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(試し読み)くすぐりに壊される少女達【後編】②

2:宴 「ギャァァァーーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! いひゃっっ、いひゃぁぁぁあぁああああぁぁぁあぁぁぁぁははははははははははははははははは!! やめでぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへ!!」  篠美は宣言した通り足の裏へのくすぐりをやめ、今度は上半身を責めるべく優希の腰に馬乗りになるよう跨ってその振動するヘッドマッサージャーを左右両方の脇腹に突き立てて刺激を始めた。  下腹や横腹……更には背中にもマッサージャーの震える脚は触れていて、その振動による脚先のくすぐりを満遍なく脇腹全体に与えている。  脚の先が脇腹のピンと張った肌にチョンと触れたかと思うと、そこに振動を伝える様に脚先がコチョコチョと動き回る。それが同時に下腹にも横腹にも背中にも刺激を与え、耐え難いこそばゆさを優希に与えている。 「あら♥ 脇腹もいい感じにくすぐったいみたいね? 良いわ♥ もっと笑いなさい……狂ったように……」  篠美は優希の笑い悶える姿を見てニンマリといやらしい笑顔を零し、突き立てていたマッサージャーを更に突き刺すように上から力を込めだす。  すると、横腹を刺激していた脚たちが敏感な肌をなぞっていくように一斉に腹の中心へ向かって動き出し、優希に更なるくすぐったさを強いていく。 「いひゃぁぁぁぁはははははははははははははは、動かしゃないれぇぇへへへへへへへへへへ!! 抜き差ししないれぇぇぇへへへへへへへへへへへ、くしゅぐったいぃぃぃぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、やめへぇぇぇっへへへへへへへへへへへへへへへへ!! んはぁぁ~~っっはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」  篠美は力を込めて押し込んだり引き抜いて最初の位置へ戻したりを繰り返し、優希の脇腹全体をマッサージャーの脚で撫で回す様なくすぐりを行っていく。  振動する脚先が限界まで張った肌を撫でながら上下していくその刺激は、優希に耐え難いこそばゆさを与えてやまない。細いステンレス製の脚がズズズ……っと腹の奥の方まで撫で滑る刺激は、それだけでゾクゾクしたこそばゆさを生む。そして、ある程度奥まで行ったら、今度は同じルートを戻っていって同じようにゾクゾクさせる刺激を与えられる。それを何往復も何往復も繰り返し篠美は行っている。  この笑わずにはいられなくなってしまう刺激を、優希が苦しむ様にと……しつこく何度も。 「ほ~ら 抜いて……差してぇ~~♥ 抜いて~~差してぇ~~♥ ウフフ……このヘッドマッサージャーはね、こんな風に抜き差しする動きで刺激されるのが一番くすぐったいの♥ このピンと張った脇腹にこんな事されるのは堪らないでしょ? こそば過ぎて狂っちゃいそうになるでしょ? でも止めてあげないの♥ 貴女の事もっともっと笑わせてあげるわ……この無慈悲な道具で……ね?」  腰に体重を掛けられている為腹をバタつかせることが出来なくなった優希は、代わりに上半身をクネクネと僅かに動かして笑い悶えている。篠美の言う通りこの上下になぞり上げていくステンレス製の脚の刺激には耐え難いこそばゆさを与えられ、身体をくねらせてでも悶えていないと本当に発狂してしまいそうな……そんな絶望的なこそばゆさを優希は感じていた。 「いひゃっっ!! もういひゃぁぁぁぁ!! おねが、ひゃめっっっへへへへへへへへへへへへへへへ!! 死ぬっ、死ぬっっ、死んじゃうぅぅふふふふふふふふふふふふふふふ!! ぁはははははははははははははははははははっ!!」  足裏をくすぐられていた優希は息も絶え絶えで笑い悶えていたが、ほとんど休みなくこの脇腹責めも開始された。  休めたといえば、篠美が上半身に身体を移動させていた間だけ……馬鹿丁寧に靴を脱いで鉄製のベッドに乗って、優希の身体を跨いで座った……その数十秒足らずの間だけ優希は呼吸を整えることを許された。  しかし、そんな短い時間で呼吸が整う訳もなく……息苦しさと身体の異常な疲労感は残したままこの第二ラウンドが開始されてしまったのである。 「アハハ♥ ほら、死んじゃえ! 笑い死んじゃえ!! ほらほらぁ~~♥」  優希の笑いが加速するたびに篠美の責め方が激しくなっていく。  