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ザ・ドッグトレーナー #26『吊り革握り2回目のトライ:焦らしからの本気責め』(⇔24)

#26 「さぁ、罰の熱が冷めないうちに2回目のトライ……やって貰いましょうか?」  リサへの罰が終わるや否や彼女の手足の拘束を解きそのまま力づくで彼女を立たせ、また先程のポーズへと誘導し終えたソフィアは、再び置き時計型のストップウォッチへと手を伸ばして開始のスイッチを躊躇いなく押した。 「ハァハァハァ……ちょ、ちょっと待って! 無理……まださっきの責めで乱れた息が整ってな……ひっ!?」  スイッチを押して戻りかけていたソフィアの手はそのまま指を曲げてくすぐる構えをすぐに取り、無防備に晒されたリサの伸びきった腋に吸い付くように降り立っていく。  そして、逆の手も背後から顔を出させると、同じくリサの腋に指先を這わせその指達をしなやかに動かし始めた。 ――コショ♥ コショ♥ コショ♥ コショ♥  小刻みにランダムな順番で指先が動き、リサの腋窩を掠る様に断続的な刺激を送り込み始めるソフィアの指達…… 「ひっ!? ひゃ!! はっっ! ンアァハッッ!! ちょ、やだっっ!!」  触っては一瞬で離れ、また触っては一瞬で肌から離れ……を繰り返すソフィアのくすぐりに、リサは触られる度に身体をビクつかせ背筋を弓なりに曲げてしまう。 「はひっ!? イヒヒッ! ちょ、変な……触り方っはっ! しないでっっへ! くひっっ!?」  ワキをコショっ、コショっと短い時間で素早く引っ掻いてくすぐっていくそのくすぐりは、先程の責めのような爆笑を生むわけではないが、その刺激自体を無視できる程弱いものでもない。   「うひっっ! ひひっ! や、め……ひぃぃっ!? 触られる……度に……んっ! ゾクゾク……するぅふっ!!」  弱いが無視できない刺激であるという事は結局くすぐったさに対する警戒心が高まる一方であり、警戒すればするほどリサの身体は敏感になっていってしまう。  いつ本番のくすぐりがやって来るか分からない……と、いう不安がリサを勝手に敏感にさせ勝手にくすぐりの効果を高めていってしまう。 「いかがですか? こんな風に、腋の筋を指で触られるだけの刺激というのも……気持ち良いモノでしょう?」 「ひぐっ!? ひっっいっ! 気持ち良くなんか……なひっ!? 気色悪い……だけ……っへ!! んくぁはっっ!!」 「そうですかぁ? では……こんな風に指先で腋の上に絵を描かれるのは如何です? コッチの方が気持ち良くなれますかねぇ?」  ソフィアは敏感になっていくリサの腋を更に敏感にさせるべく今度は人差し指だけを肌に触れさせて、彼女に掛けた言葉の通りにその指先だけで線や曲線を描く動きをさせて絵を描き始める。   「だひゃああぁぁあぁぁっっははははははははははは!! ちょ、くすぐったぁははははははははははははははははははははははははは、それっ、指でなぞるのくすぐったいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「フフフ、くすぐったいですか? それは良かった♥ では……私が何の絵を描いているか当ててもらうとしましょう」 「ひぃひぃ! わ、わ、分かる訳ないでしょっっほ!! そんなのぉぉほほほほほほ、くぁはははははははははははははははははは!!」 「えぇ~? 分かりませんかぁ? 私……こう見えても絵を描くの得意なんですよぉ?」 「ひっっひひひひひひひひひひひ、どうでも良い! そんなのどうでも良いぃぃひひひひひひひひひひひひひ、イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 「正解は猫ちゃんです♪ 私……猫も好きなんですよ? 意外でしょ?」 「そんなの書かなくていいからぁははははははははははははははは、腋にワザワザ書かなくていいぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 「しかし、あなたのワキは平べったくないので描きにくいですね。