「う……ん……」
彼女はうっすらと意識が戻って来るのを感じ、重たいまぶたをようやく開きかけていた。
セラフィーヌの一人である彼女、セラフリリーは、力こそ主力たるジェイドやライラックに及ばないものの、彼女らに従って堅実な戦果を上げ、もちろん今回の決戦にも参加していた。
そのリリーは空中にて敵の一撃を受け、地面にひどく打ち付けられて昏倒してしまっていた。
体がひどく痛む。セラフスーツの力で致命傷は免れたようだが、頭が揺れたのか意識が混濁し、うまく体が動かない。
「戦わ、ないと……!」
彼女の心にはまだ闘争心が残っていた。薄い視界でもチカチカと遠くで閃光が瞬いているのがわかるが、それは戦いがまだ続いている証だろう。
しかし、なんとかまぶたを持ち上げた彼女の眼の前にあった光景は、そんな闘志を打ち砕くようなものだった。
「ああ、そんなっ♥ 深すぎるっ!♥」
「あんっ、すご、あ、ああっ!!」
「……!?」
目を疑う光景。セラフィーヌたちが横並びにされて、後ろから怪人たちに犯されている。
しかもその面子は、リリーが尊敬していた歴戦のセラフたちだ。ジェイド、ライラック、アンバー……数多の怪人を相手にして一歩も引かなかった勇敢な彼女たちが、怪人に後ろから責められて甘く喘いでいるのだ。
遥か向こうでは巨人が歩を進め、その周りではまだ戦っている仲間たちがいるというのに。
「あ、あぁぁ……」
歴戦であるがゆえ、怪人たちの極太チンポに何度も犯されていた彼女たちは、その法悦を体に刻み込まれてしまっていた。
しかしリリーにはそんなことはわからない。
ただ一つ、正義が悪に屈服し、奉仕しているという現実がそこにあるだけだ。
「あはぁぁ……っ♥ 奥に、ガンガン来ているぞっ♥ お前の、チンポっ♥」
ジェイドの口から、信じられない言葉が漏れる。あれほど強靭で、しなやかな精神を持った彼女がまるで怪人に媚びるようだ。
「ん、ふぅぅ……♥」
その横では、ライラックがじっくりとピストン責めにあっている。
「んぅ……っ♥♥ あっ、あ、はぁっ」
ライラックはうっとりとした表情を浮かべつつ、自ずから腰振りを合わせ、それに応じている。その目は快楽でとろんとしており、完全に屈服しきった雌の顔になっていた。
(そんな……)
リリーは絶望に打ちひしがれる。しかし、彼女の心とは裏腹に、体はその痴態を食い入るように見つめていた。
「あぁ、ああっ!♥」
ばちゅっ♥ ばちゅっ♥
アンバーが後ろから胸を揉まれながら激しく犯されている。いやらしく乳首を勃たせたその肢体は、快楽に溺れきっていた。
「みんな、しっかり……っ」
リリーは思わず叫ぶが、その声はか細く、ジェイドたちの嬌声に容易くかき消された。
そして、三人はリリーを差し置いて絶頂へと上り詰めていく。
「ああ、いく、イクっ……!♥ セラフジェイド、イくぞッ!♥」
「あはぁぁぁっ♥ わたし、もっ! ♥」
「んひぃぃぃっ♥♥」
どびゅるるるっ!! びゅくくっ!!
「「「あぁあああああああああーーーっ!!♥♥」」」
天高く三人のセラフは敗北の絶頂に嘶いた。
そして怪人の精液が三人の中に吐き出されると、彼女たちは法悦に崩れきった顔でそれを受け止めた。
「あぁ……♥ 中に、きてるっ♥ どくどくって……また、イク♥」
「あはぁ……あぁ」
「すご……溶けちゃう……ぅ♥」
その快楽に蕩けきった顔は、リリーの心を折るのに十分だった。
「あ、あぁ……」
立ち上がるための気力が急速に失われていくのを感じる。
未来が今より良き方に向かうことを信じられるのを希望と言うならば――眼の前の光景はまさに絶望だった。
そしてリリーはまぶたを閉じ、現実から目を背けて意識を手放したのだった。