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男装イケメン怪人に取り巻き爆乳メスにされる話(1) 怪人

「やあ」 それは、突然のことだった。 学校帰りに1人で街をぶらついてたら、後ろから声を掛けられた。 姿を見ていなくても「美しい」と感じるような、とても爽やかな、それでいて艶やかな声音。 まったく心当たりはないけれど、考えるよりも先に身体が反応する。 そして振り向いた先に、長身の女性が立っていた。 「少し……私のために時間をもらえるかい?」 女性にしては低めの響きのアルトボイス。 やはり自分に声を掛けたのは間違いないようで、こちらを見つめながら歩いてくる。 格好は男装……なのだろうか、きっちりとスーツを着込んでいて全身の露出はほとんどない。 髪は艶やかな漆黒のロングヘアで、邪魔にならないようシンプルなポニーテールにまとめて後ろに流している。 でも、それ以上に目を奪ったのはその顔だった。 まっすぐ通った鼻梁に、切れ長の瞳。薄く微笑みを浮かべた口元は、完璧な顔立ちでありつつも親しげな雰囲気を滲ませている。 決して女性らしいというわけではなく、中性的な顔立ちをしつつも、あまりに美形すぎて「イケメン」と形容することしかできない。 それでも女性だとわかるのは、胸元……ミチミチに詰まった乳袋。 顔よりもボリュームがあるだろうそこは、内側の白シャツを適度に晒しながら一歩ごとにゆさゆさと揺れている。 ズボンも窮屈そうに張り詰めていて、胸だけでなく全身も抜群のスタイルであることが伺えた。 そして、すべてが完璧な容姿だからこそ、シンプルな装いによって美貌が際立っている。 「かっこいい」「きれい」「顔がいい」……いろんな言葉が浮かぶけれど、限りのある語彙で形容しようとすること自体が陳腐に思えてくる。 ただただ、魅力に満ち溢れていた。 「初めてこの辺りに来てみたんだが、土地勘がなくてね。少し迷ってしまったのだけど」 固まっていた僕の目の前まで近づいてきた彼女に、見下ろされる。 ここで、自分よりもずっと高い身長をしていることにようやく気づいた。 目線の高さに彼女の肩がある……180センチはゆうにあるだろう。 「いくつか行きたい場所があってね、教えてもらえるかな?」 「え、あ、はい……」 彼女のヴィジュアルに圧倒されて、しどろもどろになってしまう。 あまりにも美人すぎて、自分が話しかけられているという事実にまだ頭が追いつけてないというか…… 「ふふっ、可愛いね」 自分の反応をみて、くすりと笑う女性。 少しほっとしたけど、それ自体も彼女のペースというか……自然な振る舞いのままにこちらの緊張をほぐしてくれているような気もしてくる。 (でっかぁ……) 目の前で見上げて、改めて実感する彼女の恵体ぶり。 距離があったときはスレンダーに見えたけど、長身ゆえか体格も自分よりずっといい。 ぴっちりとズボンの内側に詰まった太腿とか、自分の脚より太いし……。 そして目線の少し下でふるふると小刻みに、しかし重たげに揺れる胸へ視線が引き寄せられそうになって、失礼にならないようすぐに目線を泳がせる。 モデルでもやっているんだろうか、なんて場違いな思考も浮かんだけど、それも次の瞬間には真っ白になった。 「そんなに可愛いと……私のものにしたくなってしまうよ」 「えっ」 言葉の意味を理解するよりも先に、彼女が距離を詰めてくる。 反射的に後ずさるものの、一歩、二歩と空いた間合いが埋められる。 そして、逃げ場を奪われるように後ずさる方向すらも主導権を握られていた。 彼女に誘導されるまま、歩道の横にあった壁に背中がぶつかる。 日の光が遮られ、身体の前面を覆われるような感じで彼女の身体が迫ってきて── ドンッ 彼女は腕を伸ばして、自分の顔のすぐ横の壁に手をついた。 そのまま、軽い前傾姿勢で覗き込むように顔を近づけてくる。 髪と同じように漆黒の瞳で、至近距離で見つめられて……ぞくりと背筋が震える。 