筋肉のスジやら肌の膨らみやらがデコボコしていて線がガタガタになってしまいます……」 「っっはっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、だから、そんなトコに書くなって言ってるぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ、うわぁはははははははははははははははははははははははは!!」 「それに貴女が暴れてしまうから腋が動いて書き辛いです……お願いですから動かないで下さいます?」 「くはぁ~ははははははははははははははははははは、動くなとか無理よッっほほほほほほほほほ!! 身体が勝手に逃げちゃうんだからッっハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「そうですか……身体が勝手に……ねぇ?」 「ヒィヒィ! はひひひひひひひひひひひひ、も、もうヤメ……それもうやめて! くすぐったい!!」 「フムフム……では、今度はこういうのはどうです? ワキの少し下の方……胸の横付近をなぞられるのは……」 「っっは!? あっっひっ! いひっっ……ひひっっ!? 指がっっはっ、下の方にィヒヒヒヒヒ! 移動し始めたぁはははははは!? ひっ、ひぃぃぃっっ!!!」  ある程度一つ指でのお絵描きを楽しんだソフィアはそのままの流れで指を脇の下の方へと脱線させ、丁度胸の真横にあたる位置まで指を滑らせると、その部位を中心に脇腹やワキの届くくらいの広範囲を上下に撫で往復させ始めた。 「あっっはっっひゃ!? ゾワゾワがやばっっはっっ!! その触り方っっはは、お腹の底からゾワゾワさせられるっっふっ!!?」  浮き出た肋骨の段差をカタンコトンと上り下りしながら脇腹の括れまで撫で下げ、指が降り切ったら同じ道を引き返して今度は腋の窪みを目指して指なぞりが再び繰り返される。  弱点の一か所をしつこくくすぐる責めではない為、刺激に弱い強いという差が生まれ反応もまちまちにはなるが、指の触り方やスピードは一定である為、次に何処を触られどんな刺激が与えられるかという予測は立てる事が出来てしまう。その刺激が慣れに変化すればリサにとっては良いのだろうが、ソフィアもその慣れには人一倍警戒している為、同じ箇所を同じようにはくすぐろうとはしない。  ワザと来た時とは違うルートに少し外れてみたり、指の押し付ける力をランダムに変えてみたりと、リサが感じるであろう刺激の質を微妙に変化させ、常に新鮮な刺激にあるよう工夫している。  そんな工夫があるからこそリサは予測とは違う刺激の変化に対応できず、慣れることも許されず、ワキのライン全体がこそばゆく感じ笑いを生じさせてしまう事となる。 「ひっっひひひひひひひひひひひ! ンァハハハハハハハハハハハ、やだっっははは! ただなぞられてるだけなのにぃひひひひひひひひひひひひひひ!! 滅茶苦茶くすぐったく感じるぅふふふふふふふふふふふふふ、ただ指が上下しているだけなのにィィヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!」 「あらあら……そんなに笑っちゃって大丈夫ですかぁ? まだ始まって2分も経っていませんよ? 今からそんなに体力使ってると……後からが大変になりませんか?」 「ひっ! ひぃぃっっひひひひ!! そんな事っほほ、言ったってぇへへへへへ! あんたの触り方がいやらし過ぎて! 笑いが……抑えらんないっひひひひひひひひひひ!!」 「私の触り方がいやらしい? それは心外ですねぇ~♥ 私は……こんなにも貴女の事を思って、触ってあげているというのに……」 「にゃにがっっははははは、私の事を思ってるよっッ! 絶対そんな事思ってもない癖にィヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ、くふふふふふふふふふ……」 「いえいえ……思っていますよ? ココが弱いのかなぁ~とか、ココはこんな風に触られるのが苦手かなぁ~? とか、常に観察しながら考えているんですから……」 「はっっはっひ!? そ、それは……私の事を思ってるんじゃなくてっへっ、くすぐりの事考えてるだけ……っへへへへへへへへへ、うひぃ~~!」 「くすぐりの事を考えるイコール貴女の身の事も考えているというのと同じです。だって……貴女が笑うか否かは私がコントロールしているんですから……」 「ひぃひぃひぃ! だったら、笑わないで良いように調節してよぉ! 