悪戯カフェへ……ヨウコソ⑧
Added 2020-10-02 14:29:42 +0000 UTC8:地下尋問部屋 「本来なら……このおさわり厳禁というルールは、特殊な変態さん向けに用意した隠しサービスのようなものだったのですけど……」 地下室へ連れ込まれた私はあまりの物々しい雰囲気に呑まれ身体が動かないほどの恐怖を味わうのだが、恐ろしく手際の良い従業員達が慣れた手つきで私の服を脱がせ、私は何の抵抗もさせて貰えずあれよあれよのうちに一糸も纏わぬ裸にされてしまう。 女性しかいないとはいえ人前に裸にされた私が恥ずかしいという感情を持つのは当然至極な事であるのだけど……その感情よりも周りの光景の異質さの方が意識を奪ってしまい、本来叫んで嫌がるはずの場面であるにもかかわらず私の口は硬化したまま声すら出せなくなってしまっていた。 「今回は少し趣向を変えまして……。お客様に“とある事実の確認”を改めて致したいと思い、こうしてこの地下の尋問プレイ部屋へ来ていただきました」 尋問“プレイ”部屋と店長は言っているが、周りの何処を見ても……とてもプレイで済まされるような器具や拘束具には見えない。実物を見た事などないが、テレビで見た拷問器具そのものが随所に置かれているのだから高校3年生になりたての私には刺激が強すぎて恐怖で頭が付いていかない。見ているうちに眩暈を起こしてしまいそうになる。 「その事実とは……今日オーダーいただきましたサトミさん――いえ、本名は冬風樹希さんなのですが……」 突然樹希の本名が飛び出し私は氷漬けが解けるように身体の自由が戻りピクリと反応を示してしまう。 そしてそれと同時に自分が改めて“裸”である事に羞恥の意識が芽生え慌てて脚を交差させ局部を右手で隠し、左腕で両胸を覆って他の視線から身を守る行為を行った。 「もしかして……お知り合いか何かでしたか? 監視の為に設置してあるカメラで貴女方のやり取りを見ていたのですが……貴女が身体に触れる直前まで何やら親し気な会話をなさっていたように見えましたけど……」 監視の為に設置してあるカメラ……恐らく、おさわり禁止の契約違反を見張るためのカメラなのだろうけど、そのカメラのせいでお客のプレイはそのカメラで従業員側には筒抜けなのだろう……。 私は自分が行った変態的な悪戯の数々を思い出し、頬が火照るほどに顔を真っ赤に染める。 「別にコンパニオンと親しいというのは問題ではないのですが……樹希さんと違って貴女は私が見ても一回り幼く……いえ、お若く映ったものですから……」 その言葉を耳にして嫌な予感が背中を駆け巡る。 樹希は確かに身長も高いし、身体も成熟しているように見える……だから大学生と言われても疑われないだろうけど、私の見た目は身長も低いし顔も見る人によっては年齢以上に幼く見える外見だろう。 「当店は風俗店ですので“未成年”の方の来店は固く禁じております。しかし、時々“未成年”である事を隠して入店される方も居るようで、店としては取り締りたいと思ってはいるのですが……うちは年齢確認は口頭でしか行いませんし、本人が未成年じゃないと主張されるのでしたら……店はそれを信用するほかありません」 何度となく口から零れる“未成年”という言葉に私はその都度ビクリビクリと肩を震わせてしまう。 自分が未成年であることを隠して入店したことを責められているようで……生きた心地がまるでしない。 「ですから、例え未成年だと思わしきお客様でも……うちの店では確認は行わないという方針で行かせて頂いてます」 自分が未成年であることがバレて、この仕打ちを受けているのか? と思っていた部分もあり怯えていたが、話の流れからはそうではなさそうだと分かりホッと胸を撫でおろす。 しかし、だったらなぜ“未成年”の話を出してきたのか…… 「ですが、うちのコンパニオンは別です」 その言葉を受けた瞬間、私は撫で下ろしていた胸を再び緊張させた。 そう、樹希は……この店のコンパニオン。彼女はココに入る時……まさか“学生である”という事を隠さず面接を受けたはずがない。隠したはずなのだ……学生であることを……高校生であるという事実を。 「コンパニオンが未成年であったり……ましてや“義務教育が抜けていない学生さん”だったとしたら死活問題です。そちらの方は厳しく取り締まらないといけませんし、事実が分かれば……ある程度我々の方でも罰することも考えなくてはなりません」 私が未成年だという事は……この店長さんには薄々勘づかれているのだろう。 しかし、お店側は事実確認を行わないから……そこまではスルーしてもらえるはずだった。 でも、その未成年らしき私が……コンパニオンの樹希と親しいとなれば話が変わってくる。 もしかすればコンパニオンの素性も実は年齢を偽った学生だったのでは? と疑いが向けられても仕方がない。 「カメラには残念ながら音声まで聞ける機能が搭載されていませんので、話した内容は聞き取れませんでしたが……会話の節々で“がっこう”という単語を想起させる口の形をしていましたもので……念のためもう一度確認をしておこうと思った次第なのですよ。貴女の本当の年齢と……樹希さんとの関係を……ね♥」 店長が指をパチンと鳴らすと、私の腕を掴んでいた2人のコンパニオンが私を部屋の壁際へ連れて行こうと歩を進めだす。 