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【スペードの国の女王】ハートの国のナナ

第三章

【ハートの国のナナ】


 ここはハートの国とスペードの国の国境近くの野営地。

 この日ナナは、スペードの国に対して女性解放を訴える活動をしていた。

 日も沈み、辺りが暗くなった夜の出来事である。


「ボクの名はエキストラ・ジョーカー。スペードの国にて、宮廷道化師として仕えている者だよっ★」

「そんな人が私に何の用? それにここはハートの国、スペードの国の者なら領域侵犯に当たるはずよ」

「それに関しては問題ないねっ★ 道化師って言ったでしょ? ボクは見ての通りピエロで、全ての国を股にかけているわけさ。訳あって今はスペードの国に身を置いているが、どこにも属していない身……それに人間の作ったルールなど……いや、何でもないこちらの話だ、気にしないでくれ。……それにしても驚かないんだね?」

「驚いてはいるわ…それよりも疑問が勝っているだけで……」

「…疑問かぁ……何が聞きたい?」

「どうやってここに来たのか、外にいる私の護衛は?」

「う〜ん、いきなり難しい質問だ…言葉で説明するのはなかなか……『化かした』とでも言えばいいかな、人を化かすのは道化師の得意とすることなんでねっ★」


 まるで答えになっていない返答に納得にいかないナナ。

 しかし、せっかく冷静を装っているのだ、これくらいでペースを乱される訳にはいかない。


「………」

「それに現にここに居るわけだし、今更気にすることじゃないよね? ……それよりも聞くべきことがあるんじゃないの??」

「…納得はいかないけれど、一理あるわね……ちゃんとした答えをくれるのかわからないけれど、ここに来た目的を聞いても?」

「そう! その質問を待っていたんだっ★」


 望んでいた質問が来たようで、エキストラ・ジョーカーは嬉しそうに話し出す。


「ここに来た目的はキングのお願いを叶える為」

「お願い?(…あの暴君がお願い? それほどまでにこの人物は……)」

「スペードの国…と言うより、キングの邪魔をする『今の君は』目障りなんだって」

「それで暗殺にでも来たってことかしら?」

「……もう、君は随分と物騒なんだなぁ。ピエロは人を楽しませる生き物なんだ……だから、君にも楽しんて欲しい。『抵抗しなければ』酷いことはしないし、君の『大切な人たちも』歓迎しよう」

「(…抵抗しなければって人質を取られているようなものじゃない……)…私に拒否権はなさそうね……」

「物分かりの良い女(メス)で助かるよ」

「(メスだとっ!!…今は我慢、しなければ……)それでキングのお願いと目障りな私、それに楽しませるがどうしたら同時に実現するのかしら? 私には微塵も想像出来ないのだけれど??」

「そうかなぁ〜 未来はすでに決まっているんだけど……そうか、君には見えないんだったね。失敬」


 人智を超えたような発言をするエキストラ・ジョーカーに、ナナは馬鹿にするより恐怖を覚えた。

 しかし、そんなエキストラ・ジョーカーに怖気付いていると悟られないように、ナナは言葉を発する。


「(嘘を言っていたり、茶化したりしている様には感じられないこの感じ…『本当に』……)失敬と詫びるとならば、その見えていると言う未来を教えてはくれないかしら?」

「う〜ん、それはつまらない。未来は知らない方が面白いこともあるし、君が楽しめなくなってしまうのはピエロ失格だ。じきに…いや、すぐに結果を知ることになるんだし、それまでは引き続きショーを楽しんで欲しいなっ★」

「(全然本質に近づけないし、引き続きショーを楽しむ? この出来事全てがショーだと言うの??)具体的なことは何も教えてくれないようね……でも、それじゃあ私は何もしようがないのだけれど。それともこのままお帰り願えるのかしら?」

「それは随分と楽しい考えだ。君にもピエロの才能があるんじゃないか? …なんてね……ひとまず君にはスペードの国について来てもらうとしようか。そして直接キングに紹介しよう」


 こんな状況でもなければ女性解放の活動をしているナナにとって、諸悪の根源であるキングに直接会えるのは、これ以上にないチャンスではある。


「あなたの理論で言うと、あなたはピエロだから平気だとしても、私が国境を越えるのは領域侵犯になってしまうわ。私一人の問題で済むならいいのだけれど、これでも私はハートの国の王女である身……そんな私が侵犯したなら国際問題になってしまう」

「その心配も必要無いねっ★ ボクと一緒だったら正面から関所を通れるよ……それに君がスペードの国に来るのは、キングが望んでいるんだ。問題になるはずが無いじゃないかい?」

「(…悔しいけどその通り……この程度のことは承知の上でここまで来ているのだろう。誰かに伝えるために、少しでも時間稼ぎ出来ればと思ったけれど無理そうね)……分かったわ」