しかも、それだけじゃなかった。 むにゅん 布の奥に詰まった、弾力がありつつも柔らかな乳房の感触。 どっぷりとたわんだ巨大な塊が、自分の鎖骨あたりを中心に押しつけられていた。 柔らかく、ほんのりと暖かな圧迫で上半身を固定されて、視線を逸らすことも許されない。 これだけたわんでいたら、あちらも流石に自覚はあるはず。 だけど彼女は平然としていて、恥ずかしがる素振りも一切ない。 「案内もだけど、もう一つお願いを聞いてくれるかな?」 ナンパ……と言葉にすると軽薄に思えてしまうけど、自分が言い寄られていることにようやく気づいた。 あまりにも唐突だし強引ともいえるアプローチなのに、なぜか悪い気持ちはしない。 むしろ見つめられるだけで胸が高鳴ってきて、僕は彼女を呆然と見上げていた。 「な、なんでしょう……?」 美貌を見つめているだけで、心が満たされる。 この人に興味を持ってもらえていることが、この上なく幸せなことだと思えてくる。 できることなら、ずっとこのままでいたいような…… 「私の彼女になってほしい」 「……え」 一瞬、言葉の意味が理解できずにフリーズする。 彼女は薄く笑みを浮かべたまま言葉を重ねた。 「言葉の通りさ、君を私のものにしたくなった」 まるで当然のことかのように語られて、彼女に見つめられるうちに……抱いていたはずの違和感がすっと溶けていく。 目の前にいるのは、自分なんかより何倍もかっこよくて魅力的な人なのだ。 僕の方が彼女であるべきだし、ずっと自然で当たり前のことじゃないか。 「私のプロポーズ、受けてくれるかい?」 「……はい♡」 自分のできる思いっきり甘い声で答える。 彼女になれたという悦びに全身が甘美に震えて、目の前の人のことだけで脳内が埋め尽くされる。 自分は……この人のために尽くす存在だったんだと、ようやく理解した。 『怪人が出現しました、現場に出動してください』 「「「了解!」」」 突如として怪人が現れては、人々を手にかけていく世界。 怪人たちはそれぞれが特異な能力を有し、あの手この手で人々に被害を与えていく。 その中で、人類も対抗するべき策を打ち出していた。 科学の粋を集めた武器とスーツを製作し、対怪人に特化した組織を創設。 レッド、ブルー、ブラック、ピンク、イエロー……それぞれの色のスーツを身にまとい、怪人を倒すべく戦う隊員たち。 すなわち、正義のヒーローである。 「うわっ、街中じゃないか」 「被害が心配だな……」 怪人の出現場所を確認しつつ、急いで出動するヒーローたち。 それは、彼らにとって日常の光景でもあった。 「特徴は?」 『たぶん女性……です』 「ん?」 移動しつつも情報を集めようとしたブルーだが、オペレーターの言葉が少し引っかかる。 監視カメラの映像が基本なので、遠目には分からないということだろうか? (実際に確認するしかないか) とにかく今は、現場へ向かうのが最優先だ。 被害があるなら最小限に抑える必要があるし、下手に移動されたり何かしらの計画を進められてもまずい。 ほどなくして、5人はナビゲートされた位置へと到着。 そして……目の前に広がる光景に、全員が困惑した。 「え?」 「いや……」 「なんだ?」 目の前に広がっているのは、通りを埋めるようにできあがった人だかり。 「きゃ~❤」 「ねぇ、そっちばかりずるい~!」 黄色い声をあげている集団は、みな女性ばかりだ。 手前側はみなヒーローたちに背を向け、一点に意識が向けられている。 「みんな可愛がってあげるから、ね?」 その中心に立っているのは、長身の女性だった。 スーツに全身を包み、黒髪をポニーテールにまとめている。 人だかりの中でも存在感が際立っていて、美形なのが遠目にもわかる。 顔立ちは中性的だし格好は男装と呼べるものだが、人だかりからチラリとみえる胸はかなりのボリュームなのがうかがえる。 ただ、それ以上に囲んでいる女子たちの方が女性的なプロポーションをしており、着ている服が窮屈そうなくらいに豊満な爆乳を揺らしていた。 