加工場勤務の私が、被加工場勤務に異動するなんて…
Added 2023-09-15 15:00:00 +0000 UTCあの日、静香(しずか)先輩が “生体オナホ(VenusⅠ - ヴィーナスⅠ)” に加工されて出荷された。
好意とともに抱いていた先輩への “憧れ” が、まさか “あんな形に変貌する” とは誰も予想していなかった。
……ガチャ!
「えっ!?」
地面に座り込み、そのまま自慰に浸っていた里美(さとみ)の前にオーナーが現れる。
面接を終えたのであろう、オーナーの後ろにひとりの女性が立っていた。
「… “お邪魔” だったかしらね……」
「い、いえ。ちょうど加工も終わったところで……」
急いで立ち上がり、服装を整えながらそう報告する里美の足元には小さな水たまりが出来ている。
「別に、加工に問題がなければ “何を” してもらっても構わないんだけど……新しい子への教育としては、あまりよろしくないかも知れないわね」
「あ、その子が…」
「白石 日菜(しらいし ひな)です。よろしくお願いします」
「こちらこそよろしく…と言うことはオーナーさん……」
「そうだね、採用することにしたよ。そこで里美さんに研修をお願いしようと思ってここに来たんだけど、引き受けてくれるかな??」
「(こんな姿を見られた後で恥ずかしいけど、本人を前に直接言われたら断るものも断れないよね…オーナーさんもずるいな……)…私でよければ……」
「うん、全然いいよ」
オーナーの問いに逃げ場が無い以上に、里美の確認は形だけのものであった。
なぜなら頼んだ本人なんだから、当然答えはいいに決まっているのである。
こうして、里美が日菜の研修をすることになったのだった。
ーーーーー
「白石さんは…」
「日菜でいいです」
「…日菜さんは……」
「はい、なんでしょう??」
淡々と話す日菜に少し押され気味の里美。
日菜の雰囲気に当てられているだけでなく、さっき “見られた” ということもあって強く出れずにいるのだった。
「この工場についてはどこまでご存知ですか?」
「私の方が後輩なんですから敬語である必要はないです。それと質問に対する答えですが、無理やり連れて来られたわけではないですから、どのような仕事をするかは知っています。ただ、“工場について” と言うそのままの意味であれば何も知りません」
「そ、そうだよね(…だから私が研修するんだし……)」
「いえ、確認は大切ですから……確認と言えば、先ほど聞けなかったことが…」
「え、あ、あれは…」
「…お名前をお聞きしてもいいですか??」
「(…自慰のことじゃなかった///)ご、ごめんね。私の自己紹介がまだだったよね…桶川 里美(おけがわ さとみ)。私のことも下の名前で大丈夫よ」
「では里美先輩と呼ばせてもらいます」
ーーーーー
互いに自己紹介を終えた2人は早速研修を始めた。
「ここが工場のゲート。出入りの際に毎回チェックが必要でちょっと面倒だけど、これで出退勤の記録も付けられるわ」
「出る際にも必要なんですね」
「 “人以外を” ここから出すわけにはいかないからね」
「なるほど、そう言うことですか」
「日菜さんの情報も登録するからそこに立って」
「はい」
……IDを確認中……
……18564……SATOMI OKEGAWA……
……アクセス完了……
…… “Venus System(ヴィーナスシステム)Ver.1.0” 起動します……
……新規 “素体の” 登録を開始……
……素体の情報を入力してくだい……
「…里美先輩、素体って言うのは??」
「あぁ、このシステムは “ヒトのことを” 素体としてしか認識できないってオーナーが言ってたわ」
「…そうですか。では里美先輩も??」
「そうね、素体として登録されているわよ。確かにちょっと違和感はあるけど、別に機械がそう処理しているだけだし問題があるわけではないから気にすることないと思うわ」
……素体の情報を入力してください……
「あ、急かされちゃったわ。えーっと…」
……18570……HINA SHIRAISHI……
……生年月日を入力してください……
……20yy/01/27……
……配属を入力してください……
……職員……
……続いて、生体情報を登録します……
……生体スキャンを開始……
身長・体重や体の凹凸に加え、顔の形、網膜、指紋に至るまでありとあらゆる情報をしていた。
……生体スキャン終了……
……IDカードを発行しました……
……他にご用件はございますか……
「もうないから…シャットダウ……」
「ちょっといいですか??」
「ん? 日菜さんどうかした?」
「 “今後のために” 私も登録作業をしてみたいのですが…」
「今後?」
「はい。“いつまでも” 里美先輩が居るとは限らないので…」
