(試し読み)くすぐりに壊される少女達【後編】①
Added 2020-11-04 14:28:24 +0000 UTC1:拘束 「は、放してっっ!! 何よこれ!! 放してよっっ!!」 数時間たったのか……それともほんの30分ほどしか経っていないのか……眠らされ移動させられた優希にはどれ程の時間があれから経ったのか想像も出来ない。目を覚ました瞬間まず視界に入ったものは先程まで居た倉庫の天井ではなく、血塗られたかのように真っ赤に染められた部屋の壁だった。フレームと鉄の板だけで作られた冷たいベッドに顔を横に向けてうつ伏せに寝かされ……手と足には当然のように枷がはめられ万歳大股開きを強制するかのように拘束された彼女は身動きを取るどころか顔は横か真下しか向く事が出来ない。それ故部屋の正確な広さや天井の高さ、光源である電灯の位置などを見るには首を無理して曲げなくてはならない。 拘束による不自由さとうつ伏せに寝かされ背中を無防備に晒しているという不安も相まって優希は目覚めて早々、裸に剥かれている自分の姿を恥ずかしがることも忘れ拘束を解けと喚き散らしている。 上下左右どこの壁を見ても毒々しい真っ赤に統一された不気味な部屋。唯一自分が寝かされている寝床の固い鉄製のベッドだけがねずみ色で、この真っ赤な部屋に異彩を放って床に固定されている。 出来れば何か可愛らしいぬいぐるみや、場を和ましてくれる絵などが飾られていれば少しは安心もするというものだが……その部屋に一切そのような拘束された者を気遣う品は置かれてなどいない。あるのはベッドと脚の高い小さな丸テーブルが一つだけ……無駄など一切ないという気持ちが表れているかのようなその部屋の装飾に優希は不安を掻き立てられて止まない。 「い、痛いっ!! 痛いからそれっっ、止めてっっ!!」 手足の拘束はほんの小さな動きさえも制限してやろうと言わんばかりに優希に余裕を与えず、手を万歳の格好に限界まで引っ張る様に上げさせて2つの枷が繋がったような無骨な鉄製の手枷で手首を締め付けるように強く拘束して……ベッドの下側にはこれまた左右の足を限界まで引っ張って伸ばさせ“ワザと”足先がベッドの端からはみ出すように位置調節をしてベッド隅に設置された足首用の枷に左右の足を通し、ベッドに足首を押し付けるようにきつく枷を嵌めて彼女の自由を奪い去っている。 『妹を助けてあげる代わりに、貴女を気が狂うまでくすぐってあげる♥』 優希が眠りに落ちる直前……篠美とはそういう約束をした。 その約束を体現するかのように優希は“責められれば弱い”箇所を晒すように拘束されている。 少し開いているが概ね真っすぐに伸ばし切っている脚は、ベッドの端からそういう刺激にめっぽう弱い足裏の部位をはみ出すよう拘束され更にその足裏も一切の抵抗が出来ないよう足指に至るまで拘束が施されている。 ベッドの淵壁に備え付けられていた5本の足指用のリング……その左右開閉式のリングにそれぞれの足指を通され指の関節部分でそのリングをガチリと閉められている。リングの大きさは足指の大きさに合わせて設計されているのが分かるくらいに大きさが絶妙で、足の指を曲げようとしたり捻ろうとしたりするとすぐにリングが根元に当たり自由に動かせない。ベッドの下から見ればまるで足裏をベッドの淵に磔にしているかのような格好を強いられている。これにより優希は足指や足の先を動かして足裏の刺激へ抵抗するという行動を完全に制限され、生足を晒すだけでなく足裏さえも“くすぐってください”と言わんばかりに無抵抗にさせられている。 そんな足のしっかりした固定が、実は上半身の拘束にも響いていて…… 先程見た通り優希の手首は鉄製の手枷によってしっかりと拘束されているのだが、その手枷には中央に太いフックのようなものが備え付けられていて、そのフックからはこれまた頑丈そうなケーブルが繋げられている。そのケーブルは頭上よりも更に上……ベッドのフレームよりもさらに離れた箇所に向かって伸びており、そこに設置されていた円柱状のローラー型をした機械に繋がっていた。 一見すると巨大化した剥き出しのオルゴールのような見た目のその機械は、とてもゆっくりした動きでそのドラム式の円柱を機械的に動かして繋がっていたケーブルを少しずつ巻き取っている。 ケーブルが巻き取られているという事はどうなるか? ほんの少し想像すれば理解できるだろうが、ケーブルと繋げられている手枷がその機械の方へ“巻き取られていく”という事になる。 つまり……その機械の力によって手枷は上方向へ巻き取られ同時にその手枷に手首を拘束されている優希の上半身は手枷と共に巻き取られる形となる。 普通に寝ているだけの状態であればその機械の巻取りに対して身体は手枷に引きずられズルズルと巻き取られていく形になるとは思うが、優希の場合は足の拘束がそれを許さない。足首と足指の拘束が機械の巻取りに対して抵抗してしまい彼女の身体をその場に固定しようとしてしまう……しかし機械は止まってはくれないから優希の身体は引き伸ばされ続けるのを余儀なくされてしまう。 