抜き差しを繰り返していた手を更に速く上下させ、マッサージャーは振動しているにも関わらず自らの手もブルブルと震わせて更に強い振動が責め立てるようにと刺激を加えながら優希を絶える事の無い絶望的な笑いの渦へと突き落としていく。  「ひゃひゃひゃははははは、ひぃ……ひぃ! あひひひひひひははははははははははははははははっ! だぁぁめぇぇっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!! やめへぇぇっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ、けほっ! げほっっ!! おえっ! ゼェゼェ……くへへへへへへへへへへへひひひひひひひひ、ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、かひっ! はひ……」  脇腹を襲うどうしようもないこそばゆさに休みなく笑わされ続けている優希は徐々に息が乱れ始め、笑いの合間に喘息気味の咳を挟むようになる。苦しそうに眉をひそめ、目尻に涙を溜めながらただでさえ笑わされ酸欠気味なのにそこに条件反射のような咳き込みが入ってしまうと益々肺に酸素が届かない……酸素が届きにくくなると当然苦しさは増していく……。  まるで水の張った洗面器に顔を何度も沈められているかのような窒息感。抵抗できない身体をくすぐられ笑わされ続けるというのはそれ程の苦しさを優希に与えていた。 「けひひ……へひ、はひ……はひゃひゃひゃひゃひゃひゃ……ひぃ、ひぃ! げほっ! ゴホッ!! ぶひゃ……はは……はひひひひ……えひひひひひひ……ゼェゼェ、ゼェゼェ……ケホケホッ!! んは……はは……はははははは……はは……」  こんなにも苦しく悶えているのに……こんなにも狂ったように笑っているのに……篠美の手は止まる事はない。  少しでも休ませるという慈悲の気持ちが彼女には欠片もない……  だから、意識が朦朧とし……笑う力が薄くなり始めた優希を見ても同情などはしない。  逆にもっと笑いを絞り出してやろうという気概を感じさせるように口元をニヤケさせ、ソッと無慈悲な言葉を呟いていく。 「ここはもう慣れちゃったかしら? 笑わなくなっちゃったみたいよね……」 「はひっ、はひぃ……ケホッ! く、くるひぃ……やめ……て……。お、おねが……いひひひひ……ひひ……」 「それじゃあ、このマッサージャーが本領発揮する箇所を……攻めてあげましょうか♥」 「えひっ、へひひひひ……にゃ、にゃに? にゃにするの? もうやめへ……はひひひひ……いひひ……」 「脇腹でこれだけ笑ってくれたんだから……きっとココはもっと耐えられないハズよ? クフフ……♥」 「や、やひゃ! う、動かしゃないれ! ひゃひひ……きひひひ……やりゃ、嫌りゃ……嫌っっ!!」  篠美はゆっくりと脇腹から腕の付け根の方へ向けてマッサージャーを移動させていく。  脚の先を優希の柔肌に触れさせながらジワジワと…… 「ぶひゃっ!? うひひ……いひひひひひひ!! ら、らめっっ!! それ以上登ってきたららめぇぇぇ!! はひぃぃぃぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひ!? おねがひぃぃっひっひっひっひっひっひっひ!!」  脇腹から少し上の脇の下に脚先が触れ始め、その振動と共に与えられる刺激がクタクタに疲れ果てボンヤリし始めていた優希の脳内を無理やり覚醒させていく。   「いひっ!? いひひひ!! はひ……ひひひひ! や、やりゃ……くしゅぐったひ!! やりゃ……いひゃ……いひゃぁぁぁぁ!!」  伸び切った肌に薄く肋骨の輪郭が浮き出ている箇所を、ステンレス製の脚先がカシャカシャと音を立てながら振動と共に撫でていく。その刺激は優希には耐え難い。まだ優しく触れているだけなのだが、小さな舌先でチロチロと舐められている様に感じるその刺激が耐え難くてしょうがない……  もしこのまま……さっきのように抜き差しを始めて……あの脚が肋骨のラインに沿って撫でてきたら……  もしもあの震える脚先が胸の付け根や背中まで滑る様に刺激を加えてきたら……  そんな想像をしてしまった優希は思わずブルリと身体を震わせてしまう。自分の想像じゃ補えない程の刺激が来るだろうと恐怖するが、出来る限りの我慢はしようと口元をキュッと噛む様に固く閉じ、やがて襲うであろう刺激に備える事にした。  備えはしたが……くすぐりに笑わされ続けた優希に、その防御を維持し続ける事など不可能であった。 「ほ~ら♥ ワキの窪みと脇の下……同時にこちょぐってあげる♥」  篠美の甘くいやらしい声とともに脇の下の中央に位置取っていたマッサージャーにググッと上からの圧が加わり始める。  脇の下を突き刺す様な勢いの圧……しかしステンレス製の細い脚は、それぞれ上下左右の曲がり易い方向に力を逃がしながら肋骨の筋に合わせて這うように優希の身体側面をなぞっていく。   