接客が苦手な私は閉店後を楽しみにしているのです②
Added 2019-03-08 11:45:48 +0000 UTC2:閉店後の再教育 「咲良~? 今日の接客……まだまだぎこちなかったわよ。笑顔が固いのよ……あんたは……」 お店が閉店の時間を迎え、他の社員やパートさん……アルバイトがタイムカードを切って退社した後、先輩による再教育の時間が始まる。 「あうぅぅ……しぇんぱい? お手柔らかに……うぅぅ……」 私達以外誰もいない店舗の隅にある資材置き場……その倉庫の中で先輩による妖しい再教育は執り行われる。 「何を言っているの! 何度“教育”しても一向に治らないあんたには、もっともっとキツイ教育が必要よ! あんただってそれを分かってこの時間まで残ったんでしょ?」 この教育は異常……。傍から見れば異常な光景に見える事だろう。 だって……私は上半身の衣服を全部脱がされ、制服として着用していた淡い青色のエプロンだけ着けて拘束されているのだから……。 「それは……まぁ、そうなんですけどぉ~~あうぅぅぅぅぅ……」 いや“脱がされて”というのは表現が違うか……。自分で脱ぎ去ったと言うべきだろう。仕事着である派手色のポロシャツも、シャツも……私の小さな胸を守る最後の衣類であるブラさえも自分で脱いで自分で倉庫の角隅に畳んで置いたのだから……。 「例によって今日もあんたの発注した商品が過剰在庫になっちゃったわ。全く……この商品はそんなには売れないって何度も言ってあったでしょうが!」 棚の上にある2人の秘密の隠し置き場から革製の手枷を取り出して、左右それぞれの手首に合わせて1つ1つベルトを自分の手で嵌めていく。そして囚人のように手枷同士が鎖に繋がった不名誉な姿のまま倉庫の壁まで行き背中を壁に付けるとゆっくりと両手を上げ……自ら万歳していく。壁の上側にはハンガーを掛ける為の丸い金属製のフックが備え付けられていて、そのフックの切れ目に鎖を押し込むために必死に背伸びをしてそのフックの上部に鎖を届かせる。後は背伸びを解除すればフックに鎖が入り込み、自分の力ではその鎖をフックから外せなくなる。私はほとんど裸に近い格好に自らなりながらも、先輩の“教育”を受けるために自分から万歳の格好をして自分自身をも拘束したのだ。 極度の恥ずかしがり屋な私からしてみれば恥ずかしすぎて死んでしまいかねない程の行為を自ら進んで行っている……。 それは私が恥ずかしがり屋から卒業したとか成長したとか……そういうプラスの内面変化が教育によって起こったというわけではない。ほぼ100%恥ずかしさより“欲”が勝ってしまっているからこんな事が出来るのだ。 「あうぅぅぅ……しゅ、しゅみま……しぇん……」 もう……コレをやって1年以上になるか……。最初は裸になんてなっていなかったし、短い時間でごくごく健全な教育を施されていただけだったのだけど……。 「謝って済む問題じゃないでしょ? 何度も何度も発注ミスしちゃって……ほんと、呆れるくらいに成長しないわね! あんたは!」 この“教育”が徐々にエスカレートしていくにつれ、私も段々ソレが楽しみになってしまって……。いよいよ自分から望む様になってしまっていた。 先輩が行う……教育という名の……しごきを♥ 「ひぃぃぃ! ご、ごめんなしゃいぃぃぃ~~」 「フンっ! またいつものように“身体”に教え込んでいってあげるんだからね? 覚悟なさい!」 私の笑顔が固いという欠点と、発注ミスの連発を同時に再教育するしごき……。それは私と先輩との秘密の時間♥ 「は、は、はいぃぃ♥」 私は真剣な怒り顔の先輩に対して口元がどうしてもニヤケてしまっている。 これからのしごきが待ち遠しくて……口元が緩んでしまってどうしようもない。 「ほら、今日はコレ! この“ヘッドマッサージャー”を発注しすぎた件を今から身体に教え込んであげる!」 流れはいつも決まっている。 私がワザと多く発注した商品を先輩が買い取って、その商品で私の身体をいたぶりながら教育を施す……。そういう流れだ。 「あうぅぅ……それ……凄そうですぅぅ……」 私の笑顔が固い……。しっかり営業スマイルが出来ていないという教育課題を、その過剰在庫になったアイテムで矯正する。その流れは初めて先輩から“教育”を受けた日から変わらない。 最初は拘束なんてしなかったし、少しの小言の後にお仕置き的な枠でソレは行われていたのだけど……。 「あんたのおかげでこのマッサージャーを20個も買わされたのよ? しっかり反省してもらうんだからね!」 今では、まるで逆……。 ソレを行う事がメインであり、私の楽しみであり……先輩の楽しみに成り下がったのだ。 「ひゃ、ひゃい! ごめんなしゃい……」 「ほら見なさい? この針金製のイカのような脚……。