肩の関節が外れてしまうのではないかというぐらい限界以上に限界までまで引っ張られたワキのラインは緊張するようにピンと張り一切の余裕も与えられていない。ワキの窪みの凹凸も、引っ張りの強さが分かるくらいに伸ばし尽くされ……僅かな窪みのカーブが見受けられるだけという程まで巻き取られていた。 「んがっっはっっ!! い、痛っったたたたた!! も、もうだめ! 限界ッっ! 腕が外れちゃうっっ!!」 これ以上引っ張られれば腕が抜けてしまうと恐怖を感じた優希が悲鳴を上げるとその想いが通じたのか、ようやく無慈悲に淡々と手枷を巻き取っていた機械はエンジン音を休め巻き取りを終えてくれる。 「痛っっ! い、痛い…………うぅ……」 巻き取りは終えてくれたが、それまで巻き取ったワイヤーは緩めて貰っていない。だから腕をギチギチに引っ張られた状態を維持したまま優希の上半身はIの字の格好になるよう強要されてしまった。 肩の関節が外れてしまうんではないかと思うくらいに強く引っ張り続けるその機械は、さながら中世の拷問器具“ラック”に似ていた。 ラックとは、手足を縛ってその縛った紐を巻き取って身体を上下に引き伸ばし、やがて靭帯を断裂させ関節という関節を外していく……恐ろしい拷問器具である。 しかし、この機械は優希の身体を破壊するための用途で用いられるものではない。あくまでくすぐりに対して“抵抗を一切させない”という目的の為だけに使われているのだ。 「フフ……これくらい巻き取っておけば十分ね♥」 先程までの露出の高い格好からなぜか身体を隠す様に白衣を羽織り、更には赤い淵のめがねを新しくかけてケーブルを巻き取る機械を操作していた篠美。彼女は痛み苦しむ彼女の顔を見てクスリと笑みを零すと、機械の操作盤から歩み出し優希の顔横まで歩を進め改めて限界まで引き伸ばされた優希の裸体を舐めるように見渡し始める。 「うぅ……キツイ……」 鉄製のベッドにうつ伏せに寝かされた裸の優希は手は真っすぐ真上に足は少し開かされ漢字の『人』の字に近い形で拘束され、巻き取り機により身体中を限界まで引っ張られた完全無防備の状態にさせられた。 引っ張られた事により身体の筋は伸び切った状態にさせられてはいるが、ジッと身体を動かさなければ突っ張る痛みは僅かしか感じないで済む。しかし逆に身体を少しでも捻れば伸びた皮膚が捻じる事で突っ張った痛みを発してしまい身体を曲げてはいけないと身体の筋が訴えを起こしてしまう。だから身体を捻る事も少し傾ける事さえも彼女には出来ない。 「さあ準備は整ったわ。覚悟は良い? 優希ちゃん……」 丸みを帯びたカカトから皺すら伸ばされた膝裏……形のいい尻や背骨の浮き出た背中……緊張した肩の筋肉から髪の間から僅かに見て取れた首の裏まで、順番に身体を目でって熱のこもった息を一つ吐いた篠美は寝かされて磔にされている優希の顔の隣に立ち、腕を組んで頬を赤らめながら不敵に笑い彼女の顔を覗き込んだ。 「……あ、亜美は……妹は無事なんでしょうね?」 優希は横を向き篠美の顔を睨むような目を向けて問いかける。 「えぇ……疲れ切ってるみたいで、隣の部屋でまだ寝てるわ……。起きたら目隠しをしてココから離れたところに置いてくる予定よ? それで良いでしょ?」 篠美はそのように説明を加え親指を横に倒して『この隣よ』と言わんとする様にその指で妹のいる位置を指し示した。 当然壁に囲まれたこの部屋の外であるため亜美の安否を確認する事などは出来ないが、とにかく亜美は無事だという事が分かり優希はフゥと安堵の息を吐く。 そしてまた、睨んだ目を崩さないようにしながら篠美へもう一つ質問を投げかけた。 「どうせ……私はもう、助からないんでしょ?」 目はギラつかせているが、言葉は自分の生を諦めているかのような弱気な問い掛け…… その問いに篠美はニコリと笑顔を向け思わせぶりな言葉を私に返す。 「それは貴女次第じゃないかしら♥ 私は貴女が発狂してしまうまで攻め続けるつもりだけど、貴女が思いのほか意思を強く持って粘ってくれるなら、別の道を用意してあげてもいいかもとは思ってるわ……」 「そ、それは……助けてくれるかもって……事?」 妹を助けるためとはいえ身を犠牲にした事を今更ながら後悔している私は藁にも縋る思いでその言葉を返したのだが…… 「助けるというか……私の気が乗れば私好みの奴隷に仕立て上げる為の調教を施してあげても良いかなぁ~って思ってる♥」 篠美の返答に、持ちかけていた僅かな希望も打ち砕かれる事となった優希は力の抜ける息を大きくついて落胆する。 「でも……奴隷になれればまだ希望はあると思うわよ? だって……最低限の衣食住は保証されるわけだし……」 落胆した私の顔を覗き込みながら篠美はクスクスと笑う。その人の身を玩具のように見ている態度に一抹の怒りを感じた優希だが、彼女の生殺与奪権は篠美が握っている以上……その最低条件に縋る以外に生き残る道は彼女にはない。 奴隷という言葉に不安は感じるものの発狂して命を落とすよりは遥かにマシとはいえる。優希はその逃げ道を提示されただけでも僥倖だと思わなくてはならない。例え不遇な人生を送る事になるとしても……。 「こ、これから……くすぐる……の? 