私は、嫌な予感が電流のように身体を襲い反射的に足を踏ん張らせてその場に居座ろうと抵抗するが、胸と股間を隠すのに力を割いている私の抵抗など微々たるものだったらしく……従業員の二人は私を強引に引き摺りながら目的の場所まで連行していく。 「まぁ……年齢も嘘偽りなくて、樹希さんとの関係も特に問題が無ければおさわりの罰だけで済ませますが……もしも万が一……年齢を偽っていたり、あまつさせ樹希さんとの関係が我々が予想した通りの結果であったなら……貴女方への罰は凄惨を極めることになりますので……喋る言葉にはお気を付けください?」 壁際の床には、まるでお尻の型を取ったかのような2つの浅くて丸い凹みと、恐らく腹部を固定するためであろうベルトがその窪みに添えられ、足を拘束するためであろう鉄枷もその窪みから離れた場所に2か所埋め込まれているのが見えた。 嫌がる私を従業員の2人は無理やりその窪みに私を座らせ、手早くベルトを締めて私の身体をその窪みから出られないように処置する。 床の窪みは丁度私の桃尻の形にフィットし、背後にある壁と腹部に巻かれたベルトによって私の身体はその座り姿勢から全く這いあがれなくなってしまう。 そんな立ち上がれなくなった私に従業員達は何の感情も示さず淡々と次の作業に移っていく。 次は私の両足……。片方の足を一人が担当するように足首を持ち、枷が埋め込まれている床の方へ伸ばすように引っ張り……掴んでいた足首の部分にその重々しい枷をガチャリとかけ鍵をかけてその枷が開かないよう処置を施す。 片方の足が枷をはめられた瞬間、もう片方の足が何処に拘束されるのか悟った私はとっさに嫌がる様に脚をバタつかせて抵抗を始める。 もう一方の枷は今付けられた枷とは少し距離を置くように離されており……そこへ足を運べば必然脚を開かなくてはならなくなる。 服を着ているのであればまだしも……素っ裸に剥かれた状態で脚を開いて拘束されるなど義務教育を受けている若い女子がしていい恰好ではない。大事な部分が丸見にさせられるのだ! 冗談じゃない! と、片足だけをバタつかせて従業員のお姉さんを困らせようとするけれども、片足を拘束し終えたお姉さんが暴れる私の膝とふくらはぎをしっかり掴みその抵抗を沈静化させ、もう片方の足も抵抗むなしく鉄枷の拘束にかけられることとなってしまった。 「フフフ……いい恰好ですね♥ 大事なところが丸見えですよ?」 店長が含み笑いを浮かべて私の股間を正面から覗き込む。私は顔から火が出るほど恥ずかしさが募り、羞恥の気持ちを紛らそうと顔を振って抵抗する。 「薄ピンク色の綺麗な花びらですね……まだ経験も浅くて初々しい……。私の目には……17歳ぐらいの性器に見えて仕方がないんですけど……本当の所はどうなのかしら?」 股間をマジマジと見つめられあまつさせ17歳くらいの性器と確信を突く感想を述べられ……私の羞恥心は頭から上がる湯気で湯が沸かせそうなほどに熱い蒸気を発している。 こんな格好を強いられたことなど勿論ないし、こんな恥ずかしい言葉を投げられたこともない……恥ずかしさの熱で頭がどうにかなってしまいそうだ…… 手で股間を隠したいところだけど、足を拘束し終えた2人の従業員が「今度は腕だ」と言わんばかりに私の両腕をそれぞれ掴んで抵抗させて貰えない。私は必死に手を振ってその掴みから逃れようとするけど……彼女達は私の抵抗など微力だと言わんとするように軽々と腕を持ち上げ、頭の上の遥か先の壁に埋め込まれている足と同じ形状の鉄枷の場所まで私の手を誘導していった。 手の枷は脚の枷とは違い離れた箇所に設置されている訳ではない。仲良く隣同士……。私が腕を真っすぐに万歳すれば両方の枷に辿り着く……そのような場所に枷は埋め込まれている訳だけど……。 股間を隠せなくなったのならせめて胸だけでも隠したい! という想いで必死に抵抗を繰り返す私なのだが、彼女たち2人がかりの力に非力な私が勝てる訳もなく……あえなく私の腕は胸を曝け出すように堂々と万歳の恰好を強いられ、それぞれの手首に冷たい鉄の枷が閉じられ私の上半身もこれにて自由を失う事となった。 「ウフフ……もう逃げられないわね♥」 私の拘束具合を見て笑みを浮かべなおした店長が、一段低い声で私に囁きかける。 私はすぐに横を向いて彼女の視線から目を逸らす。 「うちのお店では……おさわりの禁を犯したお客さんを……こうして拘束してしっかりお仕置きをして教え込むの♥ もう二度と、約束を破らせない為に……苦し~い罰を刻み込んであげるのよ。まぁ、この罰が好きになって常連になってくれているお客さんも居たりするんだけどね……」 ふいに店長の丁寧口調が馴れ馴れしいタメ言葉へと変貌を遂げる。その口調の変化に私は全身の血が逆流するような焦燥感を覚え、自分の動かせなくなった身体に得も言われぬ危機感を覚える事となった。 一糸といえど纏っていない完全なる裸…… 両足は開くように床に固定され、座った格好であるにもかかわらず腕は伸ばし切るくらいに頭上に上げさせられた万歳の恰好……腹部のベルトが立ち上がることも許さず壁に私の身体を押し付けて拘束している。 この無防備な身体に……私の無抵抗を強いられたこの素肌に……何をしようというのか? 店長の笑みは邪悪さを増していく。 私はその笑みを見続けることが出来ない。