ショーダウン(リメイク)⑫ー1
Added 2021-10-24 14:19:34 +0000 UTC12:ゲームの罰 その筆は、書初めの時名前を書くために使ったり水彩画などで細かい部分を塗るのに使うごくありふれた小筆であり特別何かをするための筆という訳ではない。 しかし、そんな何の変哲もないこの筆も、足裏やワキ、脇腹を大きく露出して拘束されている綾香には特別なモノとして認識させられてしまう。 それを持つ智恵理がこれからその筆を使って何をしようとしているのか……想像できない筈が無いのだから…… 「なによ……折角の罰なのに直接手でヤらないつもり? そんな小道具なんて用意して……」 両手に毛並みの揃った細い筆を携えて綾香の前までやってきた智恵理に向けて鈴音が溜息交じりの言葉を零す。その呆れたような口ぶりに智恵理はにこやかな笑みを返して、彼女にその筆を手に取ったワケを話し始める。 「私はくすぐりに耐えられなくて大笑いしている椿さんを見るよりも、どちらかというと必死にくすぐったい刺激を我慢してる顔を見るのが好きなんです♥ だからコレで……笑うか笑わないかのギリギリの刺激を与えて悶絶させてあげたいなぁ~って思ってるんです♪」 智恵理の言葉に再び大きな溜息をついた鈴音は、腕を横に曲げながらヤレヤレと言わんばかりのポーズを取って見せる。 「あんたって……ホントにドSよね? そんなマニアックな趣向が好きだなんて……流石の私も引くわ……」 「いやいやいや! 鈴音さんの鬼畜さには敵いませんよ! 鈴音さんの責めは罰とかの域を越えて処刑のレベルですから……」 「フン! よく言うわ……。っで? 我慢させたいって事は……まずはあんたが責めたいって事よね? 私がヤっちゃうと確実に笑わせることになるんだから……」 「ハイ♥ でもほんの数分で構いませんよ? 罰なんですから椿嬢にはちゃんと苦しんで貰わないといけませんし……」 「いや……あんたのソレも十分罰だと思うんだけど……まぁ良いわ……じゃあ最初の5分だけ好きに遊びなさい。残りの10分になったら私も参加してちゃんとした罰を与えてあげるから……」 鈴音の促しによりこの罰の時間が全部で15分与えられるのだと綾香は悟る事となる。 何やらよくは分からないが、最初の5分は智恵理が単独で責め……残りの10分で鈴音も参加する……と、そのようにやり取りしていたから間違いないだろう。 先程の“余興”と称したゲームは10分だけと聞いていたが……実際に受けてみるとその倍は時間を費やしたのではないかと思える程に長く感じた。 よく……自分の好きな事は時間が経つのは早く感じるが自分の嫌いな事に関しては逆に長く感じる……なんて言われる事があるが、今ならその言葉の意味が良く分かる気がする。確かに長く感じたのだ……早く終わってくれと願えば願う程に…… 「っという事ですので……椿さん♥ 最初の5分は私にお付き合いくださいね♪」 筆を顔の前に構えて毛先をコソコソと動かし可愛く笑顔を浮かべる智恵理に対して、綾香はその筆に嫌悪の感情を露わにするような表情を浮かべ顔を引き攣らせながらその筆から距離を置こうと顔を引こうとする。智恵理はそんな綾香の怯える顔を見て嬉しそうに笑みを浮かべたまま「よいしょ」と声を零し、姿勢を低くするためにその場で膝を曲げしゃがむ様な格好に姿勢を変えた。 「さっきの……鈴菜さんとの余興で見せた椿さんの我慢顔……実はすっごく興奮してましたぁ♥ 笑いたいっていう本能と必死に戦って……意地でも笑うのを我慢しようと奮闘する姿って、この行為の可愛らしさとのギャップが大きくて……ちょっとだけエッチに見えますよね?」 膝を抱え込むように姿勢を低くした智恵理の目の前には、足置きからはみ出す格好を強いられている綾香の素足の足先が無防備に晒されている。 よく見ると綾香の足は先程の責めで暴れたせいもあってか指の股の間に僅かに汗をかいている様子が見て取れる。 きっとくすぐりの苦しさに抗うことが出来ず暴れさせてしまってかいた汗なのだろうな……と、想像を膨らませながら智恵理は左右の手に持っていた小筆をゆっくり綾香の足裏へと近づけ、筆の先端だけを彼女の土踏まずの部位に軽く触れさせ試し書きでもしてみようとかと言わんばかりにその筆の先端で自分の名前である“ちえり”をひらがなで書く動きを筆にさせた。 「ぎひゃっっ!? はっッひぃっっ!?」 土踏まずの敏感な神経を逆撫でするようにゆっくりと線を引いていく筆の動きに、綾香は手でのくすぐりでは感じられなかった“おぞましい程のじれったさ”を足裏に感じ思わず悲鳴を上げて身体をビクつかせる。 