こんばんは、おりがみ彩です。
今回のテーマは【腱鞘炎になって初めてわかる本当の速さとは】です。
先日まさかの腱鞘炎になりました。
実はちょっと嬉しかったりもしました。
子供の頃からプロの作家に憧れ、プロは腱鞘炎になるものだと思ってました。名誉の負傷とでも言うんでしょうか、それに憧れていました。
一生懸命描いていた学生時代でもなった事が無く、わたし程度のレベルで腱鞘炎になれるなんて烏滸がましいと思っていました。
100日チャレンジで腕が痛くて仕方なかった時もあるけどその時でさえ腱鞘炎では無かったしわたしなんかでは腱鞘炎になんてなれないんだろうと思っていて、名誉の負傷への憧れはあったもののいざなってみたらとんでもなく痛くて苦しかったです。
炎症って本当に熱いんですね。驚きました。
会社で使う冷たいペンを持つ事さえもできず、とても軽いペンなのに重たくて持ち上げる事さえできなかった。触れた瞬間に燃えるような痛さで涙が出そうでした。
ペンすら持てないんだからスマホなんて持てる訳もなく、持つと言うよりも落ちない様に支える事しかできませんでした。
一週間程経過した今、完治したと言う訳では無いけど落ち着いてきました。
ようやく絵も描けるようになり、そこで改めてわたしの以前挑戦した100日チャレンジの求めた速さについて悩んだ。
それが今記事のテーマ。
わたしは描くのが遅いから速さを習得する為の100日チャレンジでした。
結果的に低クオリティなら2時間で1枚描ける。高クオリティでも5時間あれば完成する様になった。
でもその中身はと言うと手への負担が減っていなかった。
単純に今まで髪の毛みたいな長い曲線は曲線ツールを使う方が速く、消しゴムを使う回数を減らしただけに過ぎない。
ペンのストローク数はかなり減ったけど激減では無い。
それがわたしの100日チャレンジで習得した速さだった。
でもストローク数があまり変わらないからこそ腕への負担が減っている訳では無かったんだ。
かなり前に言ったと思うんだけど、わたしの人生は絵を描き続ける事。
1枚でも多くの作品を描き続けるのがわたしの人生だとどこかの絵めもで言ったと思う。
その考えは変わって無い。だからずっと描き続けたい。
でもこんな風に腱鞘炎になって描けない日が続いて結果的に描ける枚数が減ってしまうのはわたしにとってとても不幸な事。
そうならない為には腕に負担をかけない本当の速さを習得する事が必要だと思った。
負担をかけない速さとはつまり無駄な線を増やさない、そもそも消しゴムを使う事をしない。影を減らす事だと思った。
わたしの100日チャレンジは効率が良くなり確かにストローク数は減った。
でもそもそもストロークを必要としなければ腕への負担がかからない。
極端に言ってしまえば必ず1回で線を描く。
影を深追いせずに正しい影だけを丁寧に間違い無く配置する。
それさえできれば腕への負担は限りなく軽減する事ができるはず。
もちろん描き続ける以上負担は無くならない。それはもう職業病でありそこまで行けば腱鞘炎も本当に名誉の負傷と思う。
でもここまでやるからこそわたしはもっと速くなれる気がする。
【腱鞘炎になって初めてわかる本当の速さとは】そもそも腕への負担を限りなく減らす事。
ただ我武者羅に速く動かすのはもちろん速い。でもそこで怪我をした。それでは意味が無い。
本当の速さは腕への負担も減らす事だったんです。
そんな事できるものなのかと思われるかもしれない。
でもそれを実践したのが最新作のソユーズです。
可能な限り線は減らし、影もいつもの半分程度にしています。
それでも作品の質はある程度確保できてると思う。
格好良く狙ってやってやったみたいな言い方してるけどあの当時は今よりもペンが持てなくて腱鞘炎もまだ酷い時期だったので意図的に減らしたと言うか減らすしか描けなかったっていうのが本音です。
それでも作品の質が保たれてるのは紛れもなく100日チャレンジで培った作品完成度の均一化だと思う。
どんな経験も、どんな技術も、どんな負傷であってもそこから学ぶ事はある。
学びたい、描きたい、今よりも上手くなりたいと言う前向きな気持ちがあればどんな時であろうとそこから進化していく。
人はどこまででも成長する。
わたしは自分の進化を諦めない。
人生で1枚でも多くの作品を残す為に、わたしはこれからも描き続ける。
おりがみ 彩📝