その光景は、人々に危害を加えているというよりも…… 「アイドルの出待ちみたいね」 ヒーローたちの中で紅一点のピンクが呟く。 「そんなもんなのか?」 「ええ、友人とかすごいわよ」 何か思い出しているのか、軽くため息まじりに答えるピンク。 そういうのに熱中するタイプではないが、身近にそういうタイプがいるらしい。 そもそもピンク本人は、ヒーローとしての活動や訓練などで没頭する余裕もないのだろう。 「怪人は彼女であってる……んだよね?」 『はい、間違いなく怪人です! ただ周囲の人たちは、怪人反応がないので……』 オペレーターからの応答に、困惑を深めるブルー。 傍目には一般人にしか見えないが、そういう怪人がいてもおかしくはない。 ただ、通常は直接的な破壊活動であったり、人々への強引なアプローチだったり、現れてすぐに怪人としての活動を開始するのが常である。 ヒーローが駆け付けたときにはすでに、何かしら具体的な被害が生じているものだ。 しかし自分たちが見る限りでは、街中の何かが破壊されたり、汚されるといった異変はない。 (一体、何をしているんだ……?) 不思議といえば、怪人の周囲にいる女子たちもだ。 怪人がすぐそこにいるのに逃げるそぶりもないし、助けを求めるわけでもない。 むしろ、怪人に対して好意を抱いているような様子だ。 とはいえ怪人が無理やり行動させているようにも見えないし、あちらの目的が見えない。 そもそも、スーツ姿の女性に怪人らしい特徴がないのだ。 ヒーローも含めた誰よりも身長があるし美形だが、逆に言えばそれぐらいだ。 「おや、お客さんかな?」 こちらに気づいたらしく、ゆったりと余裕のある振る舞いでヒーローたちの方へと向き直る怪人らしき女性。 きっちりと着込まれたスーツとその顔立ちが、はっきりと視界に入る。 大仰に両手を広げた素振りは、ステージ上にでもいるかのようだ。 「その人たちに何をした!」 レッドが声を荒げる。 「みんな、私の彼女たちだよ」 「あんっ❤」 近くにいた取り巻きを抱き寄せながら示す女怪人。 たわわに実った乳袋が、怪人の腰に押しつけられてもにゅりとたわむ。 スキンシップにしては激しすぎる行為だが、抱かれた方は嫌がるどころか喜んでいるような反応だ。 (女性に対して特化した能力か……?) 洗脳、扇動、操作……様々な可能性を思い浮かべてみても、どこか目の前の雰囲気とはそぐわない。 普段とは違う、そこはかとない違和感にブルーは顔をしかめる。 敵の正体が掴めない以上、下手に手を出すのはまずいのではないか……そんな懸念すら頭をよぎりだすが── 「お前を倒して、みんなを解放する!」 レッドが一歩前に出ながら、戦意に満ちた声をあげる。 彼は隊の実質的なリーダーであり、ブルーとは対極的な熱血さと精神力を持っている。 その行動はときにあらぬアクシデントを引き起こすが……みんな、彼に心身ともに支えられたり引っ張られてきた部分もあった。 (とにかく、戦いながら情報を集めるしかないか) レッドにならって、ひとまず複雑な思考はさておき戦闘の構えをとるブルー。 ヒーローたちの戦闘力は群を抜いていた。 攻撃さえ通れば、怪人を打ち破るのは容易い。 実際、これまでも現れた怪人たちを倒してきたのだ。 だからこそ、今もメンバーの中には「いつものように戦えば勝てる」という自信があった。 「みんな、いくぞ!」 レッドは武器を構えながら号令をかけ、駆け出そうとする。 本来であれば、仲間たちと連携で攻撃を仕掛けるはずだったのだが……。 異変はそこで起きた。

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ありがとうございます! 初めて書くシチュも多いですが、頑張ります!

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