「では、スペードの国までご案内で〜すっ★」


 ショーの開幕を知らせるような掛け声と共に、野営テントの入り口を開く。

 にわかには信じられなかったが、ここまで派手にしても護衛の兵士が反応しないのを見ると本当に化かされているのだろうか。

 もしかしたら、すでにやられてしまっている可能性も頭を過ったが……テントの外に出ると、兵士は虚ろな目をしてそこに居た。

 気を失っているわけではなく寝ているわけでもないようで、何か別のものを見ているような虚空を眺める兵士の様子は、本当に何かの術に掛かっているようだった。


「(…化かされているとはこのことか……)」


 おそらくこの状態から覚めても、全てを忘れているか…都合の良いように記憶が埋められているのだろう。

 化かされた兵士を残して、ナナはエキストラ・ジョーカーと共に野営地を出る。

 スペードの国を目指して国境へと向かった。

 その姿を見た者は誰もいない。



【スペードの国にて】


 エキストラ・ジョーカーの言っていた通り、何の問題もなく関所を通った。

 関守に通して貰ったと言うより、認識していないうちに通り過ぎたと言った方が正しかった。

 キングの城に辿り着くまで他国の王女と派手な格好の道化師が、誰にも声をかけられる事は無かった。

 護衛の兵士同様に関守も……その他、すれ違った全ての人たちもナナたちに反応を示さなかったのだ。


「連れてきたよっ★ これでボクに協力してくれるんだよね?」

「ああ、約束は守るとも。協力関係になるのは我にも利があるからな」


 城に着いたエキストラ・ジョーカーは、ナナを置いてキングと会話を交わしていた。

 それに割り込むようにナナが言葉を発する。


「…ねぇ、私に何か用があるのでしょう?」

「もちろん、用があるから呼んだのだ」


 ナナは、分かりきったことを質問する。

 わざわざこんな質問をしたのは、自分のペースに持っていくためにだった。


「…私も忙しいのだけど……」

「あの解放活動にだろう?」

「ええ、よく知っているじゃない」

「ああ、知っているとも…とても目障りな女だ……だから、我の物にしてやろうと思ってな」

「はぁ? 冗談は休み休みに言ってくれないかしら、ふざけてでもいるのかしら……私が誰で何をしているか知っている上でそんな冗談を言うなんて、頭でもおかしいんじゃないの??」


 ナナの反応は当然とも言えるものだった。

 側から見れば敵対する他国の王女に、目障りだからと言う理由で求婚をしているように見えるからだ。

 しかしキングの言う「我の物」とは、自分の妻にして他の誰にも渡さないという意味合いとは大きく異なり、本当に「モノ」としての意味をしていた。


「生意気な者を屈服させるのが好きでな……無駄な活動をしているお前を堕として我の物にするのはこの上なく興奮する。ついでに邪魔者も居なくなる訳だし、一石二鳥と言うものではないか?」


 これから堕とそうとしている相手にする話ではないが、それほどまでに自身を絶対的な存在だとしているキング故の言動だった。

 ただ、相手のナナがそれを受け入れるかは別の話であるし、もちろん反論した。


「黙りなさいっ!! 何が無駄ですって?? それに、私の『心が』あなたの手に落ちるわけないでしょ!!」

「……ほう、では試してみるとしようではないか?」


 少しの違和感を感じたキングは、一泊置いた後に言葉を返した。


「試すとは??」

「一つ勝負でもどうかなと……知っているとは思うが、ここまでの道中にお前の姿を見た者……いや、認識した者は存在しない。つまり、ここでお前が消えても誰も分からないし、国際問題にもならないが…」

「…どこまでも卑怯なやつね……」

「おかしいなぁ〜 感謝こそされても、貶されるとは思わなかった。このままどうにでも出来るところを中断し、お前にチャンスをやろうと言っているのだがなぁ〜」


 言葉では「どうかな」と相手に委ねる風に言っていても、ナナにとってはただの脅しでしか無かった。

 ここまではっきりと状況を言われると、断る事は不可能だ。

 もし断ったら、ここで消されると言われているのと同じだからである。


「…どの口が言っているか知りたいのだけれど……いいわ、その勝負受けてあげる」

「そうこなくてはつまらないところだった。お前がどこに行ったかは誰も分からないだろうが、消えたことで直に調査は行われる……証拠は無いとはいえ、スペードの国が疑われるのは必至。ここにその手が伸びてくる前に早速始めるとしよう」