「ぶひっっっ!? いぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」  刺激が加わった瞬間、自分でも驚いてしまう程の悲鳴を優希は上げてしまう。鋭い刃物で切られたような金切り声をあげ、その悲鳴はやがて―― 「ぎゃぁぁああああははははははははははははははははははははは!! ぶひゃっっははははははははははははははははははははははははひひひひひひひひひひひひひ!! あはははは、あはははははははは、あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! へひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」    ――悲鳴と大差ないような大笑いへと変貌を遂げていく。 「あは♥ 効いた、効いた♥ ほら……左手に持ってる方はワキの窪みをコチョコチョしてあげるわね♥」  右手に持ったマッサージャーは脇の下の箇所を抜き差しさせる動きをしながら、左手に持ったマッサージャーは優希の左腋に近づけさせる。  そして緩いカーブを描く柔らかそうな腋の窪みにそのプルプルと震えている脚先をゆっくりと着地させていく。 「あひゃっ!? はひゃひゃひゃひゃっっ!! うひゃっっ、うひゃぁぁぁぁぁははははははははははははは!! いひひひひひひひひひひひひひひひ!! あひっ! はひっ!! うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃはへへへへへへへへへへへへ!!」  ――ピトッ!  腋の柔肌に触れた細い脚先は、内部のモーターから送られる振動によって上下左右に細かく動き回る。丁度赤ちゃんの小指よりも小さな指が沢山狭い範囲をコチョコチョとくすぐっている様な……そんな刺激。  そんな刺激だが、優希には堪らない。  腋の窪みを優しく撫で回されてくすぐったくないと感じる人は少ないだろう……少なくとも優希はそういう刺激に極端に弱い。だから腋を優しくこしょぐるこのマッサージャーの刺激には異常なほどのくすぐったさを感じてしまう。 「うひぇ!? うひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇ、ぶひゃぁぁははははははははははははははははははははははははははははははひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! らめへっ! らめ、やめへっっ!! おねがひひひひひひひひひひひひひひひ! しょこ、らめぇぇぇ! しょこはだめなにょぉぉおおおおほほほほほほほひひひひひひひひひひひひひひひひ、だぁははははははははははははははははははははははははあひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」  ワイヤーを巻き取っている機械が優希の必死に抵抗しようとする力に呼応してガシャガシャと忙しない音を立てる。あまりのくすぐったさに耐えかね手枷を左右に振ってどうにか逃げようと試みる優希の動きに、手枷から伸びるピンと張ったワイヤーが僅かに左右に動いてローラー部分を擦らせているためこのような音を発しているのだが、優希の抵抗する動きは無機質で無慈悲な機械と拘束具に制限されていてやはり腕を下げるたり身体を逃がしたりといった事が叶わない。  脇の下と腋の窪みを襲う絶望的に笑いを強制する刺激から少しも逃げる事は出来ない。 「あらあら、そんなに暴れようとしても無駄よ? こんなにしっかりと拘束しているんですもの……少しだって抵抗できないでしょ?」  脇の下に差し込まれていくマッサージャーの脚達。肋骨の間や肋骨の表皮を滑る様になぞっていくその脚達の刺激は筆舌に尽くしがたいくすぐったさを優希に与え続ける。  脇の下の側面から胸の丘陵の淵くらいまでをゾゾゾゾッと撫で……ある程度刺激したら今度は引き抜かれる様に同じ通り道を帰っていく。  差し込まれた時と同じ刺激が戻りの道でも繰り返される。コレも優希には耐え難いし笑わざるを得ない刺激である。  それを何度も……何度も、何度も、何度も繰り返されていく……  死ぬほど笑わされた優希に追い打ちをかける様に…… 「おでがひひひひひひひひ! ワキぃぃひひひひひ! ワキはやめへへへへへへへへへへへへへへへっっ!! おかしくなりゅっっふふふふふふふ!! おかしくなっひゃうよぉぉぉおおおほほほほほほほひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  死ぬほどくすぐったい脇の下の刺激に加えて、腋の窪みに当てられた脚達も優希を笑い狂わそうと刺激を休みなく送り続けている。  