「(そんなにすぐ辞めるつもりはないけれど、“いつでも” 私が居るとも限らないか)やってみたい気持ちはわかった…けど、登録するものがないね……」
「里美先輩で仮登録することはできないんですか??」
「…仮登録かぁ。確かそんなのもあった気がするけど……」
……仮登録を開始します……
「えっ勝手に動いて」
「私たちの声に反応でもしたのでしょうか」
「そうなのかなぁ(…音声認識機能なんてなかったような……)」
……素体の情報を入力してください……
「でも、“先ほどと同じ” 感じで始まりましたよ」
「そうだね」
「里美先輩、IDを教えてください」
「うん」
……18564……SATOMI OKEGAWA……
……生年月日を入力してください……
「里美先輩、生年月日もお願いします」
「う、うん」
……20xx/04/14……
……配属を入力してください……
……職員……
……すでに同じ情報で登録がされています……
「ダメみたいだね」
「…ちょっと待ってください」
「ん? 何してるの?」
「大丈夫です。これでいけると思いますので、里美先輩は生体スキャンの方へ」
……配属を “変更” しました……
……続いて、生体情報を登録します……
……生体スキャンを開始……
……生体スキャン終了……
……他にご用件はございますか……
……シャットダウンします……
「複雑な操作が必要かと思いましたが、意外と簡単ですね」
「ここ仕事は基本的に全部こんな感じで、機械の指示に従っていれば平気よ」
「これなら私一人でもできそうです……そう言えば、里美先輩のIDカードは発行されないんですね」
「仮登録だからじゃない? それに私はもう持っているから2枚も要らないわ」
「それもそうですね」
「じゃあ、登録も済んだことだし次は保管場ね」
ーーーーー
「…保管場は第1から第5まで存在するわ」
「結構あるんですね」
「1から3は数の多い “汎用タイプ” で、4と5は “カスタマイズタイプ” 。中でも5はすでに買い手の決まっている “オーダーメイドタイプ” が保管されているわ」
「ここは1だから汎用タイプですね」
「そう言うこと」
「早速だけど、日菜さんの初仕事…その端末を触ってみて」
「はい」
「この後加工される素体には印がついていて……右上にあるでしょう?」
「この黄色いやつですね??」
「そうね。そしたら行き先を1にセットして、そのままロックを解除してちょうだい」
「えーっと(行き先を第1加工場に設定…ロックを解除……パスワード??)」
……行き先を第1加工場に設定……
「…里美先輩、ロックの解除パスワードはなんですか??」
「日菜さんの指紋が登録されているから、そのまま端末に指を当てれば平気なはずよ」
……ロックを解除します……
「…いけました」
「ね、簡単でしょ?」
「はい」
「素体の運搬も機械がやってくれるから私たちは2、3回ポチポチ操作するだけ……で、最後は加工場ね」
ーーーーー
「さっき日菜さんが送った素体が届いてるはずなんだけど、先に機械をセットアップさせなくちゃ……日菜さんやってみる??」
「いいんですか??」
「難しいことはないし、私も “見てる” から」
初日だと言うのに加工までやらせるのは、登録作業をやってみたいと言ってきた日菜のやる気を勝手いたのと、加工と言っても基本見ているだけだからだった。
……IDを確認中……
……18570……HINA SHIRAISHI……
……アクセス完了……
……Venus System Ver.1.0” 起動します……
……加工方針及び工程を選択してください……
……汎用タイプでよろしいですか……
……汎用タイプは、素材の身体的特徴を残したまま加工します……
……そのため、カスタマイズ等できませんがよろしいですか……
……汎用タイプに設定しました……
……加工対象を確認中……
……第1レーン……1体の素材を確認……
……まもなく加工を開始します……
……5……4……3……2……1……第1レーン起動……
「ここから3時間ほど暇だから、何かお話でもする?」
「見ていなくていいんですか??」
「問題なんて起きたことないからね……あ、でも初めてなら見てて面白いかも。私は毎日のように見ているから…」
「…自慰に浸ってたんですね??」
「え、あ、それは…」
「別に誤魔化す必要はないじゃないですか。性欲は人間の三大欲求なんですから、ヒト科の里美先輩がそういうことをしていても私はいいと思いますよ」
「あ、うん。ありがとう(…ヒト科? なんだか不思議な言い回し……)」
「お礼を言われるようなことは何も……それより気になっていることがあるんですが…」
「何かな?」
「これらのどこに里美先輩は興奮したのですか??」
