(試し読み)寂しがり屋の梓ちゃんと家庭教師な私
Added 2020-09-07 10:08:30 +0000 UTC1:家庭教師な私 「先生、いつも娘の梓のお勉強を見てくださって本当にありがとうございます。先生の教え方がとても良いらしくて、お陰様で娘の成績も見違える程良くなりました!」 家庭教師をしている私の生徒に梓ちゃんという高校2年の子がいる。 「い、いえ……私の教え方というよりも、梓さんが頑張ってくれている成果だと思いますよ?」 今日は勉強に入る前に梓ちゃんのお母さんに呼び止められてこのようにお褒めの言葉を頂いているのだけど…… 「いいえ! 先生の教え方が素晴らしいのだと思います! どんな勉強をしているか娘は教えてくれませんけど、きっと先生の方針が素晴らしいから学年順位も上がってきているんです!」 どんな勉強を梓ちゃんにさせているのか…… それは……私からも口が裂けても教える事は出来ない。 だってご両親が居ない間に“あんなことをしている”という事を言ってしまえば、たちまちに私はクビになってしまうだろうから…… 「私と夫は仕事柄これからも家を空かせてしまう事が多いとは思いますけど、娘の事宜しくお願いしますね!」 私にとって幸いなのは、このお母さんが私に対しては勉強方法などをしつこく聞いて来ないというところだ。 家を良く空かせてしまう後ろめたさなのか、それとも単に興味がないだけなのか……とにかく私には好都合だ。適当な言い訳を考える手間が省けるわけなのだから。 「今日も……遅くなりそうなのですか?」 梓ちゃんの両親は共働きで家に居る事は殆ど無い。2人とも昼過ぎからの仕事が多いようで、帰ってくるのは夜遅くになる事が多い。 冷蔵庫にはラップの掛かった梓ちゃん用の夜ご飯が置いてあり、彼女はほぼ毎日この冷え切ったご飯を自分で温め直して独りで食事をとっているのだそうだ……。彼女が引っ込み思案になった理由が何となく分かってしまう。 「ゴメンなさいね、大したおもてなしも出来なくて。多分私も夫も夜中に帰る事になると思いますから娘の事……宜しくお願いしますね……」 私へのおもてなしなんてどうでも良いのだけど、せめてその申し訳ないという言葉を梓ちゃんに掛けてあげて貰いたいものだ……。などと柄にもなく生徒の家庭事情に複雑な思いを巡らせた私だけど、内心はホッとしていたりもする。今日も両親が遅くなってくれるお陰で梓ちゃんとアレが出来る……と。 「それじゃあ先生、私はこれで失礼します。今日もよろしくお願いしますね」 梓ちゃんの母親はそう言ってそそくさと家を出ていった。 相変わらず実の娘さんには一言も発さず、何とも寂しい出社と相成った訳だけど……私は母親が出ていくなりニンマリと口角を上げて喜んでしまう。 これからは私と梓ちゃんの時間なんだと思ってしまうと、嬉しさが込み上げて仕方ない。 今日はどんな風に梓ちゃんを可愛がってあげようか……その事ばかりが頭を過ってしまう。 私はお母さんを見送った後ゆっくりと振り返り、2階へと続く階段へと向かう。 1段1段ギシギシと音を鳴らしながら登る階段は、上に行けば行くほど期待に胸が躍ってしまう。 今日はどんな表情を私に見せてくれるのか……どんな顔をして私を見てくれるのか……。私の頭はその想像だけで一杯だ。 そして辿り着いた“梓”と書かれたプレートが掛かった部屋。心臓ははち切れんばかりにドキドキと脈打ちドアノブを握る手にもついつい力が入る。 「ア~ズ~サ~ちゃん♥ お待たせ~~♥」 ドアを半分ほど引いて中の様子を覗き込みながら私はワザとらしく甘い声で彼女に言葉を送る。 部屋の中では椅子にチョコンと控え目に座っている彼女が見える。 机から椅子を引き、私が来るのを待つかのようにドアの方を向いて座っていた彼女……。私が顔を覗かせると恥ずかしがるようにプイッと横を向いて顔を真っ赤に染め始めていた。そして胸の前で手をモジモジ絡ませながら小さく呟いた…… 「せ、先生……。今日も……その……宜しく……お願いします……」と。 ――― 2:梓ちゃんと模擬テスト 「あらあら、どうしたの? 今日は随分と薄着じゃない?」 ピンク地に黒いヒラヒラの付いた下着にも見えなくもないキャミソールと、彼女の健康的な太腿から内太腿までを大胆に露出させているデニム生地のホットパンツ……まだ肌寒い初春の部屋着にしてはいささか攻め過ぎた格好をしている彼女。それには理由がある。その理由も理解している私だけど、そこは敢えて意地悪に彼女の答えを促した。 「あうっ……うぅ……だ、だって……今日も……先生と…………する……から……」 前髪を切り揃えたパッツンな髪型に、サイドの少し伸びた髪を可愛く片方だけゴムで留めて小さなテールを結わいでいる梓ちゃんは、前髪の隙間から潤んだ瞳を覗かせて私を上目遣いに恥ずかしそうに見上げてくる。彼女の柔らかそうな頬は恥ずかしさに赤く染まり、口元は落ち着かないように波立たせている形をとっている。 「するって……何を?」 私はそんな愛くるしい彼女をもっと困らせてやろうとさらに意地悪な言葉を返す。すると案の定梓ちゃんは「はうぅぅぅ」っと困った時に発する唸り声を上げて私に縋る様な目を送ってくきた。 「しぇ、しぇんしぇいぃぃぃ! じ、実力テストで……いい点とったら……してくれるって……約束……うぅぅぅ……」 梓ちゃんの目は右に左にと泳ぎ、紡ぐ言葉も震えている。 人見知りで引っ込み思案な彼女にいささか意地悪な質問をしてしまった……と自分でも反省するけれど、このような彼女を見るのも可愛くて好きだ。彼女には申し訳ないけれども……♥ 「私……何をしてあげるって言ったっけ? 