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真鍋ラスの倉庫
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-五十嵐響子-崩れる決壊の瞬間

撮影スタジオの白いライトが、いつもより眩しく感じられた。

衣装に身を包み、鏡の前で微笑もうとしたその瞬間――腹の奥が鋭く絞られるような痛みに襲われた。

「……っ、う、ぅ……だめ……」

五十嵐響子は思わずお腹を両手で押さえ、腰を折り曲げる。

額には細かい汗が浮かび、視界がにじんだ。慣れないスタジオの中、出口もトイレの位置も分からない。そんな焦燥がさらに彼女の痛みを募らせていく。

――グルルルル……ッ

腸が悲鳴をあげる。

――キュルルルルゥ……!

便意が波のように押し寄せ、足元から力が抜けそうになる。

「トイレ……どこ……っ……早く……見つけなきゃ……」

声にならない声を絞り出しながら、響子は壁に手をつき、必死に前へ進もうとする。

スカートの裾が小さく震え、膝はぶつかり合うように擦れ合う。

――ドクン、ドクン……

心臓の鼓動は早鐘のように鳴り響き、冷や汗が首筋を伝う。

「落ち着かなきゃ……私、頑張らなきゃ……でも……痛いよぉ……っ」

普段ならば誰かを気遣い、微笑んでいるはずの彼女が、いまは必死に自分の身体と戦っている。

撮影現場の華やかな空気とは裏腹に、響子の世界は痛みと焦りに覆われていた。

それでも、彼女の足は思うように進まない。

どうにか――どうにかして――間に合わなければ。

スタジオの廊下を必死に走り、壁に片手をつきながら息を荒げる響子。

「あと少し……あと少しで……っ……」

その声は震え、必死に堪えてきたお腹の圧力はもう限界を訴えていた。

――グルルルルル……ッ!

腸内がひっくり返るように鳴り響き、ついに響子はその場にしゃがみ込みそうになる。衣装を汚してしまう恐怖だけが、彼女を必死に立ち上がらせた。

「や……やだ……衣装まで汚したら……プロデューサーさんに顔向けできない……っ」

涙目でそうつぶやきながら、響子は自分でスカートの裾をぎゅっと握りしめ、一気にたくし上げた。鮮やかなステージ衣装のスカートがめくれ上がり、下着がむき出しになる。羞恥で顔は真っ赤になりながらも、これ以上大切な衣装だけは汚せない――その一心だった。

しかし、肛門の奥で堰が決壊する感覚が走る。

――ブチュチュチュチュッ……!

――ビチャァァァァ……ッ!

「ひぁ……あっ……だ、だめぇ……っ……!」

薄い布越しに下痢が一気に噴き出し、下着を染めながら茶色の液体が太ももを伝って流れ落ちる。ニーソの黒い布地は瞬く間に濡れ、熱を帯びた汚泥が滴り落ちて床に広がっていく。

――ドロロロロロロ……ッ!

もう止めることはできない。腹痛と羞恥に震えながら、彼女は壁に額を預けて必死に声を殺す。

「いやぁ……やだよぉ……こんなの……みんなに見られたら……っ……」

床には茶色の海が広がり、靴の周りにまで波紋を作っていく。

響子は涙を浮かべながら、スカートを握る手を離すこともできず、ただ震える脚で立ち尽くしていた。

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