「…そうね、ところで勝負の内容は?」

「それは我の部屋で教えよう」

「勝負の場はそこと言うわけね」


 その会話の後、キングとナナは玉座の間からキングの部屋へと移動した。

 そこにエクストラ・ジョーカーの姿はなかった。


ーーーーー


「きゃっ!? 何してるのっ? 一体これはどう言う状況かしら??」


 キングは部屋に入ると、おもむろに服を脱ぎ出したのだ。


「我の部屋で我が何をしようと我の勝手では無いか? それに勝負に必要な準備だ」

「客人が居るのよっ!! それに女性の前で服を脱ぐなんて正気じゃないわ……ってその手を止めなさいよっ!!!」


 ナナが声を上げているのを全く気にする様子はなく、キングは最後の布へと手を掛ける。


「そんなうぶな反応をしているようでは、この後の勝負は出来ないというもの。顔を背けていないでこっちを見ろ」


 そう言われ仕方なくキングの方へと目をやると、ちょうど下着をおろしたところだった。


「っ!? ……/////(何あれっ!? ……でかっ/////)」

「我の準備は整ったのだが、お前もそろそろ……」

「さっきから言ってるその準備って何のこと? それに勝負の内容もまだ」

「男が脱いだらそれに合わせて女も脱ぐって知らんのか? それに男と女がやることなんて一つしか無いだろう?? ……それともお子ちゃまにはまだ早いかな??」


 何となくは気づいていたと言うか……気づいてはいても認めたくは無かった事実が、嫌でも理解せざるを得ない状況になったナナ。


「ばかにしないでっ!! お子さまじゃなくて立派なレディよ!! ……それに………そのくらいわかってるわ……」


 最後の方は小声でごもっていたが、ナナが勝負の内容を理解したことだけはハッキリとしていた。


「では了承したということで問題無いな?」

「………(しまった…はめられた……)」

「ぼーっとしてないで着ているものを脱げ。お子ちゃまじゃ無いと言うなら一人でそれくらい出来るだろう? ……それとも、我に無理やり剥いでもらうのを待っているのか??」

「そ、そんなわけないじゃないっ!!」


 ナナは渋々服へと手を掛け、自らの手で服を脱ぐ。

 国境付近での活動中だったので、普段のドレスではなく軽装のナナは上と下の服を少し時間を掛けながらも何の苦労もなく脱いだ。

 しかし、下着に関してはすんなりとはいかない。

 脱ぐこと自体は難しくはないのだが、ナナの意識がそれを良しとしない。

 男の前だからと言うこともあるが、それがキングだとさらに強くなる。

 自分はなぜこんなことをしているのか、この男の前で服を脱ぐ必要は、裸になりたくない…キングのいいなりに……そんな思いがナナの動きを止める。


「ええい、まどろっこしい」


 何十分、何時間と待ったわけでは無いのだが、それでも痺れを切らしたキングはナナの腕を引き、そのまま床へと押し倒す。


「きゃっ!? やめっ!!」


 無理やり服を剥ぎ取り、ナナは生まれたての姿にされる。

 抵抗を試みるも、ナナの力では巨漢のキングを前にすると赤子のようである。

 横に投げ捨てられた服は、赤ちゃんのように綺麗なナナの肌と比例してボロボロの状態で転がっていた。


「お前のソレはお尻にあるのか」


 下着を剥がれたことにより顕になったお尻に、赤いハートの印がはっきりと刻印されていた。


「まるで蒙古斑のように可愛らしいなぁ」


 まさにキングの言う通り、蒙古斑のように見えるこの刻印をナナは気にしていた。

 ハートの国の印でありこれが持つ意味については知っているナナではあるが、精神的には幼いナナはまだ、その意味よりも見た目であったりの方が重要だったのだ。

 それをわかっているかのようなキングの言動は、ナナの気持ちを刺激する。


「…それは、言わないで……」

「どうしてだ? ソレはこの世界の人にとって誇りであろう??」

「そうだけど…お尻に刻印しなくても……」


 急に子どものようになるナナ。

 強がってはいても、中身が伴っていないのがわかる。

 少しのヒビが徐々に大きな溝を作る。


「クイーンもなかなか酷なことをするなぁ」

「お母様を悪く言うのはやめてっ!!」

「しかし、そこに刻印をしたのはクイーンだろう?」

「これは占いの結果です」

「占いなんて当てにならないものに頼った結果、お前に嫌な気持ちを与えたと言うのに? そんなものに縋るより、運命なんて実力で奪えばいいんだ……そんなものを用いるのは弱い者だけ」