私の事考えているんだったらぁっっはっっはっ!!」 「貴女が立派な奴隷になってくれたらそれも考えて差し上げます。でも、まだその時ではありませんから……」  そこまでリサに言葉をかけると、ソフィアの指は丁度胸の横付近の肋骨が浮き出た場所で動きを止めた。そこは、上下撫でを繰り返した中で脇腹の次に反応が良かった箇所……  ソフィアはその反応が嘘ではないだろうかと確認を取るように人差し指でそこを軽くノックするようにツンツンと突く刺激を送り込んでみた。 「はっっひゃ!? ひゃっっ! ちょ、何??」  その突いた刺激にリサはビックリするように身体を激しくビクつかせ、ソフィアにそこも弱いゾと言葉ではなく反応で答えを返すこととなった。その反応を見たソフィアは口元に緩い笑みを浮かべ、両手をくすぐりの形に変えながら改めてその胸横へとそれらを向かわせた。 「今は……貴女を笑わせるのが私の仕事です。だから、弱いと思ったところは徹底的に責めさせていただきますよ? こんな風に……」  肋骨の隙間に各指が収まっていくかのようにそれぞれの指をそこに這わせ始めたソフィアは、口を彼女の耳元まで突き出し笑みを浮かべたまま細い声で…… 「コショ……コショコショ……コショコショ~♥」  と、笑いを誘惑するような言葉を妖艶に発し始める。 「イヒッ!? ひゃはっっっはっっはっ!? ひゃだっはははははははは、いひゃっ!!! 耳元で囁かないでっ!」  言葉と連動して肋骨の間をモゾモゾとこそばしていくソフィアのいやらしい手つき……その刺激が伝わるや否やリサは再び身体を弓なりに突き出して刺激への拒否の反応を身体に示し始める。 「ココ……弱いでしょ? コショコショ~♥ ほら、こんな風に爪で引っ掻かれるのは……堪らないでしょ? コショコショコショ~♥」 「ギャハッッハハハハハハハハハハハハハハハ、ちょ、やばっっはははははははははははははははははははははははは、くすぐっっっふぁひぃぃひひひひひひひひひひ、それっへへへへへくすぐったひぃぃぃっっ!!」 「肋骨の下には中々に敏感な神経が走っていますから……そりゃあくすぐったいでしょうねぇ? こんな風に引っ掻かれれば尚更……♥ コショコショコショコショ~」」 「あっっはっっひゃ、めっへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、うははははははははははははははははははははははは、駄目っへへへへへ、ゾワゾワし過ぎてくすぐったいぃぃっひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「ほらほら……まだ手を放してはダメですよぉ? くすぐったくても我慢してください? こんなの本気でも何でもない……ただの児戯なのですから……」 「ひぎっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!? じ、児戯ぃひひひ!? な、なに言ってんのよっッこんなにくすぐったいのにぃひひひひひひひひひひひひひ!!」 「私にとってはこれは戯れです。本気で貴女の事を笑わそうと思うなら……こんな生温い責めは致しませんよ?」 「な、生温くなんてないぃひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、これも十分くすぐったいわよぉォホホホホホホホホホ、ぅくぅあははははははははははははははははははは!!」 「そう思いますかぁ? でしたら……少しだけ……ほんの少しだけこの場所の本気を味合わせて差し上げましょう……」 「へっ!? 味合わせるって……? ひっ!?」  爪でカリカリと引っ掻く刺激を送り込んでいたソフィアの指は、その言葉と共に一瞬動きを止める。そのいきなり訪れた静寂にリサの顔色は不安の色で塗りつぶされ、思わずソフィアの方を振り返ろうと首を回す仕草を取った。しかし、彼女がソフィアの方を振り向く前に止まっていた指が再び動き出し…… 「しっかり手を握って耐えて下さいよ? ちょっと刺激が強いですから……」  と警告が発せられたかと思うと、ソフィアの指が今度はカメラ越しに見ても分かるくらいに力を込めリサの肋骨の間をグニグニと揉み解す刺激を与え始めた。 