1本1本が細かく振動している脚達は刺激に敏感な腋の窪みをチョロチョロと細かく撫で上げて脇の下とはまた違う刺激を産み出していた。  やがて篠美はそのくすぐり方に飽きたのか、脇の窪みの方の脚達にも力を込めて抜き差しする動きを始める。脇の下と同じように……ゆっくりと上下に。 「うびゃぁぁぁぁぁぁっっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっっ!! ちょっ、やめへっ!! おねがひぃ、ホント無理ぃぃひひひひひひひひひひひ!! そにょ動きらめぇぇへへへへへへへへへへへひひひひひひひひはははははははははははははははは!! あひゃぁぁーーはははははははははははははははははははははははははははは!!」  ワキの窪みは脇の下と違い柔らかな皮膚が多いため、脚を差し込む動きをしてもいくつかの脚は肌に沿って滑る様な動きではなく柔肌に沈み込んでいくような動きをする。  その沈み込んだ脚は優希の腋の深くに到達し、ワキの神経に十分接近しながら潜り込んだ刺激と振動の刺激でくすぐっていく。  勿論この刺激に優希は耐えられない。腋の内部からこそぐられている様なおぞましい感覚を与えられ、成す術なく笑わされる。  この凶悪なステンレス製の脚達に……   「ほ~ら、今度は逆にしてあげる! もっと笑いなさい!! ほらほらぁ!! コチョコチョコチョ~♥」  刺激に慣れることはなく笑いは途切れてなどいなかったが、篠美は優希を更に笑わそうとワキと脇の下のポジションを左右で入れ替える。  右の脇の下をくすぐっていたマッサージャーを腋の窪みへ……左のそれも脇の下へと移動させ、また抜き差しを繰り返し始めた。 「おひゃぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!? いひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっ!?」  ワキと脇の下を左右逆にした刺激。新たに新鮮なこそばゆさが与えられた優希は、またしても金切り声をあげて絶叫する。  今度は脇の下と腋の窪みを同時に……しかも、最初から抜き差しする動き。  優希は出来得る限り身体をビクつかせ、首から上を限界まで反らし、飛び散る汗と涎もお構いなしに叫ぶ。  そして――  「ぶひゃぁぁぁーーっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっっ!! うひ~~っひひひひひひひひひ、むへへへへへへへへくはははははははははははははははははははははははは!! ぎゃひゃひゃひゃ、だぁぁははははははははははははははははは!!」  口を限界まで大きく開けて悲鳴に近い大声で笑い出す。  “狂ったように”と形容するのが正しいかのように、頭を嫌がる様に振り回して、動けない不自由な身体をビクビクと震わせながら振動でガラスが割れてしまうくらいの金切り声で笑う。 「どう? ねぇ、どう? どう? 耐えられないでしょ? 笑いが止められないでしょ? 苦しいでしょ?」 「だべぇぇぇっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!! やべでぇぇ!! もうやべでぇえぇぇっへへへへへへへへへへひひひひひひひひひひひひひ!! ぎづいっ! げんかひぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!! ゆるじでっ!! おでがひ、ゆるじでよぉぉぉっはははははははははは!! ギャハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「ウフフ……ダ~メ♥ 許してあげな~~い♥ まだまだ笑わせるわよ? お腹がよじ切れちゃうまで笑わかせてやるんだから……」 「そ、そんにゃにょらめぇぇへへへへへへへへへへへへ!! 苦ひぃ!! ゲホッ、ゴホッ! 苦じぃぃっひっひっひっひっひっひっひひひひひひひひひひひひ!! ゲホ、ゲホ、ゲホッッ!! ぶびゃぁぁぁははははははははははははははははははははははは!! ひぃ、ひぃ!!」 「フフフ……その顔……とっても素敵よ♥ グシャグシャになって涙を流してるのに無理して笑ってるその顔……ソソられちゃうわぁ~♥」 「ケホッ! ゲホ、ゲホ!! うひぃ!? あひぃぃぃ!! やめ、やめぇぇ、やめへぇぇっっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!! もう、無理ぃぃ!! もう無理だってばぁぁぁはははははははははははは!! ひひっ、ひひひひひひひひ……ひひ!!」 