私を……」 心臓は大きく高鳴り、嫌な汗が額に滲みだす……急に手が震え、足や身体を動かしたくてしょうがない衝動に駆られる。 しかし、足は動かない。身体も捻る事すらままならない……手も自由ではない。 そんな状態でくすぐられるなど考えたくもない……。何かの手違いで違う責めを選んでくれないかと期待はしたが、篠美の返答は…… 「勿論……くすぐるわよ? その為に身体が痛むほどキツキツに拘束を行ったんだから♥」 「あ……う…………」 「無防備な足の裏を……コチョコチョしたり……伸び切った脇の下とか腋の窪みをモニョモニョしたり――」 「ひっ!?」 「脇腹のツボを思いっきり刺激したり……背中を爪の先でツ~~ってしてあげたり……お尻のワレメをコショコショ~ってしたり♥ ウフフ……想像しただけでも楽しそうでしょ?」 「や、や……だ…………いや…………」 篠美の言葉に想像が大いに掻き立てられる。 自分がこれから受けるであろう刺激がリアルに思い起こされまだ始まっても居ないのにゾワゾワと背筋に寒気を感じてしまう。 「“いや”じゃないでしょ? 貴女が選んだ事なんだから……」 「だ、だって……そんなの……耐えられない……」 「耐えなくていいの♥ 貴女はただ笑っていればいいのよ……休むことなく延々とゲラゲラ……ゲラゲラ……」 「し、死んじゃう……そんなの……死んじゃう!」 「さぁ、どうかしら? 死んじゃうのが先か……気が触れておかしくなるのが先か……それとも私が妥協してあげるのが先か……」 「ひぃぃ!? 妥協するまで耐えなきゃいけないの? そんなの無理よ! こんな格好で責められたら私……」 「フフフ……貴女の中では妥協する前提で話が進んでるみたいだけど……私が必ずしも妥協するとは限らないわよ? あくまで気まぐれに気が変わればって話なんだから……♥」 「ひぃぃぃっっ! い、いやっっ! そんなの……嫌っ!!」 すっかり怯えた表情しか出来なくなってしまった優希に篠美は容赦なく絶望の言葉をぶつけていく。 そして、そんな話をしながらも優希に背を向け反対側に置いてあった黒い大きな革カバンを開け、何やらゴソゴソと道具を漁り始める。 「な、何? 何を……してるの?」 急に背を向けて何かを取ろうとする行動に出た篠美に、優希は嫌な予感を募らせ震える声で何をしているのかと問いかける。 すると篠美は、カバンから手のひらサイズのある物を取り出して、それを優希に見せた。 「…………??」 優希の視界に映ったモノ……それは優希にはあまり馴染みのない物だった。 一瞬だけ見ると、その形はまるで蛸やクラゲ……。持ち手の部分から生えている多数の“脚”が真っすぐではなく楕円を描きながら伸びているその姿がそのように彼女の印象に映った。 柄の部分から何本も膨らむ様に伸びている長細い……“脚”にも見える部位が優希には目につくが、パッと見ではその脚の数が多くて正確に何本その柄の部分から伸びているのかは見て取れない。 それぞれが緩い弧を描いて細長い楕円の形を形作っているその針金製の脚は、先端に丸みを帯びた靴のようなものを履いている。実際は靴ではなく皮膚などを傷つけない為の“保護具”のような物だろうとは想像はつくが、不安に押しつぶされそうな優希の頭には針金の先に靴を履いているというファンタジーな意見しか浮かばなくなっていた。 これは埃やゴミを掃く箒の様な道具だろうか? と、優希はその形状を見て自分なりに用途を想像してみるが、そもそもクラゲの脚みたいにスカスカな形状でそのような用途に使うのは不向きであると考えを改め、結局それが何をするための道具なのかは篠美の説明を待つ事となってしまう。 その未知の道具を手にしている篠美はそれを軽く振って脚同士をぶつかり合わせカシャカシャと金属音を立てる様子を優希に見せていた。 軽い力でその脚たちは簡単に左右にしなり……ぶつかり合っている様子を見ると、その細い脚たちはかなり柔軟な動きをする物なのだと思い至らされる。 「これ……ヘッドマッサージャーって言うんだけど、知ってるかしら? 100均とかにも売ってるのよ? 見た事ない?」 篠美が指を差してその謎の道具がヘッドマッサージャーだと名前を教えてくれたが、優希はそれが何なのか分からない。 ただ、隙間の空き過ぎた……ステンレス製の箒の様な物という認識しか出来ない。 「フフ……これね、本来はこうやって使うんだけど……」 いまいちそれが何をする物なのか要領を得ない優希に、篠美はクスリと笑いを零してそのヘッドマッサージャーとやらを優希の頭頂部に帽子を被せるように脚部分をゆっくり突き刺していった。 「んひっっ!? な、な、な、なに? 何するの?」 髪の隙間にステンレス性の脚がズブズブと沈み込んでいき、まさに骨組みだけの帽子をかぶった様な格好となった優希はその複数同時に頭の色んな箇所に触っている脚の先端に、ゾワリとした気色悪さを感じた。 普通に針金の先端が頭に刺されば突き刺される痛みしか感じないであろうことは想像できるが、このヘッドマッサージャーは脚の先端部分に靴を履いている。正確には靴のように見える樹脂製の丸みを帯びた保護剤なのだが、その靴のお陰で先端が頭皮に突き刺さるのを防ぎ、なおかつ脚達を頭皮のサイドを滑らせる効果をも持つ。