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メイド・イン・アンダーグラウンド⑤

5:綾先輩と私の足裏 「足の裏って……こんな風に……爪の先でツツツ~って触られると……飛び上がる程くすぐったく感じませんか?」  綾先輩はそのような事を話しながらも、その言葉通りの行動を私の足裏に施し始める。 「ぐひぃぃいぃぃぃぃっっ!? あぎゃはあぁぁぁぁあっぁっっ!!」  土踏まずの窪みが真っ平になるほど反り返った私の足裏を綾先輩の五本の指がス~~ッと爪を立てて撫でていく。その感触は、私が今まで友達や親姉妹に触られた記憶の何十倍もこそばゆく、私の想像したくすぐったさの何百倍もこそばく感じてしまい、私は苦痛に呻く様な悲鳴を上げ不自由な身体に無駄な力を入れて足を逃がそうと抵抗してしまう。  しかし……私の哀れな足は一切動かすことは出来ず逃げ出す事も出来ない。  どんなに暴れても、どんなに力を込めても巻かれた枷が私の足首を拘束台に固定し逃がそうとしてくれない。  そんな私の暴れっぷりを見て綾先輩は「そんなにくすぐったい?」と言わんばかりに不思議そうな表情を浮かべ首を横に傾ける仕草を見せるが、私が嫌がる様に首を横に振って見せるとまるで玩具を見つけた子供の様に嬉しそうな笑みを口元に浮かべ、再び私の足の方へと視線を移す。  そして、足指の根元付近まで移動させていた指達を再びカカトの側へと運び直し、2度目の撫で上げを行おうと土踏まずの直前の位置に指を再配置させ始める。 「次は……少し長めに……降りていくね?」  綾先輩はそのように告げると、先程同様爪を立てて土踏まずの部位に向け指を撫でさせ始めるが、先程と違い今回は各指をコチョコチョと動かしながらの撫で上げにバージョンアップされており私はその刺激にも大きな悲鳴を上げさせられる事となる。 「あぎゃは~~~~っっははははははははははははははははは!! うひゃ~~~っはははははははははははははははは、やめで! 綾先輩っっひひひひひひひ!! 指、動かしちゃらめれすぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!! あひゃっ! うひっ!! ニャハハハハハハハハハハハハハハ!!」  ただ爪の先で撫でられるだけの刺激でも今まで感じた事のないくすぐったさを味わったというのに、今度は指先を細かく動かしての無軌道なくすぐり方に変化してしまった為私の笑いを我慢しようという心は一瞬にして消し飛ばされ、再びあの女子らしくないワハハ笑いを先輩の前で披露する事となった。 「こ~ちょ、こちょ~♪ こ~ちょ……こちょぉ~♪ こちょこちょ? こちょこちょ? こ~ちょ、こちょ~~♪ どう? くすぐったい?」  まるで童歌でも歌うかのようにくすぐりの擬音を独特のリズムに乗せて口から出す綾先輩。彼女の手つきはその童歌のようなリズムに呼応して動くためある程度の動きの予測が出来てしまうが、それが予測できたからと言ってくすぐったさが静まるという筈もなく……私は彼女の楽しそうに口づさむ囃子に合わせて笑いという合いの手を打つことを強いられる。 「あはっっ! アハハハッッハハハハハハハハハ!! やめっっへ! そこっっ! そこ、くすぐったっっはははははははははははははははははははは、そこくすぐったいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ、いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ……」  先輩の指は先程とは違い中々足指の方まで降りていってはくれない。  私が最も触られたくないと思ってやまない〝土踏まずの中心”を何度も往復するように5本の指がモジョモジョ動き回り、私は綾先輩の指先から送られてくる“笑え!”という無言の命令に屈しゲラゲラと上げたくもない笑いを吐き出し続ける。 「こ~ちょ、こちょ♪ そうですか……ココがだめですか……。では、もう少しココだけをイジメる事にします♥ そ~れ♪ こ~ちょ、こちょ♪ こ~ちょ、こちょ♥」 「だひゃああぁぁっっ!? っはははははははははははははは、ダメですってばぁぁッはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! そこはホントに我慢できないんですってぇぇへへへへへへへへへへへへへ!!」 「我慢できないんですかぁ? へぇ~~~? それはいいことを聞きました♥ でしたらこういう刺激はいかがです? 