「さぁ~て、そろそろ……温まった頃かしら? 身体の方は……」  ワキと脇の下を交互に抜き差しして凶悪な刺激を加え続けていたマッサージャーの動きが、篠美のその言葉をきっかけに動きが緩やかになっていく。それに伴って強制的に笑わせていた刺激も弱まっていき、優希に待望の休憩時間が与えられる。 「はひ、はひ、はひ……ケホッ! はひ……ひぃ……ひぃ……ひぃ……ゲホ、ゴホッ!!」 「あらあら……そんなに必死に荒い呼吸を繰り返しちゃって……余程苦しかったんでしょうね?」  篠美は優希の身体からマッサージャーを完全に抜き去り、バイブ機能の電源をオフにする。それにより今の今までハエが飛び回っているかのような不快な振動音を鳴らしていたマッサージャーは、生命活動を絶たれたかのように大人しくなっていく。 「はひ……はひ……はひ……ゆ、ゆ、ゆるじで……ぐだざい……もう……ゆるじで……ケホッ! ゲホッ!!」  優希は枯れてしまった喉に熱い痛みを感じながらも、篠美に必死に許しを請う。これ以上の責め苦にはもう耐えられない……本当に死んでしまってもおかしくないと今の責めで恐怖を感じた為、必死にならざるを得ない。 「可愛そう……こんなになるまで笑ってくれたのね? 優希ちゃんは……」  必死の請いが通じたのか、篠美は優希の身体を見下ろして同情を込める様に言葉を零す。 「は、はひ! も、もう限界なんれす!! これ以上は耐えられません!! は、反省しましたから……どうか……これ以上は……」  可愛そうという言葉が篠美から洩れた事で、自分の苦しむ姿が少しでも彼女の良心に響いたのではないか? と希望を持った優希は、今しかないと言わんばかりに捲し立てる様に許しを請う言葉を繋げる。  ――しかし、篠美が次に零した言葉は……そんな希望が勘違いだったのだとすぐに理解させられてしまう。 「ほら……脇の下とか……マッサージャーの脚が引っ掻いた跡がこんなに。肌に赤い跡がいっぱいついちゃってるわ♥」  篠美は優希の助けを乞う言葉を無視するように、何も持っていない両手をソッと優希の脇の下に這わせていく。 「こんなに真っ赤になっちゃって……可愛そうに……」  そして、赤い線が何本も胸の方へ向かって走っている箇所を指でなぞり始める。  ツツ……ツツツ……サワサワ…… 「えひゃっっ!? や、や、やだっっっ!! 触っちゃダメっっっ!! んひっ!?」 「とってもくすぐったかったでしょ? こんなに赤くなる程触られちゃったんだから……当然よね?」  金属の脚が何度も往復して作った真っ赤な触られ跡は、風が当たるだけでヒリヒリする様な感触を感じる。  篠美はそれを分かっていて、あえてその敏感になってしまっている箇所を指先で上下に優しく摩っている。優希が悶えることが分かっていてその行為を始めたのだ。 「ほ~ら、今回は特別に優しくマッサージしてあげる♥ 気持ちいいでしょ? こんな風に撫でられるのは……」 「んぐっ!? んくくくっ!! や、やだっっ!! こそばいですっっ!! や、やめて……」 「気持ち良いでしょ? ねぇ……ほら! 気持ち良いって言いなさい? ほら、ほらぁ!!」 「んひゃひゃひゃっっ!! ちょっっ、やめてっっ!! くすぐったいっっひひひひ!! くすぐったいれすぅぅぅ!!」  「嘘おっしゃい! マッサージしてあげてるのよ? 貴女が気持ち良くなる様に……指先で……」 「あひひひひひっ!! その動き、やめへくらひゃいぃぃぃ!! 段々くしゅぐったくなってましゅぅぅぅふふふふふふふ!! くっくっくっくっくっくっく……」 「これはマッサージだって言ってるでしょ? 気持ちいいハズなんだから、笑っちゃダメじゃない!」 「そ、そんにゃこと言ったってへへへへへへへへへへ!! くしゅぐったひ、くしゅぐったいぃぃぃぃ!! だめっ! くっしゅぐったいんれすぅぅぅ!! あひっ!? はひひ!? んひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ……」 「折角頑張って笑ってくれたからご褒美を上げているのに……そんなにマッサージは嫌かしら? 笑い足りなかったのかしら?」 「ち、違ひましゅ! わ、わ、笑いたくないれすけろ……指の触り方がっっはははははははは!! やだっっ! やめへ!! ナデナデしないれぇぇぇへへへへへへへへへへへへへ!!」 「なぁに? この指遣いが気に入らないっていうの? ふぅ~~ん。そんな事言っちゃうんだ?」  脇の下を撫でていた手が不意に止まる。こそばさに悶えていた優希にはその止まってくれた刺激はありがたいが、未だに篠美の指は脇の下に触れ玉まである為、心の底から安心はできない。 「はひ……はひ……はひ……はひ……も、もう許してください。