見習い魔法使い、フラン。
彼女は師の指示で、森へ薬草採りにでかけていた。
その薬草の群生地には、不思議な泉がある。その泉には不思議な魔力が宿っているようで、周辺には有用な薬草が群生している。
フランはその周囲でせっせと薬草をかき集め、十分な量を摂ると、小走りで来た道を駆けていく。
こんなにたくさん採れて、師は喜んでくれるだろうか。そんな事を考えていたからだろうか。足元にあるものに、フランは気づかなかった。
ぷつん、と一瞬意識が途切れる。
そして目が覚めると、フランは草むらに横たわっていた。
「ん……」
薄ぼんやりとした視界に、カゴから放り出された薬草たちが目に入る。
(いけない、拾わなきゃ……)
ずりずりと地を這いずって手を伸ばすが、全く届かない。
まだ夢現なのか――と思考をめぐらすが、
(ち、違う! 私が――)
小さくなっている。腕だけでなく、身体も、全部だ。
「な、なにこれ……!?」
そして小さくなったのは身体だけではないらしい。声も年相応、おそらくは一回りくらい昔の自分になっていた。
「いったいどうなってるの? …… ここはどこなんだろう? お母さーんっ!」
あわれ、フランは記憶さえ当時まで後退してしまった。
そうなる前のフランであれば理解していただろうが、彼女は魔物が罠として仕掛けた、若年化のサークルを踏んでしまったのだ。
がさり、と草むらの揺れる音がして、フランは振り返った。
そこには、巨大なキノコのような魔物がいた。
「い、や……ああああっ! き、きのこさん……?」
フランにとっては、眼前の視界を覆い尽くしてしまうほどの巨体だ。悲鳴を上げ、すとんと腰を抜かしてしまう。
このキノコのような魔物は魔力の豊富な場所に住み着き、そこに訪れる様々な動物に種を植え付け、繁殖する。
キノコ姿は擬態のためであり、種族的にはローパーのような魔物に近いと言われている。
魔物は動かないフランにずりずりと近づく。
その体表には、いくつものイボイボが浮き出ており、その中央からは粘液が染みだしているのが見えた。
「や、やだ……こないで」
しかし魔物は止まらない。キノコの傘の下から触手のようなものを何本も伸ばし、フランの身体を絡め取った。
「いやああっ!」
そのまま宙に持ち上げられる。魔物の身体から分泌された体液がぴっと飛んで、フランの身体に染みを作った。
「きゃぁぁああ! おろして、怖いよぉ!」
悲鳴を上げ、ジタバタともがくが、彼女の力ではどうすることもできない。
そこに、一本だけでなく無数の触手が伸びてきた。
しゅるしゅるっ!
フランの手足を絡めとり、大の字に拘束する。手の先から足の裏まで全て絡め取られ、完全に無防備にされてしまう。
そして一本の触手が、フランの胸元へと伸びてきた。
「な、なに……やめてよぉ」
ローブの中へずるりと触手が潜りこみ、その内側を舐め取るように這いずり回る。
「んああ……っ、気持ち、悪いっ、なにするの……!?」
フランの混乱した思考など全く関知せず、触手はフランのきめ細やかな肌に粘液を擦り付ける。
「な……、なんか身体が熱いよ……」
異変に気づいたが、すでに手遅れだった。触手はその粘液に媚薬成分を含み、それを擦り付けることで生殖対象への種付けを容易にする。
そして、今度はひときわ太い触手が動き始めた。大人の腕ほどもあるそれが、フランのローブの中へと侵入する。
「あぁん……や、だめ、きのこさ……っ、え、そこに、入るの……っ」
フランの疑問に答えるように、触手が彼女の蜜壺の中へと侵入を開始した。
ぎちちっ、ぬぷ、ずぽっっ!!
「いやっ! やめてっ……! あ、ぐぅうぅうううっ!?」
処女膜を強引に突き破り、ごりごりと膣壁を削りながら触手は最奥まで到達する。
「ほぐ、おぉぉ……」
痛みか快楽か、自分を襲っている感覚がなんなのかさえわからず、ただフランは口をぱくぱくさせて身悶えた。
その口の中へ、膣への挿入を先乗りされた触手が潜り込む。
「んむぅぅっ!? んむっ!!」
上と下、両方の触手はゆっくりとした動きでピストンを開始する。
ぬぢゅ、ぐちゅっ……。
「んは……ん、ぁあっ!? おむっ!」
水音とともに触手が蠕動する。それに合わせてフランの身体がびくんと震える。
「あふぅっ! ぷはっ、やめ、てぇっ! やめてむぐぐうううぅぅっ」
しかし触手の動きは止まらず、むしろ激しさを増していく。
ぐちゅ、ぐっちゅ、ぐっちゅ!
「んふぅんっ! んっっ! んあ、だめ……♥」
ずん、と触手がさらに滾る。膣の容量を超え、触手の先端は子宮口をこじ開けようとしていた。
「んちゅ、ん♥ っ!!?? しょ、しょこはっ……」
痛みと快楽がフランを襲う。触手はさらに脈打ちながら穿孔、ついにフランの子宮へと入り込んだ。
「おくぅっ!? んっ、んんっ、んっ♥ すご、奥までぇっ」
ピストンはさらに激しさを増していく。内臓まで撃ち抜かれるかのようだ。
「あ、ぁ! い、くっ……きのこさん、私っ……」
子宮を埋め尽くさんとばかりに触手は膨張する。そして限界まで太くなった瞬間、先端の穴から大量の液体が吐き出された。
どぴゅるるるっ!!
「んんんっ♥ んっ……い、くっ、イク―っ♥♥♥」
小さな体をびくびくと痙攣させ、フランは達した。
子宮の中に液体を流し込まれ続け、腹が妊婦のように膨れ上がっている。
「んぎっ……♥」
フランは全身をがくがくと痙攣させている。
「んふぅ、ん……」
そしてほとんど気絶したフランに、魔物は精を注ぎ続けた……。
「フレアアローっ!」
何処かから飛んできた炎の矢が、キノコを貫いた。
巨体がグラリが傾いて、やがてずしんと地面を揺らして倒れる。
その死骸を横目に倒れたフランに駆け寄るのは、ローブに大きな帽子を目深に被った妙齢の女性だった。
「まったく、手のかかる子ね……」
彼女はフランの師、ベスであった。一向に戻らない弟子を心配してやってきたのだった。
ベスは若年化したフランの様子を見てふうむと首をひねった。
「さて、どうしたものかしらね……」
若年化の魔術は解除が少々面倒だ。
そして、その解決法を考えている彼女を狙うものがあった……。