頭皮を撫でるように滑って刺激するその脚達の刺激は、優希の頭に通っている神経を敏感に刺激し彼女にゾワゾワっとした寒気をもたらす。 「うひっ!? ちょ……何ですかっ!? はひぃぃぃぃぃぃっ!? そ、そ、それ、こそばいっっ!!」 上から押す様に力を込められた脚たちは、ズズズっと頭皮を撫でながら下へ降りていく。 当然20本近く頭に被さる様に突き刺さっていた脚たちは同時に同じ動きを行い、優希の頭の各場所をなぞりながら押し込まれ刺激していく。その刺激が初体験だった優希には、このなぞり降りていく脚たちの刺激が気色の悪いこそばゆさとして感じてしまい、思わず“こそばい”という言葉を口から吐いてしまう。 「フフフ……そうでしょ? コレ……普通の用途で使っても滅茶苦茶こそばいでしょ? でもこの道具は本当にこうやって使うものなのよ? この脚1本1本が頭皮を刺激して血行を良くするマッサージになる……とか触れ込みに書いてあったわ」 優希からしてみればただの頭をゾクゾクさせる不快な道具としか認識として持てないその道具を、篠美は彼女の頭から抜いてあげ誇らし気にその道具を優希に見せつける。 優希はそれがあまりにも気色悪かったため顔を歪め、嫌な物を見るような目でそれを見た。 「それで……何をする気?」 頭のゾワゾワした感覚がまだ消えてくれない優希は、首を何度も横に振ってその感覚を消そうとする。しかし何度頭を振ってもあの感覚は頭から離れようとしてくれない…… だが、篠美の次の言葉にその感覚は一瞬で意識の外へ飛んでいくこととなる。 「ウフフ♥ 例えばコレを頭じゃない場所に使ったら……どうなるか……想像できる?」 頭じゃない場所に使ったら…… 篠美はそう言いながらマッサージャーを手のひらでポンポンと叩いて見せる。すると、複数の細長い脚たちが擦れ合ってシャンシャンと金属同士がぶつかり合う特有の音を奏でる。 「あ、頭以外って……ど……どこに……使うつもり……なの?」 優希はその音を聞いた瞬間、一気に不安な気持ちが強まり篠美の行動を目で追ってしまう。 篠美は優希のそんな気持ちを察しているのか敢えてどこに使うかは告げず、相変わらずマッサージャーをシャンシャンと鳴らせながらゆっくり移動を開始した。 「ね、ねぇ!! ちょっと!! 何処に行く気?? や、やめてよ……ねぇ!!」 1歩1歩優希の上半身から遠ざかっていく篠美の身体と金属の擦れ合う音…… 篠美は優希の頭とは真逆の足の側へと歩を進めていき、身体の末端である足の裏が見える位置まで辿り着くとその歩みを止めた。 しかし首や上半身を動かせない優希には、篠美がどこで止まったのかは見て取れない。篠美もそれを分かっているから、閉じていた口を開いて告げてあげる…… ……自分がこれからどこを責めるのかを。 「優希ちゃんの無防備な足の裏……ココにこのマッサージャーを突き立てたら……どんなくすぐったさを感じるでしょうね?」 肩幅に開かれた優希の足……その真ん中に立っていた篠美はそう言いながらゆっくりと腰をかがめ、彼女の足裏を順番に眺めて見比べる。 「あ、足っっ!? や、やだ!! それで足を触る気っ!? そんな、だめっっ!! だめよ!! そんなトコ触られたら……私……」 ある程度腰をかがめ終えた篠美は左右に標本のように飾られた優希の足裏を見比べ、右足を最終的にターゲットに選びゆっくりとその妖しい道具を近づけていった。 「ムフフ♥ そうそう、言い忘れてたけど……このヘッドマッサージャーはね、市販の物とは少し違うのよ? 少~しだけ私がアレンジを加えさせて貰ったわ♥」 篠美はそう優希に聞こえる様に呟くと、柄の部分に施されてあったON・OFF切り替えの出来るスイッチをONにし、そのマッサージャーに仕込まれていた仕掛けを起動させる。すると…… ――ブゥゥゥゥゥゥゥゥン!! 携帯のバイブレーション機能が起動したかのような振動音が優希の耳にも届けられる。 彼女からは見えないが……そのマッサージャーはスイッチが入ると共にかなり大きな振動を始め、柄から伸びていた脚たちの先端部分を高速で震えさせた。 「見えなくても音で分かるでしょ? バイブ機能を付けてみたの♥ 本来、頭のマッサージにはこの機能は要らないものだけど……くすぐりの為に特別に付けてあげたのよ? ンフフ♥」 「ば、バイブ……機能?」 「そう……柄の部分が振動するから、それが脚の先端まで伝わってブルブルと震えるようになるの♥ この状態で足裏に軽く乗せてあげればどうなるかというと――」 「えっ!? ちょっっ!! ま、待って!! 待ってっっ!!」 ――ブブブブブブブブブブッ!! ブブブブブブブブブブッ!! 震えている先端の感触がどんな刺激を与えるか…… 篠美はそれを教えてやろうと、優希の嫌がる声を無視して右足に震えるマッサージャーの先端を当てていった。 複数の振動している先端が優希の伸び切った足裏の各場所に置かれ、そして同時に刺激を送り始める。 「んぴゃっっ!? いひぃぃぃぃいいいぃぃぃぃぃっっ!? やひゃっ! こそばいぃっっ!! やめっっ!! んひゃぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁっっ!!」 