お腹が……痛くて……喉も……凄く痛い……れす……」 「…………………………」 「あ、あの……手を……離して……下さい。お願い……です……」 「…………………………」 「はぁ……はぁ……も、もうくすぐらないで!! お願いですから!!」 「…………………………」 「はひっ! こ、怖い……です! 何か言ってっっ!! ねぇ!!」 「…………………………」 ――コチョコチョコチョ♥ 「ぶひゃっっっ!? うひゃ~~~っっははははははははははははは!! ちょっっ!! やめへっっひひひひひひひひひひひひ!! いひゃぁぁぁぁはははははははははははは!!」 ――ピタッ! 「あひ……はひ……はひ……い、いきなり……くすぐら……ないで……くだ――」 ――コチョコチョコチョコチョ♥ 「ぎゃひゃぁぁぁぁぁーーっっはははははははははは!! うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! ダメだったらぁぁぁははははははははははははは!! いひひひひひひひひひひひひひひひ!! ひひひひ……」 ――ピタッ! 「んひっ! ひひっっ! くふふ……ひひ……はぁ……はぁ……はぁ、はぁ、はぁ、はぁ! も、もうやめて!! 指を動かさないれっっ!!」 ――コチョコチョコチョコチョコチョ♥ 「んぎゃぁぁーーーっひゃっひゃっひゃっひゃっっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃひゃ!? いきなりはやめてぇぇぇへへへへへへへへへへへへへ!! 無理ですってぇぇぇへへへへへへへへ!! うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 ――ピタッ! 「んはっ! ひは、ひは、ひはぁ……はぁ……お、おでがいしますっっ!! 少し……休ませて! 少し休――」 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ! 「いひゃぁぁぁぁぁ~~~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! うひひひひひひひひひひっ、あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! きちゅいっ! きちゅいれすぅぅぅふふふふふふふふふふふふ!! ア~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「ムフフ♥ 人の好意を無下にする子は許さないんだから♥ ほ~ら次は脇腹モミモミの刑だぞぉ~♥♥」 「い、いやっ!! やめへ!! おねがひぃぃぃ!!」 「だぁ~め♥」 ――モニュモニュモニュモニュモニュ…… 「いひゃっっ!? いひゃ~~っっははははははははははははは、うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、えははははははははははははははははははは!!」 「続いて……ワキの窪みサワサワの刑♥」 ――ツツツ……サワサワ♥ サワサワサワサワサワ♥ ツツツツツ…… 「んあぁあぁああああぁぁあああああ!? ら、らめっっ!! 耐えらんないっ!! そこらめっっ!! いひゃっっ!? いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 「うん♥ 良い反応ね? ほら、もっと笑って反省しなさい? 私のマッサージを嫌がった罰よ、たっぷり笑って何度も御免なさいって言いなさい!」  ――サワサワ♥ サワサワ♥ サワサワサワサワサワ…… 「んあぁあぁああひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃはははははははははははははは!! ごべんだざいぃぃっひひひひひひひひひひひ!! ゆるじでっっ!! ゆるじでぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「ワキの窪みが好きみたいね? じゃあ今度は、腋の窪みほじくりの刑よ♥」 ――カリッ! カリカリッ!! カリカリカリカリカリ…… 「いぎゃぁぁぁあああぁぁあぁああぁぁぁぁぁあああ!? 指先でほじっちゃらめぇぇへへへへへへへへへへへへ!! くひゅぐったいぃぃぃ!! ムリムリムリムリぃぃぃっっひひひひひひひひひひひひ!! あひゃぁぁぁはははははははははははははははははははははは!! ギャハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「ワキの窪みを指先でほじくられるのは耐えらんないでしょ? こんなにビンビンに伸び切った突っ張った腋を爪の先でカリカリ引っ掻かれると、狂いそうなくらいくすぐったいでしょ?」 