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茶衣流
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夢の王国ばぶばぶらんど 勇者ライルの敗者玩具のごっこ〇育園①

【勇者ライル、ごっこ母育園へ~誘惑鬼ごっこ】  夢の王国ばぶばぶらんど。  そこは、サキュバス、特にマザーサキュバスたちの楽園となっていた。  苦痛もなく、飢えもなく、病気にならず、死ぬこともない。  あるのは永遠の快楽。極楽のような桃源郷。  だが、そこに巣食うサキュバスたちと最強の存在魔王を討伐すべく、女神より召喚された勇者たちが攻め滅ぼそうとしていた。  屈強な青年、熟年の老魔術師、全員が成人した男性だ。  だが、ばぶばぶらんどの門を潜れば、たちまちに退行化され、その容姿はマザーサキュバスたちの好みの姿へと変えられてしまう。  何人もこの門以外からの入園できない難攻不落の王国ばぶばぶらんど。  そして、今、一人の勇者ライルがとある“あとらくしょん”で敗北を喫した。  本来、“あとらくしょん”で敗北したものはそこのサキュバスたちの管轄に入るのが常だが、彼のように、反骨精神の旺盛な者は矯正のためにとある施設に入れられる。  ばぶばぶらんどのルールに違反した者や、サキュバスたちをルール外に危害を加えようとしたした者は『託児所』へ。  そして、“あとらくしょん”にて敗北しても、反骨精神がしっかりと残っている者は、『保育園』へと連れていかれる。 「母育園(ほいくえん)では、ママ達が、い~ぱいボクちゃんたちと遊んでくれまちゅから、たのちぃたのちぃでちゅよ♡」  その言葉を最期に、勇者ライルの意識は暗闇に沈んだ。 *** 「こ、ここは……」  目が覚めると、そこはどこかの室内であった。 「おい、大丈夫か……」 「あぁ……ボクはいったい……」  声を掛けてきた少年。  他の勇者だろうか。   「うぅ……」 「大丈夫か」 「あぁ、平気だ」  体を起こす。  ここは、と周囲を見回した。  そこには隣の少年と同じような背丈の者たちが、キョロキョロとして声を掛け合っていた。全部で8人の勇者。ここにいるものたちで勇者でないものなどいないだろう。  そして、予想だが、ライルと同じく“あとらくしょん”で負けた者たちなのだろう。  部屋の中に目を凝らす。  部屋はぬくもりのある黄色や肌色の近い壁に、小道具を入れる箱が何個かあり、室内用の遊具があり、木製の引き出しのない棚があったりと、まるで……。  そこまで思考が至った時に、扉が開かれた。 「は~い♡勇者ちゃんたち♡お・は・よ・う♡ようこそ♡いい子いい子のためのばぶばぶ母育園(ほいくえん)に♡」  そう、保育園。  あるいは、幼稚園。  子どもたちの集まる場所。  それが、ライルの第一印象だった。 「わぁ、今回もいっぱいの勇者ちゃんたちですねぇ♡みんなぁ、こんにちは~♡」 「ふふ、可愛い子たち♡ジュル♡」  一人のマザーサキュバスを皮切りに、ゾクゾクとマザーサキュバスたちが室内に入ってくる。  その人数もは勇者たちよりも多い、16人。  倍の人数のマザーサキュバスたちが部屋の中に入ってくる。   「さぁ、みんな~♡先生たちと、また、お遊びしましょうね~♡楽しい楽しいお遊戯で……しょ・う・ぶ♡」  先頭のマザーサキュバスがブルンとその巨大な乳房を前屈みなって揺らした。  高身長、且つ、特大に大きな乳房。  だっぷん、と音が鳴りそうなほどにふくよかな果実を吊り下げながら、ライルたち勇者に目をいきわたらせる。  裸に剥かれ放置された皆が、その巨大な膨らみに視線を奪われた。  ピンク色のビキニブラをつけているが、乳房の大きさとは釣り合っていない。  乳輪や乳首は隠せても、その大半の柔肉は隠せずに布地から溢れさせる。   首の後ろの吊った紐の細さがあまりにも頼りなく感じるほどに巨大なおっぱい。  そして、その首元の紐を隠すようにメイドが着るようなフリル付きの衣装を身にまとっている。  首元にビキニと同じピンク色のリボンを結び、肩口と鎖骨部分までしかないほとんど服の体を成していない衣装を身につけていた。肩口周りをフリルで覆い、その柔らかさをさらに表現する。  同じように腰回りはフリルがあしらわれたミニスカートで覆っていたが、こちらも服として機能しておらず、むっちりとした太ももはもとより、ぷりんと突き出た尻もまるで隠せていない。  ケーキのデコレーションとして飾られる生クリームのように、彼女たちの体をより柔らかく、卑猥に見せる装飾品だ。  そして、前屈みになったマザーサキュバスは真っ白な大きめのエプロンを身につけている。  