軽く足裏に乗せる程度……。 マッサージャーの脚たちを優しく当てただけであるが、優希は悲鳴に近い声を上げその刺激に悶絶を始める。 震える脚たちが当てられた足の裏の感触は、優希の想像を遥かに上回るこそばゆさを生んでいる。 脚の先端部分が振動を受け上下左右に足裏の皮膚を高速で撫でているような感覚……それが足裏全体で同時に行われている堪らない感覚。 まるで沢山の小さな赤ん坊の手にコチョコチョと撫でられている様なおぞましい感覚…… 優希はそのような刺激を強制的に与えられ、身体をバタつかせんばかりに力を込めている。 「あひっ!? はひひ……ひひっ!! ちょっっ、お願いっっ!! 離してっ!! それ、一回離してよぉぉ!! んはひひひひひ……くくくくっ……」 身体をバタつかせようと上半身を横に捻ろうとするが、ピンと余裕なく引っ張られている身体は少しでも身体を傾けようとすれば突っ張る様な痛みを発する。こそばゆくされている足を逃がしたくて枷に逆らおうと力を込めるが足指まで固定された足をピクリとも動かす事など出来ない。 こそばゆくて堪らないのに、何の抵抗もできない……さっきまでなら腕を降ろす事が出来たから、自分が手を下げれば少しの間くすぐりから逃れる事も出来たけど……今はそれが全くできない。全身を拘束された身では少しの抵抗すらも許されない……篠美のなすがまま…… 「ほら……色んな所をくすぐってあげるから……いっぱい悶えなさい?」 優希の悶絶を楽しそうに聞きながら、篠美はマッサージャーの位置を上や下にずらしてくすぐる箇所を絶妙に変えていく。 今まで刺激されていなかった箇所に脚の先端を運び、そこを容赦なくくすぐらせている…… 「はひゃっ! あひゃひゃひゃひゃひゃ……はひひひひひひ……いひひひ……くふふふふふ! んぷっふふふふふふふふふふふふ!」 刺激に慣れ始めた頃にくすぐる位置が変わっていくその意地悪な責めに、優希はとうとう笑いを零し始めてしまう。 笑いを我慢しようと必死に口元に力を込めていたが……振動する先端が土踏まずと足指の間に移動して刺激をし始めると今までにない程の強烈なこそばゆさを感じてしまい、笑いを口元で制御することがすぐに出来なくなってしまった。 「いひゃっ!! いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! そこ、だめぇぇぇぇぇ!! きひゃぁぁぁははははははははははははははははははははは!! そこは無理ぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!!」 「あら……ココが良いのね? 分かったわ……それじゃあココを集中攻撃しちゃう♥」 「ぶっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!! やめへっ!! しょこ、弱い!! しょこ弱いのぉぉっほっほっほっほっほっほっひひひひひひひひひひひ、あははははははははははははははははは!!」 「そんなに弱いんだ? じゃあ……もっと押し付けちゃう♥ ほら、これはどうかしら?」 ググッ!! ――ブブブブブブブブッ!! ブブブブブブブブブブブブブブブブブッッ!! 「いひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!! ギャァァハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! や、や、やめでぇぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへ!! 押し付けるのだめぇぇぇっへへへへへへへへへへへへへへ!! 振動がギヅイっっ!! 振動がぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっははははははははははははは!! いひぃぃぃ~~っひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「どう? くすぐったいでしょ? ピンと伸び切った足裏をコレに撫で回されるのは……」 「だぁぁあああぁぁぁぁぁぁははははははははははははははははははは!! くしゅぐったいぃぃぃ!! くしゅぐったいからやめへぇぇぇっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!! 止めて、お願い……止めてっっ!! いやぁぁぁぁははははははははははははははははは、ひぃ、ひぃ……いひひひひひひひひひひひひひひひひひ」 「ウフフ♥ もうこの刺激から逃げてしまいたいでしょ? でも……逃げられないわよね? しっかり拘束されているんだから……」 篠美はマッサージャーをグッと押し込んで強い刺激を与えたかと思えば、皮膚にギリギリ触るくらいの位置まで戻してフェザータッチなくすぐりも行わせている。2つの刺激を織り交ぜつつ、優希が弱いと言っていた土踏まずと足指の間を中心に責め立てている。 