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ザ・ドッグトレーナー #5『初めての拘束』 (⇔4)

#5  「えっ!? 服を……脱ぐの? どうして??」 「当然ですわ♥ これから感度チェックをするのですからぁ……♥」 「い、いや! くすぐるだけでしょ? だったら別に服まで脱ぐ必要は……」 「服を脱いだら、そのベッドに横になって下さいまし? チェックがしやすくなる様拘束しますのでぇ……」 「は、はぁ?? 拘束?? 何で拘束までする必要があるのよ!?」  感度チェックを行うと告げたソフィアは、早速と言わんばかりに進行をエリナにバトンタッチをし、自分は彼女のサポートをする様にリサの背後から上着の裾に手を掛け、それを捲ろうと構えを取った。  その時点であなたも地下室から去り、上の階にあるモニタールームを通して彼女達の調教の様子を観察する事となった。  彼女達に指示を出す役目であるあなたまでその場に留まれば、依頼品に変な警戒を与えてしまう。それに……依頼品の目の前で指示を出す姿を見せていては、依頼品と調教師の関係性が悪くなりかねない……。結局あなたの指示なのだと悟った依頼品は、調教師を恐れずあなたを恐れるようになってしまう……そうなると、ソフィア達の言葉に威厳が無くなってしまう。  だからあなたは告知の段階までは彼女達を見守るが、それを終えたらこのモニタールームへと引きこもり、依頼品に姿を見せないよう心掛けているのだ。  姉妹の耳には無線型の小さなイヤホンが片耳に装着されている。そのイヤホンにあなたの声が届けられ指示を下せるという仕組みだ。  あなたは目の前のマイクを軽く小突いて音を鳴らせ、彼女達のイヤホンに音がちゃんと届いているかのチェックを行った。すると、目の前の複数のカメラから送り込まれてくる彼女たちの顔が全て頷いたのを確認し、準備が出来たら開始するようにという指示をマイクに乗せた。  あなたの指示を聞いたソフィアは嫌がるリサに対して問答無用でシャツを捲り上げてそれを脱がせ、彼女のカラダから服という防具を剥ぎ取っていく。 「ほら、さっさとそのホットパンツも脱ぎなさい? 後その粗末な靴も脱いで裸足になるの!」  胸部を隠すように恥ずかしがっているリサは、その指示にイヤイヤと首を横に振るが……ソフィアはそんな彼女に再び軽く平手打ちを入れ、無理やり指示に従うよう促しを入れた。   「うぅ……何で下まで脱ぐ必要があるのよ……」  片手でぶたれた頬を摩り、もう片方の手で胸を隠す仕草を保ちながらも先に靴の方をゆっくりと脱ぎ始めたリサ……。そのあまりに悠長な脱衣に苛立ちが募ったソフィアは彼女を睨みながら再び背後から近づき、ズボンの両サイドを雑に掴むとこちらも問答無用に下へと一気に降ろしてリサを上下とも下着だけの姿に剥き切ってしまう。 「ちょッ! や、やめてよ! そんな……無理やり……」  ズボンを脱がされ下も白いパンティ姿だけにされてしまったリサは、さっきまでの気丈な振る舞いを潜ませ一人の恥じらう乙女に戻る様に頬を真っ赤に染めさせてしまう。 「ほら! 素っ裸にするのは最初だから勘弁してあげるから! さっさとそのベッドに寝なさい!」 「うぅ……ベッドって……この石で出来た塊の事? これって……ベッドって言っていいの? 寝心地がすごく悪そうだけど……」 「ごちゃごちゃ煩い! 文句ばっか言って従わないなら下着も全部脱がして裸に剥くわよ? それでも良いの?」 「ひぃ! わ、分かったわよ……分かった……。寝ればいいんでしょ? ……ここに」  半ば蹴飛ばすように彼女の腰を足で押してベッドの方に追いやったソフィア。それを受けてリサは再びぶつぶつと文句を垂らしながらも指示通りベッドの上に横になった。 「寝たら手! ほら、手を上げなさい! 枷のある方に真っすぐよ!」  イラつくように口調を荒くさせるソフィアに対して、未だ胸を隠して恥ずかしがっているリサ……指示に従おうとしない彼女の手をソフィアは再び問答無用に掴んで強引に上へと挙げさせて行った。 「あぁ……ちょ、待って!」  右手をベッドの端まで斜めに持ち上げ、ソフィアはそこに準備してあった埋め込み式の鉄製の枷に手首を押し付けて無理やり枷を締め拘束を行う。リサはその手早い拘束に何の抵抗もさせて貰えず右手の自由をあれよあれよの間に失ってしまう。 「ほら、次! 左手! 自分で挙げなさい! でないと……痛い思いする事になるわよ?」 「ひぃ! 分かった! 自分で挙げる! 挙げるから……暴力は振るわないで!」  