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カナヲ / てりやきトマト
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【過去作解説】積層グレイブローバー

支援者の皆様こんにちは!

カナヲです。


今回は過去作解説の第2弾です。


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積層グレイブローバー

https://www.teritoma.com/grave

2014年に公開した第2作。

ゲームジャンルはリソース管理ダンジョンRPGとなっており、物資を持ち込んでランダムに変化するダンジョンに潜り、お金を稼いだりボスを倒したりしながらストーリーを追いかけていくゲームです。


前作「はじめての宿屋さん」の公開からほぼ1年後に公開しているため、今思うとなかなかなハイペースで作られた作品であることがわかりますね。

前作に続いてRPG系のゲームですが、様々な面で前作とは雰囲気が異なります。


物語の舞台は、瘴気の充満によって人が住めなくなった大地にそびえる「積層都市バベル」。

豊かな者は「上層」と呼ばれる高層階で快適に暮らし、貧しい者は「下層」と呼ばれる無法の貧民街で命からがら日々を過ごす……といった暗い世界観。


そんな積層都市の下層で、瘴気の充満によって廃墟になってしまったエリアでの盗掘活動を生業とする「墓荒らし」たちの、弱肉強食と騙し合いの物語が展開されます。


前作では「女の子たちで頑張って宿屋を経営するぞ~!」とか言ってたのにいきなりどうした?


まぁ作者はかわいい女の子も中二病な世界もどっちも好きだということがよくわかりますね。


主人公の少女テトラは、「スラム」と呼ばれる拠点で物資を揃えたり、共に行動する仲間を選んでパーティを組んだりして……


瘴気の充満によって廃墟になってしまったエリア、通称「グレイブヤード」と呼ばれるダンジョンに挑みます。

グレイブヤードは挑むたびに構造が変化し、魔物や罠も多い危険な場所ですが、そのぶんお宝がたくさん眠っており、うまく盗掘に成功すれば……


スラムの取引所で盗掘品を売りさばくことができます。

これが「ディール」というちょっとしたミニゲームになっていて、普段は仲間としてパーティ編成できる墓荒らし達を相手に

「2500で買ってくれ」

「2500は高すぎ、2000なら買う」

「2000は安すぎ、じゃあ2200でどう?」

みたいな競りをすることができます。


そうやってグレイブヤードを奥へ奥へと進むうちに物語が進行し、徐々にテトラに関する過去が明らかになっていきます。

彼女は幼少期、ひょんなことから知り合った身分違いの少女と友になりますが、しかしやがては積層都市の社会構造ゆえに別れを迎えることになったのでした。


一方、物語が動くにつれてまわりの墓荒らし達も各々の事情で騙したり、探ったり、争ったりとピリピリした空気が加速し……

時にはなじみの人物の隠された正体が発覚したりしながらも……


やがては少女達の物語が収束する……!




……というノリの物語です。


「はじめての宿屋さん」にはほとんどなかったシリアスなストーリー要素を強めに出したゲームであり、そういうノリのシナリオを世に出した初の作品でもあります。

過去作の中で一番「被虐のノエル」に空気感が近い作品かもしれません。


やはり今見ると粗削りな部分がたくさんありますが、やりたいことは伝わってくるのと、ちょっとした叙述トリックを使ったストーリー描写はなかなか意欲的だなぁと感心したりします。

もちろん今作でもイラストやBGMを一部自作しています。


2作品連続でRPGを作ったということもあり、これ以降はいったんRPG欲が落ち着き、別のゲームジャンルにも挑戦してみようという流れになっていくのですが……それはまた次の機会に。


がっつりボーイッシュな見た目のヒロインはカナヲの作品群では珍しめ。



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