登場人物
花井ミサキ
新東都統合学校の生徒。
素直で明るい美少女だが、多少天然の気がある。
とある縁からセラフルージュとなり、人々を守るため戦い続けている。
処女。
大河原カイ
建川市に新設された新東都統合学校の生徒。
セラフィーヌの一人、セラフジェイドとして人類を守護する。
真っ直ぐな正義感を持ち、そのための強い決意も秘めている。
しかしそれ故の頑固さ、融通の効かなさが伺える部分もあり、それは彼女にとっての強みでもあり、弱みでもある。
経験人数:二人(初体験:タコ怪人)
本編
建川駅――。
かつて都西部の主要駅だったここの南地区には、歓楽街があった。
そのせいか、廃墟となった今でも、そこを縄張りとしていたガラの悪い連中が住み着いている。
そのため一般人はあまり近づかないのだが、都市機能を集約したこともあり、一歩道を違えるとこちらの方に迷い込んでしまうことがある。
大人の男であれば大概は無視されるが、今回迷い込んだのは、新東都統合学校、「統学」に通う女生徒だった。
きょろきょろと不安げにあたりを見渡しながら、ふらふらと歩を進める彼女は、猛獣の檻に迷い込んだ子兎のようだ。
すぐさま、目ざとい男が絡みに行く。日焼けした肌に短く刈った金髪タンクトップ、一見してガラの悪い男だ。
「どうしたんだい? おじょーちゃん♥」
「え、あの……迷ってしまって……」
「そーかいそーかい、でもそっちじゃないよ、こっちだよぉ」
男は少女の腕を取り、ぐいと引き寄せる。
「あっ、あのっ」
「いいからっ!」
男はほとんど崩れかけた廃ビルに引き込もうとしている。親切に案内する気などないことは明白だ。
「い、いやですっ! 助けてぇっ」
「やめろ」
すっと二人の横に、人影が現れた。
それは素早い身のこなしで男の腕を掴み、ひねり上げた。
「うおおっ」
ブレザーを身に着けた少女とは違い、少し古めかしいセーラー服を着込み、しなやかな肢体と黒い長髪が目立つ女性だった。
それは大河原カイ――セラフブライトだ。彼女は定期的にこんなところも見回り、人々んの安全管理に努めていた。
「いてててっ」
男は顔を歪め、悲鳴を上げる。関節をきっちりと極められ、脱出の余地はなさそうだ。
「わ、わかった、わかったからっ!」
「ふん」
カイが力を緩めると、男はバッと腕を振りほどいた。
「さっさと失せろ。……大丈夫だったか?」
カイは男に冷淡に言い放つと、女生徒の肩に手をかけ一転、優しい言葉をかけた。
「は、はい……大丈夫です」
女生徒の体は震えていた。よほど怖かったのだろう。
「ちっ、このクソアマめっ」
ふらふらと離れていった男だったが、腹が立ったのだろう、背中を向けたカイの後頭部めがけて空き缶をなげつける。
「あ、あぶな……」
「ふっ!」
かぁん、かんっ! と軽い音が二回した。
最初は、カイが振り向きざまの蹴りで缶を蹴り飛ばした音。
そして続けての音は……。
「はひぃ……」
その缶が男の額にクリーンヒットした音だった。
「やれやれ……」
気を失い、ドサリと崩れ落ちる男を一瞥し、カイは呆れたように吐息をついた。
残された人間たちで最低限の反撃体制は整えたとはいえ、状況は悪くなるばかりだ。人心は乱れ、諦念が人々に広がりつつある。
(……いざとなれば、あそこへ……)
カイは東の方へ目をやった。
真っ平らになった都市部の向こう、薄ぼんやりと、東京湾にそびえ立つ威容が見えた。
ピラー。
エリミネーターが飛び出してきたそれは、彼らの本拠地と目されている。
夜――カイと少女が邂逅していた場所でエリミネーター出現の報を受け、ルージュが戦闘に入っていた。
ジェイドの導きで、都市の防衛機構と接触したミサキは、管下のセラフィーヌとして動くことになった。
セラフィーヌの使命を受け継いだことは偶然だったが、ミサキにとってそれは悪い気分ではなかった。
他人が傷つくのに堪えられなかった彼女にとって、それを防ぐ力があることは喜びだったのだ。
それがたとえ、自分の痛みと引き換えだったとしても……。
「たああああっ!!」
ルージュは戦闘にも幾分か慣れてきて、戦闘員程度では触れることさえできなくなっていた。
持ち前の運動神経の良さもあり、軽快に一体、二体と戦闘員をなぎ倒していく。
ただし、最後に残った個体は強かった。
見た目は戦闘員だが、強化個体なのか、出力が違う。ルージュの攻撃を跳ね返し、しばしば反撃も当ててきた。
そして――
「やあああっっ!!」
ルージュの拳が、怪人の顔面を捉える。ビキビキ、とマスクにヒビが入り、数瞬の後、戦闘員は爆散した。
都合三十分ほどの、激闘の末の勝利だった。
「はぁ、はあ……」
ルージュはがくんと膝を落とし、座り込んだ。
「だめ、力を使いすぎちゃった……っ」