「…お母様は弱くありませんっ!!」

「我ならそんなものは使わない。クイーンと違って、お前にそんな思いはさせなかったが?」

「……お母様は………」


 ナナの心に黒いものを植え付けるキング。

 自分のペースで進めるために、自分を大きく見せるために装っていたナナの態度にも変化が現れる。

 一度そのメッキが剥がれてしまえば、侵入を拒むことは出来なかった。


「我なら欲しいものは我の手で、我の力で手に入れる……もちろんお前も我の神聖なる一物で」

「/////」


 その言葉と同時にナナの眼前に出されたキングのち〇こは、ナナの顔を覆い隠すほどの大きさをしていた。

 すでにその大きさに一度驚いてはいたナナではあったが、いざ目の前にすると再びの驚きを隠せないと共にもう一つの感情もしっかりと感じていた。


「先ほどと違って、目を背けないのだな」


 キングのち〇こから目を離せないナナ。


「こ、こんな目の前にあったらどうしようもないだけよっ!! ……すんっ/////」


 言葉と動きに矛盾が生じ始めるナナ。

 まるでドラックのようなその匂いを嗅いだナナは、すでに正常では無かった。


「そうか。ではいっそのこと始めてくれないか? そうすれば目の前からは消えるぞ??」

「………(始める…それって口ですると言うことよね……確かにそうすれば、見なくては済むけれど)」

「まぁ、お前の小さな口が我の神聖なる一物を納めることが出来ればの話だけどな」

「いいわ。やってあげる」


 売り言葉に買い言葉、キングの挑発にすぐに反応するナナは承諾した。


「(うわぁ///// …ああは言ったけど、こんなのが私の口に入るのね……)……あぁん」


 改めてしっかりと目で捉えたキングのち〇こに、感嘆すると同時に興奮を覚えた。

 小さい口を大きく開けて、まるで棒アイスを一口で頬張るように咥えた。


「うぅ……うぶぅ……うぶぶぶ……」

「まだ半分も隠れていないのに溺れそうじゃないか」


 勢いに反して、実際には三分の一ほどしか咥えられていないナナ。


「ぼぼきふぎよっ!!(大き過ぎよっ!!)」

「口にモノを入れたまま話すなとクイーンには教わらなかったか?」

「(食べ物に関しては教えてもらったけど、これに関しては知らないわよっ)びらないわよっ、ぶっ」

「だからしゃべるなって…行儀の悪い者にはお仕置きが必要……いや、躾かな?」


 そう言うと、キングはナナの頭を押さえる。


「ひふへ?(しつけ?)」

「わからんやつだなぁ…ふんっ」

「あ"っ!!」


 すでに口いっぱいに咥えられていたためそれ以上は入らないと思われたが、他に逃げる場所も無いため必然的に奥へと侵入することになる。

 ナナがそれを許すかは別として、キングが頭を押さえているためナナはどうする事もできない。


「あ"っ、あ"っ、あ"あ"っ」


 何かを訴えようにも言葉にならない。


「しゃべれないように口を塞いでやってるのにまだしゃべるか……まだ残ってるし、全部入れるぞ」

「あ"あ"(うそっ!? もう入らない、苦しいっ!!)」


ズズッ、ズブブッ


「ごっ………。」


…ジョロ…ジョロロロ……


「おぉ、静かになったか?」


 キングのち〇こに溺れて、酸素を取り込めなくなったナナは意識を飛ばしていた。

 それと同時に、緩んだナナの股からは尿が漏れていた。


「せっかく根元まで咥えて見えなくなったと言うのに、気を失ってはそれも関係無く何も見えていないでは無いか」


 問題はそこではないが、キングにとってはどれも些細な事だった。


ズルルッ、ズルルルッ


「…ぐぼっ……かはっ、ごほごほっ……」


 ち〇こが引き抜かれたことで気道が確保されたナナは意識を取り戻した。


「これくらいで気を失うなんて情けない。それに、レディなどと大人ぶったわりにお漏らしとはな」

「ふぇ!? ……っ/////」


 キングに言われて自分の股に視線を向けたナナはそこでようやく気がついた。


「(うそっ…私、おしっこしてる……何が起きたの? 気を失っていた??)」

「今更気がついたのか。お前に口はまだ早いそうだな」

「???」

「だが、見えなくする方法はまだあるから安心していいぞ」

「へ? 身体が浮いて…」


 意識を戻した直後で、まだぼんやりとしているナナを待つことなくキングのペースで話が進む。

 キングがナナの左右の横腹を両手で掴むと、そのまま持ち上げてベッドに移動する。

 キングにとってナナを持ち上げることなど造作もなかったが、いきなり身体が宙に浮かんだような不思議な感覚を覚えたナナは、まるで夢の世界にでもいるようだった。


……ブチッ!


「痛いっ!!!!!」


 そんなふんわりとした感覚は、一気に変化した。

 もう一度宙に浮いたかと思うと、仰向けに体勢を変えたキングの上に落下した。

 天に向けて立っていた黒いモノが一瞬で姿を消す。

 ナナが声を出し、赤い血が流れる。

 ぼんやりとしてたナナの意識が、はっきりと覚醒した。


「いやっ、入ってる、初めてなのに、キングの、痛いっ、抜いて、お母さん、助けて、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」


 覚醒した結果、ナナの心は壊れた。


「クイーンは…お前の母は助けてくれない……言っただろう、信じられるのは己の力だけ。実力のある者だけが運命を決められる。力のある我は全てを叶えられる……助けてやろうか?」