「(これって初対面に聞く質問!?)……えーっと…いつもあんなことしているわけではなくて…今日は特別というか…」
「何が特別だったんですか??」
「(…なんでこんなに聞いてくるんだろう? 日菜さんちょっと怖いな……)…私の研修をしてくれた先輩が異動することになって、それが今日で……ちょうどあの時に加工されてたんだ」
「…研修をしてくれた先輩。私の場合は里美先輩ってことですね??」
「まぁそうだけど……それがどうかしたの?」
「いえ、私には理解できないことだったので気になっただけです」
「そ、そうなんだ……(さっきは “いいと思う” って言ってたのに、今度は “理解できない” かぁ)」
「…すみません。自分で言うのもなんですが、悪気があるわけではないんです。こんな話し方なので誤解されやすいだけで…… “何にでも興味があって、ただ知りたいだけ” なんです」
「硬い言葉を使うと語意が強く感じちゃうよね(…日菜さんも苦労してるんだな)。大丈夫だよ、気にしてないから……それより何でも知りたいってすごいね。大人になったからか、探究心?っていう言うのかな…どっかに置いて来ちゃったよ。そうだっ! 私にできることなら “何でも協力する” から、ちょっとしたことでも言ってね!!(私ったら先輩らしいこと言っちゃった!)」
「ありがとうございます。…すぐにお願いすることになりそうです」
「うん、待ってるね!」
そんな会話をしている間に加工作業は終わり、この日の研修も終えるのだった。
ーーーーー
「お先に失礼します」
「また明日ね、バイバイ!」
「………さようなら」
……IDを確認中……
……18570……HINA SHIRAISHI……
……生体スキャンを開始します……
……100%一致、白石 日菜 本人であることを確認……
……退室を許可します……
ーーーーー
「今日は疲れたな〜 憧れだった静香先輩の異動があったと思ったら、今度は新しく日菜さんが入ってきて…初めての新人研修もしちゃったし、静香先輩の代わりとして明日からも頑張ろうっと……」
……IDを確認中……
……18564……SATOMI OKEGAWA……
……生体スキャンを開始します……
……100%一致、桶川 里美 本人であることを確認……
……脱走の危険性あり……エリアを閉鎖します……
「え、なに脱走?」
……睡眠ガスを放出……
「睡眠ガス!? これは何かのまちが…ぃ……」
……対象の沈黙を確認……
……対象の登録情報を再確認……
……18564……SATOMI OKEGAWA……
……20xx/04/14……
……第4保管場……
……登録情報と対象の状態が異なります……
里美が知らない間に配属が変更されていた。
仮登録の際に日菜によって操作されたことは間違いないのだが、仮登録でなく本登録の方を変更したのは意図したことか誤りか。
「……珍しく異常を検知したから見に来たら、まさか里美さんが…ね。何がどうしてこうなっているかはわからないけど、登録されているんだから “問題はない” わね」
“間違い” ではなく “問題” はないとオーナーは言った。
まさかとは驚いたものの、オーナーからすればこうなった過程なんて難しい話など関係なく、単純に目の前の結果が全てでしかなかった。
「新人ちゃんの研修は終わってるみたいだし、明日にでもお願いしようかしら……また新しい子を探さないと」
そんな小言を放つオーナーは、第4保管場へと里美を運ぶのだった。
ーーーーー
『 18564 - 桶川 里美〈状態:スリープ〉』
「…そうですか、里美先輩が……」
スリープ装置を目の前にして、そう言ったのは日菜である。
「ええ、昨日 “脱走” しようをしたところを捕まえたの」
「…脱走、ですか??」
「職員でないヒトがここを出ようとしたってことよ」
「里美先輩が職員ではなかったと言うことですか……」
「不思議なことだけどそう言うことね……日菜さん、何か知らないかしら?」
「それは私に聞くことなのでしょうか??」
「見ての通りスリープ状態の里美さんには尋ねることができないから、最後に一緒だった日菜さんにと思っただけよ」
「………」
「別にどんな答えでも構わないのだけれど…どうせ里美さんの加工は行われるし……あなたに合わせて言うなら “ただ気になっただけ” よ」
「そう言うことでしたら、里美先輩には “協力してもらっただけ” です」
「協力?」
「はい。“研修をしていただいた先輩を加工することで得られる快楽について” ……里美先輩も “私にできることなら何でも協力する” とおっしゃていたので」
「あははは。里美さんも狂っているとは思ってたけど、日菜さんの狂い方も大概だ……それでいて私の目に狂いはなかったと言うわけか」
「…私にはこんな工場を経営しているオーナーが一番狂っていると思いますが……」
