Preggo Girls - 2
Added 2023-07-10 10:30:16 +0000 UTC「おい…ちょっとおまえ戻れ……おまえさ、MAXどれくらい膨らめる?」
「えっ……」
たった今叱責されたばかりの帆風は目を白黒させた。
「えっ、MAX……これくらいは余裕ですけど……」
ワンピースを捲って改めて下腹部を見せる帆風。しかし今し方叱られたばかり、これ以上大きくしようとは到底思えるはずもない。
「上限だって言ってんの、まぁいいや、客待たせてんだよ……はい、はい、お待たせしましたすみません……」
再び通話口に話しかけるオーナー。
「一番大きいサイズの娘とのことですが、何つ子サイズの多胎妊婦ご希望でしょうか……えぇ……はい、こちら大小在籍数かなりの娘がおりますので、ご希望叶えられるかと……6つ子……6つ子でよろしいでしょうか………」
帆風の方に目を向ける彼。帆風は困り顔である。
よく見ると彼は帆風の顔ではなく、バランスボールのような下腹部を吟味しているようだ。
「…いえ、まだ大きいサイズもおりますが、6つ子でよろしいので……はい、どうぞご遠慮なく……えぇ……えぇ、8つ子クラスも在籍しております…はい……」
このオーナーは一体何を言っているのか。たった今この男は、帆風に腹が膨らみ過ぎていると言ったばかりだ。
「…ちなみに、7つ子以上は母胎の安全を考え保証として料金上乗せになりますがよろしいでしょうか……はい……はい、さようで……ちなみにもっと上もございますが……えぇ私たちはプロフェッショナルですので、このような要望は全く当たり前のことでございます……えぇ、はい……10つ子……」
帆風の方に目を向けるオーナー。
帆風は小さく頷く。
「…いえ、まだございます……はい……11つ子……」
再び帆風に目を向ける。
頷く。
「…12ですか……すみません、12つ子はちょっとおりませんもので……」
帆風は必死頭を振る。
それでは飽き足らず焦って頭の上に大きい丸を作ってぴょんぴょんと飛び上がって見せる。
膨れ上がった乳房と下腹部がゆっさゆっさとワンテンポ遅れて揺れる。
「…いえ…今ちょうど出産を控えてこちらにいないものでして……」
「えっ」
帆風は驚いて声を上げた。そんなはずはない。そんな化け物のように大勢孕んだ女性なんてこの店に、いや、この世にさえいないはずなのだ。それが今まさか出産を控えているなんて、ありえない。
「オ、オーナー……わた……」
「大変申し訳ございません…!代わりと言ってはなんですが、当店で一番孕んで大きく膨れ上がっている娘で15つ子というのがおりますが……すみません、加算料金2割オフさせていただきますので、こちらでいかがでしょうか…」
「オーナー……?」
「はい…はい、ありがとうございます!承知いたしました。はい、こちらで手配いたします。はい、ありがとうございます。それでは20時半で。はーい、よろしくお願いいたします…」
受話器を置くオーナー。
「オーナー…?」
「帆風、おまえ15つ子分腹と胸膨らませて客の相手してこい」
「で…でも……」
「これは業務命令だ。ビジネスの話になったらまた話は違う。」
「い…いいんですか……?」
鬱陶しそうにため息をつく彼。
「いいから…その腹抱えて行ってこいって言ってんの!表に車手配するから…それじゃ足りねぇかもしれないから、向こうで追加でちょっと膨らましとけ。そのあとは腹凹んでから直帰でいいから」
パァッと帆風は笑顔になる。
「あ、ありがとうございます…いってきます!」
巨大な身体を抱えもう一度ドアをすり抜けて行こうとする彼女。
「おい、ちょっと待て!」
驚いて振り返る。
「ただし、15つ子抱えた破裂ギリギリの限界臨月妊婦として振る舞うこと。まぁ現実的にはありえねぇけど夢持たせるってことで。膨らみ過ぎはもちろん禁止。まぁそんだけデカけりゃいつ弾けてもおかしくはねぇし、膨らみ過ぎるもクソもねぇだろうけど」
固唾を飲んで聞く帆風。
「あともう一点…膨らみ過ぎはもちろんクビ。万が一おまえが妊婦じゃなくて膨らんでる女ってバレた場合も、当然クビな?」
緊張から手を握りしめる帆風。
「わかったらさっさと行って準備する!」
「わ…わかりました…!い、いってきます!!」
帆風は巨大な身体をゆさゆさと揺らしながら、小走りで駆けて行った。