 この状況を引き起こした当人が何を言っているのだろうか。

 それでも、今のナナにとっては救われるのならそれが誰であっても何であっても良かったのだろう。


「キングが助けてくれる?」

「ああ、我にならお前を助けられる。嫌なことは忘れてしまえばいいのだ」

「どうやって?」

「今ある感情よりも強い快楽があれば、忘れることができる……動けるか?」


 ナナは動いてみようを身体に力を入れるも、腰が抜けていて動くことが出来なかった。


「…動けません……」

「そうか、我が手伝ってやる」


 再び腰を掴み、ナナを持ち上げる。


「いっ…(たくない?)」


…ジュブッ……


 ナナの股から流れていた赤い血は、別の液体によって薄まっていた。

 男らしいキングの言動に、気付かないうちに股を濡らしていたナナ。

 おしっこでもなく、血でもなく、その液体はナナの愛液であった。

 ナナを持ち上げたキングは、そのち〇こを抜き切ることなく再び中に押し込む。

 ナナを上下に動かし、まるでオ〇ホのように扱う。


ジュブッ、ジュブッ、ジュブッ、ジュブッ……

…ズルッ、ズルッ、ズルッ、ズルッ……

…ドプッ、ドプッ、ドプッ、ドプッ……

…ズンッ、ズンッ、ズンッ、ズンッ……


「あっ、あっ、あっ、あっ/// キングっ/// もっと動いて、動かして/// 私を使って/// んっ、んっ、んっ、んっ/////」

「おい、お前そろそろ自分で動けないのか?」

「む、むりぃ……キングに使われているの……腰が抜けてて仕方が無く使われてるのぉぉお♥♥」


 キングの指摘通り、実際には身体の自由を取り戻していたナナだが、その状況を利用し楽しんでいた。


「どうして??」

「…仕方がなくなら」


 揚げ足をとって動きを止める。


「うそっ、うそだから、お願いします、動いて、私を助けて」


 すでに依存気味のナナ。


「そこまで言うなら……でも、そこまで言うなら逆に誠意も見せないとなぁ……」

「キングの…キング様の好きにしていいから」

「それだけか」

「キング様が満足されるまでスペードの国に居ます」

「………」

「キング様のモノになります」

「………」

「キング様のモノにならせて下さい」

「………」

「キング様に全てを差し出します……私も、大切な人も、大切な物も、全て……」

「いいだろう」

「ありがとうございますっ♥♥♥」


パンッ、パンッ、パンッ、パンッ

パンッ、パンッ、パンッ、パンッ


「あんっ♥ あんっ♥ あんっ♥ あんっ♥」


 騎乗位からバックに体勢を変えるが、変わらず掴んだ腰を押し引きする形でモノのようにナナを扱うキング。


パンッ、パンッ、パンッ、パンッ

パンッ、パンッ、パンッ、パンッ


「あんっ♥♥ あんっ♥♥ あんっ♥♥ あんっ♥♥」


 すんなりと快楽に堕ち、意外と乗り気のナナ。

 あの時、どうせ堕ちるのだとジョーカーも言っていた。

 ならば、楽しまなければやってられないという思いもナナの中にあったのかも知れない。

 私という邪魔者は居なくなることと、楽しませることが同時に実現する。

 エキストラ・ジョーカーが見えていた未来もあながち間違ってはいなかったのだろう。

 実際のところ、悔しいことにエキストラ・ジョーカーの言った通り、楽しくはあったのだ。


…バチンッ、ビュル、ビュルルルルル、ビュルルル〜、ドピュッ……


「へ!? あっ♥ あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ♥♥ ……はぁん♥♥ はぁ♥♥♥ ……」


 一瞬、何かをお尻に当てられた感覚があった後、それを忘れるほどの快楽がナナを襲った。

 強い快楽が別の何か忘れさせると言うのが証明された瞬間だった。


「どうだ? 最高の気分だろう??」

「はぁい♥♥♥」

「そうだ、お前にプレゼントをしておいた」

「えっ♥♥ なんですか?」


 キングが姿見を指さすと、そこにはナナのお尻が映っており、赤かったハートは黒く染まっていた。

 黒色は、色で言うならばより蒙古斑に近いが今のナナにとってはキングからもらったプレゼントの嬉しさが優っていたし、嫌な思いのある印から解き放たれたことの方が強い意味を持っていた。


「嬉しいっ♥♥ これで私は呪縛から解放される……それにキング様の印っ♥♥♥」


 赤いハートは、ハートの国の印。

 黒いスペードは、スペードの国の印。

 黒いハートは……キングの印なのだ。

 いずれ、ハートの国が黒く染まった時には全てがキングのモノになったと言えるだろう。



【スペードの国のナナ】


「お前の服はボロボロにしてしまったのでな、新しい衣装を用意してやろう」

「嬉しいっ♥♥ ありがとうございます♥♥♥」


 それからナナの服が仕上がるまでの数日はキングの部屋で裸のまま過ごした。

 その間、何度行為に及んだかはキングとナナですら覚えていないが、かえって服が無くて正解だったと言えるかも知れない。

 仕立て終わった服が届くと、キングからの贈り物だと言うこともあり、ナナは早速袖を通した。

 ハートの国で着ていたという白を基調としたドレスと対照的な、黒い色をしたドレス。

 スペードの国を訪れるまで純白だったナナが、今はキングの色に染まったことを表していた。


「素敵なドレス……これ以上、何者にも染められない漆黒のドレス♥♥♥」


 そう言いながら微笑むナナの頬には、数日前には無かったスペードの刻印がされていた。

 そんなナナにキングから一報が入る。


「ちょうどお迎えが来たようだが?」

「…エースが来たのですか……早かった(遅かった)ですね。でもキング様、お迎えと言うのは間違っていますよ。だって、私の居場所はキング様の隣ですから……そうだっ!! 迎えに来たエースをこちらにお迎えするのはいかがですか??」