覚えてないなぁ~~フフフ……」 だからもう少しだけイジメてみようと思う。恥ずかしがる彼女をもっと見てみたいから……。 「な、な、何……って……その……お、お勉強……を……うぅぅ……」 「お勉強? それはいつもやっているじゃない。ちゃんとしたお勉強を……」 「ち、違っっ! 違くて……その……ほら……アレですぅ……アレ……」 「アレってなぁ~に?」 「はうぅぅぅぅ……だから……アレは……アレですぅ……」 「アレってなぁに? ほら……その2文字だけじゃわからないわ。ちゃんと言ってみて? うん?」 「うぅぅぅ……ほ、保健……体育の……特別なやつ……ですぅ……うぅぅ……」 「特別なヤツ? なぁに? それ……」 「うぅ……い、意地悪ぅ……」 「先生はいつも意地悪でしょ? ほら……答えて? して欲しいんだったら……ちゃんとその口で言いなさい……」 「むぅぅぅぅ……うぅぅ………………」 保健体育の特別なヤツ……まさかアレをそんな風に表現するとは思ってもみなかった。 恥ずかしがり屋な彼女なりにどうにか言わなくて済む方法を模索したのだろうけど……底意地の悪い私にはそういう回りくどいおねだりは通用しない。どんなに恥ずかしくても口で言うまでは許してあげない。それが私のポリシーなのだから。 「あ、あ、あの…………そのぅ……」 「……うん?」 「く、く、くす……」 「“くす”なぁに?」 「く、くす…………ぐって……くだしゃい……ぅぅぅ……」 「声が小さくなったわよ? モジモジしてないでもう一回言いなさい!」 「ひゃひっ!! く、く、く、く、くしゅぐってくだしゃいぃぃぃ!! 私の事をぉぉぉ!!」 「フフフ♥ 良く言えました♥」 リンゴのように真っ赤になった頬を手で押さえて恥ずかしがる梓ちゃんの頭をヨシヨシと撫でる私の手。手のひらに触れる彼女の柔らかい髪がどうにも私の欲情を刺激してならない。 最初は……ちょっとした悪戯心から始めた遊びだった……。 試験の時に緊張して力が発揮できないと悩む彼女に、だったら試験だけに集中する特訓をしましょうと言う名目でコレを始めた。 真剣に模擬試験を解く彼女にちょっかいを出して妨害しながら、その妨害に負けずに平均点以上を取るという課題。それを彼女に課した。 ちょっかいと言っても大した事はしない。ちょっと身体の一部を触って刺激を与えるだけ……それだけだった筈なのだけど……。 彼女にはその刺激がかなり新鮮だったのか……いつの間にか勉強の事よりもその妨害を楽しみにするようになってしまっていた。 それがコレである。 「はい。じゃあ……コレを60分で解いて見せて? 成績が良かったら……いつものようにご褒美をあげるけど、成績が悪かったらお仕置きするからね? 分かってるわね?」 「は、は、はいぃぃ♥♥」 「今日の問題は難しいわよ~? 気合い入れて解いて頂戴!」 「はい♥ 頑張りましゅ♥」 「それじゃあ60分模擬試験……よーい、始め!」 「はひぃぃぃ!!」 机にかじりつく様に振り返って答案用紙と問題を交互に見比べ始めた梓ちゃんに、私は怪しげな笑みを浮かべてその様子をしばし傍観する。 しばらくの間はカリカリと答案用紙に答えを書くシャープペンシルの音と時計刻む音だけが部屋に響き渡る。 真剣な表情の梓ちゃんとニヤケた顔で腕時計を眺める私。試験の終了時間はアラームが鳴るように設定しているから時間を測る必要はないのだけど、私は別の目的の為に時計を眺めていた。 『10分経ったわね……じゃあそろそろ……♥』 私は模擬試験開始から10分経ったことを腕時計で確認するとゆっくりと梓ちゃんの座る椅子の背後へと歩を進める。 試験開始10分後……。別に取り決めなど2人の間では行っていないのだけど、なんとなくそれくらいの時間に始める事が多くなったからいつの間にか自分の中で10分というルールが出来ていた。 梓ちゃんもそれを理解しているのか、10分前後にはチラチラとコッチを見たりして落ち着かなくなる。 「梓ちゃん? 試験の時はどんなイレギュラーな妨害が入るか分からないモノよね……」 私は彼女の背後に立つと後ろから耳元に囁きかける。 「は、は、はひぃぃぃぃ♥」 梓ちゃんは私の細い声に敏感に反応しビクリと身体をビクつかせて小さな悲鳴を上げてくれた。 「もしかしたら……ちぃ~さな虫さんが……窓の隙間から入って来て……」 私のか細い囁き声に梓ちゃんの身体は何かに怯えるようにピクピクと反応を繰り返す。 そんな反応を見ながら私はクスリと笑みを浮かべ、ゆっくりと両手を彼女の肩の高さまで上げていく。 「試験に集中してる梓ちゃんの肩に……こんな風にとまるかもしれないわ……」 ――ピトッ♥ 言葉に合わせて私は背後から梓ちゃんの華奢で丸まった右肩の端にチョンと人差し指を乗せる。 すると、梓ちゃんは今まで以上に大きなビクつきを見せ、その後プルプルと震え始めた。 「でも梓ちゃんは大事な試験中。こんな虫の事なんて気にしてちゃダメなの♥」 梓ちゃんの温かくて柔らかい肩の皮膚に触れた人差し指は、そのまま彼女の肩回りを虫が歩き回る様に移動を始める。 「あっ♥ はっ♥ んひっ! ひっっ!!」 梓ちゃんはその刺激がむず痒くなってきたのか身体をビクつかせながらもクネクネと上半身を捻り始める。 「あら? 虫さんがもう1匹窓から入って来たわね……コッチの虫さんは何処にとまるのかしら?」 私は、さも虫が窓から入って来たかのように左手を空中で不規則に動かして、狙いを定めるかのように彼女の左腕の上空をフワフワと漂う。そして一瞬動きを止めるとスッと彼女の肘付近に着地し、右虫と同様その箇所を触り始めた。 