不格好なほど大きなフリル付きのエプロン。  そして、エプロンには一つのポケットが付いていた。  また、彼女の後ろにいるマザーサキュバスのうち、エプロンを身につけていない者もいた。  だが、エプロンをつけていない者は、必ずビキニブラの代わりにその乳房を支えるような大きな乳袋を持ったメイド服を身にまとっている。  谷間には巨大な切れ込みが入り、その深い谷間を存分に露出していた。  お腹部分は切れ込みどころか、何の布地も身につけられておらず、胸とお尻の大きさに反してキュッと引き締められている。  胸だけを隠すように、おっぱいを支えるように作られた衣装。  最後に、全員共通して、純白の手袋とソックスを履いていた。 「だ、だれが、そんなこと……」  勇者の一人がそう反抗する。  それに笑みを浮かべるマザーサキュバスたち。 「いいんでちゅよ~♡ママたちに素直に甘えて、抵抗心も反抗心もな~いな~いされたい子はお部屋に残っていても♡でも、みんなそんなことないんですよねぇ~♡」  そう言われて、ライルは周りの勇者を見た。  そうだ。  ここにいる勇者には、あの光の消え去ったあとの死んだような瞳をした者たちは一人もいなかった。  おそらく、ライルと一緒で敗北を喫してここに連れてこられたというのに。 「ここはねぇ~♡ママたちとあまあま~な生活をして、抵抗心も反抗心もグズグズに溶けちゃうまで一緒にお勉強するための母育園なんでちゅよ~♡サキュバスに負けても、素直になれない子たちを、ママたちが~、素直素直ないい子に変えるための楽園でちゅ♡」 「お遊戯に参加しない子は、ここでママたちといい子いい子素直ちゃんに強制恥療して、あげまちゅねぇ~♡」 「もしも、お遊戯でママたちに勝てたら、また“あとらくしょん”への挑戦権をあげますから♡」 「負けたら……♡うふふ、そのあとは、内緒♡とってもいいことして、あげまちゅからね♡母育園(ほいくえん)らしく♡」  指先を顔の前で立てて、あざとく笑うサキュバス。  だが、その迫力、オーラだけで、間違いなく自分たちよりも強いサキュバスだとわかる。  その周囲にまき散らされる母性から即座にマザーサキュバスだと理解もできる。  だから、誰も動かない。  動けない。   「さぁ~て、ボクちゃんたち~♡ママたちとするお遊戯について、説明しまぁ~す♡」 「これからみんなお外のお庭さんに出てもらって、ママたちを鬼ごっこ、してもらいま~す♡もちろん、ただの鬼ごっこじゃありませ~ん♡」 「「「「「ゆ・う・わ・く、鬼ごっこ♡」」」」」  鬼ごっこ。  単純に考えれば、あのサキュバスたちから逃げ続ければいい。そして、触られたら負けだろう。  ライルは無意識のうちに、彼女たちが鬼側だと思っていた。  それもそのはずだ。自分たちが狩る側ではなく、このばぶばぶらんどでは彼女たちからしてみたら狩られる側なのだから。  しかも、一度敗北した身だ。   「ふふ、察しのいい子は、ママたちが鬼さん側だって、気づいたかなぁ?ママたちを追いかけたかった子はいるかなぁ~♡うふふ、大丈夫ですよ~♡ママさんたちを追いかけてきて、自ら鬼さんに捕まっちゃうようなダメダメな子にみんなしてあげますからねぇ~♡」  淫靡な笑みを、優しい笑みの混在した微笑みを浮かべるマザーサキュバス。 「それとママたちは、カンガルーさんとコアラさんの二種類の鬼さんがいますよ~♡おっぱい袋をつけているママがコアラさんで♡エプロンをつけているママさんがカンガルーさんで~す♡」  コアラさんといわれたママたちが、自分の乳房を持ち上げるように、その大きな乳房を包み込む衣装の乳袋ごと揺らした。  ぷるんぷるんと波打つほどに柔らかなおっぱい。  どこからともなく、ゴクンと、生唾を呑み込む音が聞こえてきた。 「そして、普通の鬼ごっこと誘惑鬼ごっこの違いは、ボクたちはタッチされると30秒間動けなくなります♡そして、その間、ママ達鬼さんにた~ぷり誘惑されちゃうの♡誘惑の間、ママたちは手を触れませんから、安心してくださいね~♡手も、足も、口も、おっぱいも触れません♡」 (ならどうやって……)    敗北条件は、なんだと考えたライルの疑問に、すぐに答えは帰ってきた。 「ボクちゃんたちは、誘惑された後にそのまま逃げられればいいですが、もし、ボクたちの今履いているおパンツをヌギヌギして、ママたちのカンガルーポケットか、コアラポケットに入っちゃうと負けになりま~す♡もちろん、そのときは、自分からママたちのポケットに入りに来てね♡」  誘惑鬼ごっこ。  誘惑され、自ら鬼を追いかけるようになったら、負け確定ということだ。  