「がはははっ! もちろんそのつもりだったが、お前からその言葉が出るとはな……面白い、実に愉快だ。お前も一緒に玉座の間でエースを迎えろ。やつがお前に気づくか見どころというものよ」

「はいっ♥♥♥」


 ナナは黒いベールを被り、キングと共に玉座の間に向かうのだった。

幕間

【ナナの秘密】


 これは、エキストラ・ジョーカーが訪れる数時間前のお話。


「ナナ、ナナ、聞こえますか?」

「誰? どこ?」


 ナナの頭の中に声が響き、それから辺りが光り出す。


「私はジョーカー ……この世界を創りし二柱のうちの一神」


 光と共に現れたのは自らをジョーカーと名乗る女性。


「この世界に危機が迫っています」


 あまりにも突然の出来事過ぎて、石のように固まるナナ。


「………」

「…コホン、失礼しました。あまり時間が無いもので……」

「…いえ、敵意は感じられませんが……言っていることを信じて良いものか。突然現れて神だと言われても何が何だか状況がさっぱり……正直、あなたが何者なのか……判断しかねます」

「…そうですよね……しかし、先程も言った通り残された時間は少し……この状況を受けて信じていただく他ありません」

「(確かに光と共にいきなり目の前に現れたように見えたし、外から入って来たなら護衛が何も反応しないなんておかしい。神でも無いと説明のつかない様な不可思議な状況ではある)そうね、一応話だけでも聞こうかしら……どうするかはその後に決めても?」

「ええ、構いません」


 何事もその状況を捉えてから判断する姿勢は、少女とは言っても王女としての素質が窺えた。


「それでは……もう一度言いますが、私はこの世界を創造した二柱のうちの一神であるジョーカー。そして、我が半身でもあるもう一神の名は、エキストラ・ジョーカー。私が光の力を持つならば彼は闇の力を持つ。我々は同等の力を持ち、決してお互いを倒すことは出来ません」

「それなら何も問題はないのでは?」

「話はここからです……世界に危機が迫っていると伝えましたね?」

「はい」

「私たちの力は常に同じでも、他の力が加われば均衡は崩れます」

「もしその話が本当だとして、神に力を貸せるほどの存在なんてそうそう居ないのでは?」

「そうですね、たとえ人の力が加わっても神には届きません。それに均衡が崩れると言っても半身という性質上、互いを攻撃することは自分を攻撃することになります」

「じゃあ尚更…」

「しかし、彼の目的が私でないとしたら?」

「???」

「互いの身に関しては手を出せなくても、それ以外になら……彼は私を倒さずにこの世界を支配するつもりです。今は彼が世界を変えようとしても、私が止められる……しかし、均衡が崩れればそれも不可能になります」

「話は分かりましたが、私に何をしろと? その話を聞く限りでは私一人の力なんて……エキストラ・ジョーカーなる神が味方につける力がどれほどのものかは知らないですが、単純な武力ならばハートの国のエースが……カリスマ性や国力など総合的な面ならば私の母でもあるハートの国女王であるクイーン様の方が、私よりはるかに力になれると思いますけれど……」

「ナナ、あなたの言っていることは間違ってはいません……神たる私が言うのも何ですが、イタズラにもあなたが選ばれてしまった。しかし、選ばれるにも理由(わけ)が存在します……誰でも良いと言う訳ではないのです。ある資格を持つ者が選ばれるのです……イタズラにもと言うのは、その資格を得たのが偶然かあるいは必然か、あなたであったと言うことです」

「…資格?」

「そうです。神(ジョーカー)殺しの力を持つ子を宿す資格……今この世界には神を倒すほどの力を持つ者は存在しません。世界の均衡が崩れた時、その力を宿した子がこの世界に生を享けるのです」