「はひぃぃぃぃっっ!!? んあぁっっっ! せ、せんせ……その動き……くしゅぐったぃ……れすぅ……うぅぅ……」 右手は彼女の肩を……左手は肘の裏やら肘の周りを……まるで虫が意思を持って動き回っているかのようにモゾモゾと梓ちゃんの皮膚を刺激していく。 その刺激に梓ちゃんは身体を更にモジモジさせ、小さな悲鳴を何度となく零していく。 「ほ~ら! 虫さんに気を取られたら試験の時間は終わっちゃうぞ~~♥ 60点以上取れなかったらご褒美は無しなんだからね? 分かってるぅ~?」 「いひぃぃぃ!! が、が、頑張りましゅ!! 頑張りましゅぅぅぅぅぅ!!!」 陰湿な悪戯に梓ちゃんは一瞬試験に集中できなくなったが、私のその言葉に気合を入れ直し震えながらも答案用紙にペンを入れ直す。 梓ちゃんは私からの“ご褒美”が大好きなのだ……だから、難しい試験も頑張って解こうとする。 そんな真剣な梓ちゃんを邪魔するのが私は大好き♥ 真剣に頑張ろうとする彼女を悪戯で妨害して邪魔をするのが何よりの楽しみだ。 「おやぁ~? 左の虫さんが何かに気付いたみたいねぇ~~? 少しずつ移動を始めたわ~♥」 私は梓ちゃんの弱点はしっかり把握している。ココを責められたら試験どころではなくなる……そういう箇所をいくつも知っている。 だから、まずは左の人差し指を“ソコ”へ向かわせていく。梓ちゃんの集中力を削ぐために♥ ――ツツツ……ツツ…… 「あひっっ!! んあぁぁぁぁぁぁ!! 指先で……二の腕をなぞられるの……ゾクゾクするぅぅぅ!! んはっひぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃ!」 少し固い皮膚に覆われた肘部分からマシュマロのように柔らかい二の腕を通り、私の左の人差し指は目的の場所を目指してなぞっていく。 二の腕の裏側に回り込んで更に柔らかくなった皮膚を爪先でコソコソと引っ掻きながら……腕の付け根を目指して登っていく。ひたすら焦らす様に……ひたすらいやらしく触りながら……。 さぞかし気色悪い感触だろう……思わず逃げ出したくなる位にむず痒い刺激だろう……このフェザータッチは。でも、梓ちゃんは試験に向かう姿勢を崩さない。指が二の腕の内側に回り込んで“アノ”場所を目指していると分かっていても手をしっかり前に出し答案用紙を押さえる格好を続けている。彼女も望んでいるから……私のこの悪戯を……。 「肘に留まった虫さんは、二の腕の裏の柔らかい皮膚を伝って……そのまま腕の付け根に向かって行って~~そしてぇ~~~♥」 私の指先が二の腕の終着地点である腕の付け根へと到達した瞬間梓ちゃんは身構えるように肩をすくませた。あの刺激に耐えようと試験中にもかかわらずキュッと目を閉じた。 だから私もその期待に応えるように最初の刺激を彼女に与えてあげた。 ――コチョッッ♥♥ 「ぶひゃっっっっ!!?」 構えていたにもかかわらず梓ちゃんの口からは噴き出す様な声が溢れた。 キャミソール姿であるが故剥き出しになってしまっている彼女の“ワキ”の柔肌を指先でチョチョッといじくってあげただけなのに、梓ちゃんは耐えきれずに身体をビクつかせその刺激に悶えたのだ。 「知ってる? ワキってね、人間のフェロモンが沢山出ている箇所なんですって。だから……もしかしたら、このワキのフェロモンにつられて虫さんが寄ってくるかもしれないわよ~? こんな風に……」 ――コチョコチョ♥ コチョコチョ♥ 私はもっともらしい理由をこじ付けながらも、梓ちゃんの無防備に開かれたワキの皮膚を人差し指の爪先で意地悪く撫で回す。虫がその箇所を弄り回しているかのように……カリカリと爪の固い部分で引っ掻きながら。 「あはっ!? はひっっっ!! あひひひひひひひひひひ! ちょ、せんせいぃぃぃひひひひひひひ、くしゅぐったいぃぃぃぃぃ!! ダメっっっ!!」 ダメと言いながらもワキを閉じようとしたり抵抗をしようとしない梓ちゃんは、やっぱりこういう悪戯をされるのが好きなのだ。身体は嫌がる様にクネクネさせているけれど、両腕は微動だにしないで私が悪戯をしやすいように無防備に晒してくれている。 そんな可愛らしい内面を汲み取った私は調子に乗って悪戯を次の段階へと進めていく。 「あらあらあら~? 虫さんがワキの蜜を吸いに群がってきちゃったわよぉ~? た~いへん♥ 沢山になっちゃった♥」 人差し指だけで触っていたワキを今度は中指……薬指……小指……と追加していき、とうとう4本の指でワキを触り始めた。 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ♥ こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ♥♥♥ 「うぴっっ!!? んぴひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっッ!!?」 虫の脚が蠢く様にワキの柔肌をコチョコチョとくすぐっていく私の指達。それぞれの指がそれぞれの箇所に散らばって梓ちゃんの弱点を刺激する。 「はひっ!? あひひひっっ!! ひゃだぁぁぁははははははははははははははは!! うへひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、いひぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ♥ こしょばいっっ! こしょばいぃぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ♥♥」 いつもはこんなに強い責めは試験の終盤に行うのが通例だったのだけど……今日は最初から手を抜かない。 