて無いし、構図もバランスもめちゃくちゃ。何が良いのか分からない。」なんて感じるような作品が溢れていると思いますが、その作品の”ワンポイントだけ直して”描いてみて下さい。
「インスタント麺に”ちょい足し”するだけで有名店の味に!」みたいな感覚で、一見するとチープに見える、下手に見える作品でもワンポイント加筆するだけで芸術的な作品に生まれ変わらせることができると思います。
例)
・芸術的過ぎるアンパンマン
・芸術的過ぎるドラえもん
・芸術的過ぎるサザエさん
原作はどれもシンプルなタッチですが、あなたならどう加筆しますか?
どんなテクニックを駆使したら芸術的にできると思いますか?
知識も技術も無いわたしにはどうすれば「芸術っぽくみえるか」はわかりません。
でもあなたにはその知識と技術があります。
何か案が思いつくのではないでしょうか?
これはあなたにしか描けない方法だと思います。
「普通に」描いたら過去の経験が無駄になりますが、
「あなたにしか描けない方法」で描いたら過去の経験を活かすことができます。
個人的には後者を選んでほしいと思います。
個人的に!すごくお話を聞きたいです!
画塾でどんな風に描いていたのか、どんなことを学んだのか、どんな人に指導を受けたのか、聞きたいことが山のようにあります!
デッサンするときに何を重視しているのか?など、とても気になります!
TwitterのDMでも良いし、pixivのメッセージでも良いのでぜひ連絡をください。
もちろん無理にとは言いません。抵抗があるのは理解してます。
それでも、もし気が向いたら連絡してください。
勉強させてほしいです。
また何かあったら質問してください。
たとえ連絡が無くてもちゃんとお答えしますよ!笑
お疲れさまでした!