支援者の皆様こんにちは!
カナヲです。
今回の制作裏話は、比較的最近のネタで面白いボツネタがあったのでそれをご紹介したいと思います。
※この記事は『被虐のノエル』Season Finalのネタバレを含みます。
『被虐のノエル』の最終話、すなわちSeason Finalは前編と後編に分かれています。もちろんこれはなんとなくで分割したわけではなく、決戦当日の話を1話にまとめようとすると、これまでの「1話あたりのプレイ時間はだいたい60分」というルールを大幅に超える大長編となってしまうからです。
しかしそれは逆に言えば「ゲームデータこそ分かれているものの、ストーリーそのものはぶっ通し」ということでもあり、事実Final前編のプロットを作る際には同時に後編のプロットとエンディング後のキャラクターのその後……すなわちすべてが終わった後、各々はどうなって、どんな人生を送るのか……という部分まで全部セットで、そしてかなり具体的に考える必要がありました。
そんな中で生まれたとある「オスカーのその後」はなかなか面白い案なのですが……結局はボツとし、本編で描いたような形に落ち着きました。
では、その「オスカーのその後(ボツ案)」とはどのようなものなのかというと、
・ルーチェの一件で過去を清算したジーノは、バロウズが失墜した後のラプラスでひそかに探偵事務所を開き、ある時はバロウズの余罪解明絡みで、ある時は警察が表に出せない事件の非公式相談役として暗躍する
・オスカーはなんだかんだラプラスから逃げ切った後、再びラプラスに戻り、ジーノのもとで助手兼用心棒をしている
といった、ジーノと関連した内容になっています。
Season Final前編におけるジーノのエピソードは3ルートに分岐し、どれが正史という決まりもあえて作っていないのですが……このボツ案は、それらの前に考えていたものになります。
「ジーノはなんだかんだ義足+杖ありきなので、もう前線で暴れるのは難しい。なら元汚職警官としてはちゃっかりこういうポジションに落ち着くんじゃないか」
とか、
「オスカーも度重なる堕天や、そもそも代償によるダメージと魔人の肉体による超回復の繰り返しでシンプルに肉体が傷んでいるため、心身ともに落ち着きを見せるんじゃないか」
とか、
「追い詰められた犯人が『あのおっかない用心棒を遠ざけて、探偵を直接狙えば解決だぜ』とジーノを直接消しに来るも、ジーノのゴリラパンチで返り討ちにあう(処刑用BGMとともに)」
とか、色々考えていたのですが……
といった理由からボツとしました。
「ロレンツィ探偵事務所」という展開だけを切り取れば個人的になかなかわくわくするその後だなとは思うのですが、ifの領域は出ないというか……。
本気でこの展開に繋げるためには、そのためだけにねじ曲げなければならない設定が多すぎる……といったかんじです。とくに③なんかはオスカーという人間の根本に関わる部分なので、これを覆すのは容易ではありません。
ためしに助手オスカーを描いてみましたが……仮にこうなった場合オスカーはどういう感情でいるのかイマイチ浮かんできませんでした。まあ上記の①②③の問題をクリアしていないのに形になってしまったバグのようなオスカーなので当然といえば当然ですね。
なんとなく、黒スーツでジーノの後ろに寡黙に控えているような気はします。
もうサーベルを持つ必要はなさそうなので、全身を刃物にする力が主戦力で、いざという時は用心棒として前に出るも、やはり体の衰えから全盛期のような安定した強さは発揮できず……
おっと、ここまでくるとただの妄想ですね。
「オスカー・ドレッセル」はどうあっても決戦の日に死に、「オスリック・ロレンツィ」として生きていくのが一番彼らしく、一番彼にとって穏やかな形なのかもしれません。
それではまた次の記事でお会いしましょう!
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2023-08-05 16:09:42 +0000 UTCRhea
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