「ギャッッッッハッっ!? ちょ、ヒギャアァァァァァァッッ!!!」  それを受けたリサは更に大きく身体をビクつかせ、腕や足を可能な限り振り乱して襲ってきた刺激に見悶え始めた。 「ギャ~~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、やっっははははははははははははははははははははははは、肋骨ゴリゴリされでるぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ、私の肋骨を指でぇへへへへへへへゴリゴリぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ニヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「どうです? 効くでしょ? 胸横の神経をこんなに乱暴に揉み解されれば……笑いたくなくても笑ってしまうものです。アレが嫌だというならこれを続けてあげても良いのですよ?」 「ひゃはぁははははははははははははははははははははは、これはやばひぃっひひひひひひひひひひひひひ、いっひひひいひひひひひひひひひ、耐えらんないぃぃひひひひひ、こんなのぉぉほほほほほほほほほほほほほほ、だぁはははははははははははははははははははは!!」 「これに懲りたら軽はずみな言葉は慎む事ですね……。分かったでしょう? 私が今までどれだけ貴女の為を思って手を抜いてあげていたか……」 「わ、わ、分がっだぁははははははははははははははははは、分かったから許じでぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、もう分ったがらぁはははははははははははははははは!!」 「ったく……望まぬところで手を出させないで下さい。私にも“筋書き”というのがあるのですから……」  ソフィアはそのまま手の動きを弱めて行き、今度は別の場所をイジメてやろうと……リサの脇腹の方へ向けて手を移動させていった。 「ハァハァハァ……ハァハァ……や、やばっかった……今の……ゲホッゲホッ! ハァハァ……」  脇腹の括れまで移動し切ったソフィアの10本の指は、リサが笑い悶えた事を慰めるように彼女の腹部周りをイイコイイコと撫で回し始める。 「ハァハァ……はひっ!? イヒ……ヒヒ! や、やだ……お腹……っはは……」  指の腹で円を描くように左右の腹の端を撫でたり、二本の指で柔らかな肌を優しく摘まみ上げたり、全ての指で脇腹を掴んで軽く揉み解してあげたり……  先程の激しいくすぐりよりかは幾分かマシな刺激ではあるが、腹部を弄られるという不快感はリサに1回目のトライで植え付けられたトラウマを思い起こさせ、彼女の嫌がり方は時間を追うごとに徐々に激しさを増した。 「ひっっひぃぃぃっひっ! やだ! やだぁ……っはっ!! お腹は……嫌……」  いつまた、さっきの様に突然本気の責めをしてくるか分からない……。リサの不安はソフィアの優し手つきとは裏腹に高まるばかりになっていく。 「……余程さっきの責めが効果的だったのでしょうね? 脇腹の近くに手が行くと、勝手にお腹のお肉がピクピク動いて怖がってます♥」  触りそうで触らない……。ソフィアの手は脇腹に向かうと見せかけて臍の方へと戻っていくなど、意地悪なフェイントをかけながらリサを翻弄していく。 「ヒィィっ!? ひゃっ! はっっ! や、や、やめ……! 余計にゾクゾク……しちゃう……」 「フフフ……。じれったいですか? 私にこんな風にお腹を撫でられるのは……身体を捩っちゃうほどじれったく感じちゃうんですか?」 「うぅ……うぅぅぅ……じっれたいぃぃ。くすぐったいのと……じれったいのが交互に襲って来て……なんか痒いぃ……」 「痒い? それはいけませんねぇ♥ では、掻いて差し上げましょうか? その痒いトコロ♥」 「へっ!? い、い、いや……掻かなくて……いい! 別に掻いてもらう必要は……」 「まぁまぁ、そう遠慮なさらずに……ほら、引っ掻いてあげますって~♥ カリカリカリィ~~♥」 「ちょっっ!? そ、そこっっほっ!! そこ脇腹ぁぁははははははははは!! 