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暴虐王女の国 後日談③

7:崩壊……そして。 「ぷひゃっっ!? んぎゃあぁぁぁぁあぁぁぁぁははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!! えひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、いひひひひひひひひひ、んはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは、えぎぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひ、はぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁはははははははははははははははははははははははははははははは!!」  必死に……顔を真っ赤にさせながら必死に笑いの圧力に耐えてきた彼女だったが、ほんの少しのむず痒い刺激に簡単にその我慢は崩壊してしまった。 「えひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、はぎぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!! も、も、もうらめ!! もうやめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! んぎゃあぁぁぁはははははははははははははははははははははははははは、ヒギャ~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」  その笑いは大人しそうな外見とは裏腹に激しく……まるで苦しんでいるかのような悲痛な表情を浮かべた顔を左右に振り乱して、拘束が無ければ暴れまわっていてもおかしくはない程に枷への抵抗を繰り返しゲラゲラと大爆笑を繰り出し続けている。 「いへひゃはははははははははははははははははは!! ンギャアァァァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! うへひひひひひひひひひひ、いひひひひひひひひ、いひぃ、いひぃぃひひひひひひひひひ!!」  笑いが笑いを誘い……その笑いに更に笑わされる。我慢のダムが決壊し笑いの洪水が口から止めどなく溢れ、今までの我慢が嘘だったかのように笑い狂っている。 「おでがいぃぃぃぃひひひひひひひひ!! もうやめぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへ、いぎゃあぁぁぁははははははははははははははははははははは、ぐるじぃぃぃひひひひひひひひひ!! 笑うのがぐるじぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  先に笑い出してしまったのは妹のメルだった。    きっかけはごく小さな変化に過ぎない。  足指の付け根を左右に掃くようにくすぐっていた筆をマリリア皇女が気紛れに下にずらし、母指球のプクリと膨らんだ肌をコチョコチョと弄んだ瞬間……メルの我慢は一瞬にして崩壊してしまった。  マリリアにとってはちょっとした悪戯を仕掛けようと遊びで刺激する箇所を少しずらしただけという感覚だけだったのだが、メルにはそれが耐えられらなかった。  必死に我慢していた付け根の刺激だったのに、皇女の予期せぬ場所移動のせいで刺激の質が変わり新たなこそばゆさを生んでしまった。ギリギリの我慢を強いられていたメルにその変化した刺激に対応する抵抗力は残されている筈もなく。母指球の頂上をチョロチョロっと刺激されただけでとうとう吹き出してしまった。彼女の可憐な容姿に似合わぬ無様で下品な笑いを……。 「ぶひゃああぁぁぁはははははははははははははははは、チョロチョロ動かすのやめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! それすっごくこそばゆいのぉぉぉぉほほほほほほほほほ、いひゃあぁぁはははははははははははははははははははははははははははははは!!」  しかし、この様に無様に笑ったのはメルだけではなかった。  姉のエリィもまたメルとほぼ同時に笑い出してしまっていた。 「へぎゃあぁはははははははははははははははははははははは、や、やめろっっっ! もう決着はついただろっっッ!! やめろぉぉほほほほほほほほほほほ、いぎゃぁあぁぁぁははははははははははははははははははははははははははははは!!」  こちらもメルに負けず劣らず、今までの我慢してきた笑いたい欲を全て出し切る様に大声を張り上げている。 「ぎゃはぁぁぁはははははははははははははははははははははははははははははははははは、いへひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! だのむぅぅふふふふふ、やめでぐれぇぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」  メルとは違い全身をメイド達の手によってくすぐられているエリィ……。  