智恵理はその反応を見て口角を持ち上げるような笑みを浮かべ、更なる反応の違いを見るべく筆の撫でる範囲を徐々に広げていく。 「あひゃっっはっっ!! ぅくっっふっっ!? くふっっ……ふふっっ!! や……だ……ふ、筆の触り方が……はひっ!? こ、こ、こそばいっっ!!」 別に絵の具を塗っている訳でも墨を付けている訳でもないので足裏には何も書き跡が残る事はないのだが、綾香はその筆がどのように動き何処を触りどのような感触を受けたかを鮮明に覚えている。 覚えているという表現よりも刻み付けられているという言葉で言う方がより正確になるとは思うが……とにかく綾香は最初に触られた箇所から今触れている箇所まで、筆に触られるとどんな刺激を受けるかを身をもって感じて覚えさせられている。 そのもどかしさは指で触られた時以上に繊細でいやらしい……。 決して笑いを吹き出してしまう程ではないのだが、足裏で毛の先がチョロチョロと動き回る刺激は“こそばゆさ”を強く感じさせ、思わず身体が震えを起こしてしまう程のムズ痒さを足の神経に与えて来る。 先程のように大笑いを強いる刺激であれば本能のままに笑いを吐き出し続けるだけなのだが、この筆の刺激ははっきりこそばゆさを感じるクセに笑いまで至る事が出来ない……もっと言えば“笑いたいという欲求”が蓄積はするが、それを笑いによって吐き出す事が出来ない状態を強いられているとも言える。 綾香にとっては笑わされるのも勿論苦しく辛いものになるが、この笑いが吐き出せないくすぐりというのも同様に辛さを感じずにはいられない。 笑わされるのが主に体力面を削る暴力的なイジメだと例えるのなら、この智恵理のくすぐりは人格や性格を否定する言葉によるイジメに近いものを感じる。相手の心の傷を抉るような……ジワジワ、ネチネチとした精神攻撃を絶えず受けているかのような感覚……。まさに智恵理の“性格の悪さ”を体現するような責めであると綾香は刺激に悶えながらもそのように思い至り、そのねちっこい責めを繰り返す智恵理に恨みの念を込めた睨みを放って彼女へ無言の抗議を行った。 「あらあら……そんなに睨んじゃ怖いじゃないですかぁ♥ 椿さんは美人なんですからもっと笑顔を作って人を魅了しないとぉ♥ 私が……そのお手伝いをして差し上げます♪ ほらほらぁ笑ってぇ? コチョコチョコチョコチョ~!」 綾香の睨みを見てわざとらしく怖がる表情を浮かべた智恵理は、そんな顔を向けないでと言わんばかりに、筆の動きを素早く変化させる。 「ぎゃひッ!? はひゃああぁァぁぁあぁぁぁっッはっっ!!?」 ゆっくり丁寧に字を書く様な動きをしていた筆先が、急に足裏全体を上下左右に激しくくすぐり始めたせいで睨みを利かせ続けようと目に力を込めていた綾香も思わず目尻を垂らして口も笑いを吐こうとするような形に歪んでしまう。 そのように変化した綾香の顔を見て智恵理はニヤリと片頬を緩ませ綾香を煽る言葉を彼女に放つ。 「わぁ♥ 椿さんの笑いそうになってる顔……とっても素敵ですよぉ? やっぱり椿さんは笑った方が断然可愛いですね♥ あ、でも……残念ですけど、今私が見たいのはそういう顔ではなくて……もっとこう……くすぐったいのを我慢してるって風な顔を見たいので、そのような顔……して頂いてよろしいですかぁ?」 足裏に加えられた激しいこそばゆさに思わず笑いそうになってしまった綾香だったが、筆の動きはすぐにまたさっきの調子に戻され再び綾香に我慢を強いる刺激を智恵理が送り込み始めた。 笑ってしまう寸前まで追い込まれたにもかかわらずすぐにその刺激をやめてじれったい刺激の戻した智恵理の行動に、綾香は不本意ながらも目と口に力を込めて吐き出しそうになる声をグッと堪えて笑いを耐え忍ぶ顔に戻してしまう。 智恵理はその顔を見てパッと花が咲くように明るい笑顔を見せ、翻弄される綾香に無慈悲な言葉を投げかけていった。 「やっぱり私的にはこの我慢してる顔が一番好きですね♥ 出来れば悶えてる声とかも聞かせてもらえれば最高ですが……少しで良いので出してもらえませんか?」 「……ッっ!? ふ、ふざ……けんな! あんたのお遊びに……付き合う程……私はお人よしじゃ……ないわよっ! んっ!? くぅっっくっ……」 「えぇ~? 聞かせてくれないんですかぁ? 残念だなぁ~~? 悔しがりながらも私に逆らえずに仕方なくそういう声を自分から上げてくる……っていうシチュも中々良いかもって思いましたのに……」 「フ、フン! 