正直に話てしまうと、今日は私の“お仕置きしたい欲”が強いのだ! このテストで60点以上を取れると私は彼女にご褒美と称して甘い快感プレイを施してあげる事になっている……。 このような変態的な教育方針にいつ切り替わったかは覚えていないけれど、多分悪戯の延長線上でこうなってしまったというのだけは覚えている。 私は梓ちゃんをくすぐってイジメるのが好きで……梓ちゃんは私に甘くイジメられるのが好き。そういう関係にいつの間にかなってしまったのだ。悪戯を繰り返している内に……。 勿論これは人には言えない……ましてや親御さんに言えるはずもない! だから、今日みたいに親御さんが“遅くなる”という情報を得られた日は私のいやらしい欲が最高に高まってしまう♥ 可愛い梓ちゃんをイジメたくて仕方が無くなってしまうのだ。 今日は60点以上は取らせない! 絶対に梓ちゃんにお仕置きプレイを強制してやるんだから! そんな曲がりまくった決意を胸に今の本気の悪戯を決行している次第だ。 「はひぃぃぃひひひひひひひひひひひひ、ちょ、しぇんしぇぇぇ! 強いぃぃひひひひひひひひひひひ、始めから強いれすよぉぉぉぉぉほほほほほほほほほほほほ、イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 梓ちゃんは“くすぐり”にとっても弱い。 普段引っ込み思案で人との距離も家族との距離さえも開けてしまう彼女だからこそ、肌に受ける接触や刺激が少なく敏感になってしまっていたのだろう……。とにかく触られるだけで悲鳴を上げる程、優しいタッチに弱い。特にこういうくすぐったい箇所を触られるのが彼女にとっては苦痛でしかなかった。 でも……それも、私が悪戯を繰り返すうちに苦痛でない方向に転がってしまった。むしろ私に触られるのを悦ぶようになってしまった。 くすぐられるのに弱いのは変わらないけれど、そういう刺激を嫌だとは思わなくなったのだ。確かに……くすぐりは性的な愛撫だと感じる人もいるらしいけれど……まさか思春期ど真ん中の女子高校生がこの刺激にはまってしまうとは思いもよらなかった。 彼女からしてみたら、私のくすぐり=性的な愛撫 と、捉えているようで……ご褒美を上げる際は彼女がイクまでそういう刺激を送って気持ち良くしてあげなくてはならない。 だから、彼女は頑張ってしまう。私のご褒美を欲しいが為に……。 「ほ~ら、ほら! ペンが止まってるみたいだけど~? しっかり問題を解かないとご褒美はあげないわよ~~♥」 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ♥ こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ♥ 「むひゃあぁぁぁぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! やだ、やだ、やだぁぁぁははははははははははははははははははははは!! ご褒美欲しいれすぅぅぅふふふふふふふふ!! ご褒美ぃぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ♥」 「だったら早くペンを走らせなさい! さもないと……コッチの虫さんも梓ちゃんの事くすぐるわよ~~?」 でも私は今日は彼女にご褒美を上げるつもりはない。いつも気持ち良くしてあげているのは私の方なのだから、たまには私の方が気持ち良くなりたいのだ! 親御さんの帰りが遅い今日こそは!! 「ほらほらほら! 虫さんが集まってきた! 梓ちゃんのフェロモンに誘われて“こそぐり虫”が右の腋にもいっぱい集まって来たわよ~♥ ほ~れ、コチョコチョコチョ~~♥♥」 「うひゃぁぁぁぁぁ♥♥♥ ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャっ!! だ、ダメぇぇぇへへへへへへへへへ!! 右はくしゅぐっちゃだめぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへ!! んあぁぁはははははははははははははははははははは!!!」 ペンを持つ右手のワキ、キャミソールから零れているその敏感な皮膚に私は右手を移動させ全ての指をランダムにワシャワシャと動かして梓ちゃんをくすぐっていく。 彼女はその刺激には耐えられなかったのか、持っていたペンを派手に転がしてワキを閉じようとしたり身体を大袈裟に捻ったりしながらくすぐったさに悶え始めた。 「どうしたの? ペンを放しちゃったら答案が埋められないじゃない。ほらぁ、ペンを取り直して!」 放られたペンは机の奥隅の方へ転がってしまっておりペンを取り直すには小柄な梓ちゃんではかなり手を前に伸ばさなくては届かない。私はそれを分かっていてワザと促している。腕を伸ばす瞬間を待ちわびながら彼女に囁きかける……早くペンを取りなさい……と。 「はひぃ、あひぃ、はひ……ぺ、ペンを取るまで、くすぐっちゃ……嫌ですよ? 絶対……ダメ……ですよ?」 日本の芸人の伝統芸である「するなよ! 絶対するなよ!」というのは「やってくれ!」の意思表示と同意である。梓ちゃんのこのダメという言葉もまさにそれに当てはまる訳で……。 「ぺ、ペン……私の……ペンンんっっっ!! んくひゃっっっ!!?」 当然腕を前に伸ばしてがら空きになった腋を私がくすぐらない筈がない。 