メイド・イン・アンダーグラウンド⑱~エピローグ~
Added 2022-03-29 14:11:47 +0000 UTC18:エピローグ あれから綾先輩と瑞穂先輩の仲がどう進展したのかは……直接聞いていないから本当の所は分かっていないのだけど…… あんなことが起きた数日後には二人ともすっかり普段通りの立ち振る舞いに戻ってしまっており…… 瑞穂先輩は相変わらず仕事をサボって私に無駄話を持ち掛け……結局佳苗さんに見つかって説教を受けるというローテーションを踏んでいるし、綾先輩も綾先輩で……何を考えているか分からない無表情を浮かべながらも佳苗さんに怒られている瑞穂先輩を尻目に自分の仕事を淡々とこなすサイクルを繰り返している。 一見すると私が雇用された時に持った二人のイメージそのままの日々を繰り返しているかのように思えるが……それでも、やはり二人にとってはあの日の出来事は特別な事だったのだと思えるような瞬間を時折見る事が出来るようになった。 綾先輩は、怒られている瑞穂先輩を“見ていない風”を装っているけど……実はしっかり横目で彼女の動向を追っている場面が有ったり……瑞穂先輩も先輩で綾先輩に話しかける時はワザワザ肩に手を回して自分の方に彼女を引き寄せるように腕で囲って、近い距離で話をしていたり…… そういう……日常的な微妙な変化を見るだけでも二人の関係が良好なものになんたのだろうなぁ~と思えるのだけど…… それとは別に驚くべき変化が日常の裏の方では起きていたりもする。 その変化とは……なんと! “あの”あれだけ参加するのを嫌がっていた瑞穂先輩が、夜のプレイの時間に顔を出すようになったのだ! 綾先輩が受けを行う時だけ、という限定的な参加の仕方を条件に出しているのだけど……お嬢様や佳苗さんは別にそれを駄目だとは言わず、その条件で彼女の出入りを自由としてくれたようだ。 綾先輩が拘束される日の情報を一体どう仕入れているのか? という疑問を最初は持っていたのだけど……まぁ、毎夜毎夜お互いの部屋を行き来るしている仲なのだから本人から直接聞いているのだろうと……思うようにし、二人の仲が盤石になったのだと私は勝手に妄想を膨らませる日々を送っている。 私は今でも毎日……屋敷の掟を破ってはあの地下室へくすぐりを求めて出入りをしている。 責める時も……責められる時も……夜は自分の欲望の赴くままプレイを楽しんでいる。 そんな私にも、実は今度……“後輩”が出来る事になった。 お嬢様いわく、「由加里さんではストッパーにはなれないから、また新しい子を入れる事にしたの」との事だが…… お嬢様には申し訳ないけど……その後輩ちゃんは……きっとまた私と同じように“掟”を破って地下を覗きに来る事になると思ってる。 だって、私が……そういう風に……導きたいと思っているんだから♥ 「……………………」 掟を破った後輩ちゃんをくすぐってイジメる先輩かぁ……それもイイかも♪ いや、逆に……後輩ちゃんに逆襲されるっていうシチュも捨てがたい……写真を見る限り気が強そうだし……責めに回ればドSに責めてくれるかもしれない♥ もしくはお嬢様や佳苗さんに責められる姿を見るのも悪くないだろうし……綾先輩や瑞穂先輩はどんな風にイジメるのか興味がある♥ 勿論その逆見てみたい! 後輩ちゃんがお嬢様を責め抜くシチュや、佳苗さんを滅茶苦茶にしちゃうシチュなんかも…… 「……由加里さん? 由加里さんってばぁ!」 「ひっ!? お、お、お嬢様ぁ? いつからそこにぃ!?」 「“お嬢様には申し訳ないけれど”とか言い始めた所からよ……」 「あ、あれ? 私もしかして……口に出してましたぁ? 今の……」 「全・部! 出・て・た!」 「う、うわ……ヤバ……」 「由加里さぁん? 新人は何のために雇うのか……ちゃんと教えましたわよね?」 「あうっ!? お、お嬢様が……お嬢様言葉に……」 「分かっていてプレイに誘おうって言うのでしたら……こちらにも考えがありましてよ?」 「ひぃ! お、お、怒ってます??」 「裏の掟に由加里さん用の掟をもう一つ追加しておきます!」 「うぇ!? わ、わたし用の……掟ぇ??」 「今後、新人をそそのかして地下室を覗かせようとした者には……」 「者……には?」 「罰として、全裸にひん剥いて全身くすぐり責めの刑を課す事とします♥」 「ひぃぃ~~~~! 全裸にされて……全身くすぐり責めぇぇ~~♥ 怖い~~~♥」 「あぁ! 何喜んでいるんですのぉ? まさか由加里さん……破る気満々じゃないでしょうねぇ?」 「そ、そんなぁ~~まっさかぁ~~♥ アハハ……」 「言っておきますけど……この罰は、三日三晩連続で行うつもりですからね! その時は瑞穂さんも呼んで全員でコチョコチョ漬けにしてあげます!」 「う、うわぁ~~~♥ 皆にコチョコチョされるんだぁ……私の身体中を……動けなくさせられて……無防備な私の身体中を♥」 「こ、こらっ! 昼間っから妄想するなっ! そういう意図があって言ったんじゃないのよ!」 「うひゃ~~~♥ どうしよ♥ ワキとか……足の裏とか……脇腹とか……全部ですよねぇ? うわ~~ひえ~~♥」 「もう!! だからストッパーとなる新人が欲しいって思ってるのにぃィ!!」 「……でも、楽しみですよね? お嬢様も……」 「……むぐっ!?」 「あんなに気が強そうな子を……笑わせて……屈服させられれば……さぞかし気持ちが良いでしょうね?」 「むぅぅぅぅ……うぅ……」 「良いですよ? 罰は……甘んじて受けさせて貰います♥ でも……その代わり……」 「……何よ?」 「後輩ちゃんの調教は……私にやらせてください……ね? お・嬢・様ぁ♥」 私とお嬢様と、メイド長…… 瑞穂先輩と綾先輩…… そしてこれから来るであろう後輩ちゃん…… 忙しいような忙しくないような毎日の雑務に…… 奇妙な掟と奇妙な地下室での奇妙な遊びの時間…… それら……人、物、出来事……その全てが、私のメイド生活であり私の人生を構成する一つとなった……。 私はずっとこのお屋敷でメイドとして仕える事になるだろう。 いつまでも……私が笑える限り……いつまでも…… いつまでも……いつまでも……。 『メイド・イン・アンダーグラウンド』~Fin~
Comments
ありがとうございます。最初はコレかスパイ物とどちらを進めようか迷いましたが、応援のお陰もありまして無事完成までこぎつけました。次回作も気合いを入れて書いていきますので、応援していただければ嬉しいです✨
ハルカナ
2022-03-29 14:49:31 +0000 UTCメイドインアンダーグラウンドめちゃくちゃ良かったです!!後輩ちゃんがくすぐられる後日談みたいなのがあったら良さそうですね!またハルカナさんの新作楽しみにしてます!!
toshi0325monst
2022-03-29 14:16:26 +0000 UTC