馬鹿じゃないの? あんたがそこまで変態思考を持ってたなんて……思わなかったわ。そういうのはそこに居るあんたの主人にしてあげればいいんじゃ――はひっ!? いひっ! はひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁあぁあぁぁ!!!」 綾香の返答が言い終わる前に、言葉を遮る様に智恵理のくすぐり方が再び激しくなった。 「では、無理やり上げさせちゃいますね? コチョコチョコチョコチョコチョ~♪」 「あっっ、あはははははっっ!! やだっはははははははははははは! アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、ふ、筆の動きっっひひひひひひひひひひひひひひひひ 、は、早いっっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、ぶひゃははははははははははははははははははははははは!!」 カカトの手前から足指の付け根までを筆を振る程勢いで上下に素早く掠らせて刺激し始めた智恵理のくすぐりに、綾香は一切の我慢も出来ないままに笑わされた。 土踏まずの窪みから母指球の膨らみを一気に駆け上がり指の付け根へと辿り着いたら、今度は素早く来た道を帰って再びカカトの手前までなぞり上げていく。その一連の動きをものの1秒ほどで達成する程素早く行い、綾香が笑いを我慢できない程の強烈なくすぐったさを彼女に与える。 綾香はその突然切り替わった容赦のないくすぐりに、一秒たりとも我慢できず大笑いを吐き出してしまう。しかし、その笑いを見ても智恵理は喜ぶ様子を見せず、逆に募っていた不満を彼女にぶつけ始める。 「別に笑ってくださいなんて言ってないでしょう? ほら……我慢してください? 我慢できるでしょ? これくらい……」 智恵理は自分が語ったように綾香の笑う姿を楽しみにしていた訳ではない……彼女が笑いを我慢して悶えている姿を見るのを楽しみにしていた。 だから綾香の爆笑に興味がない……っという風を装ってはいるが、内心は綾香を笑わせられて満更でもない様子……。 その証拠に、手を一切緩めようとしない。それよりも攻め手は更に激しさを増すばかりだ。 「びゃっははははははははははははははははははははは、うあぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、そ、そんな理不尽なこと言うなぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! 我慢できないから笑ってんでしょうがっっははははははははははははははははは、いひっっひひひひひひひひひひひ、っはははははははははははははははは!!」 まるで机の裏に溜まった埃を掃き払うかのような動きで綾香の足裏をこれでもかと撫で回す智恵理の小筆……土踏まずは勿論、足指の付け根の母指球の膨らみも、小指球との間にある谷間も、指の股も、足指の先の方までも彼女の小筆は駆け巡りこそばしていく…… 「我慢できなくても我慢してください! でないと……もっと笑わせちゃいますよぉ? 良いんですかぁ?」 二本の筆を巧みに使って綾香の足裏を蹂躙し尽くす智恵理のくすぐりだが、彼女の言葉に誘われ“もう一人の攻め手”の方も手をワキワキさせながら綾香の背後から近寄ってくる。 「5分経ったからもういいわよね? 私も参加しちゃうわよ?」 背後に置かれた台座に足を乗せ綾香の背後に立った彼女は、そのように智恵理に告げると早速と言わんばかりに胸横から手を突き出して綾香の胸付近で指をくねらせてくすぐりのデモンストレーションをして見せる。 自分の胸前でそのような動きをして見せる鈴菜の手を見た綾香は、足裏のくすぐったさに笑い悶えながらも額に絶望の影を宿らせた。 「あれ? もう5分経ちましたぁ? 早いですねぇ……」 「経ったわよ。あんたが喋ってる間も時間は進めてあったんだから……」 「うわぁ……ズル~い! まぁ……でも、良いですよ……どうやら椿さんは笑うのを止めてくれないようですし……」 「それはあんたのくすぐりが強すぎるじゃない? そんなに容赦なく足裏を撫でられれば……誰だって笑うに決まってるじゃない」 「えぇ? そうですかぁ? 私的には挨拶程度のナデナデと思って責めてたんですけど……」 「それを“挨拶程度”だって言っちゃうんだから天然ドSは怖いわよね? しかもそのくすぐりを我慢しろなんて要求するんだもの……サドを通り越して鬼か悪魔だわ……」 「そんな事ないですよぉ! 