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メイド・イン・アンダーグラウンド⑯~深淵~

16:深淵 「ビャ~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、うはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、えひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  綾先輩の背後から手を伸ばし……彼女の伸びきっていて緊張しきったワキ筋をほぐしてあげるかのように、指の先だけをモニョモニョと動かして先輩の急所をイジメ始める私。その刺激が送りこまれるや否や綾先輩は我慢のがの字も見せることなく盛大に吹き出し、瞬く間に雪崩の様な笑いを次々に吐き出し始めた。 「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、わ、わ、わきぃぃ~~~っひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、わぎぃぃ~~こちょばいぃぃぃっっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、にゃは~~っははははははははははははははははははははははは!!」  普段の大人しく物静かな人物像は仮面であったのかと思えてしまう位に綾先輩は大口を開いて目をだらしなく垂らせ大笑いを返してくれている。私はその彼女らしからぬ豪快な笑い方を間近で見ることが出来、ついつい嬉しくなりすぎて責める手をさらに強めてしまう。 「ギャ~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハ、はぎゃははははははははははははははははははははははワキ筋モミモミしちゃだみぇぇぇへへへへへへへへへへ、それ耐えらんないぃィひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「え? モミモミは嫌ですか? じゃあ~~~~、次はコリコリしてあげます♥ ほ~ら、コリコリコリぃ~~♥」 「だぎゃ~~っはははははははははははははは、うぎゃはははははははははははははははは!! それ同じぃィひひひひひひひひひひひひ、やってる事同じぃィひひひひひひひひひひひひ、いきゃははははははははははははははははははははははははははは!!」 「同じじゃないですよぉ~? ほら、さっきはワキの端をほぐすようにモミモミしてあげてたでしょ? 今はワキの端を指先で摘まんで~~筋張った腋の筋肉を指先に力を込めて強く揉み込んでいるんです♥ どうです? こっちの方が効くでしょ?」 「だひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、アハヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!! 解説しないでいいからやめでぇぇへえへへへへへへへへへへへへへ!! こんな触られ方されたの初めてでどう反応して良いかわかんにゃいぃィひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「“どう反応して良いか分からない”だなんて……先輩ってばまるで……私のくすぐりに頭で考えて反応を返そうとしてるみたいですねぇ~? くすぐったいっていう刺激って、そんな知的な部分を保てるような刺激じゃないはずですよぉ? もっと本能剥き出しに笑ってください? ほらぁ! 何も考えずにもっと笑ってくださいよぉ~! ほらほらぁ!!」 「ギャ~~ッハハハハハハハハハハハハ、あひゃ~~っははははははははははははははははははははははははははは、ワキ壊れるぅぅふふふふふふふふふふ!! そんにゃに掻き毟ったら、わたじのワキ壊れちゃううぅふふふふふふふ!! ダヒャッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、うはははははははははははははははははは!!」   私の手は彼女のワキ筋を的確に摘まみ、そのワキ筋のラインから離れないよう筋の盛り上がりを辿りつつ上下に指圧する範囲を広げワキの窪み~胸の横付近に至る筋を順番にモミモミとほぐし回ってあげた。  その刺激は綾先輩が未だかつて経験したことのないくすぐったさであったようで……この刺激に対して彼女はどう振る舞っていいのか分からず、激しく上半身を嫌がる様に左右に振り乱そうと暴れ回らせようとしていた。  