身体ごと前のめりになって一所懸命に前に差し出した腕は腋の筋をピンと張りつめさせペンを走らせていた時のワキとは違うワキ筋を形作った。その張りのあるワキの皮膚筋を私の細指達が順番に触っていくかのように撫で上げていく。 ピンと伸び切って緊張した腋の筋に触れる指先は生暖かくて触り心地が良い。そのコリコリしたワキ筋を指の先でゾワゾワと撫で回す気持ち良さは筆舌に尽くしがたい。くすぐっているこちらまで気持ち良さを感じてしまうほどだ。 「ぷひゃあぁぁぁはははははははははははっはははははははははははははは、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ! だ、だ、ダメだって言ったのにぃぃひひひひひひひひひひひ! くしゅぐっちゃダメですってばぁぁぁはははははははははははははははははははははははは!!」 伸び切った腋を私に遠慮なくこそぐられ、梓ちゃんはとうとう我慢できずにワキを閉じてしまう。私の指がまだ腋に残っているというのもお構いなしに、慌てて防御態勢を敷いてしまう。 「んはっ、はぁ、はひ、はひぃぃ、はぁ、はぁ……い、い、い、今のは……ヤバいれす! 手を伸ばしたトコロを……モジョモジョされるのは……耐えきれましぇん……」 「ふぅ~ん? 耐えられなかった? くすぐったすぎて?」 「は、はい……耐えられません……無理です……うぅぅ……」 「でもほら、ペンを取らないと試験の続きが出来ないよ?」 「そ、それはそうですけどぉぉ……」 「さっ♥ もう一回手を伸ばして♥ ペンを取りましょ? ね?」 「あうぅぅ……手を伸ばしたら……また、コチョコチョするつもりでしょ?」 「さぁ、どうかしら? 虫さんの機嫌次第よねぇ~~♥」 「うぅ……絶対する気だぁ! 絶対……くすぐられるぅぅ!」 「ほ~ら♥ 急いでペンを握らないと試験時間が終わっちゃうわよぉ? 良いの?」 「うむむぅぅ! 先生のいじわるぅ!! くぅぅぅ……」 そう言いながらも恐る恐る閉じていた右手を前へと伸ばし始めた梓ちゃん。いつ私の指が動き出すか気が気でならないらしく、チラチラと私の手を見ながら警戒を強めている。 ワキに閉じ込められていた私の手が腕を伸ばす事によって徐々に解放され、そして腕を伸ばし切った頃私の手は完全に開放されいつでも悪戯の続きが行える状態へとなれた。逆に梓ちゃんのワキはいつでもくすぐってくださいと言わんばかりに無防備な伸び切った状態になっている。そんな魅力的なワキをやはり私が触らない筈がない♥ まずは試しにと言わんばかりに中指だけで腋の窪みの柔肌を一撫でしてあげる。 「むひゃああぁぁぁぁぁぁぁぁんっッ!!?」 その瞬間、腕から肩にかけてビクビクビクッと大きな震えが走り、梓ちゃんは伸ばした手をまた引っ込めようと腕を曲げた。 「はうぅぅぅぅぅぅぅっっ!! んくぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 しかし、今度ばかりは下げてはならないと言わんばかりに曲げそうになった手をグッと堪え、そのままペンのある方へ再び腕を伸ばし始めた。 「へぇ~頑張れるじゃない♥ 良い子良い子♥」 私は彼女の頭を撫でる代わりに腋の筋を引っ掻く様に何度も撫でてあげた。そのゾワッとしたこそばゆさに彼女も何度となく腕を引きかける。でも、やっぱりご褒美が欲しいというのが頭に巡っているのか、意地でもペンをとってやるという気構えで引っ込めそうな腕を無理やり伸ばしていく。 ――コチョコチョ♥ コチョコチョコチョ♥ コチョコチョコチョコチョコチョコチョ♥ 腕を降ろさなくなったのを良い事に、私の手は梓ちゃんのワキを無遠慮に弄り回し始めた。腋の窪みの膨らみ部分を全部の指でサワサワと撫でたり、窪みの少し下付近を人差し指と中指の爪先でカリカリと引っ掻いたり。指をすぼめて花火がパッと開花するかのように素早く触ってくすぐったり、脇の下のコリコリした筋肉を指で摘まんで強めに揉みほぐしたり……。 陰湿を極める触り方で必死にペンを取ろうと頑張る梓ちゃんの邪魔をした。 「あひへひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇ、いひゃ~~はははははははははははははははははははははははははははははは!! こしょばいっっ!! こしょばいれすぅぅぅぅぅふふふふふふふふふふふ!!! んはぁ~~ははははははははははははははははははははははははははははは!!」 私の妨害に腕を何度も上げ下げしながら笑い悶える梓ちゃんだったんだけど、何度かこのやり取りを繰り返すうちに慣れてきたようで、数分と経たないうちにペンを奪取する事に成功していた。 「あはぁ……はひぃ……んはぁ……はぁ、はぁ、はぁ……や、やっと取れたぁ……」 たかが、転がったペンを拾うだけの単純な作業だったが、梓ちゃんは額に汗を滲ませながら息も絶え絶えに机に突っ伏した。 「ほ~ら! ペンが取れたんだったらさっさと答案用紙に答えを書くっ! ほらッ!!」 ――コチョコチョ♥ 「っむひゃあああぁあぁあぁぁあぁあぁぁぁぁ!!? は、はひぃぃぃぃぃ!!」 このまま机に顔を沈めて休みそうな勢いだった彼女に私は気合を注入する為のくすぐりを軽く入れてあげた。 すると彼女はビクンと身体を震わせて、慌てるように元の姿勢に戻して答案用紙に向かい直した。 それからしばらくは私の悪戯も鳴りをひそめ、彼女の解答を背中越しに確認していた。 今の部屋着と違い何とも隙の無い解答。本来なら家庭教師なんて頼まなくても問題ないレベルの学力なのだけど…… 梓ちゃんは試験本番では本気を出さない。 