「えひひひひひひ、いひひひひひひひひひひひははははははははははははははひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! じぬっっ! 笑いじんじゃうぅぅぅふふふふふふふふはははははははははははははははははははは!!」 「ほら、御免なさいは? マッサージを拒否して御免なさいって謝りなさい? ほらほらっ!!」 「ぎひぃぃいいいぃぃぃぃひひひひひひひひ!! んぎゃぁぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃはははははははははははははははははひひひひひひひ!! ごべんだざいぃぃひひひひ!! 拒否してごべんだざぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひ!! やめてっっへへへへへへへへへへへ!! もうやめてよぉぉぉほほほほほほほほほひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「やめてよぉ~じゃないでしょ? 年上を敬った言葉遣いしなきゃだ~~め♥ 罰として全身こちょぐり廻しの刑に処す♥ それぇ~~♪」 ――コチョコチョコチョコチョコチョ! サワサワサワサワサワサワサワ♥ ツンツンツンツン……カリカリカリカリカリカリッ!! 「いぎゃぁぁぁぁぁあああああぁあぁぁぁぁぁあああぁあぁぁぁはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!! いぎっっっっひっひっひっひっひっひっひっひっひひっひ!! んはっ!? ひゃひっ!? いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃはははははははははははははははははは!! ひぃ、ひぃ!! んがぁぁぁああああぁぁあああはははははははははははははははははは!!」 「ほ~ら、私の手が貴女の身体中をこちょぐって回ってるのよ? 腋の窪みをコチョコチョ♥ 脇の下をカリカリ♥ 脇腹をモミモミ♥ 背中をサワサワ……どれ一つも耐えられないでしょ? くすぐったくて、くすぐったくて……気が狂いそうな程くすぐったいでしょ?」 「えひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! ギャハハハハハハハハハハハハハ! ィギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! たしゅけへっっへへへへへへへへへへへへへへ!! 誰かたしゅけてぇぇへへへへへへへへへへへへひひひひひひひひひひひひひはははははははははははははははは!! いひゃひゃ! ひひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 「どんなに暴れても無駄よ? 貴女の手は決して下げられない。足も動かせない……身体も捩れない。どんなにくすぐられるのが苦しくて逃げたくなっても、拘束が貴女を万歳の格好から崩させないからこのワキの周りをコチョコチョして回ってる私の手からは絶対に逃げられないの♥ どう? 辛いでしょ? 苦しいでしょ? 早くやめてもらいたいでしょ~?」   「はふぁぁ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、く、くるひぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ、辛いぃぃっっひひひひひ、止めてくだひゃいぃぃひひひひひひひひひひひひひ、今すぐにやめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「そうでしょ? やめて欲しいでしょ? でも、やめてあげないの♥ 貴女がどんなに苦しんでても……どんなに辛そうにしててもこの手を止めてなんてあげないわ♥ 貴女が漏らそうが泣き喚こうが気絶寸前に追い込まれようがひたすらコチョコチョし続けてあげる♪ 笑いたくない貴女の事を無理やり笑わせて苦しめ続けてあげるっ♥♥」 ――こちょここちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!! 