しかし、手の枷の押さえつけと太腿に巻かれたベルトのせいでその動きは最小限に抑えられてしまっていて、身体を僅かに左右に傾ける事は出来ても私のくすぐりから逃れるには決して至れず……彼女の腋は私にくすぐられたいと願うかのように晒されたまま無防備を強いられ続けていた。 「うわぁ~~♥ 綾ってばめっちゃくすぐったそうに笑うじゃん♥ どうやらゆかっちのくすぐりがクリティカルヒットしちゃったみたいね? 私もこんだけ笑わせられるように頑張らなくっちゃ♪」  足先から顔を覗かせながら私の責めと綾先輩の反応を同時に見ていた瑞穂先輩は、そのような言葉を掛けつつも腋よりも徹底して無防備を強いられている綾先輩の“足の裏”へ向けて両手を改めて近づけさせていった。 「あぁ~~あ、こんなに汗までかいちゃって~~♥ 足の裏がテカテカしちゃってるわよぉ~?」 「はひゃぁあぁははははははははははははははははは、それ汗じゃないぃぃひひひひひひひひひひひひひひひ!! 瑞穂が舐めたからぁぁはははははははははははは、さっき瑞穂が舐めたから濡れてぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「満遍なく濡れちゃってるから……指を這わせたらきっと滑りが良くてくすぐり易いんだろうなぁ~~♥ ほら……土踏まずのトコなんて……こんなに念入りに汗かいちゃってるんだよぉ? まるでココを触って欲しいって言ってるみたいじゃない? フフ……可愛い♥」 「だひゃ~~~ひゃひゃひゃひゃひゃ、だかりゃ~~! それ舐めた跡だからぁぁははははははははははははははははは、瑞穂がさっき舐めたからっっははははははははははははははははははは」 「もぅ! うっさいなぁ~~! どっちだって良いでしょ? そんな事! ……それよりも♪ 濡れまくってる足裏の方を気に掛けるべきじゃないの? ほら……滑りが良くなってるって事は……くすぐったさも倍増してるかもしれないわよぉ~? あんたのヨワヨワな足の裏がぁ~~♥」 「ひぎぃぃひひひひひひひひ、や、やめでぇぇへへへへへへへへ!! 変な事言うのやめでぇぇへへへへへへへへへへへへへ!! そんな事言われたらっっははははははははは、想像しちゃうぅぅ♥ 瑞穂のくすぐり……想像しちゃうぅぅふふふふふふふふふふ♥」 「フフフ♥ 想像だけで済むと思ってないでしょうね? 本番はこれからよぉ? ほら……まずは人差し指だけでなぞってあげる♥ 反り切った母指球のてっぺんから……土踏まずの窪みまで、一気に……なぞり下ろしてあげるんだからぁ♥」   足裏の状態を巧みに責め言葉に盛り込みながら瑞穂先輩は両手の人差し指をピンと伸ばして綾先輩の足裏上部へと近づけさせていく。残念な事に彼女がどのようにくすぐるつもりなのか私の視界からはそれを覗く事は叶わないけど……彼女の言葉を元に想像を膨らませ今彼女が何処をどのように触っているのかを想像してしまう。 ――チョン♥ 「だ、ギャはァ~~~~~~~~~~ッっ!? ひゃめっっ!!」  綾先輩の反応を見るに……瑞穂先輩の指先が足裏の母指球の膨らみに着地した刺激を受けたのだろうと想像できる。私は瑞穂先輩の責めに対する綾先輩の反応をもっと見たいと思い、ワキのくすぐりをしばし止め、先輩のくすぐりを想像を交えながら見ていく事にした。 ――ツツツ…… 「にゃはっ!? あひゃひゃ!! ちょ、指っひひ! 動かさないでッっへへ!!」  今、彼女の指が足裏をのなぞるべく動き出したのだろう。綾先輩の上半身が寒さを感じ取ったかのようにビクビクと震え始めている。 ――ツゥ~~~~~♥ 「にょほっっほっっひ!? おひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!? アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!! や、や、やめっっ!!」  きっと指の動く速さは意地悪なほどゆっくりなのだろう……。瑞穂先輩の意地悪な顔がそう物語ってる。 「はっっ、はひゃぁっっははは、くしゅぐったっっっははははは!! 瑞穂の指ぃ、くしゅぐったいぃぃひひひひひひひひ!! ひっ!? はひっッ!?」  母指球のあの大きな膨らみを下り終え……土踏まずの窪みに差し掛かる頃合いだろう。綾先輩のフニャフニャになっていた顔が急に緊張するかのように固まった……。 「フフフ……♥ どうしたのぉ? そんなに真面目な顔になっちゃってさぁ~~? ほらぁ……笑おうよぉ? コレが好きなんでしょ? ほらぁ!」 ――スッ……コチョコチョッっ♥ 「ブッっ!? ハぎゃッ!? ひぎっっっっっっ!!?」  指が一気に土踏まずの弱点に滑り込んだ! そして、その弱点の部位に入り込んだ指先が右に左上に下にと動き回って刺激を始めたのだろう……綾先輩はその刺激に顔を真っ赤に染めながら吹き出すのを我慢しようとしている。 「ほ~~らほら、笑え~~~♥ 笑え~~笑え~~♥ コ~チョ、コチョコチョぉ~♥」  クククと肩を震わせて下を向く綾先輩……。でも、その我慢はすぐに限界が訪れてしまったようで…… 「ぷひゅっ! うぷぷ……くふっ! うぐっっっふ! ふふ……」  徐々に口の端から漏れ出始める笑い……それでも綾先輩は必死に口を閉じようと口角筋に力を込めているのが見える。 「ゆかッちに笑わされたばっかりだっていうのに頑張るわねぇ~~? じゃあ、これはどう? 指全部を使って~~~土踏まずの肌を~~♪ ワシャワシャワシャ~~♥」 「ギャハッ!!?」  くすぐり方を変えた瑞穂先輩の手つきに綾先輩は思わず盛大に吹き出してしまい、そして…… 「ギャははは八ッ!? あぎゃ~~っははははははははははははははははははははは!! やだやだやだぁあははははははははははあははははははは、それヤだぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、こちょばいぃぃぃっっひひひひひひひひひひひひひひいっひひひひひひひ、うへっひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  ワキの時以上の声量で彼女は笑い始めてしまった。 「ヒギャ~~~~~ッッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、瑞穂がわだじの土踏まじゅをゴジョゴジョしでるぅぅふふふふふふうふふふ!! わだじの弱点をゴジョゴジョじでるぅぅぅぅ!! ぶひゃ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」  激しく上半身を左右に振り乱し、顔も身体とは逆の方向に捻る様に互い違いに振り乱す。  彼女がどのようなくすぐったさに苛まれているのか想像するだけで寒気さえ催してしまいそうになるが、そんな彼女も上半身はこんなに暴れさせている割に下半身はまるで動かそうとする気配を見せていない。 「おひゃ~はははははははははははははははははは♥ あははははははははははははははははははははははは、指がぁぁはははは、指が弱いトコ当たってるぅぅふふふふふふふふふふ!! わだじの笑いツボをこしょぐってるぅぅぅぅ!! やだぁ♥ っっははははははははははは♥」  太腿に巻かれたベルトに加え足首の枷もあるから暴れても無駄だというのは考えなくても分かる事だけど、くすぐったい刺激に苛まれている最中はそんな事を意識することなく脚も一緒に暴れさせようとするのが普通だ。  分かっていても勝手に暴れてしまう……そういう刺激がくすぐりである筈なのに……綾先輩はまるで瑞穂先輩のくすぐりを邪魔しないようにするかのように足の動きを自ら抑えきっている。  これは意識してやってる事なのか? それとも……本能で……瑞穂先輩にくすぐられたいという本能がそうさせているのか……  分からない……分からないけど、もしそうだとしたなら凄い事だ。  想い人の為に身体の反射行動まで抑制出来てしまうなんて……物凄い事だと私は思う。  余程……好きだったのだろう。  余程、好きだという思いを隠し続けて来ていたのだろう……。  その想いが態度に現われている。瑞穂先輩は気付いていないだろうけど……私はその反応の裏に彼女の愛の深さを密かに感じ取ってしまった。 「ブヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハ、えはははははははははははは♥ こしょばいぃぃひひひひひひひひひひひひ♥ くしゅぐったいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ(もっとしてぇ♥)へへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ」  なんだか……嫉妬してしまう。  いや、愛や恋などの感情で嫉妬の感情が湧いたのではなく……  瑞穂先輩のくすぐりが“特別だ”と言わんばかりの態度をする彼女に……なんだか怒りの様な悔しさの様な感情が芽生えてきて……瑞穂先輩のくすぐりに嫉妬の感情が浮かび上がってきてしまう。  