どんなに簡単な問題でも本気で回答を書こうとはしない。 それはなぜか? 緊張しているから本気が出せない? いいやそういう問題ではない。 出そうと思えばいつでも本気を出せるのだ……彼女は……。 でもそうしないのは何故か? それはごくごく簡単な事……。 彼女は寂しがり屋なのだ。 家に帰って来ても入れ替わる様に仕事に出てしまう両親……。もっと親子としてのコミュニケ―ショーンを取りたいと望んでいる彼女にとってその現実はあまりに寂しい。 だから、ワザと悪い点数を取って親を心配させたかった……。 あわよくば仕事よりも自分に勉強を教えくれる時間を取って欲しいとさえ思っていた。 でも、その結果呼ばれたのは私だった。 両親は娘の勉強を見る事よりも家庭教師を雇う事で補おうとした。 だから最初彼女は、私と一言も喋ってくれさえしなかった。 自分の思惑通りにならなかった失望感で勉強などどうでも良いとさえ思ってしまっていた。 そんな彼女の内心を知った私は、だったら私が甘やかしてやろう……と決意した。 親の代わり……とはいかないけれど、少なくとも彼女が寂しがらずにいられるように友達のように接してあげようと…… そうして、私はことあるごとに彼女にちょっかいを出して口を開かせる努力をした。 そのちょっかいを繰り返すうちに彼女の弱点が“くすぐり”である事を私に悟らせ、それを勉強に取り入れる方向へと私の考えは曲げられた。 くすぐったい刺激を嫌がる彼女にしつこくそういう刺激を与えて勉強させようとした。 強く与え過ぎず、馴らすように優しく愛撫するかのように……それを繰り返した。 最初はその行為が私とのコミュニケーションになればと言う思いで始めたのだけど、この悪戯を繰り返し行ううちに梓ちゃんの様子が変化していた事に気付かされた。 最初は嫌がっていたのに……優しくくすぐってあげると、むしろ悦ぶようになってしまっていた……。 くすぐったい刺激が……好きになってしまっていたのだ……。 そして私にも変化が訪れていた。 梓ちゃんの反応や可愛い笑い声……可愛い笑い顔を見ている内に、なんとも言えないウズウズする感覚が芽生え…… くすぐる度にそのウズウズは強くなってしまって……今では、彼女をくすぐって笑わせる事が快感に成り果ててしまった。 性感を刺激する意味での快感。梓ちゃんをくすぐっているとそういう感覚を覚え始めてしまっていた。 年下の同性にこんな感情を芽生えさせるなんて……どうかしていると思われるかもしれないけれど、どうしてもこの欲情は抑え切れなくなるのだ。梓ちゃんを見つめているとウズウズ……ムラムラして堪らなくなってしまうのだ。 普段ムッとした顔つきで自分から喋ろうとしない大人しい彼女だから、くすぐられてゲラゲラ笑っている姿のギャップに愛おしさのような物を感じてしまう。私だけに見せている私の行いで作り出した笑顔……そう思うようになると胸の奥がキュンと締め付けられる。 たかがくすぐり遊びなのに……なぜこうも私の性欲をムラつかせるのか……? 分からない……。分からないけど、やめられない! そしてもっと梓ちゃんをイジメてみたい! そういうイケナイ感情が疼いて仕方がないんだ。 今にも思いが破裂して抑えが利かなくなりそうだけど、必死に抑えている。この試験が終わるまでは暴走してはいけないと……ちゃんと先生をやってあげなくちゃいけないと自分を律しなくちゃいけない! でないと……本当に自分でも何をしでかしてしまうか分からないから……。 それだけこの気持ちは大きくて強いモノに育ってしまったのだから……。 ――カリカリカリカリ 再び訪れた時計とペンの走る音だけの世界。先程までの梓ちゃんの元気な笑い声が残響音のように私の耳奥に残り続けている。 笑いこける梓ちゃん……可愛かったなぁ……。 もう一回見たいなぁ……笑う彼女を……。 悪戯をやめて数分……この再び訪れた静寂と張りつめた空気感は私の淫欲を刺激してやまない。 何でもない日常の風景なのに、なぜか私には無性にエロく感じてしまう。 さっきまでの梓ちゃんを知っているから……。馬鹿笑いをしてくれた彼女を覚えているから……。 静まり返ったこの日常がかえってエロティシズムを刺激してしまう。 早くあの悶える彼女が見たいと……胸の奥が落ち着かずにソワソワしてしまう。 ――スッ。 私は我慢できずにそのまま床に座り込む様に腰を下げていった。 私がしゃがみ込んだことを雰囲気で察した梓ちゃんは、ピクリと1度だけ腰を反応させたけど、私の方を振り返る事はせず黙って答案用紙にペンを知らせ続けた。 しゃがみ込むと近くに見える……梓ちゃんの足元……。 靴下などは穿いておらず、部屋での格好らしく裸足だ……。 私はその生足をゴクリと唾を飲みながら眺める。 すると、梓ちゃんが何かを察したのか、地面にペタリとつけていた足裏をゆっくりカカト側から持ち上げ爪先だけを床につけたまま可愛い足裏を私の目の前に披露し始めた。 私はその光景にまたゴクリと生唾を飲み込む。 足指の付け根から母指球の膨らみを経由して深く窪んだ土踏まずまでのいやらしいカーブ。そしてそこからカカトまでのこれまたいやらしい流線型のカーブ。17歳の乙女の足裏とは思えない程その曲線はエロティックで思わず触りたくなってしまう。この挑発するかのようにワザとらしく上げられた足裏に思わず手を差し出したくなってしまう。 でも、この誘いに乗ってはいけない! 私は知っているのだから……彼女がそれを望んでいると言う事を……。 くすぐったがりな梓ちゃんだけど足の裏だけは彼女にくすぐったさとは別の刺激を与えてしまう。 