脇腹引っ掻いてるっふふっふふふふふふふふふふふふふふ、ンアァハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「ほぉ~ら、ほら♥ もう痒くなくなったでしょう? カリカリカリィ~~♪」 「っっははははははははははははははははは、それ掻いてないぃぃひひひひひひひひひひひひ!! 爪で撫でてるだけじゃないぃィひひひひひひひひひ!! そこ、そんな風に触られるの弱いって分かってやってるでしょ! っっあひぃぃぃっっっ!?」 「あら、バレましたぁ? でも、さっきみたいに強くはないので……まだ耐えられるでしょう?」 「た、た、た、耐えられないぃぃひひひひひひひひひひひひ!! こんなの続けられたら耐えられないぃひひひひひひひひひひ、くぁははははははははははははははははははは!!」 「ふむ……そうですか……。耐えられないというのでしたら……責め方を変えてあげなくてはなりませんね?」  脇腹を楽しそうに弄っていたソフィアだったがリサのその様な言葉を聞くと彼女としては珍しく素直に脇腹か手を放し、その手を上の方へとスライドさせ彼女を脇腹の刺激から解放してあげた。 「っっは、はっ、はっ、はぁ、はぁ……」  ただ脇腹を悪戯される程度の刺激しか送り込まれていないにもかかわらず、リサの拒絶感は昨日までの比ではない程に強くなっていた。  それは自分がいかに脇腹の刺激に弱くさせられたかを自ら悟ったという事実に他ならない。  さっき与えられたトドメの刺激があまりにも耐えがたい刺激と認識してしまったが為、リサの本能が例え愛撫程度の刺激でも拒絶するようになったのだ。 「はぁはぁ……はぁはぁ……次は……なに? 今度は……何処を……」  ソフィアの手は脇腹から離れると、次に彼女の広く晒された“背中”へと這わせる事となった。 「びっっひっ!? そ、そ、そこっっ!! しぇ、しぇにゃかっっはっ!!?」  複数の縄が交差していている様子を伺う事が出来るが、その縄の交差していない部分などは縄の干渉も少なく割と広めに地肌が晒されている箇所でもある。その殆ど無防備に近い背中の肩付近にソフィアは手を運び、そこから縄をいくつも跨ぎながらコチョコチョと背中の筋を両手で優しく触りながらくすぐり下ろす刺激を送り始めた。 「あっっはっっひゃ!? はひゃひゃひゃひゃ!? や、や、やだぁはははははは、寒気が凄いぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 背中がゾワゾワして身体が勝手に震えちゃうぅふふふふふふふふふふふふふふふ!! ヒィィっ!!?」 「脇腹も弱いとは分かりましたが……背中の方もイイ感じに弱いですね♥ 嫌がり方も腰をクネらせながらビクついちゃって……とっても…………ヤらしぃ♥」  ビクビク! ゾワッゾワッ!! ビクビクっ! ゾワゾワゾワッっ!! っと、リサの身体は定期的に寒気を注入されているかのように不規則に震えを繰り返す。その嫌がり方を見たソフィアは、珍しく頬を赤く染めて唇を自分の舌で舐める仕草を取った。 「ねぇ? くすぐったい? それとも……気持ち良い? こんな風に背中を触られるのは……あなたにとってどんな刺激に感じてるぅ?」 「かはっっはっ!? ひゃへへへへへへ……くすぐった……い! くすぐったいに……決まって……るぅっっふふふふふふふふ!!」 「じゃあ、ココはどう? 腋に回り込む直前の……ギリギリの肌ぁ♥ ここも……くすぐったい?」 「ひっ!? ヒィィィィィィィィ!? ひゃっっひゃっははははははははははははははははははははははははははははは、くすぐったいぃひひひひひひひ! しょこ、くしゅぐったいぃぃぃ!!」 「くすぐったいんだぁ? ふぅ~~ん……。じゃあココは?」 「ひっ!? こ、今度は腰っっひ!? 腰を……サワサワぁぁははは!? あぅぅぅぅっっ!!」 「うん……腰はいまいちかな? それじゃあ……肩甲骨のあたりとかどうでしょう?」 「っひ!? は……ひっっひひ!! ちょ、手の動きが早くてっへへへ!! あっ♥ ちょ! そこ、こしょばひっっっ!!」 「ここは……こしょばいんだ? フムフム……背中も中々良い感度してますね?」 「はぁはぁはぁ……も、も、もう、や、やめて! 反応するだけでも……体力が……消費されて……力が……抜けちゃう……」 「うんうん♥ そうでしょうねぇ? そろそろ疲れて来たでしょう? でもほら、時間も後3分を切りましたよ……あと少しじゃないですかぁ♥」 「ハァハァ、ひぃひぃ……あ、あと3分!? 