人差し指に力を込めて~♪ カ~リ、カリ♪」 「ぎょへぇぇっっ!? あギひへェぇへへへへへへへへへへへへへっ!! ハギャアァッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、うへひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、指先でカリカリは駄目ぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへ!! ちゅち踏まずカリカリは駄目ぇぇへへへへへへへへへへへへ、いぎひぃ~~っ!? いひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「カ~リ、カリッ♪ カ~リ、カリッ♪ こちょこちょ、こちょこちょ、カ~リ、カリッ♥」 「ギャハ~~~ッッハハハハハハハハハハハハハハハ!! 組み合わせるのもダメぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへ!! こしょばいのとくすぐったいのが交じり合って頭おかしくなるぅぅふふふふふふふふふふふふふ!! うぎっははははははははははははは! あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 「カリカリ……こちょこちょ、カ~リ、カリ♪ こちょこちょ、カリカリ、こ~ちょ、こちょ♪」 「えがっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、わぁ~~っはははははははははははははははははははは、やめでぇぇぇぇ!! もう下に移動してくださいぃィひひひひひひひひひひひひひっひひひひひひひひひ、そこはもうやめでぇぇへへへへへへへへへへへへ!!」 「フフ……可愛ぃ♥ 由加里さんのそんな笑い方を見ていると……もっと……イジメたくなってしまいます……」 「ひぃひぃひぃぃっっ! も、も、もういいでしょ? はぁはぁ……土踏まずは……もう……許して下さい!」 「はい♪ コ~チョ、コチョ♥ カリカリ、カリカリ、こ~ちょ、こちょ♪」 「ぶひゃっ!? あぎゃはあぁぁっっ!!? やめでっで言ってるのにぃィひひひひひひひひひひひひ!! ふぎゃぁあぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」  普段は何を考えているのか分からない程無表情で無口な綾先輩だが、この時ばかりは彼女の本性が現れるようで……口下手とは思えない程の責め言葉を口から吐き、実に表情豊かに私の笑い悶え様を見て喜んだり意地悪な顔をしたりと普段とは違う一面を見せている。  そんな普段とのギャップが大きい彼女の責めを受けるうちに、私は何とも言い知れぬ妖しい情動に心の奥が侵食されていく感覚を覚える。  肺の中の空気を吐き出し尽くすほど笑わされ続け……反射的に繰り返す無駄な抵抗による体力消費も相まって、意識が飛んでしまうのではないかという程の苦しみを受けている筈なのに……その情動は私の淫らな妄想を掻き立てる陰部を刺激してやまない。  苦しく辛い筈なのに……  自由を奪われ、拘束されているという不安に苛まれている筈なのに……  この……普段とは別の姿を見せる綾先輩のギャップに……彼女の隠された一面を垣間見れた気がして……嬉しさといやらしさが同時に私の感情を揺さぶってくる。  彼女って……こんなに積極的に指を動かせたんだ……  彼女って……こんなに流暢に言葉を喋れたんだ……  彼女って……こんなに意地悪な性格を裏では持っていたんだ……  様々な新発見が彼女の責めから垣間見られ、私は責められながら不覚にも彼女への興味が高まっていくのを感じてしまう。  どれだけ意地悪になれるのだろう?  どれだけ私の事をイジメたいと思っているのだろう?  というか……いつも仕事中にそのような妄想を私に抱いていたのであろうか?  普段から……私の事を……こんな風にイジメたいと……思ってくれていたのだろうか?  私は……瑞穂先輩ほど気軽に話しかけて来てくれるわけではない綾先輩の事が……正直、少し苦手だった。  何を考えているか分からない……話しかけても反応が薄い……いつも無表情、無感情……  そんな彼女に対して私は……どこか不気味さも覚えていて近寄りがたく思っていた。  きっと私に対して興味など持っていないだろう……と、その様に考える様になっていた。  でも今の彼女は……私にしっかり興味を示してくれている。  無様に笑い苦しんでいる私の事を“可愛い”と評してもくれている。  くすぐりによる苦しみとは別に……その事だけは……なんだか嬉しい。  不気味だと思っていた先輩の素顔が……実はこのように表情豊かであった事を知れた事、くすぐる事に関してこのように積極的になれる人なんだと知れた事は……責めの苦しさ云々よりも嬉しさの方が勝る。  