正常な状態であっても己のことを客観視できない人が多いのだから、狂っている彼女らが自分のことを捉えられないのは仕方がない。
「何か言ったかな?」
「いえ、何も」
「…そしたら日菜さん、里美さんの加工をお願いできるね?」
「もちろんです…行き先は第1でいいですか??」
「あぁ、里美さんは “カスタマイズタイプ” か……日菜さんも “とことん性格が悪いね” 」
「ありがとうございます」
「…褒め言葉……かも知れないわね。カスタマイズタイプの加工には専用の機械も必要になったりするから、第2に送ってちょうだい」
「わかりました」
……行き先を第2加工場に設定……
……ロックを解除します……
「そう言えば、カスタマイズの内容は……決まってないわよね?」
「?? ……おそらく」
「基本的にはスリープ前に本人と確認・調整して決めるんだけど、スリープに入った時点で “人権も一緒に凍結” しているから後で勝手に変更されることも少ない無いわ。だから今回は日菜さんの好きにしていいわよ」
「なるほど、わかりました」
「じゃあ、私は “新しい子の面接” があるからあとはよろしくね〜」
そう言い残してオーナーは消えていった。
ーーーーー
……IDを確認中……
……18570……HINA SHIRAISHI……
……アクセス完了……
…… “Venus System Ver.1.0” 起動します……
……加工方針及び工程を選択してください……
……カスタマイズタイプに設定しました……
……カスタマイズの内容を選択してください……
「ここはこうして、これはこう…こっちは……これでよし」
……カスタマイズの内容を設定しました……
……加工対象を確認中……
……第1レーン……1体の素材を確認……
……まもなく加工を開始します……
……5……4……3……2……1……第1レーン起動……
「…里美先輩が流れてきた……まだ何も感じないな」
……対象を最終確認中……
……18564……SATOMI OKEGAWA……
……確認終了……
……フェーズ1 - 口内開発を開始します……
……体温の上昇を確認……
……まもなく絶頂します……3……2……1……
……絶頂を確認……加工を継続します……
「(…ん……んん……んんっ/// ………)」
……フェーズ2 - 乳首開発を開始します……
……投薬開始……
……薬の副作用により、BカップからDカップにサイズアップを確認……
……設定サイズへの到達を確認できませんでした……
……投薬開始……
……薬の副作用により、DカップからFカップにサイズアップを確認……
……設定サイズへの到達を確認できませんでした……
……投薬開始……
……薬の副作用により、FカップからHカップにサイズアップを確認……
……設定サイズへの到達を確認……加工を継続します……
……ニップルドームを装着します……
……問題発生……乳首を確認できません……
……問題を分析中……
……乳首の陥没を確認……
……陥没乳首に対する処置を選択してください……
「…こういうパターンもあるんだ……可哀想だし治してあげるか」
……陥没乳首の治療を開始……
……ニップルドームを搾乳機に換装しました……
……これより搾乳を開始します……
……乳首の吸い出しに成功……
……乳首を固定します……リングを装着しました……
……このまま搾乳を継続します……
……乳首のさらなる肥大を確認……搾乳を継続します……
……母乳を確認……搾乳を継続します……
……体温の上昇を確認……
……まもなく絶頂します……3……2……1……
……絶頂を確認……搾乳を継続します……
「(…んっ/// んんっ/// ……んん〜〜〜っ/// ………)」
……フェーズ3 - 膣開発を開始します……
……問題発生……
「…また問題?? 問題なんて起きないって言ってたのに、次は何なのかしら……」
……素体の膣開発を確認……
……これ以上の膣開発は必要なしと判断……膣開発を中止します……
「…里美先輩が予想以上に変態だったって言うことか……」
……フェーズ4 - ア〇ル開発を開始します……
……問題発生……対象の絶頂待機状態を確認できません……
「…問題問題って一度起きたら連鎖するようだけど、後でオーナーに報告しないといけないわね……まぁ全部このシステムが大袈裟に言っているだけで、問題発生って騒ぎ立てるほどのことでは無いけど」
……ア〇ルのみでの開発に移行します……
……ア〇ルプラグ用の開閉リングを装着……
……プラグを接続……
……浣腸開始……0.5……1……2リットル……
……プラグを切断……
ーーー 5分経過 ーーー
……ア〇ル開放……
……排泄を確認……
……ア〇ル開放状態を維持……ア〇ルパールを挿入します……