なぜかこの箇所だけはくすぐったさの伝わり方が違う様で……彼女にとってはどんな触り方をしても快感に変わってしまう。 そう、私がくすぐるのが好きになってしまった変態家庭教師だとするならば、彼女は足裏をくすぐられて感じてしまう変態生徒さんと言う事になる。 だから彼女は私に触らせたいのだ。快感を感じたいと思っているのだから……。 『いけない! だめ! 気持ち良くしちゃったら私も歯止めが利かなくなっちゃう!! 今日は是が非でも梓ちゃんをイジメたいんだから! ここは我慢よ! 私っッ!!」 っと、自分を律しようと頭を横に振って煩悩を振り払おうとするのだけど、そんな私に梓ちゃんは生意気にも足で挑発を始める。 ――クニクニ♥ ムニャムニャムニャ♥ 私が我慢しているのを良い事にワザとらしく足指を曲げたり伸ばしたりして足の付け根の形を変えて見せたり、足指を少し床から離して私の方へ足裏を近づけさせたり……そしてまた足指をクネクネ動かして誘うかのような動きをして見せたり……。正直、この足裏の動きは堪らない。見ていると触りたい欲が限界まで高められてしまう。 この生意気な挑発に乗ってしまいたい……。スベスベでムチムチしたあの足裏の皮膚を思いっきりくすぐって悶えさせたい! そのような欲情が頭の中でグルグルと渦を巻いて堪らない! 触りたい……。でも触ったら……私のお仕置き作戦が破綻してしまいそう……。でも触りたい……触って笑わせたい。 思いっきりくすぐって大人しい梓ちゃんをいやらしい子に変えてしまいたい……。うぅぅぅぅぅぅぅ……。 何分間葛藤したのかは定かではないが、自分的にはかなりの間葛藤したように思える。 そしてその葛藤から出た答えは……。 『少しくらいなら……触ってあげよっかなぁ……』という、結局自分にも生徒にも甘い決断と相成った。 その決断を下した私は早速と言わんばかりに梓ちゃんの生足に手を伸ばしていく。 まずは土踏まずの柔肌をなぞって悶えさせてやろうと、彼女の深く窪んだその箇所へ人差し指を差し込んでいく。 しかし! 生意気にもこの引っ込み思案少女は私がやる気になったと悟るや否や足裏をペタンと床につけくすぐらせないようにと抵抗を始めたではないか! 随分な葛藤の末に触ろうと決意した私の事を嘲笑うかのように閉じられた足裏……。この行為に私のくすぐりたい淫欲は限界以上に高められてしまう。 意地でも触ってやるっッ!! と、心の炎にガソリンが撒かれてしまう。 炎上しきった私の欲の炎はもう自分でも抑えがきかなくなる。手を伸ばし足首を掴んで強引に足裏を晒させようと力で引っ張り上げようと試みる。 でも今日の梓ちゃんはなぜか私を焦らしたがっているようで、私の力に対してそれ以上の力で足を踏ん張らせ床から足裏を晒そうとしない。試験中だというのに梓ちゃんは唸り声を上げながら懸命に足を庇い続けている。 どうしても力で持ち上げる事が叶わなかった私は一旦引っ張り上げるという行為を諦め足首から手を放す。 私が諦めたと悟った梓ちゃんはフゥと息を突き警戒心を緩め再び答案用紙にペンを走らせ始めた。 きっとまた力で持ち上げようとすれば抵抗するだろうな……。そう思った私は作戦を変更する事とした。 力で持ち上げられないなら自分から晒したくなる様に仕向ければいい。名付けて天の岩戸作戦だ! っとテンションの上がり切った私は自分でもよく分からない作戦名を頭で描いて、再びゆっくりと彼女の足へ手を近づけていく。 私が足へ近づく雰囲気を察した梓ちゃんはすぐさま警戒を強め足をキュッと床に押し付けて私の手の力に対抗しようと緊張させた。 力を込めている梓ちゃんの足をまた持ち上げてやろうと足首を掴む……と見せかけて、私は床を踏みしめている彼女の素足の横に人差し指を逆手に差し込んで這わせてみた。足裏は凹凸がある為しっかり床を踏みしめても足の側面は少し床から浮いてしまっている。私はそこを狙って人差し指だけをその隙間に差し込んで指先だけを動かして足裏の一部を触り始めたのだ。 「うひっッッ!!? ちょっ! センセ!! その隙間!! ズルひっッ!! んひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 隙間から侵入した人差し指の指先が土踏まずの横の窪みを僅かに“こちょこちょ”とくすぐる刺激に、思わず梓ちゃんから悲鳴が零れる。しっかり閉じたと思っていた足裏に思いもよらぬ刺激が与えられた事にビックリしたのか、笑いよりも先に驚いた悲鳴が部屋中に響き渡る。 しかし、その悲鳴もすぐに声色を変え反応の変化が伺えるようになっていく。 「は、はひひひひひひひ!! あ、あ、あ、足ぃぃひひひひひひ、こしょばいっっ! その触り方はこしょばいれすぅぅぅぅぅぅ!! んふっっふふふふふふふっくふふふふふふふふふふふふふ!!」 土踏まずの端をサワサワと撫でてこそぐる人差し指のもどかしい感触に、梓ちゃんは上半身を捩って上品に悶え笑う。本格的なくすぐりではないむず痒い程度のくすぐりに彼女は何処か物足りない笑いを含ませていく。 「あ、ひっ♥ んっっっふふふ……んくくく……うぅぅぅぅ……んくくくくくくくくくくく♥ あぅぅぅ、だ、ダメだぁぁ……凄く……じれったくて……なんか……ダメ!」 焦らしたお返しに私もじれったくなる様なこそばしを繰り返してあげると、梓ちゃんは見る見るうちに色を帯びた笑いを零すようになった。じれったくて堪らないのか足をモジモジさせ始め、床を踏みしめていた足裏は徐々に天の岩戸が開かれるかのようにその床から離れ始める。 「あらぁ? 梓ちゃんったらいけない子ねぇ? じれったくなって足を床から離しちゃってるじゃない♥ 私の事をあんなに焦らしておいて……。