後3分頑張れば……解放……される?」 「ほ~ら、頑張ってぇ~? 後ちょっとですよぉ~♥」  時計の時間を見ると確かに残り時間は3分を切っていた。  焦らしに次ぐ焦らしを与え、長い時間をかけてあえて“生殺し”の状態に仕立てて来たソフィアは、ここに来てようやく……リサの手を放させるべく本気の責めへと移行を開始する。  背中の中心へくすぐりを入れながら徐々にワキの裏の方まで手を移動させていき、再び背中とワキとの境界線まで指を運ぶと……そこで最後の焦らしを入れる為の時間を取り…… 「さぁ、じゃあ今度のトドメは……ワキで刺して差し上げましょう……ねっ!」  と、言葉でもリサの不安を煽った後……手を一気にワキの窪みの方まで滑り込ませて…… 「ほらぁ! こ~~~ちょ、こちょ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉぉぉ!!」  という急いた掛け声を聞かせると同時に、蹂躙するかのようなくすぐりをリサの“腋”へと施した。 「ぶぎゃっ!? イギャアアアアァアッァァアッッッッッッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、いひゃ~~~~~~っははははははははははははははははははははははははははははははははははは、ひぎゃあぁあぁぁあっぁぁぁぁ!!!」  するとリサは思わず身体が浮くほどの飛び跳ねをその場で行い、悲鳴と共に激しい笑いを調教室全体に響き渡らせた。 「ギャ~~~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、やめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、いへひっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ひぃゃはははははははははははははははははははははははははははははは!!」  伸びきったリサの腋を上下左右斜めにと縦横無尽にソフィアの指が高速で掻き毟っていく。そのあまりの刺激の強さにリサは足を縛られているにもかかわらず地団太を踏むように床を踏みしめて拒絶を始める。しかし、いかに拒絶をしようとも吊り革を万歳の格好で握っていてはソフィアのくすぐりから逃れることは出来ない。 「ぼひゃっっひゃっっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、うひゃぁははははははははははははははははははははははははは、ぐじゅぐっだぃぃぃひひひひひひひひひひひひひ、いっひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、やめ、やめ、やめっっへ、やめでぇへへへへへへ、おでがいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  どう足搔いても逃げられない強烈なくすぐり責めに、リサは笑い狂う以外にその不快感を払拭する方法を思いつけない。  手を放してしまえば……くすぐりを防御できて一瞬は楽になれるという事は分かっている……  だけど、手を放せば今までの苦労が水の泡になる事も彼女は理解している。だから手を放せない……残り時間の2分20秒を耐えきるしかない。 「コチョコチョコチョコチョ~♥ ほら、後2分とちょっとですよ? 頑張って耐えて下さい? コチョコチョコチョ~♥」  応援とは裏腹にソフィアの鬼畜なくすぐり責めは更にその攻撃範囲を広めていく。  ワキから脇の下……胸の横……それらの部位をグニグニと指に力を込めて揉み解すくすぐりを開始する。その刺激にリサは…… 「ブギャアァァァァァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! ぃぎゃ~~~~~っははははははははははははははははははははははははははははは、ひゃめでぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、いぎぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぅぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、ダァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」  身体を弓なりに大きく反らす仕草を取り、口を天井に向けて大きく開き、その口から霧吹きの様に唾を吐き散らして笑い狂った。 