こんな風にしならせてもすぐに元通りの形に戻るのよ?」 先輩が手に持ったヘッドマッサージャーは、彼女が口にした言葉通り全体的にイカを模した様な造りにになっている。 針金製の脚はイカの足と同じ10本……ではなく、もっともっと多い。見た目は3倍くらいの……30本ほどが根元から緩い曲線を描いて丸い形をとっているのだけど、先輩がその中の1本を指で弾いて見せても針金の形状記憶が働いているのかビィィンと音を立て震えながらも同じ形にすぐに戻る。 その針金製の脚1本1本の先には樹脂製の足先が靴を履いている様に接着されていて、針金の先で頭皮を傷つけないように配慮された工夫が見受けられる。 しかしこの足先……。イカを模したマッサージャーの脚全てが、これから私を死ぬほど苦しめる事となる。 そういう使い方をこれからするのだから……。 「貴女も知っているでしょうけど、このマッサージャーはこんな風に頭頂部に足先を当てて……」 先輩はソレを私に使う前に、まずはデモンストレーションとばかりに自分の頭へとそのマッサージャーを持って行き頭頂部にそれの脚達が触れるようにジワジワと突き刺していった。 「上から押し込んで、脚達を頭皮に滑らせるようになぞらせて……んくふっっ!!」 マッサージャーの脚達が上から押さえる力に負け頭頂部から広がりながら頭皮をなぞり始めると、先輩は自分でマッサージを始めておきながら突然吹き出す様な笑いを口から零した。 「んはっっ! はひっっっ!! んくふっっ!!」 抜いて差してと何度か繰り返し針金製の脚達を何度も頭皮の様々な箇所で滑らせていくと、先輩は身体をモジモジさせながら込み上げてくる笑いをどうにか外に出すまいと必死に我慢している。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……こ、こんな……風に……使う道具……よ……。はぁ、はぁ……」 何度か抜き差しして流石に刺激に耐えられなくなったのか、先輩は勢いよくマッサージャーを抜き取って息荒く私への説明を簡単に済ませてしまう。 もうその様子を見ているだけで、私は下腹部からよく分からない熱が込み上げてくるのを感じる。この熱が私の心臓をドキドキさせ……期待と不安の入り混じった熱い息を吐かせる。 「じゃ、じゃあ早速……これを使って、咲良の事教育……してやるから……。いいわね?」 両手にそれぞれ1つずつマッサージャーを持った先輩がジワジワと私ににじり寄ってくる。 私は声にならない小さな声で「はひ♥」と返事を返し、その徐々に私の上半身に近づきつつあるマッサージャーの脚に目を運ぶ。 先輩が近づいてくるたびに細い脚が互いにぶつかり合ってジャラジャラと甲高い金属音を鳴らす。その様子を見ているだけであの針金製の脚が私の肌に触れたらどんな刺激を送られるか想像できてしまい、身体中がムズムズとし始めジッとしていられなくなってしまう。 頭皮を滑りながらなぞってマッサージする針金製の脚達……それらが今、先輩の手によって私の頭ではなく胸の横部分に配置される。 そう。先輩はこの道具で私の頭をマッサージしてくれるわけではない。そういう正規の使い方などしてはくれない。 「いくぞ? 始めるぞ?」 先輩は私が発注ミスをしてしまった商品を使って……私の事を“笑わせる”のだ。 それが、引っ込み思案で恥ずかしがりな私への……教育。 笑顔を作るのが苦手な私に対して行う……先輩流の教育なのだ。 ――カチャ。 マッサージャーの少し冷たい脚先が私の胸横に当たり始める。 「んぴゃっっっ!!?」 そのヒヤッとした感触が肌に伝わり、背筋にゾクゾクッとした寒気を感じた私は悲鳴に近い声を上げてしまう。 ――ズズ……ズズズズ……。 私の悲鳴など気にも留めないで先輩は、両方の胸横に突き立てたマッサージャーに少しずつ上から力を込め始める。 すると、私のピンと伸びた腋や脇の下……胸の下に触れていた脚先たちが先輩の押し付ける力に従うように皮膚に沈み込んでいく。 「んあっ!? あひっ!? あひゃッっ!!? はひゃひゃっっ!!?」 ある程度肌に沈み込んだ針金の先端はそのまま身体の内部に突き刺さらず、押す力に負けるように外側に反れていく。その時に樹脂製の小さな靴を履いた脚達は……良い感じに私の肌をなぞりながら広がる為、固くて細いプラスチックにゆっくりなぞり上げられているかのような感覚を与えられる。 その刺激は無性にこそばゆくて、ジッとしていられなくなってしまう。 脚先が広がって胸元や脇腹、背中をなぞり上げていく刺激は今まで私が味わった事の無いじれったいこそばゆさを生んでいく。 少し差し込まれただけで笑いたい欲求が次々に私の喉元を圧迫し始める。 私はすぐに感じてしまった……。 この刺激は“くすぐったい”と。