私は椿さんの素敵な顔が見たかっただけなんですぅ! 皆さんもきっとそう思ってくれている筈ですもん!」 「はいはい……分かった分かった……。そういうのいいから……」 「なんですかその言い草! 大体、鈴音さんの方が私より何倍も――」 「それよりも、あと10分!」 「――っ!?」 「残りの10分でこいつの顎が外れるくらい笑わせ続けるわよ。くすぐりがいかに恐ろしいものなのかを嫌でも思知らせてあげたいからね……この馬鹿には……」 「……うわぁ……やっぱり鈴音さんが言うと……迫力が違いますねぇ……」 「あんたもしっかり責め立てなさい? 手なんて抜いたら……後で事務所の仕置き室に連れ込んで、こいつと同じ目にあわせてやるんだからね?」 「は、ハ、ハァ~~イ♥ 頑張りまぁ~す♪(こ、怖ぁ~~!)」 胸の前で両手の指先をくねらせて、綾香にこれでもかと言わんばかりにくすぐる手つきをを見せつけた鈴音はその手をゆっくり綾香の腋へと降ろしていき全ての指を彼女の腋窩へ着地させていった。 「はぎっっひっっ!? ちょ、ま、ま、待って!! 今そこは……やめ――」 鈴音の細くしなやかな指先が次々に剥き出しの腋肌に触れていくと、その感触だけで足裏のこそばゆさが吹き飛んでしまう程の嫌悪感を感じてしまう綾香。その嫌悪感は指先がそこに着地していくたびに倍に倍にと増殖していき彼女にジッとしていられない程のこそばゆさを植えて付けていく。 「あ、あっ、はっ!? や、やだっはっ!! 触られてるだけなのにッっ……もうこそばいっ!?」 鈴音の指はまだ綾香の腋に指を置いただけ……。しかし綾香はその指先の感触を意識すればするほどにこそばゆさが増していく。 「さっきは人差し指1本だけの刺激だったけど……今度は左右合わせて10本の指があんたのワキをくすぐり回すわよ~♥ どう? 嬉しいでしょ?」 鈴音の指先に僅かずつ力がこもり始める。綾香はその微妙な力の入り具合も敏感になり過ぎた腋の神経が感じ取っていて、これからすぐに訪れるであろう“あの刺激”への想像が膨らみ込んでしまう。 このまま指が動けば確実に“あの刺激”が全身に駆け巡り、我慢ならない声を上げる事となってしまうだろう。 そんな無様な事をしたくはない! 出来れば無反応を決め込んでしまいたい! 唇から血を流してでも歯を食いしばって漏れ出そうとする声を口内に押し留めておきたい! そう強く念じて目を閉じ口も力の限り閉じようとする綾香だが…… しかし、彼女のそんな儚い努力も……無慈悲な鈴音達のくすぐりの前には無に帰される事となる。 「ほ~ら♥ 少しづつ……指を動かしていくわよぉ? こ~ちょ……こちょ…………こちょ~?」 力のこもった指先が鈴音の言葉とシンクロしてゆっくりと綾香の腋の柔肌に食い込み、そしてそこをほじくる様に引っ掻きを始める。 鈴音の言う“少しずつ指を動かす”という言葉通り、その指達の動きはスローモーションをかけているかのようにゆっくり動いているが、そんなゆっくりの動きにも綾香は想像以上のこそばゆさをワキに感じてしまう。 ゆっくりながらも確実に“こそばゆい”と感じさせる指先の引っ掻き…… 綾香は目を閉じ顔を俯かせて肩を震わせながらその刺激に耐えようと必死になるが、徐々に動きを速めていく鈴音の指の動きに唇は大きく波立つように歪み、そこから最初の吹き出しを零してしまう。 「かひ!? アひはっ!? くぷっっぷっっ!!」 あの大笑いしていたさっきの綾香からしてみれば些細な吹き出しだが……この耐え切れずに口の隙間から出してしまった僅かな吹き出しを見た鈴音はニヤリと笑みを浮かべなおして、それを合図にとするように指の動きを突然素早く動かし始める。 「ピぎゃはッ!!? いひゃあぁぁぁあぁ~~っっはははははははははははははははははははははははははは、や、や、やだっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、やめっっへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、うひぃ~っっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、けへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 腋の窪みに溜まった汗を掻き出すかのような動きでワシャワシャと動く鈴音のくすぐりに、綾香は寸刻の我慢も叶わず口を大きく開いて爆笑を吐き出し始めてしまう。 