優希はその責めが可笑しくて堪らない。弄ばれる様に抜き差しを繰り返され、刺激に慣れる間もなく別種類の刺激が加えられていくその意地悪な責めに笑わずにはいられない。 優しく触られても、マッサージャーの先端が寝てしまう程押し込まれて刺激されても……くすぐったくて笑ってしまう。 どうしても笑いが溢れてしまう……自分でも情けないと思うくらいに…… 「おねがひひひひひひひひ!! きゅうけっへへへへへへへへへへへへ!! 休憩ぃぃひひひひひひひひひひひひひひひ!! 休憩をちょうだひぃぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!! あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 「なぁに? 休憩が欲しいの?」 「はひひひひひひひひひひひひひひ!! お願ひ、きゅうけひぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひはははははははははははははははははははははは!! くるひっ! くるひぃの!! んはははははははははははははははははははは!!」 「もぅ……しょうがない子ねぇ~ 丁度、この振動に右手が疲れて来てた頃だったから……ちょっとだけ休ませてあげるわ」 篠美は勝ち誇った顔を浮かべながらマッサージャーを足裏から離していく。 しかし、未だにそのヘッドマッサージャーの振動機能はOFFにしておらず、不気味なバイブ音だけは部屋に鳴り響いていた。 「はひぃ、はひぃ、はひぃ……く、くるひぃ……んはぁ、はぁ……はぁ……はぁ……」 珍しく自分の言う事を聞いてくれた篠美を逆に不気味に思いながらも、優希は乱れていた呼吸を整えようと大きく肩を揺らして大袈裟に酸素を取り込んでいく。 しかし、そんな呼吸を整えるための休憩もまさに篠美の言った通り“ちょっとだけ”で終わってしまう。 「右手が疲れたから……今度は左手ね♥」 ブブ……ブブ……と振動音をあげているヘッドマッサージャーを左手に持ち替え、ニコリと笑顔を浮かべた篠美はその左手に持ち替えたマッサージャーを今度は優希の左足裏に近づけていく。 「はひ? はへ……?? あ、あの……ちょっっ!! うひゃっっ!? まだ待ってっっ!! んひゃっっっ、いやぁぁぁぁぁぁぁ!! ひひひっひひひひひひ、んひひひひひひひひひひ、はひひひひひひひひひひひひひひひひ……」 今度は反対の足である左の足裏にゾワゾワゾワっとしたこそばゆさを感じた優希は、息もほとんど整えられぬままその刺激にみるみる笑顔を強要される。 口元は緩いVの字に曲がり、涙を浮かべた目も垂らせながら引きつった笑いを漏らし始める。 「私がそう簡単に休憩を与えると思った? ウフフ……残念ね。私はそんなに慈悲深くはないわよ?」 篠美はそう言葉を零しながら、今まで刺激される事の無かった左足にマッサージャーの脚を全て当てていき、上下に焦らすように動かして優希を責めたてていく。 「んははははっ!! あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ……ひひひひひひひひひ!! やだっ! もうそれやだぁぁぁ!! うひひひひひひひひひひひひひ……くくくっ……くくく……くふふふふふふふふふふふふふふふ!!」 右足と同じようにピンと限界まで伸ばされた優希の左足の裏。そこを震える脚たちが容赦なく触って回り、彼女に耐えがたいこそばゆさを与えていく。 「やっぱり……右足と同じで土踏まずとか足指の間とかが弱いのかしら? どれどれ~? 試してみましょうね♥」 ――ブブブブブブッッッブブブブ……ブブブブブブブブブブブブブ!! 右足の弱点だった土踏まずと足指の間……篠美は左足にも効くのかという疑問を投げかけながらも、すぐにその箇所を刺激し始める。 無防備な土踏まずに激しく上下左右に振動した脚が触れ、掻き回さんとするような動きでそこをコチョコチョと刺激する。 足指の間や足の付け根にも同様の脚が軽めに触れていき、敏感なその箇所にコソコソともぞ痒くなる刺激を与えていく。 「ぶひゃっっっ!? うひゃぁぁぁーーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、あははははははははははははははははは!! ひぃ、ひぃ!! はひぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!! やめへ! そこ、やめへぇぇぇっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!!」 右足に引き続き左足もその箇所は耐えられなかった優希は、顎を上げ顔を持ち上げつつ大爆笑を吐き出してしまう。 足をバタつかせられないから代わりに腹をベッドにパタパタと打ち付けて、手枷を引っ張るワイヤーを引き千切らんばかりに引っ張って苦しそうに笑っている。 