「身体を反らしても……暴れても、逃げられませんよ? ほら、もっと笑って死ぬほど苦しみなさい! ほらほらぁ、コチョコチョ~♥」 「あはっっはははははははははははははははは、ひゃ~~ぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、は、は、放しちゃうっっふふふふふふふふ、これ、手ぇへへへへへ、放しちゃうぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふ!!!」 「手を放したらどうなるか分かっているでしょう? それでも手を放したいと思っているのですか?」 「放したくないっひひひひひひひ! 手は放したくないぃぃひひひひひひ、けど、もう手の感覚が無くてぇへへへへへへへへへへへへへへ!! イヒャアァ~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「残り1分40秒……。あとほんの少しなのですよ?」 「がはっっはははははははははははははは、これ以上はダメ! もうダメ!! もう手がぁははははははははははははは、手が滑って離れちゃうぅぅ!!」 「ほらほら! 吊り革を握り直さないと、もう指でしか握れてませんよ? 良いのですか? このまま手を放してしまって……」 「はひはひ、アヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ、くっっかっははははははははははははははははははははははははは、だって……もう……握り直すなんて力ぁはははははは、残ってなぁははははははははははははははははははははははは!!」 「そうですか。じゃあ仕方ありませんね? ほら、これで手を放しなさい?」  脇の下や胸横をくすぐり回したソフィアの手はリサが手を放す寸前だと分かると、再び彼女の“ワキの窪み”の部位へと全ての指を移動させた。  そして、残り1分10秒を切ろうとしたその瞬間に一斉にその指を窪みへと滑り込ませて…… 「こ~~~~~~ちょ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~~~っっ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~~!」  と、擬音の速さに相応しいスピードで指先を蠢かせ、再びリサの伸びきった腋の窪みを全ての指を使って掻き毟り始めた。 「ィっっっぎゃああぁあぁぁっぁあぁぁあぁぁっぁぁぁ!!!!!!」  そのくすぐりにリサは吊り革を掴むという行為を続ける事が不可能となった。  くすぐりに笑わされる前の悲鳴の段階で手を放してしまう事となり、ビクついた勢いのまま身体を宙に投げ……その身体をソフィアに抱き留められる事を余儀なくされた。 「はい、残念でした~。手を放したので罰を与えます。耐えた時間は9分丁度でしたので……良かったですね、罰は11分だけになりましたよ?」 「ハァハァハァ……ゲホゲホゲホ! じゅ、じゅういっぷん?? 今から? また……?」 「この11分の罰が終わったらいよいよ運命の3回目です……次が最後のチャンスですのでしっかり体力を温存して挑まれて下さいね?」 「ちょ、そ、そんなのムリ……よ……。もう既に……身体……限界……なのに……」 「問答無用です。ほら、こんなお喋りしている間にも手足の自由を奪って差し上げましたよ? また動けなくなりましたね~?」 「ひっ!? ま、ま、また……この格好……」 「ちなみにこの格好……足の裏も背中側につけてありますから、少し手を伸ばせば触れるんですよねぇ~♥」 「あ、あ、足の裏って……い、今……私の足……裸足ぃ……」 「足も……身体を支えるのに疲れたでしょう? ワキをくすぐるついでに……足の裏もマッサージして差し上げます♪」 「い、い、嫌よ! ワキだけでもキツいのに……」 「フフフ……言ったでしょ? 