その身体の各所から送り込まれてくるむず痒い刺激達は、笑い出してしまったエリィをなお一層笑わせるためにコチョコチョと這い回っている。 「あらやだ……だらしない♥ 綺麗なお顔が台無しよ? そんなに大袈裟に笑っちゃったら……」  2人は決して大袈裟に振る舞っている訳ではない。それぞれが身体をくすぐられる刺激に逆らえなくなり、ありのままに笑わされている。  しかし、王女はそんな笑い人形にさせられている彼女達を見て満足気にニヤニヤといやらしく笑って見せる。  2人の止めてくれという要求も無視して……。 「あひぃぃひひひひひひひひひひひひひひ、こ、こ、皇女様ぁぁぁぁははははははははははははははははは!! そこはもうやめでぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! キツイっっっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、もう笑いだぐないれすぅぅぅぅっっふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!!」 「ヤダ♥ あたしはメルさんの笑ってる顔が好きだから、もっと笑わせてあげるんだもん♥ ほら……この窪んでるトコとか笑っちゃうでしょ? やったげるよ? コ~~チョ、コチョコチョ~~♥」 「えぎゃああぁぁぁぁぁははははははははははははははははははははははっっっ!!? 土踏まじゅはダメぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! ぞごはコヒョコヒョしぢゃダメぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへ!! んぎゃあぁぁああぁぁはははははははははははははははははははははははははははははははは、えぎひゃへはひはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 「ほら、貴女達も手を抜いちゃダメよ? エリィさんをとことん笑わせて差し上げなさい♥」 「ぐぎゃああぁははははははははははははははははははははははははははは、おまえらぁぁはははははははははははははははははははははは、やめろっで言っでるだろぉぉほほほほほほほほほほほほほほ!! へぎゃあぁぁははははははははははははははははははははははは、イヘヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 「さぁ~て? 所で……勝負の判定だけど、結構……同時に笑い出したっぽい感じだったのよねぇ~貴女達……」  王女は知っている。  メルの方が先に笑い出してしまった事を。  しかし、意地悪な彼女はそれを知っていて敢えて2人に問いかけて見せる……どっちが先だったのかを。 「ンギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、私の勝ぢにぎまっでいるだろぉぉほほほほほほほほほ!! 早く終わらせろぉぉぉぉぉ!! 早ぐぅぅぅぅふふふふふふふふふふ!!」  エリィからしてみれば当然の主張である。なにせギリギリの我慢をし続け、メルが笑った瞬間を聞いてからその我慢を決壊させたのだから……。  その意識があったからこそこのの王女の理不尽な問い掛けに怒りの感情が湧き上がる。  遊ぶように問いかける王女に怒りが湧き上がるが、くすぐったくて笑ってしまう。怒りたいのに笑ってしまう……それはエリィにはどうする事も出来ない。 「妹ちゃんはどう? 貴女の方が先だったかしら? もし負けを認めたのなら……勿論あの罰を執行するわよ? これからたっぷりと……ね?」  分かり切っている勝負だったが、王女は敢えて妹にも意見を求めていく。  こう聞かれれば当然こう答える……というのも分かり切っている筈なのに……。 「わひっ! わひひひひひ!! わらひじゃないぃぃぃひひひひひひひひ!! 笑っだの、わらひじゃありましぇんっっっふふふふふふふふふふふふふふふふふ!! 姉ざんが先に笑いまじだぁぁぁはははははははははははははははははははははははは!! だがら許じでぇぇへへへへへへへへへへへ!! わだじはゆるじでぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「にゃひひひひひひひひひひ、にゃ、にゃに言ってるのよ! メルぅぅふふふふふふふふふふふふふふ!! アンタが先だったでしょっっほほほほほほほほほほ!! 認めなさいよぉぉぉ、卑怯よっっっ!!」 「ち、違うもんっっっふふふふ!! わだじ笑っでないもんんんっっっふふふふふふふふふふふふ!! 姉さんが先だっだぁぁぁはははははははははははははははははははは、私じゃないいぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「な、な、仲間の命がかかってる時に何て事をっっ!! うくぅぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふ!! メルっ!! あんたって子はっっっ!!」 「おでがいじまずぅぅぅふふふふふふふふふふふふふふ!! だずげで!! もう、くしゅぐらないでぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! 