敗北したルージュは、四肢を拘束されて大股開きにさせられていた。
スーツはズタズタに破かれて、豊かな乳房がこぼれ、桜色の先端がツンと宙を指している。そして股間の茂みの下では、誰も受け入れたことのない秘裂が、桃色に小さく輝いていた。
「くぅ、う……離、して……」
このままなされるがままという訳にはいかない。抵抗を試みると、戦闘員たちの手に力が入る。
ぎりぎりと腕を絞られて、小さく悲鳴が漏れる。
「うく、あぁ……! いたっ! んううっ!」
もがいても拘束は解かれない。ダメージもあるが、気力が萎えていることが大きいだろう。今のルージュは戦う意味どころか、生きる意味さえ見失っている気さえする。
「……っ!!」
ルージュは息を呑んだ。
戦闘員の股間装甲がはずれ、そこから巨大な肉棒が姿を現したのだ。
「こ、こんなの……を?」
戦闘員には以前組み敷かれ、凌辱寸前の危機に陥ったことがある。
その時は幸い助けが入ったが、今回こそは無理のようだった。
鈴口が、ルージュの入口を探してさまよい……そして探り当てた。
ず、ぶ……。
膣口を無理やり押し広げられ、ルージュは悲鳴を漏らす。
「あうっ……いった……」
戦闘員に躊躇はない。そのまま腰を押し沈めていく。
ずぐうっ!
「うああああああーーっ!!」
ばりばりと、脳天を突き抜けるような激痛がはしった。
「あぐ……うぅぅ……」
ルージュは唇を引き結び、痛みに耐えている。
つつ、と一筋、赤いものが結合部から陰茎に伝う。
それを見て、胸が締め付けられるような切なさがルージュを苛んだ。
(そうだ、こういうことなんだ……)
ぽろりと涙が溢れる。
純潔は大切な誰かに捧げるものだと、ぼんやりと信じていた。現実はそう甘くはないとわかっていても、明日の幸せを信じることくらい許されても良い。
しかしその憧憬でさえ、無惨にも踏みにじられてしまった。
ミサキの初めての相手は、何処の誰とも知れない雑兵の一人なのだ。
そいつは、興奮極まったように、一心不乱に腰を振っている。
「うああっ! 動かないでっ! 痛いっ!!」
ずぐっ、ずぐっ!
「ひっ、あっ! んっ! ……や、だっ! あああっ!」
痛みに脂汗をかきながら、ルージュは悶絶する。
腟内を暴力的に蹂躙され、快楽も痛みもごちゃまぜとなった体の信号に翻弄されている。
惨めだ。倒すべき敵も、守るべきものも見失い――正義のヒーローだったその肉体は、もはや性欲の捌け口と成り果てている。
ぶちゅんっ! ちゅぶっ!
粘液が撹拌され、淫靡な水音が響き渡る。
リズムよく、激しいピストン。
最初は痛みを強く感じていたルージュも、いつしか快楽を覚え、押し上げられていく。
「うくっ! あう、あっ! んっ! な、なんでっ? だめえっ!」
セラフスーツには肉体を癒し、ダメージを軽減する能力がある。それが裏目に出てしまっている。セックスの快楽だけがフィルタを通り抜け、ルージュの脳髄を痺れさせているのだ。
「いやいやっ! 気持ちよくなんて、なりたくないっ! いやぁあっ!」
「ふしゅるるるっ!」
戦闘員の呼吸が荒い。腰つきがラストスパートでも言うように、加速していく。
「まさかっ! あっ! だめ、出さないでっ! お願い、中は……うううーっ!」
「ふごぉぉぉっ!」
戦闘員が海老反りになって、熱い肉塊をルージュの最奥に叩き込む。
そして、塊が弾けた。
「あーっ!」
どくどくっ! びゅびゅびゅーっ!!
発散する機会がなかったのであろう。精液は一瞬でルージュの小さめの子宮を埋め尽くし、結合部から弾け飛ぶように溢れ出した。
「だめだめっ! イクっ……」
意識が一瞬飛んで、ルージュも目一杯体をそらし、絶頂してしまう。
「んんんんーっ!」
絶叫だけは我慢したが、体はごまかせない。ルージュはびりびりと走る快楽に震えた。
「あう……あぁ……」
白濁まみれになりながら、ルージュは余韻にビクビクと痙攣する。
(わた……し……こんなことで、イッてしまった……)
倒すべきもの、守るべきものも見失い、ルージュの意識は薄らいでいく。
戦闘員たちはそれでも、彼女を犯すことをやめないだろう。たとえ糸の切れた人形のようであっても、溜まりきった肉欲を発散できるのであれば……。
(第6話へ続く)