「おら、こぼすなんて
もったいねえ。ちゃんと スーツに
ぬってやるからよ。」
ふたたび からだを べたべたと
さわられる コバルトワン。
「まるで パンになった きぶんだろ?」
「ううっ、ぐぅっ……!」
こうしている あいだにも、
ネバネバえきは からだを むしばんでいきます。
「いまから この ネバネバえきの
ほんとうの つかいかたを 教えてやるぜ。」
「な、なんだと?!」
「ほぉ〜ら、スイッチ・オン!」
プシューーーーーーッ!!!!
コバルトワンの あしもとから、
きつい かおりの けむりが
いきおいよく でてきたのです。
「な、なんだ これはっ?!」
「この けむりは、
おまえに たっぷりぬった そのネバネバえきに 反応して、
はげしい ねつと いたみに
かえちまうのさ。」
「…………!!」
けむりは すぐに じゅうまんして しまいます。
「は、はやく ここから だせっ!!」
「すまねえなあ。もちろん、
そんな気は これっぽっちも ねえんだ。」
そして……
ドガンッ!!!!!!!!
スーツが いきおいよく だいばくはつ!
まるで みえない “いと” で ズルズル ひきぬかれたように、
コバルトワンの パワーが いっきに ほうしゅつ。
「う、うわああああああ!!!!!!!!!」
「くるしいだろうなあ。いてえだろうなあ。
わるいが おれには へいきなんだ。
おまえだけが ばかみたいに のたうちまわってるんだぜ。」
「あ、あ、あ゛!!! やめろ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!!」
からだをよじらせて くるしむ コバルトワンに、
アルビノは おおよろこびです。
「ウヒャヒャヒャヒャ。やめない、やめない!!!!
もっと 叫びなあっ!!!!!!」
「う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!!!!!」
バ ジュッ!!!!! バリバリバリッッッッ!!!!!
コバルトワンの さけびごえをも けすほど、
ばくはつおんは 大きくなっていきます。
「ぐあああっ!!!!!」
や、やだあ、やだっ…………!!!!
たすけて、あああああ、助けてよぉ!!!!!!」
コバルトワンも まだ こどもです。
けいけんしたことのない はげしい いたみに、
とっくの とうに げんかいを むかえていたのです。
「あづい……いだい、いたいよぉっ…………!!!」
アルビノが コバルトワンにも きこえるよう、さけびます。
「ほれほれほれ、くるしめ くるしめ!!
いつもの いせいは どうしたんだ?!
かっこわりい のら犬ちゃんよォ!!」
「うがあああ、あああああ゛、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
「とどめだ!!!!」
「そ〜〜〜ら、ブッ飛びなあ!!!!!」
「んわああああああああっ!!!!!!」
「あ…………………………。」
ゆらり。
コバルトワンの パワーが つき、
ドッ という おとと ともに、たおれてしまいました。
「あっけねえなあ…… だが、
おまえには まだ やくめが のこっているんだ。
それまでは しなせて やらねえから かくごしな。」
ふたたび 白い触手が コバルトワンのからだを もちあげ、
どこかへ つれていって しまったのです。
つづく