ポケットに入ることを条件としていたが、それ以前に彼女たちの誘惑に溺れた時点で負けが確定してしまう。  つまりは、触られないようにすること、誘惑に耐えること、これさえ満たせば勝利に手が届く。 「ちなみに、遊具の上に登っている間は、鬼さんにタッチされることはありませんが、一定時間だけです。それ以上登っていると、ペナルティーがありますから注意してね♡」  そこ彼女たちの説明が止まった。 「なにか質問はありますかぁ~?」 「はい」 「はい、じゃあ、そこ勇者君」  一人の勇者が手をあげた。   「あの……パンツ、ってどれの事ですか?」  そういって、声を上げた勇者は、恥ずかしそうに自分の股間を押さえていた。  そう、彼はもとより、ここにいる全員、誰一人として衣服を身につけていなかった。 「あぁ、ごめんなさい♡ボクたちのおパンツは庭に用意してあるから、好きなのを見つけて履いてくださいね♡」 「に、にわって……」  扉はすでに閉じられている。  扉の向こうは廊下だったはずだ。なので、庭がどうなっているのかわからない。 「そうね♡まずはお庭に行きましょうか♡あぁ、それとおパンツ履いていないときに鬼さんにタッチされると誘惑の際に触れられるようになっちゃうから気を付けてくださいねぇ♡もし、脱いじゃっても、また履けばいいのですし♡」 (どういうことだ……)  さっきの説明と矛盾する。  脱いだ時点で魅了されているのだから、ほぼ間違いなく負けになるはずだが……。 「さぁ、みんな、付いてきてくださいねぇ~♡もちろん、残ってもいいですけど、その時は……♡」  その笑みから、残らない方が賢明だということを察した勇者たちはサキュバスたちの後について歩いた。  もちろん、歩く最後尾にもサキュバスが退路を塞ぐように歩いていた。   (やわらかだ……)  さっきの教室のような大部屋もそうだが、床がどこも柔らかなベッドのような材質だった。マットレスの上を歩くような感触と、床表面のツルっとした光沢が変な差異を生み違和感を覚えた。  色味の優しい乳白色の廊下を進むと、大きな木製の扉が目の前に現れた。 「このお部屋(・・・・・・)が、お庭ですよ♡」  部屋という言葉に、疑問符が付いた。  ガラッと横開きに左右へと開かれる扉。 「な!」  ライルの口から驚きの声が漏れ出た。  それは、他の勇者たちも同様だったらしい。   「は~い♡ここがママたちを鬼ごっこするお庭で~す♡」  青い空、羽ばたく鳥、森に、草花、太陽……の描かれた広い部屋だった。  もちろん、雲は動かないし、鳥は飛ばない。  リアルに描かれているが、即座にそこが屋内だとわかる。  だが、ライルが驚いたのはそこではない。  他の勇者たちも同様だった。 「なんだ……これ……」 「いや、もしかして……」  察しのいい勇者たちは気づいてしまう。 「さぁ、みんな好きなパンツを選んでね~♡」  壁に描かれたのどかな風景を完全にぶち壊す床一面に広がった下着の数々。  それも、女性用の下着だ。 「くぅ……♡うぅ……♡」 (あぁ、だめぇだ、この匂い♡)  その上、強烈な甘い匂いの充満した室内。  色とりどりの淫猥な下着が目に飛び込む。  どこに視線を向けても映りこむほど、その彩色豊かな色が視界に入る。  鬼ごっこをするのに十分な広さはある、いや、むしろ予想以上の広さだ。  さっきの部屋の何十倍あるかというほどの大きさ。  そこにぎっしりと敷き詰められた足の踏み場もない様な下着の園庭。 「ようこそ、サキュバスランジェリーガーデンへ♡ここで、ママたちと、鬼ごっこ♡楽しい楽しい誘惑鬼ごっこ♡」  こちらに振り返るサキュバスたちの笑みが全員肉食的なメスの笑みへと変わっていた。 「さぁ、60秒たったら、ママ達、追いかけますから、できるだけ遠くに逃げてくださいねぇ~♡勇者くん♡60・59・58……」  カウントが開始される。  それが合図となった。  一人、二人とランジェリーだらけの部屋に入って走り出す。 (やるしかない!)  ライルも手近の下着を手に取り、足を通したら、自分の股間へ向けて引き上げる。 「ひぐぅ……♡」  サキュバスの履いていたとわかるほど湿った下着を引き当ててしまった。  股間に食い込むパンティー。  こんな屈辱的、且つ恥辱的なことをさせられ……だが、しかし、今はできるだけ遠くへと走り出す。  こうして、マザーサキュバスたちと勇者たちの誘惑鬼ごっこによる勝負が始まった。 *** 【第2話】 https://abnormal-create.fanbox.cc/posts/9115655 【コアラママの誘惑①】へ


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