コスチュームに走る光芒が急速に消え失せていく。もはやセラフィーヌのエネルギーも尽きかけているのだ。
そして、コスチュームから光が消えた瞬間、ルージュの意識は闇へと落ちていった。
「ん…………っ」
どれほどの時間が経っただろうか。
ルージュが目覚めたとき、周囲を三人の男たちが取り囲んでいた。
「な、なに……あなたたちっ」
「なにって、つれないじゃないか。オネーチャンを介抱してあげてたんだよ?」
「そうそう、戦いで傷ついてたからねぇ」
ぞくり、とルージュの背筋が寒くなる。男たちの意図が、その言葉通りでないのは明らかだ。
三人はラフな服装をした、ガラの悪そうな連中だった。
昼間、カイにのされていた手合だろう。
周囲を見渡すと、崩壊した建物の内部のようだった。明かりはわずかに崩れた天井から指す光のみで薄暗い。
こんなところに少女を運び入れて、考えることは一つだ。
「い、いや……触らないでっ」
三人は次々に手を伸ばし、体を弄ってくる。ルージュが拒否しようともお構いなしだ。
「やっ、そこは、いやっ! 誰か、助けてっ!」
彼らがもとからそうであったのか、それはわからない。しかし、理性のたがが外れている人間が増えているのは確かだ。状況に絶望し、やけになって無法を働くのはもはや珍しいことではない。
セラフィーヌの力を以てすれば、体格の良い男たちとはいえ物の数ではないのだが、スーツは負傷の回復に精一杯で、彼らを振りほどく力も出せない。
男の手が乳房を掴み、ルージュの頬はかっと熱くなる。
「いや、なにするんですかっ!」
「いいじゃねえか。助けてやったんだ、約得くらいあってもいいだろお?」
「へへ、そのとーりっ!」
「まさかセラフィーヌ…? が転がってるとはねえ。ゴミ拾いもやってみるもんだぜ!」
「ううーっ」
「わりぃなネーチャン。こっちもご無沙汰で破裂しそうなんだわ」
ぐい、と男の手がルージュの胸元に滑り込む。
そして乳房の付け根の方から、前面に引き出そうとする。
「やっ……」
すると、ぶるんとルージュの乳房がこぼれだした。
「おほーっ♥ でっかいおっぱいだねぇ」
「へへ、兄貴……まずこっちで楽しみましょうぜ」
「そうだな、それじゃ……」
兄貴と呼ばれた男はズボンを下ろし、ペニスを露出する。
「ひっ……」
悲鳴をルージュの谷間にペチンとおろし、そのまま埋めていく。
「き、気持ち悪いっ!」
「見たのは初めてかい? いい反応だねえ」
「やめて……おっぱいの間に入れるなんて……」
「パイズリっていうんだぜ、これができるなんて、いいおっぱいだ!」
「へへ、俺たちのも握ってくれよぉ」
「うう……」
手を取られ、無理やりペニスを握らされる。
掌からジンジンと肉棒のたぎりが伝わってくる。
「うおお……指やわらけえ……触られただけでいきそうっす」
ぬちっ、ぬちっ。
ボス格の男はリズムよく腰を動かして、乳房で自身のペニスを扱き上げる。
「おおっ! すげえ乳圧……っ」
(うう、すごい匂いだよぉ……)
我慢汁の匂いと恥垢の入り混じった匂いが、ルージュの鼻をつく。
悪臭と言っていい匂いだが、自分の谷間から顔を出す亀頭の威容と合わさって、ルージュの被虐心を刺激した。
「ほら、舌だして……」
「い、いやぁ……」
「嫌じゃないだろぉ!」
「うぅ……」
ルージュは嫌々ながら舌を伸ばし、谷間から顔を覗く亀頭に触れる。
ぬち、ぬち、と舌先に嫌な感触があって、ピリピリと痺れるようだ。
(やだ……私、おちんちん舐めてる……ううう……)
男はルージュのうぶな反応に、ますますペニスをたぎらせた。
両手でがっちりと乳房を掴み、肉棒を扱き上げる。
「いやぁぁ……変な匂いするっ……ちゅるっ、れろっ」
「こっちも扱いて、ほらっ」
左右の男に促されるがまま、両手を使ってペニスを擦る。
「はぁ、はぁ、いい……すげえいいよっ」
(ううぅぅ……早く終わって……)
いつか終わる、ということに思い当たって、ルージュはハッとした。
ペニスをしごくのが終わる、その結果くらい、ルージュにもわかる。
「うお、いくっ!」
「やっ……!!」
悲鳴を上げ、顔を背けようとしたが、遅かった。
びゅくるる~~っ!
「あああああああっ!!」
びち、びちっ!
ザーメンの描く白線が交差して、ルージュの顔面を白く染めていく。
「あ、ああ……あ……」
肌を焼く精液の熱さと臭いにルージュはビクビクと痙攣する。
「うひ~、出た出た……気持ち良すぎて死んじまいそうだったぜ」
「兄貴、もったないっすよぉ。こんな上玉に突っ込まずに死ぬなんて」
「全くだぜ」
「いや……助けて……」
ルージュはか細い声で助けを求める。その声に応えるものは、まだいなかった。
小鬼上人
2023-10-07 16:25:14 +0000 UTCkargan
2023-10-05 11:46:52 +0000 UTC