王国の辺境、その武力によって自治権を保つアマゾネスの里に、ウェアウルフたちの襲撃があった。
「くっ、なぜウェアウルフがこの村にっ!」
里のリーダー、エマはハルバードを振り回しながら、そうこぼした。周囲には数十体ものウェアウルフが、里の戦士たちと交戦している。
(奴らがこんな大挙して押し寄せるなんて――あり得るのかっ!?)
ウェアウルフは、基本的には孤立した存在だ。
人間が狼男に変化する――先天的にせよそうでないにせよ、その特性を持った人間が孤独でないわけがない。大体が自身の秘密をひた隠しにし、月が満ちる夜を避け、ひっそりと暮らしている。そうでなければ、銀の武器に貫かれる未来しかないからだ。
しかし、このウェアウルフたちは徒党を組んでいた。
その上、全員がまるで理性のある様子がない。程度の差こそあれ、彼らは獣人状態でもある程度理性を残しているとされているのにだ。
(――まさか――!!)
エマは思い出した。数日前、ここを訪れた王国の使者を。ヘビのような目を持つ異様な男で、王国に従属しなければ恐ろしいことになると忠告していったあの魔術師を。
ウェアウルフは血筋などではなく、呪いの類という話もある。ウェアウルフたちを産み出し、操ることもできるのかもしれなかった。
ともかく彼女たちに訪れた危機は、やがて集落全体を飲み込んでいった――。
「ぐう、うっ……はな、せっ! 擦り付けるな、そんなものっ!」
エマは一匹のウェアウルフに後ろから抱え上げられていた。
周囲では他のアマゾネスたちが、ウェアウルフに荒々しく抱かれている。この人狼たちは、里を滅ぼしに来たわけではなく――繁殖のために来たように見える。アマゾネスたちに死者は少なく、戦闘力だけ奪われている。
ガフ、ガフと獣臭漂う吐息がエマのうなじをくすぐる。
その股間ではバキバキに起立した獣のペニスが天を突き、エマの中へ潜り込もうと隙を伺っている。
「やめ、ろ……く、ううっ!」
ぐり、ぐりっと入口を弄られ、エマは身を捩る。
ズブウウウウッ!!
「あぐっ、うっ!! ああぁっ!!」
抵抗も虚しく、ウェアウルフの肉槍はエマの秘穴を貫通した。
浅黒い肌にじっとりと汗を浮かべ、エマは腹部の圧迫感に口をパクパクさせてあえぐ。
「あうっ、あっ、あっ!」
ずぷっ、ぶぷっ!!
美しくつややかな黒髪が乱れ、彼女の豊満な胸がウェアウルフの乱暴なピストンにあわせてゆれる。
「く、くそっ……ああっ!! や、やめろぉっ!」
エマは穴を拡張される苦痛と、最奥を抉られる快楽に耐える。
「あぐっ! あっ、ああぁっ!!」
(こ、こんな奴らに……)
エマは屈辱に顔を歪めた。
ウェアウルフはそんなエマの様子を気にもとめず、激しく腰を振る。その度彼女の大きな胸がゆっさゆっさと揺れた。
「うっ、うっ、あっ、ああぁ……!! あっ♥」
エマが絶頂に達しようとしたその時を見計らっていたかのように――ウェアウルフが一際深く、腰を突き入れた。
「あがぁっ!!」
思わず目を見開くエマ。その拍子に彼女の瞳から涙が飛び散る。
そして、ウェアウルフのペニスが大きく膨れ上がったかと思うと、そこから濃厚な精液がエマの膣の中へと注ぎ込まれる。
びゅくるるるっ!! びゅ、びゅーっ!
「あっ! あつっ……熱いぃいっ!!」
エマは歯を食いしばってそれを耐えた。しかし――終わらない。射精の勢いは衰えず、精液がエマの膣を逆流する。
「あっ、あぁっ! うあぁっ!」
(ダメだ……イくっ!!)
胎内を渦巻く精の熱に、エマは押し上げられてしまう。
「あぁぁあああぁぁーーーーっ!!♥♥」
そしてあられもなく声を上げ、絶頂した。
「あっ……あ……」
(こんな奴らに……犯されて、イかされるなんて……)
屈辱と、そしてそれ以上の快感。エマは疲労感に全身をがくがくと震わせている。
膣は一瞬でウェアウルフの精液で膨れ上がり、入りきらなかったものが結合部からどろどろと噴き出してくる。
「あぐ、うっ……」
エマは無惨な自分と敗北感に打ちひしがれ、泣いて身じろぐしかなかった……。
――そしてその様子を、遠くから眺める者があった。
アマゾネスの里に忠告しに来た、あの魔術師だ。この男はウェアウルフに変貌する呪いを自国の死刑囚にかけ、戦力として揃えようとしていた。
しかしその代償として、ウェアウルフは理性のないただの獣と化してしまっており、数を揃えても魔術でコントロールするには限界があった。
「フフフ……幾数代にわたって培われた、彼女らの強靭な肉体――それをウェアウルフたちとかけ合わせる。そして生まれたハーフウェアウルフは、人間の理性も受け継がれているがゆえ、制御の魔術もかけやすい。そして列国が恐れおののく強大な軍団が完成するのだ……フハハハハッ」
狂乱の集落に、男の高笑いがこだまする。しかしすぐに、女たちの嬌声に紛れて聞こえなくなった。