私のくすぐりでは……そういう反応をしてくれないのに……瑞穂先輩の時だけ特別感を出しちゃって……  なんか悔しい! 結局の所……使い分け出来る程の余裕が彼女にはまだあるという事だ。 「ふひ~~~っひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ィぃ♥ あはひゃあぁぁ~~はははははははははははははははははははははは、くひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  くすぐりって……それで良かったっけ?  くすぐりに笑わされるって……そういう甘いものだったっけ? 「はひゃあぁははははははははははははははは、んんっ♥ んふぅぅ~~ふふふふ♥ くふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ……」  違う! 私が味わったくすぐりは……そんな色恋を形に出来てしまう程甘いモノではなかった筈!  もっと……こう……頭が真っ白になって……忍び寄ってくる酸欠の恐怖に震えるような苦痛を味合わせるのが……最終的に解放された時の気持ち良さに繋がっていたように感じていた筈。  ……今の彼女へのくすぐりは……まだ“責め”に至れていない!  彼女に真の責めを味わって貰えていない!  だったら……今から教え込んであげなきゃ……  くすぐりという刺激が……どこまで人を絶望させるに至るか……彼女に教えてあげなくちゃ!  だって……その先に……真の快感が待っているのだから……  私はそれを味わうことが出来たのだから……綾先輩も……瑞穂先輩の愛をもっと受けたいと思うのであれば……もっと苦しまないとダメだ!  されたい事だけをされて気持ち良くなるのは……真のくすぐりプレイでは……ない気がする……から……♥  嫌がって貰わないと♥ ですよね? お嬢様ぁ? 「おっ? 瑞穂さんと綾ちゃんのくすぐり、くすぐられを見て……由加里さんの目の色が変わったみたいね……♥ もしかしてくすぐりの深淵を覗きたくなった感じかなぁ? ね、どう思う? 佳苗~?」 「えぇ……私達も通った道ですから……由加里さんにもその時が来たのかもしれませんねぇ~♥」 「自分の思うくすぐりプレイの理想や形……。その考えを押し付けてプレイに臨む……。それも一つのプレイの形よね?」 「そうですねぇ♥ 自分の考えが正しいって思いながらの責めは……より一層責め欲が増して気持ちの良いものですからぁ♥ プレイに深みが出て……私は好きですぅ♥」 「くすぐりプレイに作法やルールなんてないわ。お互いが気持ち良くなれれば……なんだって良いの♥ 気持ち良くなる為だったら責め側も想像を膨らませてシチュエーションに酔うべきなのよ……それがくすぐりプレイの深淵……」 「どう考えようが……どう思おうが自由♥ 責める側は責め欲を高められればそれでよし。受け側はその責めをいかに気持ち良く受け取れるかを考えればいい……。結局は、お互いの欲望のぶつけあいで成り立つプレイなのですからね♥」 「考えなくてもそこんとこは本能が勝手に理解してプレイに勤しむものだけど……」 「それを意識するというのも……責め欲が高まって良いですよねぇ?」 「由加里さんはとても良い“攻め手”になる素質があるわ♥」 「いえいえ……彼女は“受け手”としても最高の逸材になってくれると思いますよぉ?」 「どちらにしても……これからが楽しみね♥ くすぐりを通して……どれだけ私達を満足させる存在になってくれるのかしら……今からホントに楽しみ……♥」 「えぇ……私も……是非彼女に責められてみたいと思ってます♥」 「あっ! 私だってそう思ってるわよ! 次の順番は1度飛ばされた私の筈だから……明日は私が受け手に回ってやるんだから!」 「えぇ~~ズルいですぅ! 私も混ぜてくださいよぉ~~♥」  いつの間にか私達から距離を取って何やら私達の責めを見つつ小声で話し合っているお嬢様と佳苗さん……。  そんな二人は、私の至った結論に賛成の意思を伝えるように私の顔を見てにこやかな笑みを浮かべ首を縦に振っている。  私はその頷きを見て増々胸の奥に宿った邪悪な責め欲を滾らせ、再び綾先輩の伸びきったワキに両手を這わせに向かった。  次は、容赦などしてやるものかと……心に誓いを立てながら……  ゆっくり……指をワキワキさせ……  汗が気化し湿った体温を感じられる……綾先輩の艶めかしい腋に……  その意志と力のこもった指先が……今……


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