ちょっと……だらしないんじゃない?」 「だ、だ、だって……センセの触り方が……いやらしくて……うぅぅぅぅぅ……」 「イケナイ子ねぇ……そんな悪い子には……お仕置きしなくちゃいけないわ♥」 「はひぃぃっ!? お、お仕置きっっ!? お仕置きぃぃ??」 私の“お仕置き”という言葉に過剰反応した梓ちゃんは、怯える様に声を上擦らせ身体をビクビクと震わせた。しかし彼女の足はその反応とは裏腹にいよいよ床からカカトが完全に浮き、触ってくださいと言わんばかりに足裏が私の目の前に曝け出されていく。 「お仕置きして欲しいんでしょ? 本当は……」 とうとう梓ちゃんの足は完全に自分の力で持ち上げられ、床には彼女の足指だけしか触れてはいない。しかしその足指だけはしっかりと床を踏みしめているようで、足指の付け根には力がこもっているのが見て取れる。そのお陰で足の裏はググッと反らせるように湾曲し土踏まずの窪みも、窪みが無くなってしまうくらいまで反らし皮膚や足裏の筋を自ら緊張させていた。 触ってあげたらさぞかしこそばゆく感じるだろうな……と私は想像を膨らませながらその伸び切った梓ちゃんの足裏に手を伸ばしていく。 「お、お仕置き……は……怖い……ですぅぅ。お仕置きじゃなくて……ご褒美の方が……」 伸ばした手を逆手に構え、指先が足裏に触れるか触れないかの箇所でモショモショと動かして見せる私。本当は早く触ってしまいたくて堪らないが、少しの間だけその欲望をグッと我慢する。 「嘘おっしゃい! 自分からこんな風に足を晒しておいて……。しらじらしいわよ?」 「だ、だ、だ、だってぇぇ!! せんせーが……意地悪く……触るから……だから……」 「だから何? 触られたから気持ち良くしてもらえると思った?」 「ふえ?? 違うんですか? 梓の事……気持ち良くしてくれるんじゃ……ないの?」 「お仕置きするって言ったでしょ! 梓ちゃんのように欲望に忠実な娘には、焦らし責めの刑よ!」 「ひっっ!? じ、焦らし??」 「ほぉ~~ら♥ じれったくなるように触ったげる♥ これで勉強に集中できなくさせてやるんだから……」 ――サワサワサワ♥ 私は逆手にしていた両手を足に対して平行に構えなおし、梓ちゃんの足裏ではなく足の側面にその手を当て、足の横だけをモジョモジョとくすぐり始めた。 「うひぃぃぃぃぃぃぃっっ!!?」 こういう部分はあまり触られたことがなかったのだろう……梓ちゃんは最初だけは跳ね上がるほど驚く様な反応と悲鳴を上げ刺激に悶えてくれた。でもすぐにその刺激にも慣れてしまい……。 「は……ひっっ! あうぅぅぅぅぅ、センセ! なんで……ソコばっかり……んうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」 足裏を触られる事を期待して足を反らすように晒しているのだろうが、私はその足裏には少しも触れてはあげない。ひたすらに足の側面をモソモソとこそぐって触って貰えないじれったさを梓ちゃんに味わせていく。 そんな事をしていると今度は堪らなくなった梓ちゃんの方から足を左右に捻る様な動きをして、どうにか足裏へ刺激を受け取ろうと向きを変えてくる。 「だめよ梓ちゃん♥ 足を動かしたって先生はくすぐってなんてあげません! 模擬試験が終わるまではこのままよ♥ ほら、解けるものだったら解いてみなさい? ご褒美が欲しいんだったら……」 「ひぃぃぃぃぃ!! このまま焦らされるのは嫌っっっ!! さ、触ってぇ……? ねぇ……センセぇ……触ってよぉ……」 足が左右に動く度に私も手を追従させてしつこく足の側面をいたぶり続ける。この焦らし責めに梓ちゃんは耐えられないのか、首を振りながら嫌がり猫撫で声を上げて私におねだりを繰り返す。 あの可愛らしい小口から放たれる甘いおねだりの声……。堪らない! 梓ちゃんが可愛くて可愛くて……堪らない! もう……試験なんてどうでもよくないか? 模擬試験なんて放っぽり出して梓ちゃんとイチャイチャと甘いくすぐりプレイを楽しんだ方が良いのではないか……? いやダメだ! それじゃあ、私が家庭教師として来ている意味がなくなってしまう! そんな欲望に流されたら……私は……何の為に勉強を教えに来ているのか……分からなく―― 「ねぇ……セン……セ……」 葛藤する私に梓ちゃんのか細い声が耳に入り込んでくる。 この後の言葉は聞いてはいけない! それは分かっているのだけど……耳を傾けてしまう。彼女の甘い誘惑をもっと聞いてしまいたいから……。 「梓の事……」 耳の奥が梓ちゃんの甘い声に溶かされていく……。顔が勝手に火照ってしまう。 彼女を焦らしてテストを妨害しなくちゃいけないのに……この声を聞いてしまうと無性にウズウズしてしまう。 「コチョ……コチョって……して?」 まるでサキュバスに催淫をかけられているかのようだ。この声を聞いてしまうといつも自分で立てたハズの計画が崩されていってしまう。 梓ちゃんのこの甘声には逆らえない……。くすぐりたい欲が高められてしまう……。延々と……。 「梓の……足の裏をぉ……」 「“コチョコチョ~”って……して?」 「……ね? お・ね・が・い♥」 この言葉を皮切りに私の淫欲は制御不能に陥ってしまう。 いつもの事なのだけど……結局この模擬試験を最後までやり遂げたことは1度もない。 まぁ……それでも、成績は下がってはいないようだし……いっか……。 欲望のままに梓ちゃんと戯れても……。まぁ……いっか……。 ※試し読みはひとまずここまでです。まだ試作段階なのでアップした文章の中でもガラリと変わる箇所も出てくるかもしれませんがご了承ください。