「あぁ~あ……折角我慢できそうだったのに……残念ねぇ? そんなにコレ……くすぐったい?」 「だっっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、あぎゃっっはははははははははははははははははははははははは、く、く、くすぐったいっっひひひひひひひひひひひひひひひ!! くすぐったいに決まってるでしょぉぉ!! かはっっははははははははははははははは、いひぃっっ!!」 「へぇ~くすぐったいんだぁ? じゃあさ? 私のくすぐりと智恵理のくすぐりではどっちがくすぐったい?」 身体をバタつかせながら笑い悶える彼女に鈴音は無慈悲な質問を彼女に強いる。 「あひ~っひひひひひひひひひひひひひひひっぃひひひひひひひひひひひ、うはははははははははははははははははははは!! そんなの知るかぁぁはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、どっちも止めなさいよぉぉ今すぐぅぅふっふっふっふっふっふっふっふっふっふ!!」 綾香は自分で制御できない笑いの苦しさに身体を拘束台に打ち付けて止めろと主張を返す。 自分の聞いた事に素直に応えようとしない綾香の様子を見て、鈴音は口の端の口角筋を僅かに上げて笑みを浮かべ更なる無慈悲な言葉を彼女に浴びせる。 「どっちがくすぐったいかって聞いてんのよ? 私の質問にちゃんと答えないんだったら……もっと苦しくなるくすぐりをしてやるわよ? いいの?」 「あがっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、良いわけがないでしょぉがぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、うへひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 「だったら教えてぇ? ほら……どっちがくすぐったい? 智恵理? それとも……ワ・タ・シ?」 これ以上意地を張って抵抗しようとすれば鈴音は確実にその言葉通りの制裁を加えて来るだろう……こんな抵抗も何も出来ない身体にこれ以上の責め苦を与えられれば、これからの仕置きの本番を耐えられないかもしれない。綾香はそのように判断し、渋々ながらも彼女の質問に素直な意見を返す事とした。 「わ、わ、かったわよ! 認める! あ、あ、あんたのくすぐりは確かにくすぐったいわ! そこのバニーのくすぐりなんかより何倍もくすぐったいって認めるからっっはははははははは!! だからもうやめてっへへへへへへへへへへへへへ、せめて手を緩めてっっへへへへへへへへへ、はひぃっひいぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、かはははははははははははははははははは」 綾香の回答に鈴音は更に口角を上げて得意げな表情を浮かべ足元にしゃがみこんでいる智恵理を見下ろす。 「だってよ? どうやら私のくすぐりの方がキツいらしいけど……智恵理はちゃんとくすぐってるのかなぁ?」 鈴音の煽りにキッと睨みの目を作った智恵理は彼女を見上げつつも反論を返す。 「わ、私だってちゃんとヤってますよぉ!! ほら!」 「そんな筆に頼って遊んでるんじゃちゃんとやってるなんて認められないわね……」 「べ、別に筆に頼ってる訳じゃありませんよっ! 最初だし手でヤる程ではないかなって思ってただけです!」 「その結果、あんたのくすぐりは大したことないって思われてるみたいだけど……それでも良いんだ?」 「つ、椿嬢はそこまでは言ってなかったでしょ!」 「でも実際あんたの筆の刺激よりも私の手の方がくすぐったいって彼女言っちゃってるし……」 「あぁもう! 分かりましたよ、分かりましたぁ! 手でやればいいんでしょ? 手でやればっ!」 鈴音の煽りに半ば怒る様に筆を乱暴にポケットに仕舞い込んだ智恵理は、尻を浮かせる格好でしゃがみ込んでいた姿勢から床に尻を完全に付け胡坐をかいてその場に座り込みなおした。レオタードの格好であるが故脚の付け根のVラインが胡坐をかく事で恥骨さえも浮き出て見える程晒される格好となるが、智恵理はその様な事など気にも留めず目の前に晒されている綾香の足先に両手を伸ばしていった。