「がはっっははははははははははははははは、ひぃ、ぃひぃぃっっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、ンハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、ぅひっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、し、し、死んじゃうぅぅふふふふふふふふふふふ、そんなの死んじゃうよぉほほほほほほほほほほほほほほほほほほ、きひぃっしししししししししししし、しひぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、はははははははははははははははははははははははは!!」 「笑いながら死んじゃうの? それもいいわねぇ~♥ 発狂しながら呼吸困難で死んでいく貴女の子とみているのも高まっちゃうかも♥」  ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ! 「そんにゃの嫌ぁぁははははははははははははははははははは、ふぎゃっっはははははははははははははははははははははははは、くひぃっっひひひひひひひひひひひひひひひひい、うひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、んはははははははははははははははははは、ひぃひぃっっ!!」 「その顔……堪らないわぁ♥ 死の恐怖に絶望しているはずなのに、嬉しそうに大笑いしている貴女の顔……堪らなく好きよ♥ もっと見せて頂戴? ほら、もっと苦しみながら笑ってちょうだい? ほら、ほらぁっ!」 「んがっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、だぁっははははははははははははははははははははははははは、いぎっひいっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぐひっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、いひいぃ、はひぃぃっっ! ぐるじぃぃ! ホントにぐるじぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!!」 「あはぁ♥ 良いわぁ~すっごく良い! 苦痛に顔を歪めながら笑う貴方はとっても素敵よぉ♥ その顔でずっと笑ってぇ? ほら、もっと笑わせてあげるからぁ! コチョコチョ~♥ こちょこちょこちょ~~♥♥」 篠美のくすぐりは一切の容赦がない。ピンと伸ばし切った優希の無防備なワキをマニキュアを塗った硬い爪でカリカリと引っ掻いたり……柔らかな脇腹の肌が変形するくらいに力強く揉み込んでくすぐったいツボを刺激したり……胸の横のラインに手を差し込んで滅茶苦茶に掻き毟って痛さと痒さの中間くらいの刺激を与え続けてみたり……。何処をどんな風にくすぐれば優希がどれほど笑ってしまうかを探るかの様に手を変え品を変え様々な指遣いで彼女をくすぐり責めにしていく。  優希は不自由なカラダを精一杯暴れさせくすぐりの刺激への拒否を篠美に伝えようとしている。しかし、暴れさせようと試みる度に限界まで引っ張られた身体の節々は彼女が大きく動こうとすればするほど鋭い痛みを発し彼女を苦しめる。  身体の痛みを感じた瞬間は痛みの方がくすぐりの刺激をほんの少し上回るため、僅かな時間はではあるが笑わずに済む事もある……しかし、痛みを覚えればくすぐったいと感じていた刺激もリセットされてしまうらしく、同じ個所を同じようにくすぐるられている筈なのに刺激に慣れてくれない。結局痛みを感じて笑いから逃れようとすればするほどにその後に襲い来るこそばゆさに耐えられなくなるというサイクルに陥るのだが、優希はそれでもほんの一瞬でも苦しい笑いから解放されるならとワザと身体を暴れさせそのサイクルの中へ自ら飛び込んで行ってしまう。  痛みを覚えればその後のくすぐりが苦しくなるのは分かっているのに……その一瞬の空白が欲しいがために優希は藻掻き痛みを得る。偽りの休憩だと分かっていても……。 ※試し読みはひとまずここまでです。まだ試作段階なのでアップした文章の中でもガラリと変わる箇所も出てくるかもしれませんがご了承ください。

Comments

有難うございます。地の文を褒められるのは物書きにとって一番嬉しい瞬間で、力を入れて描いた甲斐があったというものです。ソフトからハードへという段階的な責めも好きですがハードからソフトへ敢えて移行して焦らす責めも大好きです。その後のハードな責めを引き立ててくれますしね笑

ハルカナ

ハードなものからソフトなものまで網羅してくれるのが良いですね。相変わらず地の文も良くて最高です

ガリタル


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