苦しいのやだぁぁぁははははははははははははははは、キツイのやだぁぁぁはははははははははははははははははは!!」  メルは自分の事しか考えられなくなっていた。  恩を受けた仲間や、母親代わりに育ててくれた姉に対しての気配りなど……この追い詰められた状況では吹き飛んでしまっていた。  苦しい事が嫌い……辛い事が嫌い……痛い事も嫌い……不快な事はもっと嫌い……。姉に甘えるだけ甘えてきたメルには組織への忠誠や大義の為の犠牲など口では誓えても芯となる部分が揺らぎまくっている為、いざ身に危険が降りかかった時簡単に期待を裏切ってしまう。  自分だけは助かりたいというズルい考えが優先されてしまい、罠であると分かっていてもその甘い蜜の方へと引き寄せられてしまう……誘導されていくように。 「あらあら……困ったわねぇ~~これじゃあ勝敗が決まらないじゃない。どうしたらいいかしらね? マリリア?」  そして娘にも答えの分かり切っている質問を投げかける。  こう言えばマリリアはこう答えると分かっているにもかかわらず……。 「ママぁ~? それだったら……2人ともコチョコチョの刑にしちゃおうよ♥ まだまだいっぱい笑って貰いたいし♥」  娘の意見に王女はニヤリと口元を歪ませる。  この言葉を待っていたと言わんばかりに……。 「そうね、良い考えだわマリリア。2人共負けを認めないんだったら2人共負けでいいわよね? フフフ♥」  若干演技がかった口調で予知調和だったセリフを述べていく王女に、マリリアは満面の笑みで顔を縦に振る。メイド達は互いに顔を見合わせてコクリと頷いて見せる。  そして、被者である2人は……明るい笑いを吐きながらも顔を青ざめさせていく。 「特別にお姉さんの方に出した負けの条件は取り消してあげるけど……代わりに妹ちゃんの方に出した条件を2人には受けて貰いましょう……」  妹に出された条件……それは、丸1日中……くすぐられ続けるという……想像するだけでおぞましい罰……。 「ま、ま、待でっっッ!! わだじは勝ったんだ!! わたじは解放しろぉぉぉぉ!!!」  王女は最初から勝敗に関係なく妹に課した敗北条件を2人に課すつもりでいた。姉が負けていたにしても“仲間の命”を盾に渋々了承させるつもりでいた……。妹と自分のくすぐり処刑を……。  姉にとっては理不尽極まりない結果になったが、王女はその理不尽を感じて不満を口にする姉を笑わす事にも快感を感じている。自分に逆らえない生意気なスパイを自分が好きなようにいたぶる事の出来る快感……王女はその快感に酔いしれている。 「いひゃあぁぁぁ!! 勝ったのはわだじですってばぁぁぁ!! 一日はやだぁぁぁははははははははははははは!! 死んじゃうっっふふふふふふふふ!! 死んじゃいますぅぅぅふふふふふふふ、いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」  皇女も幼いながらに快感を覚えていた。  人を責める快感……人を屈服させる快感……。そして意思とは無関係に笑わせて苦しめて支配する快感……。  様々な初めての快感を知っていき、皇女はすっかりこの行為の虜になってしまう……。  寝ても覚めても二人をくすぐって笑わせ続け……飽きることなく責め続ける毎日。  そんな日々を積み重ねていき……やがて母に変わり王冠を被る日がやってくる。  その頃には立派に育ってしまっていた……。  刑罰の全てを“くすぐり”による制裁を行うと定める程に……その魅力に取りつかれた……。  『笑わせ暴君』とまで揶揄されるようになった……  くすぐり王女が……。  王国の歴史の中でも、暗黒の20年と言われた暴君による支配は……意外な事に笑顔に溢れていたという。  笑顔を強要する“笑わせ暴君マリリア王女”の狂った統治の様子は……  また別の機会に語られる事だろう。  若い娘の……  悲痛な笑い声と共に……。 ―――END―――  ここまで読んで下さりましてありがとうございます。  この作品は一応『皇女の目覚め編』と『笑わせ暴君マリリア編』に分けて作成するつもりですが、暴君編を書くのは反響次第とさせて頂こうと思います。16歳になったマリリア皇女や二十歳になった彼女の王宮での傍若無人な振る舞いなど書きたい要素は沢山あるので人気が出ればシリーズ化して書くかもしれません。  しかし、すぐに続きを書くとは明言できませんので書きたくなったらいつか書くという程度にお考え下さい。  また、今回の小説の感想等いただけましたら書く気力にダイレクトに繋がりますので、無理のない感じに頂ければ幸いです。  では、これからも抜けて楽しめる小説を目指して頑張っていきますので、またハルカナの作品をご愛顧くださいませ。

Comments

妹ちゃんの根性ないっぷりは姉とのギャップがあって自分も書いてて楽しかったです🎵 お仕置き編も書きたかったですが、しっかり終わらせるにははしょらざるをえませんでした。どうにか妄想にて補完をお願い致します笑

ハルカナ

妹ちゃんの甘やかされガールっぷりがたまらなく好きです お姉ちゃん報われないなぁ笑 欲を言えばお仕置き編も見たいなぁ、なんて

しゃもじ


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