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天空戦姫セラフィーヌ 第8話 檻の中で 後編

 囚われのジェイドは、延々と続くセラフと怪人たちの淫行を呆然と見つめ続けていた。

「んほぉオぉ♥ 産まれそっ……」

 半ば放心していたジェイドは、その嬌声を聞いてはっと顔を上げた。

「あれは……」

 褐色肌のセラフが、両手でペニスをしごきながら、大きく喘いでいた。



「リオ……」

 同級生だったリオだ。同時期にセラフとなり、ともに戦場を駆けた仲だった。

 放蕩でだらしない性格でジェイド――カイとは正反対だったが、さっぱりとした気性もあって不思議と馬が合った。

 「ほォぐっ……!!♥ お腹、動いてるッ! あたしのっっ……」



 リオの秘裂が、グネグネとうねった。

 そして小さな腕が二本、ぐば、と膣口から飛び出してきた。

「!?」

「あぎひぃぃぃっ! すごい、自分からぁ??♥ つよっ! すごすぎっ……♥」

 その手は、自分から陰唇を引っ掴むと、ぐいと左右に押し広げ、そして……。

 どじゅるるっ!



「んほぉぉぉおぉぉお~♥ 産まれるぅ~~っ!!」

 ドボドボっ! ぶちゅつっっ……。

「出た出たぁ♥ あがちゃんっ!! 出たあああっ!!」

「……!」

 ジェイドは恐怖に顔をひきつらせた。

 リオが産み落としたのは、青い肌をした異形の赤子だった。人との子供でないのは一目瞭然だ。

「何を産んだんだ……怪人の、子供……?」

 ジェイドの言葉は当たっていた。怪人との赤子は驚くべき成長速度で、数週間で怪人、あるいは戦闘員の素体へと成長する。そして人類の敵となるのだ。

 赤ん坊は恐るべきことに、すでに四肢で這いまわり、リオの乳房を探り当て、その先端へ吸い付いた。



「ぐちゅっ、じゅるるるるっ!!」

「ぐひひ……あたしの赤ちゃん……おっぱいほしいんだねーっ♥」

 恍惚の表情で赤ん坊にミルクを与えるリオ。狂気に満ちたその振る舞いは、しかしその閉鎖空間の中では珍しいことではないのだろう。

「あう、あぁ……」

 ジェイドは震えが止まらない。その光景は、歴戦の彼女でさえ恐怖に怯えさせるに充分だ。

 そのとき、

「っ!」

 ジェイドは弾かれたように、窓から後ずさった。

(リオ……)

 ちらりと彼女がこちらを見た気がしたのだ。

 気のせいかもしれなかったが、その瞳には理性の光が宿っていたようにも見えた。

(正気なのか……? いや、錯覚なのか……)

 すでにリオは次の子を孕むべく励んでいる。その表情は倒錯に乱れ、正気かどうかなど判別がつかないし、彼女の場合、もともとの気質から、という部分があった。

 昔、リオが体育倉庫で男数人を連れ込んで乱痴気騒ぎをしていると聞いて、ジェイドは激怒して竹刀片手に殴り込んだものだったが……つまりはそういう女なのだ。

(楽しんでくれたかな)

「ッ……誰だ!」

 突然、部屋に響く声。無機質で機械音声のようだが、そこはかとなく怪人たちには乏しい知性を感じさせる。

(わたしはお前たちがエリミネーターと呼ぶものだ)

「呼ぶもの……不明瞭な言い方はやめろ。貴様が親玉なのか?」

(そうでもあるし、そうでもないかもしれない)

「煮えきらない返答だな……楽しんでくれたかだと? これを? 悪趣味にもほどがある。上品ぶっていても、晒したのがこれでは貴様の素性も知れたものだな!」

(わたしはただの仕組みだ。この光景は、お前たちの本能が引き起こしたものだ)

「本能……? これを生み出したのは、私たちだとでも言うのか? この光景を!」

 ジェイドは怒りのまま、強化ガラスを拳で叩く。

(そうだ。わたしはそれをただ見つめるのみ)

「一体何が目的なんだ。人類の滅亡か」

(それは、お前たち次第だ)

 ぷつん、と音声は途切れた。

「おいっ! ……なんなんだ、今のは……」

 そして、再び扉が開く。

 のしり、と入ってきたのは、巨大な怪人だった。

 3メートル近くはあろうかという巨躯で、人間ベースの怪人たちとは一線を画す。

「な、貴様はっ……」

 しかし、ジェイドはその怪人の”ディティール”に見覚えがあった。自分を犯したドラゴン型と犬型の怪人だ。その二体が一体に融合したような風体で、その両方の頭部が、首から双頭となって生えている。

「ふしゅるるるぅぅぅ!」

 そして股間からは、二本のペニスが天を衝くがごとくいきり立っていた。

「あ、あぁぁ……」

 ジェイドは怯えた。その二本に責めたてられ、失神するまで犯されたのだ。

「グフフフ……喜べ、お前の処遇が決まったぞ……」

 二重の声。それがジェイドに死刑宣告に等しい言葉をもたらす。

「なんだと……」

「さらなる強化手術を受け、俺たちは最強になった、だが、その副作用として……」

 二つのペニスが激しく鳴動している。我慢汁がビュルビュルと迸って静まらない。

「このペニスの鞘となってもらうぜ……あれだけ犯されて未だピンピンしているお前にはぴったりだろぉ?」

「くそっ……うぅぅっ!」

 ジェイドは歯噛みした。その運命から逃れるすべは、もはや無いように思われた……。

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Comments

妊娠出産がとても良いです。

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