「私がその力を持つ子を産むのですか?」

「それしかこの世界が救われる方法はありません」

「ですが、私にはまだそのような関係の人物はいません……私と、『誰の』子なのです?」


 これまで時間が無いと早口気味に話していたジョーカーの口が嘘かのように止まる。


「………」

「…話せないことなのですか?」

「そう言う訳では無いのですが……それより先にエキストラ・ジョーカーの協力者について話して置きます」

「(確かにそれも知らなかったな…そんな悪魔のような神に力を貸す人間のことを……)分かりました」

「その人物はこの世界で最も罪深い人間……ナナ、あなたもよく知っている人物……」

「…キング」

「その通りです。彼はキングを味方につけ、力を強めるつもり……いえ、すでに協力関係にあると言っても過言ではないでしょう」

「それで時間が無いのですね……でも、その言い方であれば『いずれ』協力関係になろうとも『まだ』そうではないのですか?」

「はい。キングは協力の条件に『あなたの身を』要求しました」

「私の?」

「そうです。ナナ、あなたが『選ばれた』のです」

「…選ばれた……これは偶然?……では無いようですね」


 資格を持つ者がキングに選ばれる運命だったのか、キングに選ばれたからその資格を持つのか。

 しかし、これによりもたらせる結果に違いは無い……これが意味するのは……


「ええ、これに関しては決まっていたと言えるでしょう。ジョーカーを倒せるのは神殺しの力を持つ者ではありますが、その力は『資格を持つあなた』と『決まった人物』の間にしか宿りません。決まった人物とは、この世界の均衡を崩した人物……つまりはエキストラ・ジョーカーに協力した人物」

「…キングと言う訳ですね?」

「正しく…均衡を戻すには、崩した力より強い力が必要です……キングの力を超えるには、キングの血を引く必要があるのです」


 この会話から、嫌でも理解せざるを得ない事実があった。


「…と言うことは、私とキングが……」

「ご想像の通りです」


 先ほどジョーカーが言い淀んだ理由がようやくわかった。

 以前からナナが敵対視し、嫌悪感すら覚えるキングとの間に子を儲けろと言うのだ。


「…私にしか出来ないんですよね……」

「残念ながら…もし可能であれば神である私が全てを担うべきなのですが……私にはその資格がないのです」

「…子を孕んだ後の私はどうなるのですか?」

「子を孕むその過程であなたはキングに支配され、その手に堕ちてしまうでしょう」

「堕ちた私は?」

「…おそらく、他の者を堕とすでしょう……それでも世界を救えるのは……」


 この世界の神からの…言葉通りの天命だと、ナナは自身を納得させたのだった。

終章

【黒が支配する世界】


 クイーンがスピーチをしたあの日、世界はエキストラ・ジョーカーとキングによって支配された。

 そして、その後すぐにナナは子どもを授かった。

 おそらく、最初にキングとした時にはすでに孕んでいたのだろう。

 その年の暮れにはスペードの国で息子の『サン』が産まれた。


 また、世界が支配されてからの数年間は争いの日々が続いた。

 スペードの国とハートの国が、ダイヤの国とクラブの国を襲ったのだ。

 ダイヤの国とクラブの国は連合軍となり抵抗したが、ふたつの大国と神を相手に徐々に押され、最終的に籠城戦を強いられる形となった。

 商業と農業を中心としていた二国は、物資においては豊富であり優位に立てても、こと武力に関してはスペードの国は敵わなかった。

 もともとスペードの国に対して、ハートの国を中心とするダイヤの国・クラブの国の三国が協力する形だったため、ハートの国がスペードの国側についた時点で結果は決まっているようなものであった。

 予想以上には粘った二国も次第に兵糧が尽き、ついには転機を得ることは無くスペードの国の属国となった。


 それからまた数年、月日が経つに連れサンは順調に成長し、それに反してキングは衰えた。

 盛者必衰は人間の性(さが)、人である身のキングはピークを境に絶対的な存在では無くなった。

 現実にはただ歳を取ったに過ぎないが、まるでキングの力をサンが吸っているかのようにも見えた。


ーーーーー


 世界は荒廃していた。

 キングの影響力が無くなった現在、エキストラ・ジョーカーが四国の全てを握っていた。

 支配しているのが人間であったなら、少しは治めるという意識もあったかも知れない。

 事実、キングはスペードの国を存続させていたわけだし、手放しでは身の危険もあるため恐怖政治を敷くなどの手を打っていたのだ。

 しかし、人間でなく神であるエキストラ・ジョーカーにとって権力や治世などには興味無く、手に入れてしまいさえすれば後のことなど……この世界に生きている人間のことなどどうでも良かった。


