(ぴゅあスマ2)#19
Added 2021-02-01 15:23:31 +0000 UTC#19 あなたが足裏を選択すると宣言すると、なぜか恵理が嬉しそうに口元を綻ばせ美咲の足裏が見える位置に座り込んであなたがそこへやってくるのを先回りして待った。 別に恵理が足を責めるわけではないが、余程美咲の足裏を見るのが好きなのだろう……両手を頬に当てて楽しみにしているかのように首を横に振ってあなたを待っている。 しかし……先程のチェックの段階で美咲の反応は良くはなかった……。反応が悪いという意味ではないが、くすぐりの刺激がくすぐったいと正常に伝わっていない様子だった。 それは筆で責めたのが悪かったのか……それとも、くすぐり方が悪かったのか……それともただ単に足裏が効かないだけなのか? その答えをはっきりさせようとあなたは敢えて性感帯であろう美咲の足裏を手で責めることを決意した。 筆ではなく手で直接くすぐれば……美咲の反応も変わるかもしれない。あなたはそれを期待してあえて不利な賭けにベットしたのだ。 一旦選んでしまったのだから、もう引き返せない……不利であろうがなかろうが……やる事は同じだ。彼女を笑わせてしまえばいい! こんなに淫欲をそそる立派で綺麗な足裏をあなたの前に晒しているのだ……先程の喘ぎを後悔させるくらいに笑わせて然るべきだ。 あなたは必ず笑わせて見せる……と心に誓いを立て、彼女の両足にそれぞれ右手左手を分けて近づかせていく。 肩幅より少し大きく開かれた美咲の両足……。そこへそれぞれ手を這わせるには自分も手をある程度広げなくてはならない。 本当は片足を集中的にくすぐって責めた方が良いような気もするが、その責めはさっき筆の時にやった……そして駄目だった。 だったら、両足を同時にくすぐる手法で責めれば違う反応を見せるかもしれない。効かなければ片足ずつ責め直せばいい……あなたはそのように思考を巡らせ美咲の両足に手を近づけ、右手は彼女の土踏まずの中心を狙って……左手は彼女の足指の付け根付近を狙って指を着地させていく。 「ひゃん!?」 突然両足の裏を指先で触られた感触が驚くに値した様子で美咲は悲鳴のよう高い声を1つ上げる。その悲鳴を合図にするかのようにあなたはそれぞれの手をモジョモジョモジョっと動かして見せ、美咲の足裏を本格的にくすぐり始める。 「あっっ、ひっっっ!? はひぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!?」 最初の刺激は驚きが勝った様子で、美咲は身体をビクつかせて再び悲鳴を上げる。問題はここから“どちらに振れるか”だ。快感に寄るのか……それともくすぐったいという感触に寄るのか? あなたの命運はそれにかかっている。 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ♥ しばらくくすぐっていると、やがて美咲の反応に変化が見られ始める。ビクついて突き上げていた胸をベッドマットに着地させ……モジモジしていた足指も抵抗を無くすように指の間を広げてあなたのくすぐりを受け入れるような仕草を取る。 「はっ♥ あはっ♥ はぁぁぁぁぁぁぁぁッ♥ はひ、あひっ♥ んくぅぅぅぅぅぅ……」 やがて美咲の口からは吐かれてはならない吐息が吐き出され始める。 熱と湿りを帯びた……甘い吐息……。それはくすぐりに対して屈服を示すような苦しい吐息ではなく、発情した雌猫が零すような悦楽の吐息……。あなたのくすぐりはやはり美咲を笑わせるには至らず……逆に先程のように快感に直結する反応をあなたに返してくる。 やはり足の裏は失敗かっ!? あなたはその焦りから両足同時のくすぐりから片足の集中くすぐりへと切り替えを行う。 触ってくれと言わんばかりに足指をくねらせて誘っている美咲の左の足の裏……あなたはそれに誘われるように両手を彼女の足裏に這わせ足底の全てをまさぐるかのようにワシャワシャと引っ掻き回して反応を伺った。 