「あら、コッチも良い反応ね? それじゃあ……優希ちゃんの土踏まずと足指はこれから集中攻撃してあげる♥」 大暴れしそうな勢いの優希の悶笑を見て篠美はそこも弱点だと判断しマッサージャーの脚を大きく動かさず、その部分だけを責められるように留める事を宣言した。 その宣言通り、土踏まずに触れている脚たちは大きく移動はせずその部位の範囲内でくすぐる位置を微妙に変えるに留まり、代わりに上から押し付けるというアクションを追加されて刺激の質を変化させ責めに飽きが来ないように工夫を施された。 実際、上から押し付けるように圧力が加わると、柔らかな素材の脚たちはその力に負け土踏まずを滑る様に寝そべっていく。その寝そべる過程は優希に強烈な擽感を与え笑わずにはいられない刺激を与えている。 皮膚に優しく触れるだけだった脚が上から押されると、土踏まずの敏感な皮膚にググッと突き刺さっていく。突き刺さる動きをするが、細い脚であるためすぐにグニャリと曲がって皮膚を撫でながら寝そべる形となっていく……その寝そべっていく時の撫で上げが堪らなくくすぐったい! まるで固い爪にジョリジョリっと引っ掻かれたかのような刺激…… 優希にはその刺激は到底耐えられるものではなかった。 「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、やめでぇぇぇええぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへ!! 死んじゃふぅぅっっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふふふふふふふふふふふふ!! いひゃぁぁはははははははははははははははははははははははははははは!!」 「ほ~ら ちょっとずつ位置をずらしてあげてるから……色んな箇所がこしょばくて堪んないでしょ? もっと笑いなさい! ほら、もっとよ!! ほら、ほらぁ!!」 「いひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁはははははははははははははははは!! あじだめぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! あじはだめなのぉぉぉっほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ、うひぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ! くるひぃ~!! くるひぃ~~よぉ!! うははははははははははははははははははははははは!!」 「そうでしょ、苦しいでしょ? 拘束されてくすぐられるのは抵抗が出来ないから笑いたくなくても何もできずに笑わされるのよ♥ 笑いが積み重なると段々苦しくなっていくでしょ? ほらっ、もっと笑わせてあげるからもっともっと苦しみ悶えなさい! そして私を満足させるの! 苦しむ顔を私に見せ続けて私の性欲を満たしきってみせなさい!!」 「おねがひぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ!! ホントに! ホントにくるひぃのぉぉぉっははははははははははははははははははは!! やめでぇぇぇっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!! お腹が苦ひぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!!」 「だ~め! やめたげない♥ お腹が捩れるくらい笑わせてあげるから我慢せず笑い狂いなさい!」 「いひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! もういやっっ!! いひゃなのぉぉほほほほほほほほほひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! あひゃぁぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 「貴女を笑わす為に……ほら! 同じものをもう1個♥ 改造したヘッドマッサージャーをもう1個追加して使ってあげるから、もっと笑うのよ! いっぱい笑うのよ! ほらっ!」 篠美は白衣のポケットから同じ形状のヘッドマッサージャーを取り出し、振動させるためのスイッチをオンに切り替える。 すると、今左足に当たっているマッサージャーと同じ様にブルブルと脚先が震え始め、やがてマッサージャー全体まで振動が行き届いていく。 「あははははははははははは、らめっっ! も、も、もうらめ!! こそばくて死にそう!! ゆるじでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへ!! はひ、はひぃ……いひゃぁぁはははははははははははははははははははは!!」 篠美はその準備が整ったもう1個のマッサージャーを優希の無防備な右足に近づけていく…… 最初から土踏まずと足指を狙った位置取りで、ゆっくりとそれを着地させていく。 