問答無用と……」 「ひっ!? や、や、やめ……て……。もう……やめて……」 「やめません♥ ほ~ら、コチョコチョコチョコチョコチョコチョ~♥」 「やっっだっっ……はひ!? はぎゃ?? あひっっひひひ! やめっっへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、いひゃああぁぁぁああぁぁはははははははははははははははははははははははははははははははは」  2度目のトライを失敗に終えたリサは再びソフィアに“ワキ晒し”の格好を縄で強いられ、最初の時と同様に彼女の目の前に横向きに寝かされ逃げられないよう施された。  さっきと同じ格好を強いたという事は、足も膝から曲げられ尻の所にカカトが付く様な格好で拘束される為リサの足はソフィアの手のすぐ届く位置まで寄せられている事となる。  足は足首の所にしか縄が掛けられていない為、足先は不自由を強いられているがくすぐる側からすれば足裏を見せつけている格好となっている為責め易い。  ソフィアはその責め易いリサの一纏めに縛られた足裏を右手でコチョコチョくすぐって、逆の左の手で彼女のワキをくすぐり回すという新たな罰を加えて行った。  足裏とワキという両極端な部位を同時にくすぐられる経験など無かったであろうリサは、その圧倒的な刺激の強烈さに疲弊した身体を更に疲弊させる勢いで暴れ悶え、激しい笑いを吐き散らした。  9分も責めを耐えたリサに対して追い打ちだと言わんばかりのこの圧倒的な責めに、リサは床に水溜りが出来そうな勢いの涎と涙を零す事となった。  11分という短い罰の時間も……9分を耐えたリサにとっては地獄となったであろう。  現に、罰の最後の方では笑う力すらも残っていない様子で口を震わせながら苦痛に顔を歪ませていた。  短いようで長く感じられたであろうこの罰もリサの意識が朦朧となるくらいまで続けられ、やがてストップウォッチのアラーム音が鳴り響いたと共にリサの縄が解かれる事となる。  無論……全ての縄を解いたわけではない。罰で追加した縄だけを解いて彼女を再び立たせたのだ……  リサは浅い呼吸を連続で繰り返しつつ、虚ろな目で吊り革を見上げている。  もう一度……あの吊り革を掴まないといけないのか……と、言わんとするように顔の血の気を引かせ、唇を小刻みに震わせている。  果たして……この責め方の選択でリサの奮起を促せたのかどうか……と、言われると……微妙なところだ。  絶望は十二分に植え付けられただろうが……最後の1分を耐え切れなかったという現実が、今のリサに新たなトラウマとして植え付けられた可能性がある。  自分はもう……10分もくすぐりに耐えられないかもしれない……  これ以上の責め苦に……耐えられる自信がない……  彼女の心の芯にそれらの囁きが不安と絶望を植え付け……そして、感情を恐怖へと塗り替えて行っている。  自分は……このまま地の底に堕とされるかもしれない……と。  地の底で死ぬより辛い地獄を味合わなければならなくなる……と。  その恐怖に支配された時……リサの思考は完全に停止してしまった。  あまりに強すぎる恐怖に当てられ……喋る気力すらも奪われてしまった。  流れたのは涙だけだった。  潤んだ目から零れ落ちた涙は、ソフィアに手を上げさせられながら顎から床へと雫となって落ちて行った。 『いやだ……もう、いやだ……』  リサはその様にソフィアに泣きついたが、ソフィアはリサの手に吊り革を掴ませ、そして無情にもストップウォッチの開始ボタンを押して責めをスタートさせてしまった。  リサは……ソフィアのくすぐりに心ここにあらずという表情の乾いた笑いを延々と吐き出し続けた。  リサに笑う気力はもうない。身体が勝手に笑いを搾り出している……その様な義務的な笑いが調教室に響き渡った。  そして……開始して1分も経たずに……リサの手は力が抜けていくようにあっさりと吊り革から離れて行った。  吊り革を放しても……義務的な笑いは続いた。  まるで……自分の運命をその手で守れなかった事を憂う様な……力の無い笑いを……縄が解かれるまで……ずっと……  →#29へ


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