平手打ちの構えを取るソフィアに悲鳴を上げたリサは、意地でも隠し通そうとしていた胸の防御を自ら解き……彼女の指示に従うよう恐る恐る左手を上げ万歳の格好へとなっていった。  そして、ようやく枷の所まで手首が運ばれてくると、ソフィアは「遅いのよ!」と言わんばかりに枷を即座に閉め、彼女が両手を降ろせなくなる様強く枷で押し付けるように拘束を施した。 「うぅ……酷い……」  ベッドの上で斜めに万歳をした格好に拘束されたリサは、自分の手が本当に降ろせないのかを確認するように鉄製の枷をガチャガチャと鳴らせてみていた。その間にエリナはリサの脚の方の拘束を進めており、彼女が枷の強度を確認し終える頃にはその拘束をやり終えて、手足共にX字の格好になって動けなくなる様完全な拘束を施した。 「あ、足も……拘束された……」  ついさっきまでは自分の意思で地面を踏みしめ立てていた足も……今は地面を踏みしめる事も出来ずベッドの端に晒された状態にさせられている。  足も手と同じようにベッドの端にある枷に拘束されている為、自然と股を開く形を強制される事となっている。  一見ただ自由を奪ったという行為だけにしか見られないだろうが、この拘束という行為は奴隷として売られたという事に自覚のない彼女に、初めて“自分の意思で動く事も自由にはさせてもらえない”という意識を植え付ける事が出来る。奴隷という身分は今後もこのように“不自由”を強制されると……教えなくても悟らせる事が出来る。  これを植え付けることで、流石のリサも自分の現実に直面し……本当の不安と焦りに目覚める筈なのだ。 「じゃあ……拘束したから、私は上に戻るわね? 後は任せたわよ? エリナ……」  脱がせた服をキチンと畳んで手に抱え持ったソフィアは、エリナにその様に言うとそそくさと調教部屋から出て行った。  ソフィアの言葉に返事も返さなかったエリナは、まだ棚の道具を取っ変え引っ変え手に取って……自分の世界に入り込むようにあれやこれやと独り言を零している。  その不気味さに……流石のリサも拘束された不安も相まって徐々に顔色を暗く染め上げ始めた。 「よぉし……今回はコレで行きましょう♥」  ソフィアが地下室の扉を閉めて出て行ったことなど気にも留めず、エリナは棚から鳥の羽根を2本取って……それを嬉しそうにリサに見せつけてる仕草を取った。 「う、あ? そ、それって……と、鳥の……羽根??」 「うんうん♥ そう♪ 今回の感度チェックは、この鳥の羽根でチェックしちゃいます♥」 「んえっ!? う、嘘でしょ? そんな……毛ばったい……羽根で触る気!? 見るからに気色悪いけど……」  エリナが手に持った羽根は、ただ鳥のそれを毟って持って来ただけの羽根ではない。  ちゃんとくすぐり調教用に加工された……どちらかと言えば調教本番に使う為の加工がされたくすぐり羽根だ。  毛先の1本1本の根元は樹脂で固めてあり、引っ掻く動きに対して反発力が高くなるよう強化が施されている。その加工のお陰で、ただ触るだけの刺激も普通の羽根よりも何倍も引っ掻く力が強く現れる為異常なこそばゆさを感じられるはずだ。  羽根の毛の生やしている間隔も、ただ密集させているという訳ではない。ちゃんとくすぐったさを最大限感じられるよう毛と毛の間の間隔を開いており、撫でれば次々に毛先が連続で引っ掻いていく感覚を味わえる様工夫が為されている。  そんな調教用の羽根を感度チェックの段階で選ぶというのは、あまりに刺激が強すぎるのではないかと思うのだが……  まぁ、今回は時間が限られている為、少しでもくすぐりの刺激を拒否する時間を長く取らせたいと思うのはあなたも同じだ。だから、このエリナの選択には特に修正は加えず、彼女のやり方を尊重する事とした。  そうこうしていると、先程部屋を後にしたソフィアがモニタールームの扉をノックして部屋へと入ってきた。先程まで持っていた筈のリサの服はもう手には持っていない。きっとココへ来るついでに奴隷部屋のベッドにでも置いて来てあげたのだろう……頼んでもないのに、そういう部分で彼女は気が回る。 「マスター……どうですか? 今回の……依頼品……」  あなたの座る椅子の隣に立つなり背もたれに片手をかけ、その様に語り掛けてきたソフィア。彼女は複数あるカメラアングルのモニターから天井に備えられていカメラから送られてくる映像に視線を送り、カメラを見上げるようにX字の格好で寝ているリサをどう思うかの質問をあなたに投げかけて来た。  あなたはそんな質問に対し「ソフィアはどう思う?」とそのまま質問返しを行う。  するとソフィアは…… 「まぁ……厳しいですね。