嬉しくて変な感情が芽生えそうになるのだけど…… 「アギャ~~~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! うへひゃははははははははははははははははははははははは、かひひひひひひひひひ!? ま、ま、また責め方が変わってるぅぅふふふふふふふふふふふ!! うへひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ……」  その芽生えそうになる感情を意識しようとすると、決まって綾先輩のくすぐりに変化が訪れて私に新たなこそばゆさを与え固まりかけようとしていた私の意識を飛ばしにかかってくる。 「ま~る描いて、コチョコチョコチョ~♪ ま~る描いて~~コチョコチョコチョ~♪」  今度は私の足裏全体の縁を人差し指で大きくなぞっていき、丸……というか足裏の形に沿った楕円を描き、線が繋がったらその中央である土踏まず部分に全ての指を集め一斉にくすぐり責めを行う……  この責めにより私の頭の中は「くすぐったい」という思いで一杯になり、何も考えられなくなってしまう。  足裏の周囲を指でなぞられるだけでも恐ろしくこそばいのに……その円を描き切った後に襲ってくる全ての指での総攻撃はヤバイ。  足の周囲をなぞる事でこれからくすぐられるという意識をより強く持たされ警戒しようとするのだけど、その警戒した分だけ緊張が高まり足裏が敏感になってしまう。そんな敏感にさせられた足裏を全ての指で思いっきりくすぐられるものだから、私に与えられるこそばゆさは普通にくすぐられるよりも数倍は強く感じる! 「ギヒャアァ~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハ、うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、ダメッっへへへへへへへ!! コチョコチョだめぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへ、そのコチョコチョだめぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」  こんなくすぐり方を……未だかつて味わったことがない。 「ま~~る描いてぇ~~~♪」  先輩のあの細い指先が足裏の縁をいやらしくなぞり上げるだけで私は悲鳴を上げる程のゾワゾワした寒気を全身に走らせる。 「ひぎぃぃぃっっ!? も、も、もうやめで!! 私の足裏の縁をなぞらないでぇぇぇへへへへへへへへへへへへ!! ひぃぃぃっっ!!?」  そしてその指が足裏の縁を一周し円を繋げると…… 「こ~ちょ、こちょこちょこちょ~~♥♥」 「いぎいぃぃぃぃぃぃぅっ!!? ヒギャァ~~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、うはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、こしょばいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ!! あじの裏が滅茶苦茶こしょばいぃぃぃっっ!! だひゃ~~~はははははははははははははははははははははは!!」  先輩の全ての指が土踏まずに一旦集結し、囃子言葉と同時にあちらこちらに散らばってランダムに指先を動かしてくすぐり始める。 「アハっ!? あはぁぁ~~~っははははははははははははははははは、ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、えひひひひひひひひ、くひひひひひひひひ……」  そして、暫くくすぐると僅かな休憩を挟んでまた人差し指でのなぞりが再開される。 「また、まぁ~~~るを描いてぇ~~~♪」 「だひゃっ!? も、も、もういいですって! はひっ! うひひっ!? も、も、もう……やめ……」  この緩急のついたくすぐり……これは回を重ねるごとに私の足裏の感度を高めていくようで……  2度3度と繰り返されれば、どのようなくすぐったさが足裏を襲うか想像がつくため余計に足裏を緊張させ無駄な警戒を強めてしまう。  その緊張が感度を更に上げてしまい……結果として先程以上に彼女の指に過剰なこそばゆさを感じるようになってしまう。  同じような刺激の感じ方を繰り返すだけなら刺激に慣れが生じてもおかしくないのだけど……この様にさっきよりもくすぐったく感じたから今回はもっと警戒をしよう! と勝手に備えてしまう自分の防衛本能が結果的に感度をまた上げてしまう事に繋がり、それを繰り返される度に感度が上がってしまうという負のスパイラルに陥ってしまう。   