ピトっ! ――ブブッ、ブブブブブブブッ!! ブブッブブッブブッ……ブブブブーーッ!! 「うひゃひぃぃっっっっっっ!? あひっ、うひひ……ひひ……や、嫌っっ!! ら……め……」 ――グブブブブブブブブブブブブブブ、ブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブ…… 「んぎゃぁぁぁぁぁーーーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、いひゃぁぁははははははははははははははははひひひひひひひひひひひひひ!! む、無理っ!! 2つは無理ぃぃぃひひひひひひひひひ、いひひひひひひひひひひひ、あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 左右どちらの足裏にも振動するマッサージャーが押し当てられ、優希は今までにない程の激笑を上げさせられる。 狂ったように腹をバタバタと鉄製のベッドに打ち付け、目を見開いて大口を開けて笑いを吐き出していくその様は、ほんの1日前まで普通の暮らしを行っていた彼女からは想像できない姿だった。 「ほ~ら、狂いなさい! 笑って笑って……のた打ち回るほど笑って可笑しくなりなさい! 貴女はどんなに暴れても逃げられないのよ~? この狂おしいくすぐりの刺激から逃げる事は出来ないの……」 「うびゃぁぁぁははははははははははははは!! やめろぉぉほほほ、やめへぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! ぐるじいって言ってるれしょ!! やめてったらやめへぇぇぇへへへへへへへへへへへへひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、だぁはははははははははははははははははははははははは!!」 「ウフフ♥ 責めるのは足裏だけじゃないわよ。これからこの2つを使って貴女の身体中をこしょぐり責めにしてあげる♥ その伸び切った腋とか……脇の下とか……背中とか……貴女がこちょばく感じる箇所をたっぷり責めてあげるから、楽しみにしてなさい?」 「いひゃっ! あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、無理ぃぃぃひひひひひひひひひひ!! そんにゃのむりぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひ、いひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! たしゅけへっっ!! 誰かたしゅけてぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「誰も助けなんて来ないわ。この部屋には私と貴女だけ♥」 「いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、死んじゃふぅぅぅっふふふふふふふふ!! そんなの死んじゃふぅぅぅふふふふひひひひひひひひひひひひひひひ、あはははははははははははははははは!! ゲホッ、ゴホッ!!」 「いいわねぇ~くすぐりで死んじゃう貴女も見てみたいわ♥ 笑い死ぬまでこしょぐってみようかしら? 人ってどれくらい笑い苦しんだら死ねるのか……実験してみましょうか?」 「おねがぁぁははははははははははっひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 怖ひぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!! そんにゃの嫌ぁぁははははははははははははははは!! ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ!! ぷひゃっっははははははははははははははははははははははは!!」 「あぁ……楽しい♥ とっても楽しい♥♥ 怖がってる女の子を無理やり笑わすのって、堪らなく気持ちが良いわ♥♥ 快感……とっても快感よ! フフ……クフフフフ♥ アハハハハハハハハハハハハハハハハ!! もっと笑わせてやるっっ!! アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 優希の懇願が混じった悶笑と、支配している喜びを体現する様な篠美の高笑い…… 2つの笑いが混じり合って、真っ赤な部屋に響き渡る。 狂気じみた篠美のくすぐり……発狂しそうな勢いの優希の笑い…… その空間は、他者から見れば異常な空間だと感じるだろう。 しかし、その異常な空間に身を置いている2人は気付かない…… それが例えどんなに狂った環境だとしても、2人はそれに気づく事は出来ない…… くすぐる事に快感にを覚えている者と、そのくすぐりに余裕なく笑わされている者にそれが気付ける訳もない…… 狂気の宴は続いていく…… 篠美が発したように、足裏だけでなく身体中をこそぐり回していく宴が――