 …それが、己の首を絞めているとは知らずに……


 18年が経ちサンが成人を迎えた時、ジョーカーと共にサンがエキストラ・ジョーカーの前に現れた。

 もしも、少しでもエキストラ・ジョーカーが現世に興味を持ち、人間のことに気を向けていたなら気づいたかも知れない。

 けれど、時はすでに遅かった。

 サンは見事に大成していた。

 革命を起こしたサンは、全盛期のキングを越えるほどの力をつけ、秘められた神殺しの力も顕現させていた。


「…ジョーカー、それとお前は……」

「俺はナナとキングの子、サンだ!!」

「っ!?」

「エキストラ・ジョーカー覚悟っ!!」


 次の瞬間にはエキストラ・ジョーカーは消滅していた。

 瞬きほどの一瞬のうちにエキストラ・ジョーカーは倒され、その姿は消えた。


「…これで終わったのですか?」

「はい、ご苦労様でした」


 あまりにも呆気の無い終わりに少し拍子抜けのサンではあったが、これが神殺しの力なのだろう。

 何者であってもルールには逆らえない、それがこの世界の理(ことわり)であった。



 『ジョーカーはスペードのサンには勝てない』



 これがルールだったのだ。


「それじゃあ、これで……世界は『俺の』もの」

「何を言って!?」


 ジョーカーは勘違いをしていた。

 サンがこの世界の救世主だと……ナナの子であるサンが、キングの子でもあることを失念していたのだ。

 そして、誤算もしていた。

 己も『ジョーカー』の名を冠する存在であるのに、ナナの子が自分を攻撃するとは考えていなかったのだ。

 もしくは、ナナが止めてくれるとでも思っていたのだろう……しかし、ここにナナは居ない。


「ジョーカー、君はどうしたい?」

「…どうしたいとは?」


 サンは、すぐにはジョーカーへ手を出さなかった。

 それどころか質問を投げ掛けた。


「エキストラ・ジョーカーは男だったが、君は女だ」


 その言葉の意味することはジョーカーにもわかった。


「…神である私に、あなたの女になれと言うのね」

「ああ、世界がこんなになるまで隠れていた女に神を名乗る資格があるとは思わないけど……その神の力には価値がある。俺に尽くすと言うのであれば飼ってやる……どうする?」


 先ほど、神殺しの力を目の前で見たジョーカーは、ここで断れば少しの抵抗も許されずに消されるのだと、嫌でも理解出来た。

 キングがそうであったように、人の命には限りがある。

 私が存在しさえすれば、いつかその時は訪れる。

 それまで耐えれば……。


「…分かりました。でも、その前にナナと会わせてください」

「いいよ。俺もちょうど母さんには用があったから」


 ジョーカーはナナに期待をしていた。

 ナナがサンを止めてくれることが最後の希望だった。


「あっ♥ サンっ♥♥ ……とジョーカー」


 ナナは堕ちていた。

 サンは己の母であるナナを堕としていたのだ。


「その様子だと全て終わったようですね?」

「…ナナ、あなたもしかして……」

「ええ、もちろん全て知っていましたよ。だって私が言い出したことなんですからっ♪ ……まだ若いとは言え、老いた私の身体以上に差し出せるものはと考えた結果がジョーカー、あなただったと言う訳です。それに、私をこんな風に変えたのは……元を辿ればあなたでしょ? あの時あなたが私のところに来て、私に使命を与えたから……」

「その事については私も申し訳なく思っています……けれど、あの時はそうするしか……今この時も訪れては……」

「いえいえ、言い方が悪かったようですね。私はあなたを恨んでなどいません……私は今、とっても幸せなんですからっ♪ むしろ感謝をしているくらいです。だから、これはあなたへの『お返し』でもあるんですよ?」

「そんなこと私は望んでいません!!」

「遠慮しなくてもいいんですよ? 何百年も何千年も一人で寂しくは無かったのですか? 本当に、羨ましいとは思った事はないんですか? もしかして堕ちるのが怖いんですか?」


 次々と投げつけられる問いに、ナナが正気ではないのだと悟るジョーカー。

 それと同時に、ナナに抱いていた希望は絶望に変わる。

 信じていた者に裏切られ、ジョーカーの心は壊れた。


「あ”〜”〜”〜”〜”〜”〜”っ”♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡」


 そのあとは早かった。

 快楽に耐性の無かった光の神は闇に堕ちた。

 万全ならそうで無かったかも知れない?

 神殺しの力が相手でなければ?

 本当に?

 果たして、サンのBBCを前に女のジョーカーが耐えられたのか……全ては言い訳に過ぎないのでは……真相は闇の中であり、闇の神となったジョーカーしか知らない。


ーーーーー


 エキストラ・ジョーカーと同盟関係を組んでいたキングとは違い、ジョーカーを飼い慣らしたサンは神の力をも自分のものとした。

 ジョーカーの力を使えば、世界を創り変えることも自由だし、理(ことわり)を変化させることも自由だ。

 サンは、その力を使いナナを若返らせた。

 それに合わせるように、クイーンとエースも……好きな時に好きな年齢の彼女たちと遊べるようにしたのだ。

 不老不死の力も得たサンたちは、永久にこの世界を支配する事だろう。


「あんっ♥ あんっ♥ あんっ♥ あんっ♥」

「サン様〜 ナナだけじゃなくて、クイーンにもそれをちょうだいっ♡♡♡」

「そうですよ〜 ナナばっかりずるいですぅぅぅ♥♥♥ 私だって欲しいのにぃぃぃ♥♥♥」

「クイーンもエースも、昨日いただいていただろう……次は神である私に譲るべきだと思うが??」

「神であろうと母であろうと俺の前では皆、ただの同じメスでしかない……気が向いた時に気が向いたメスとやるだけだ……何か言いたいことはあるか?」


「「「「ありませんっ♥♡♥♡ 全てサン様とその神聖なる一物(BBC)に従いますっ♥♡♥♡」」」」



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