最初からこんな感じじゃ……従順にさせるというのも一苦労しそうです……」  と、苦言を零すが…… 「でも、彼女……くすぐりを舐めているようですし、何より調教に対して怖れを抱いていない様子。その点だけは今後の調教に有利に働きそうですよね?」  との見方もあなたに伝えてきた。  あなたはその意見に顔を頷かせ彼女の意見を肯定してあげた。 「くすぐりを子供の遊び程度にしか思えていないのであれば……これから嫌という程後悔の念が生まれてくるはずです。その後悔を……絶望に変えてあげられれば……どうにか期限までには……」  明かりの無いモニタールームで唯一の光源だと言っても過言ではないモニターから溢れる地下映像の光……そのモニターの光がソフィアの怪しく笑みを浮かべている顔に当たっているのを見ると、彼女がこの奴隷に対していかに「早く分からせてあげたい」と思っているのかを伺い知る事が出来る。  その顔はモニターに映るエリナも同じように浮かべている。  早く……くすぐりという刺激の……本当の恐ろしさを味合わせてあげたい……  彼女の口元はそう言いたげに笑みを浮かべている。  あなたはその二人の表情を見て、ゾクリと寒気を背中に走らせた。  期限が短いだのなんだのと文句は数あれど、いざ調教に意識を向けた彼女達の目は結局それを楽しみだと言わんばかりにイキイキし始める。  リサの反抗的な態度がそれを助長させたようだが……当のリサ本人は、自分の態度がこれほどまでに彼女達のやる気に火を点けたとは思ってもいないだろう。  不自由な身体をモジモジさせながらも、目だけは「絶対に負けない」と言わんばかりの強気な視線をカメラに向かって送り続けている。  そんな彼女を見下ろしながら、エリナも頬をピンク色に染めてこれから責めることへの期待を高めている。  両手の羽根をユラユラ揺らせ、早く責めてしまいたいとウズウズしている顔を見せているが……実はこれでも彼女は“あなたの指示”を待っていたりもする。  これから行う責めをどのような箇所から始めるかの指示を…… 「うぅ……何なのよ……。ただのくすぐりでこんな恥ずかしい格好にさせて……しかもこんな大袈裟な拘束もするなんて……」  これから行おうとしているこの感度チェック……  実はこの工程は、くすぐりに対する弱点を確認するという工程でもある。  その弱点も、エリナの責め方によって無理やり捻じ曲げることが可能で……責める順番によってその弱点はいかようにも変化させる事が出来る。  というのも……彼女は……弱いと思う箇所を徹底的に焦らし、刺激の感度を存分に高めて弱くした箇所を思いっきり虐めたいという願望を持っている。  今回もその様な責め方をしたいと思っているだろうから、あなたの指示次第ではその高める感度の部位が上半身に集中するのか下半身に集中するのか……それを選ぶ事が出来ると言っても過言ではない。  エリナは見た目に反して底意地が悪い。彼女はショートケーキに乗っている苺を最後に食べたいと思うタイプであり、一番美味しいと思っているものは最後まで取っておくという性格を持っている。そういう性格だからか……全身を責めさせるとしても、その順番が後になればなる程……焦らしを強くする傾向にある。  だから、彼女の責め始めと責め終わりの場所の指示は、最初のあなたの重要な選択となる。  上半身を先に責めさせれば……下半身をねちっこく焦らして脚や足の裏を弱点に仕立て上げるだろうし……下半身から責めさせれば、ワキや脇の下、脇腹などを弱点にする事だろう。  結局感度チェックとは名ばかりの感度開発を始めから行うつもりなのだ……  今後の調教がやり易くなるように……  その意思を汲み取ったあなたはフゥと重い息を一つ吐き出して、しばし考えを巡らせる時間を取らせて貰う。  上半身を弱点にする方がやり易くなるか……それとも下半身が弱点の方が調教し甲斐があるか……まぁ、どちらの選択をしてもマーガレット姉妹の手にかかれば上手い事調教に落とし込んで貰えるだろう。だから好みで弱点を選んでも構わないと思うが……  様々な考えや思いや計画が入り乱れていくあなたの思考だが……やがて、これだと思う答えに辿り着く。  その辿り着いた答えを伝えるべくあなたは……エリナへ指示を送る用のマイクへ、口を近づけ……そして…… A:下半身から責めを開始して上半身を焦らせ(上半身を弱点にする)……と指示を下した。→#6へ B:上半身から責めを開始して下半身を焦らせ(下半身を弱点にする)……と指示を下した。→#7へ


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