……1……5……10……
……半分のパールの挿入を確認……引き抜きます……
……ア〇ルパールを挿入します……
……10……15……20……
……全てのパールの挿入を確認……引き抜きます……
……アナルよる絶頂を確認……
「(…あ……ああっ/// ……あ、なるが……)」
……フェーズ5 - 不要なパーツの切除を開始します……
「…さっきまでは “汎用タイプ” とほとんど変わらない……本番はここから」
……対象を固定……
「いよいよね。“ヒトがヒトで無くなる瞬間” ……進化の歴史で見ても “二足で立って道具を使うのがヒト” なわけだから、その両方を奪われるこの瞬間こそが……♥♥♥」
診察台のような大きな机に乗せられている里美には、これから切断される手足がついている。
両手両足を大きく広げ、大の字を描いて横になっている里美。
胴体には3本ほどのベルトが締められ、口にはなぜか猿轡が嵌められていた。
……四肢の切断を開始……
「う"う"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"!!!!!!」
その理由は簡単なことだった。
いくらスリープ状態とは言え、身体を切られたら目を覚ます。
覚醒した時に暴れられたら困るから胴体を固定し、舌を噛まないように猿轡を嵌めたのだ
……対象の覚醒を確認……
……障害には当たらないと判断……加工を継続します……
だからと言って、覚醒したら切断が止まるわけではない。
たとえもう一度眠らせても、切断しきらなければ同じことの繰り返し。
それに耐えられないほどの苦痛で脳が焼き切れようとも、どうせ人格を処理してしまうことを考えれば大した問題では無いのだ。
「う"う"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"!!!!!!」
……四肢の切断を完了……
……フェーズ6 - 刺青を開始します……
「う"う"ぅ"ぅ"ぅ"!!! …う"う"ぅ"ぅ"ぅ"!!! ……」
四肢の切断を終えても、そのまま次の加工に移る。
……フェーズ7 - ピアスの装着を開始します……
「う"う"ぅ"ぅ"ぅ"!!! …う"う"ぅ"ぅ"ぅ"!!! ……」
……最終フェーズを除き、全ての加工を終了……
……投薬開始……
「う"う"ぅ"ぅ"ぅぅ……」
……対象の沈黙を確認……
ようやく、睡眠薬によって眠らされた里美。
ただ、この睡眠は “スリープとは違い” ただの睡眠であった。
……最終フェーズ - 人格の処理を行います……
……最終フェーズの開始には職員の承認が必要です……
グチュ、グチュグチュッ……♥♥♥
……最終フェーズの開始には職員の承認が必要です……
「…ふぇ!? あぁ承認か……」
さっきまでは里美の悲鳴にはなれなかったくぐもった呻き声によってかき消されていたが、日菜は十二分に盛っていた。
……承認完了……
……人格の処理を行います……
眠っている里美の頭には、たくさんの線がつながったヘルメットが被せられる。
……人格の消去を開始……
日菜が選んだ処理方法は人格排泄ゼリーではなく、機械による人格の書き換えであった。
専用のバイザーからは電気信号が送られる。
それを受け取った里美は半覚醒状態になった。
「(…あれっ私、何だかぼーっとして……アバババ……何が起きたの一瞬意識が飛んで……一瞬?……ブベベベ……また、そう言えば帰ろうとしてはず……ガガガ……そうだっけ? 手足が……手足が? ケケケ……う〜ん何も思い出せない……私は何をして……ジュブブ……そもそも私って……リャリャリャ……ジャババ…………)」
徐々に記憶が消されていく。
新しい人格をインストールするために一度フォーマットをしているのだ。
こんなことなら意識がない方が幸せなのかも知れないと思うのは正しいのかも知れない。
しかし里美に意識があるのは本当に、バイザーから発せられる電気信号によって半覚醒状態にあるからなのだろうか。
スリープ状態の素体に意識がないとは誰が言ったのだろうか。
フェーズ1からフェーズ4まで、里美は何も感じていなかったのか。
四肢の切断によって覚醒せずとも…むしろ覚醒しなかった方が里美の意識はあったのではないだろうか。
……人格の上書きを開始……
「(…わん……わんわん……わんわんわおーん………)」
“人格” と言っても書き換えられるのはヒト科に限ってはいない。
四肢を失った里美をヒトで無くなったと考える日菜は、イヌの人格を選んだのだ。
……洗浄開始……
……パッケージ開始……
……発送準備開始……
「…はぁ…はぁ…… “研修をしていただいた先輩を加工することで得られる快楽について” 少しは理解できたかもっ
♥♥♥」
“ ……ガチャ!”