「かひゃっ!? あはぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♥ 良い♥ 激しいの……好きぃぃ♥ も、もっとくすぐってぇぇ? 私の足の裏……もっとくすぐって? んはっっ♥」 美咲は笑わない。それどころか求めてくる。もっと刺激をくれと…… あなたは更に焦り、左足から手を放したかと思えば逆の足裏にシフトチェンジして責めを行う。 しかし…… 「ああぁぁぁん♥ 右足もこしょば痒くて……ムズムズして……気持ち良いぃ♥ もっとやって下さいぃィ♥ もっと激しく……コチョコチョしてぇぇぇ……んふっぅぅぅぅ♥」 責めれば責める程美咲の吐息は熱を帯び、くすぐりを強めれば強める程嬌声は甲高くなっていく。 あなたは何度も右足、左足と交互に刺激を試してどうにか彼女を笑わ出る糸口を掴めないかと探りを入れる……しかし、彼女の反応は悦ぶばかり……笑いに繋がる事はいよいよ最後までなかった。 やがて、万策尽きたあなたを待っていたのは非情な鈴菜の時間切れの声だった。 あなたは渋々美咲の足裏から手を放し、彼女の惚けた顔を眺めて悔しさを口元に滲ませる。 「残念ね……筆のチェックの時に足裏が弱点じゃないって分かってたでしょうに……なんでまた足の裏なんて責めちゃったのよ? もしかして……アレかしら? 拷問師のプライドとか言うやつ?」 鈴菜の言葉に言い返す言葉が見つからない。確かに……プライドと言われればそれにも心当たりはある。 チェックの時にどうしても笑わせられなかった足裏を……自分の技巧で笑いに運んで見せたいと思ったのは紛れもなく事実だ。困難であれば燃えてしまう……その猛りが今回は裏目に出てしまった。 「まぁ、でも……最初の反応を見る限り、美咲も足裏が全く効かないって訳でもなさそうだと思ったわ……」 何を言われようと終わったのは確かだ。鈴菜からしてみればフォローのつもりなのだろうが、今のあなたには傷口に塩を塗りたくられているかのような気さえ伺えて来る。 「責め方……変えてみればよかったかもね? 脇腹やワキををくすぐる順番次第で美咲の反応も変わっていたと思うわ……また雇ってあげるから、今日の苦い記憶を忘れずに次に生かしなさいな……」 あなたの肩をポンと叩いて部屋の外へ誘導する鈴菜を、恵理は未だ無言のまま美咲の足裏と見比べるように眺めている。 あなたは会計を済ませ、結局損して帰る事になってしまったと心の中で愚痴をこぼしながら店を後にしようとカウンターに背を向ける。 すると機を見計らうかのように恵理がトコトコあなたの傍まで駆け寄り、小声で耳打ちしながらポケットより何やら折り畳んだ紙を出してあなたにそれを渡そうと手を伸ばしてくる。 「今度……美咲さんのプレイをする場合……最初のチェックを“脇腹”から責めてみては如何でしょう? 上手く責められれば……美咲さんの足裏……笑わせられるかもしれませんよ?」 そう言って紙を手渡した恵理はそのまま店の奥へと引っ込んでいき姿を消していった…… 彼女が耳打ちした最初のチェックを脇腹に……という言葉。これが何を意味しているのか理解に困るが……恵理はなにやら勘づいていた様子だ。ずっと彼女の足裏を眺めて考え事をしているような顔をしていたのだから……そのヒントにも何かしら意味を持っているのかもしれない。 あなたは恵理の言葉を忘れないように手渡してきた紙の裏面に書き添え……そして店を出て折り畳まれたその紙を開いて中を確認した。 紙には恵理の几帳面そうな綺麗な小さい字で “鈴菜さんの弱点を見つけられたら、そこは最後に責めてみてください。最初から弱点を責めても……慣れてしまうだけですので♥”と書かれてあった。 これは鈴菜をコースに選んだ時に使えるヒントのようなものなのだろう…… 最難関のコースである鈴菜とのプレイ……彼女を攻略するためには恐らく必須の情報であることは間違いない。 あなたはその紙をポケットにしまいつつ帰路へとつく…… 次は必ず笑わせて見せると……心に誓いながら…… 『美咲ルート失敗②……【プライドが邪魔をしてあなたを失敗へと導いた】エンド……完』 ※別の日で改めて再プレイ→#1へ