窓から差し込む午後の陽射しに包まれた喫茶店の一角。
制服姿のルビィは、テーブルに置かれた大きなパフェグラスを見つめていた。
グラスには、こんもりと積み重なったチョコミントアイス。鮮やかなミントグリーンに黒いチョコチップが散りばめられ、まるで宝石のようにきらめいている。
「わ、わぁぁ……すごい大きい……! チョコミント、だいすきなんだぁ……♡」

ルビィは両手でスプーンを握り、胸をときめかせながら小さく息を呑む。
カチャ……と金属音が響く。スプーンがガラスに触れた音さえ、期待の鼓動を煽った。
「い、いただきますっ……!」
パクッ、とひと口。舌に触れた瞬間、冷気が口内を突き抜ける。
「ひゃ、ひゃぅっ!? つ、冷たぁ……でも……んぅ……あまぁい……ミントの香りがすごいの……♡」
両目を潤ませながらも頬張るルビィ。
シャリ……シャリ……とチョコチップを噛むたび、ひんやりとした甘さと爽快な清涼感が広がっていく。
「ふぁぁ……幸せぇ……♡」
幸せそうに呟く声はかすかに震えている。
けれどその直後、胸の奥からわずかな違和感が走った。
ぐぅぅぅ……
お腹の奥で小さな音が鳴り、ルビィははっとして視線を落とした。
「……!? ……ル、ルビィのお腹、ちょっと変な音した……?」
両手でお腹を押さえる。アイスの冷たさが腸に染みわたり、甘さの余韻と裏腹に、不安の影が差し込んでいく。
「うぅ……まさか、これ……」
赤く染まった頬。瞳に浮かぶのは期待ではなく、予感。
冷たくて美味しいチョコミント。その幸福な時間が、やがて思わぬ「試練」に変わっていくかもしれない――。
――甘くて冷たいチョコミントを平らげてから、しばらく。
幸せな余韻に浸っていたルビィの表情は、急激に苦悶へと変わっていった。
「う……ぅぅ……っ」
腹の奥から、突き上げるような鈍痛。
次の瞬間には鋭い痛みへと変わり、腸の中を暴れるような音が響く。
――ギュルルルルゥゥ……ッ!
「ひっ……! お、お腹……! だめぇ……!」
ルビィは思わず壁に寄りかかり、両手でお腹を抱え込む。制服のリボンが濡れるほどの汗が額から滴り落ち、呼吸は荒い。
さっきまでの幸福感は消え去り、代わりに冷や汗と恐怖が彼女を支配していく。
――キリキリッ……ズキンッ……!
「っ……あ、痛い……! い、今すぐトイレに……行かなきゃ……っ」
足をもじもじと擦り合わせる。けれど歩き出そうとすれば、また激しい痛みが波のように襲ってきて、膝が震えて前に進めない。
「や、やだ……! ルビィ……がんばルビィって言っても……これ、もう……っ」
涙目で自分を励まそうとする声は、弱々しく震えていた。
不規則に腸がうねる音が腹の底から響き、堪え切れない便意が体を支配していく。
――ゴロゴロゴロッ……ギュルルルル……!

「ひぅっ……! も、もう……は、早く……早くしないと……!」
背筋を冷や汗が伝い落ちる。
トイレに辿り着くまで持ちこたえられるか、それとも――。
甘く幸せなチョコミントの後に訪れたのは、予想もしないほど苛烈な試練だった。
個室のドアを閉めた瞬間、ルビィの表情は限界に達していた。
「も、もう……っ、無理……!」
乱れる呼吸のまま、必死にスカートをたくし上げ、下着を膝まで下ろすと同時に、しゃがみ込む。
和式便器に腰を落としたその瞬間――。
――ビチャァァァッ! ドロロロロロロロッ……!!
「ひぁぁっ……っ! で、出ちゃうぅぅ……っ!」
腸の奥に溜まっていたものが一気に噴き出し、茶色い液体が水面に叩きつけられる。
破裂音と共に便器の中で水飛沫が跳ね、汗まみれの太ももにまで飛び散る。
「うぅ……お、お腹……ごろごろして……止まらないのぉ……っ!」

――ブチュチュチュッ……ビシャアッ! ゴボボボボッ……!!
断続的な下痢の奔流が続き、下腹部は掻き回されるように痛む。
ルビィの顔は真っ赤に染まり、目尻には涙が浮かぶ。羞恥と苦痛とが同時に押し寄せてきて、彼女の心をさらに追い詰めた。
「ひぐっ……やだぁ……っ、こんなの……っ……ルビィ、恥ずかしいのに……!」
――ピチャァァッ……ドロドロ……ジュルルルルッ……!
腸が空になるまで搾り取られるように、泥水のような便が噴き出しては便器に溜まっていく。
汗で濡れた制服の背中が張り付くほどに、体は消耗していく。
「はぁっ……はぁっ……っ……ルビィ……お腹……壊しちゃったぁ……」
小さく震える声とともに、彼女はようやく便意の大波が過ぎ去ったことを知る。
けれど、余韻の中で響く水音が、その惨状を如実に物語っていた。