「こ~~ちょ、こちょ、こちょこちょこちょこちょ~~♪」 「ギャハアァァッッッハハハハハ!? いぎゃははははははははははははははははははははは、うははははははははははははははははははは、もうやだぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、全然我慢できないぃィひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  あの僅かに挟まれる休憩とその後に行う指なぞりのせいで、毎回刺激のリセットが行われくすぐったさに慣れることが全く出来ない。慣れるどころか毎度感度が引き上げられて行くため私の足の裏は今や剥き出しにされた“陰核”を触られているかのような激しいくすぐったさに苛まれる事となっている。  陰核などと……その様な卑猥な言語を頭の中で浮かべたくはなかったけど……  だけど私の頭は彼女のくすぐりに馬鹿になるよう追い込まれてしまっている為、その様な言葉しか思い浮かばなくなってしまっている。  足の裏と陰核(クリトリス)がどんな風に繋がるんだ? と、今にしては思うが……私の馬鹿になった頭はなぜかそのような性的な言葉と結びついてしまったのだ……別にそのような言葉が好きでも何でもない普通の生活を健全に過ごしてきたはずの私なのに…… 「だひゃ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、うはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! ゲホゲホ!! いひぃ~~~っっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、た、たしゅけてぇへへへへへへへへへへへへ!! ハァハァ……もう……おかしくなりそう……」  そして……また……休憩が挟まれた。 「はぁはぁはぁはぁ……ひぃ……ひぃ……ひぃぃ……」  私は笑わされた時に失った酸素を集める為に大きな呼吸を何度も繰り返す。  触られていない足の裏は綾先輩の指の感触を思い出すかのようにジンジンと熱く痺れ、手は止まっているのに勝手にくすぐったさを思い出しむず痒さを足裏全体に広げていく。  また……あの“縁なぞり”が開始される……  もう……その様に想像するだけで、今度は足裏の端の方がウズウズと刺激を待つように疼くようになってしまった。  またなぞられるから……警戒しなくては! と、私の足裏は勝手に防御の姿勢を取り始める。  いつ触れてもいいように……刺激の強さを思い出しながら……。 「ま~る、描いて~~~」  綾先輩の囃子言葉が始まった! ……来る!! っと思わず目を瞑って緊張を最大にして襲うであろう刺激に警戒を始めると…… ――ツツツ♥ 「アげヒッ!!? うひゃはっ!?」  次の刺激は足裏からではなく……遠く離れた上半身の方から先に送られ、私は思わず驚きの悲鳴を上げてしまう。 「綾ちゃんの足裏責め……しっかり堪能できたでしょ? 今度は私の方のくすぐりも存分に味わってね? ほら……いくわよぉ~~?」  いつの間にか私の背後に回り込んでいた亜理紗お嬢様。  彼女は私の背後から手だけを突き出して私のワキに人差し指を突き立て、綾先輩の囃子歌に合わせる様にワキの輪郭をその指でなぞり始めた。 「お、お、お嬢様っはっ!? ま、ま、待って!! まさか二人同時にくすぐるつもりじゃ……ひっ!? アヒャンっ!?」  同時に綾先輩の足裏縁なぞりが再開される。  ワキと足裏……遠く離れた両者を同時になぞられ、私のくすぐりに対する感度は更に跳ね上がってしまう。  足裏のムズ痒いなぞり上げも寒気を催すほど気色悪いが、ワキの縁を触っていく指のなぞりは更に気色悪さに拍車がかかっている。  どうしようもないもどかしさに身体は拒否反応を起こしガクガクと震え始めるが、お嬢様と綾先輩は構わずになぞりを繋げようと進める。 「こ、こ、こんな状態で同時にくすぐられたら私っっ!! も、も、もう我慢なんて出来ないし……頭がどうかなってしまいますっ!!」  二人の指が同時に円を描き切る直前でそのように言葉を吐いた私だけど……お嬢様はそんな私に無慈悲な言葉を返して私を絶望させる。 「我慢なんてする必要は無いの。これは罰だから……♥ 貴女は笑うだけでイイの。頭がどうかなるくらい笑い狂ってちょうだい? それが……貴女に与えられた唯一の償い方なんだから……」  ドクンドクンと心臓が異常に早く鼓動する。  この指達が円を描き切ったら……その後はどれほどの責め苦が私を襲うのか……想像できない。  想像出来ないから……怖い! 怖いから……緊張する! 緊張するから……  緊張するから……感度はもっともっと上がってしまう!  まるで……蟻地獄に落ちたかのように……  私の“苦しみたくない”という意思とは真逆に……身体の感度は勝手に高まっていってしまう。  苦しむことになると分かっていながら……


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